「勉強会」カテゴリーアーカイブ

2月のプライベートレッスン

あちこちで梅がきれいに咲いていますね。
まさに見頃です。
梅の木って、手入れをしていないとずいぶん大きく育つんですね。
巨大な梅の木を見たことがあります。
それはそれできれいでした。
2月のプライベートレッスンの報告をします(^^♪

テキストの整理
「サルの宮殿」『カナリア王子イタリアのむかしばなし』イタロ•カルヴィーノ 福音館書店

テキストの整理をするときは、どういうふうに整理するかをはじめに決めないと前に進めません。
というのは、もともとのテキストでも聞き手が理解できているのであればそのままでもいいわけです。
聞き手が理解してくれなかった箇所があって、そこを整理したいのか、あるいは、全体を見直すのかなど、漠然と整理したいではなくてきっちり決めなくては指導のしようもないということになります。
受講者さんは、〝元のテキストを残しながら、昔話の語法にのっとって少し手を入れたい〟ということでした。
ということですから、テキストをはじめから見て行くことになりました。
基本としてどんな場合でもいえるのは、〝ストーリーは一本の線で、速いスピードで進む。それに合わない所を探す〟です。
それと、初心者でもすぐできるのは、登場人物の呼び方の統一です。
(話の途中で結婚して娘が妻になるというように例外はよくあります)
そのうえで、わたしが再話の時に迷う点が、今回のテキストの整理でも同じだなと思ったので書いておきます。
昔話の語法で〝情景描写をしない〟というのがあります。
そこで、形容詞や情景描写をスパスパ取ればいいかというとそうではないですね。
取ったらイメージしにくくなるところ、取ってはいけない所はあるわけです。
それを見分けるのが難しいです。
見分けるためには、まず話のメッセージというか姿を的確につかみ取っていなければなりませんから。
はあ~~
この話の本質をつかみ取るのがなかなかできません。
それと、文章をつなげて一つにするのも気を付けないといけません。
今回、ヤンさんの指導で名言をいただきました。
〝文はなるたけ短いほうがよい。短いと間ができる。語るときにその間を上手に使う〟
もちろん、二つの文をひとつにすることはしょっちゅうあります。
でも、短いままにするのか、二つをひとつにするのかは、そうでないといけないという理由を分からないと判断できません。
(どっちでもいいときもあります)
昔話の語法を身につけていて、なおかつ語りの経験が豊富にないとできないということに尽きるんでしょうね(遠い目……)
今回も、たいへん勉強になりました。
楽しかったですよ(^O^)/

語るためのテキスト

ストーリーテリングの勉強会で、気になること。
みんな、語りたい話をコピーして(手書きも含め)それをテキストにして覚えていきますよね。
そのテキストなんだけど、わりに簡単に言葉を変えてもいいと思ってるふしがある。
あ、一部の人ですけどね。

たしかにわたしはわたしが語るためのテキストに手を入れます。
でも、それはわたしのテキストであって、あなたはわたしではない。

勉強会で、どうしても困っている人には、手助けします。
また、自分でも変えられるように力をつけてほしいとも思う。
わたしは、一字一句変えてはいけないとは思っていない。
けど、なんでもかんでも変えるといいとは思わないでほしい。

どうしても困ってからにしましょうよ。

2月の語りクラス

「一月は行く、二月は逃げる、三月は去る」とは昔の人は上手に言ってくれたもので、正しく私にどんぴしゃり!
節分の豆を買っておいて食べ忘れていたことに気がついた今週…
このままバレンタインも見て見ぬふりをして来週に突入してやろうかと目論み中…
そんな中、入門編を受講された2名の方が体験参加されて、年明け最初の語りクラスが開催されました。午前中にお話会で語られてから駆けつけて下さった方もいらして、今年も語り手達が熱心に学びを深めながら、元気に活動する一年になることを確信した会になりました♪

手遊び歌お豆のかぞえうた(兵庫)
手拍子しながら「がってんだ!」の合いの手を入れる手遊び
*『ひとつひろったまめ』でYouTubeで検索すると歌詞がわかる動画が探せます。
*歌のリズムや「がってんだ!」の合いの手入りがわかるサイト等見つけた方はぜひコメント下さいね!

語り
マローンおばさん/『マローンおばさん』/こぐま社
腹を立てた貧乏神/『語りの森昔話集6』/語りの森
馬方やまんば/『日本の昔話5』/福音館
ふしぎなたいこ/『ライオンとやぎ』/こぐま社
命のろうそく/『語りの森昔話集6』/語りの森
だんごころころ/語りの森HPこちら→

ヤンさんの語り
恐いものなしのジョヴァンニン/『イタリア民話集・上』岩波文庫

今回の私の学びより一つ書かせていただくと
お話の中の「言葉」を説明しなければいけない場合について
これ、結構あります。聞き手が小さい子の時には、その生きてきた長さがまだ短いがゆえに経験が少なくて知らない場合、外国のお話でその土地独特の事柄や宗教がからんでいる場合、そして昔話であるがゆえ、今はもう使わない道具や家具などの場合。
あまりに説明が多い場合には、その聞き手達にその話は適していないと判断しなければいけないこともありますが、説明してでも聞いてほしい、伝えていきたい話がある。そこに語り手のそのお話への理解と情熱を感じますし、そういう話には昔話らしい語法がすっきりとはめ込まれているのだろうな、と思わせてもらいました。
あと、日常語で語る場合にはその説明もお話の語りの一部となりやすい、ということも、説明は苦手ですが日常語での語りが大好きな私には嬉しいことでした。その説明も、短くわかりやすくに加えて、聞き手がその情景をイメージできるような例の示し方をすることを心がけること。なるほどなるほど、確かにその通りです。肝に銘じます!

次回は3月10日(火)です。

 

 

1月のプライベートレッスン

毎日寒いですね。
住んでいる地域の今日の天気は、晴れ時々曇りで雷注意報と乾燥注意報が出ています。
雷と乾燥?!
不可解……(・□・;) わたしが無知なだけ(笑)

さて、1月のプライベートレッスンの報告です。
語り「鬼の面、お福の面」『語りの森昔話集6』語りの森
愛媛県の話です。
語りかたのことですが、最後のほうが少し劇的な語りになっていたということで、そのことについての指導がありました。
話がドラマチックな展開になると、気持ちが入って感情がこもった語りになることは誰でも経験すると思います。
でも、語り手が感情を高ぶらせて語ると聞き手は引いてしまうということを覚えておいたほうがいいようです。
つまり、感情表現がうまいと聞き手に思われることは、聞き手がおはなしの世界に入っていることから離脱させてしまうということでしょう。
聞き手が主人公になって聞いていることを常に意識している必要があります。
では、ドラマチックな場面の山や谷をどう表現するかは、〝間〟や、おさえて語ることで出すそうです。
おさえて語ることで子どもたちがぐっと聞き入ってきます。
そして、子どもたちがつぎの言葉を頭に浮かべる、そんな〝間〟をつくるのです。
早めたり、遅くしたり、子どもたちが期待する言葉をここぞという〝間〟で言ったり、語り手はそれらを自在に語れるように準備しなくてはいけません。
それで、練習の時は、速く語る・ゆっくり語る練習をします。
子どもたちが話に集中して次つぎに要求してくるときはそれに合わせていくらでも速く語れるように。
おさえて語る、丁寧にゆっくり語るということが必要なときも、流れずに語れるように。
ほかにも、いろいろな勉強になる話が出たのですが、わたしの文章力ではとてもおいつかず、残念ながら書けません_| ̄|○
プライベートレッスンでは、ときどき勉強会では出ないような、あるいはわたしの文章力では書けないような内容が出てきます。
それが、面白いし勉強になるのですが、お伝え出来ないのが心苦しいです。
なんか、自分だけ得してがめつい感じがして(笑)
ですから、ぜひ、たくさんの人にプライベートレッスンを体験していただきたいと思います。
ではまた来月、お待ちしてます~(^O^)/

おはなし入門講座 第4回

先日すっきりと晴れた日に入門講座が最終日を迎えました。いよいよ皆さん9月からの講座で学ばれ選んで覚えたおはなしを発表会形式で語ります。今回の発表会は4名の受講者さんと、講座主催サークルききみみずきんから2名、そしてヤンさんが2話という構成になりました。

【プログラム】
1. にんじんとごぼうとだいこん
「語りの森昔話集4」語りの森
2. さるとかにのもち争い
「語りの森昔話集4」語りの森
3. ついでにペロリ
「おはなしのろうそく3」東京子ども図書館
4. おならじいさん
「語りの森昔話集4」語りの森

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ききみみずきんサークルメンバー
★おおかみと七ひきの子やぎ
「語るためのグリム昔話集1」小峰書店
★小さな赤いセーター
「おはなしのろうそく8」東京子ども図書館

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ヤンさん
★だめといわれてひっこむな
「おはなしのろうそく5」東京子ども図書館
★なまくらトック
「おはなしのろうそく2」東京子ども図書館

 

【受講者さんの声】
Aさん  覚えられなかったです(と言いながら覚えられていました)。でもお話しするのは好き。習い事教室に来る子どもたちの休憩時間に(本を読みながらでも)肉声でおはなしすると喜んでくれます。子どもが求めている気がします。

Bさん  久しぶりの暗記でした。でも講座で習った通り段落ごとだと覚えられました。絵本ボランティアをしていて、そこで語りに触れる機会があって今回この講座を受講しました。

Cさん  仕事を辞めて15年振りに人前で話す機会だったので足がガクガクするほど緊張しました。家で練習してるのと全く違いました。絵本ボランティアサークルを立ち上げましたが今回受講して語りの方が好きかもしれないと思いました。子どもが絵本の絵を見てるより、子どもの反応を見られる語りの方が好きかも、と感じました。

Dさん  実はずっと以前に覚えたおはなしを6ヶ月かかって思い出し先日語りました。今思えば昔覚えた事があるという事だけで選んだので、そのおはなしへの思い入れがありませんでした。今回の講座で選んだのは、今、好きなおはなし。なので練習も楽しくおもしろかったです。講座で教えてもらった方法で1ヶ月で覚えられました。
ヤンさん「繰り返しのおもしろいけどしんどい所はどうでしたか?」
Dさん「娘の指摘(応援)を受けてがんばりました。」

 

【ヤンさんから】
今日新しい語り手が4名誕生しましたね。
実は京田辺市は語りボランティアから読書推進ボランティアに進んだ町なんです。
絵本は取り組みやすいけれど(絵を見ないで)耳から聞いて楽しむことが子どもの脳にはきっととってもいいと思う。
絵本ボランティアされてる方も二本立てでぜひ「語り」を続けていただけたらと思います。

 

【講座を終えて】
受講者の皆さまお疲れさまでした。4名それぞれのお声に違った柔らかな温もりがあり、おはなしを届けたいという想いや愛が伝わってくるステキな発表会でした。おはなし選びも練習も真摯に向き合われたことがひしひしと感じられました。今は緊張からも解き放たれて軽くなった心で語られてますか?それとも次は何を覚えようかなと新しいテキストを探されていますか??そう、そうやって おはなしのことを考えたり おはなしを聞いたりしてどんどん『おはなし』に触れる機会が増える、、、そんなお仲間が増えるととてもうれしいなぁと思います。これからも皆さまとおはなしのご縁が続きますように。