「勉強会」カテゴリーアーカイブ

7月度初級クラス☀

猛暑日が続いており、熱中症に注意が必要ですね。熱中症にかかった方の4割は室内でなっているそうです。外に居なくても、こまめな水分補給を忘れないようにしましょう。そして熱いと言えば、、、サッカーW杯!いよいよ残り1試合、決勝戦だけとなりました。中1になった長男とは反抗期もあってか、あまり会話をしなくなりましたが、サッカーの話題のときだけは盛り上がります(苦笑)

さて、初級クラスの報告をさせて頂きます。

①「ネコの家に行った女の子」 『子どもに語るイタリアの昔話』/こぐま社

「、」や「、」がないところでも、きって語ってしまった部分がありました。句読点は目で読むためのもので、語る場合はなくして語りしましょう。きったほうが、丁寧に分かりやすく語っていると思いがちですが、棒読みになりやすく、聞き手にとってはイメージが途切れてしまいます。

余談ですが、このおはなしは初級クラスで人気No.1♪ 今までに4人の方が発表されました(^^)

②「鬼とあんころもち」 『子どもに贈る昔ばなし14 鬼とあんころもち』/小澤昔ばなし研究所

「覚え方」の話題が出ました。覚えるときの基本は段落わけをし、1段落ごとで覚えるといいのですが、単なる段落わけでなく、意味ごとでわけましょう。あまりに細かく段落をわけてしまうと、短すぎてイメージができないからです。

③「犬と猫とうろこ玉」 『おはなしのろうそく15』/東京こども図書館

「〇〇だったと」と独特の語り口調のテキストです。ストーリーの展開には重要でありませんが、1文字抜けるだけでリズムが崩れ、次の場面のイメージはできているのに、言葉が出てこなくなる場合があります。再話者があえてこの口調を使っているので、口にしっかりなじむまで練習に練習を重ねましょう。

④「むかで」 『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』/村上郁再話

2分と短いおはなしですが、おはなしのイメージが弱かった、とヤンさんからのコメントでした。なぜ、弱いのか?それは、ジミーさんの言葉をかりるなら、「3Dで立体的に、音やにおいなど細かな部分までイメージできていないから」。語りながら、「字(あのページのあの段落)」が浮かんではいけません。この語り手さんだけでなく、字が浮かんでくると言われた方が沢山いました。

⑤「きもだめしのはなし」 『語りの森HP 日本の昔話』/村上郁再話

⑥「こびとのおくりもの」 『語りの森昔話集1 おんちょろちょろ』/村上郁再話

外国版、「こぶ取りじい」ですが、「曜日」の歌が出てきます。みなさん、歌がある場合はどのようにされていますか?HPのステップアップを参照して頂くと、「お話の中の歌」でヤンさんが説明されています。

1、歌わず、語る。(ただし、歌っているというイメージをしっかりと)

2、(楽譜や他の方が歌われていたメロディーを参考にして)歌う。

3、自分なりのメロディーをつけて歌う。

この語り手さんはヤンさんのを参考にし、聞き手も思わず歌いたくなるような楽しい美声で、ストーリーになじんで歌われていました。

☆ヤンさんによる語り 「めんどりちゃん」 『語りの森HP』/村上郁再話

最後にUさんが下記紹介をしてくれました。心理学の観点から昔話や神話について説明されます。

「100分de名著 河合隼雄スペシャル」   第3回「昔話と神話の深層」

◎放送時間 2018年7月16日(月) 午後10時25分~10時50分/Eテレ

◎再放送 2018年7月18日(水) ①午後5時30分~5時55分/Eテレ ②午後0時~0時25分/Eテレ

さて、来月の初級クラスはお休みです。

エントリーされた方~、時間があると思ってぎりぎりに覚えるのではなく、余裕をもって9月に発表できるようにしましょうね。(私も自分に言い聞かせています 笑)

児童文学を読む会📚 第4章昔話

連日、大雨による被害の報道が続いています。
みなさまのお住いのところは大丈夫だったでしょうか?
先週、6日に2回目の児童文学を読む会がありました。
この日は、和歌山方面をのぞく関西のJR全線が不通でした。
そのため参加できないかたもおられ、残念でした。

4章の最初に紹介されているアニス・ダフの『つばさの贈り物』は、読みやすく、おもしろいのでお勧めの本だそうです。

さて、4章の本文に入って読み進めていくと、聞いているうちにわたしは完全に語り手として読んでいました。
いままで参加した勉強会で教えてもらったこと、昔話とは何か、昔話の語法、語るための方法論などなどが、本章を読むヤンさんの声といっしょにあちこちから出てきました。
昔話は子どもだけのものではなく、大人も子どもも両方が楽しんできたから口承で伝え続けられてきたわけです。
昔話の世界にはいって、ふしぎなこと、およそ想像もできないような出来事、空想の世界でしかないことを体験することができるからです。
本章で、昔話について、質やおもしろさの記述を読みながら、語り手としてそれをどれくらい伝えられているのかなと考えていました。

「いばら姫」、「3匹のやぎのがらがらどん」、「長靴をはいたネコ」を取り上げて、その国の〝らしさ〟が現れているというのは、今まで昔話を〝ヨーロッパ〟せめて、〝南欧・北欧〟くらいにしか分けていなかった自分としては、ピンとこないというか、その違いがさっぱり分かりませんでした。
これには、正直ガックリ_| ̄|○(笑)きました。

そして怖い話を「ミスターフォックス」を例に出して説明してあります。
子どもは、怖い話を聞くことによって、自分の中にある怖さに区切りをつけ、また怖さを共有することによって不安を和らげるそうです。
わたしは、怖さというものは個人差が激しいと思うので、おはなしをするときは一番こわがりの子どもさんを基準にしようと思っています。
だから、覚えてもほとんどできないので覚えてません。
でも、この日学んだことで、怖い話への考えが変わりました。

ノルウェーのグリムともいわれるアスビョルセンとモー(訳注P402)の本について、調べたので報告します。
勉強会の中で出た、岩波文庫の『太陽の東月の西』は、佐藤俊彦さんがノルウェー語から直接日本語に訳されているようです。
そしてアスビョルセンとモーの集めた昔話を英語圏に広めたダセント(訳注P397)の英訳本は、今もAm〇zonで買うことができます。
1850年代に英訳された文章がそのまま今も支持されているんですから、すごいですね。
(ちなみに、1冊持っていますので見たい人は言ってね。)

さて、次回は第8章絵本です。
宿題も出ました。
リストにある絵本を読んでくるんです。
こんな楽しい宿題、やったー!✌(‘ω’✌ )三✌(‘ω’)✌三( ✌’ω’)✌
あとは、時間と今読んでしまうと2か月後に忘れているからその辺のちょうどいいゾーンをどこに持ってくるかです(笑)

絵本の読み聞かせ講座📚

昨日、図書館主催の「絵本の読み聞かせ講座」(講師:ヤンさん)の3回目がありました。
第2回目は用事で欠席しました(´;ω;`)ウッ…
だから、図書館員さんに出席のハンコを押してもらうときに、第2回と第3回のレジュメをもらいうれしかったです(*^-^*)
第2回のテーマ
「子どもと絵本を」・子どもにとって絵本とはなにか ・質問に答えて
第3回のテーマ
「絵本のえらびかた」・よい絵本とは ・よい絵本の見つけ方 ・宿題

いつも最初はおはなし会形式でたくさん絵本を読んでもらいます。
今回わたしの心に響きまくったのは『とけいつくりのジョニー』(エドワード・アーディゾーニ作福音館書店)でした。
ジョニーは小さな男の子ですがとても手先が器用。
本を見て大きな柱時計を作ろうとしますが、親にも先生にも反対されます。
「まだ、無理に決まっている」
絵本としては長めのお話です。
でも、結末がとってもいいです。
きっと、読んでもらう子どもたちはジョニーになって釘付けでしょう。
そして、最後は大満足で幸せな気分になれる、とってもいい絵本です。
わたしは、残念ながらジョニーになって絵本を聞いていることはできませんでした。
親の心になって、ひたすら小さかった時の娘たちに「ごめんよ~、ごめんよ~」と、心の中で謝っておりました。
絵本の勉強をするということは、わたしにとっては同時に謝罪と贖罪でございます<(_ _)>
絵本を読んでもらうことは、雑念と穢れにまみれたわたし自身の浄化(笑)
ほかにもたくさん心に響くいい絵本をたくさん読んでもらいました。

そのあとはお勉強です。
よい絵本を見る目を養うこと!
そのための、ポイントを教えてもらいました。
宿題も出ました。
というのは、第4回と第5回は実習ですから、各自が1冊絵本を選んで持ってくる必要があるのです!
講座で教えてもらったポイントをクリアした渾身の一冊を次回のために選びます!!

6月の中級クラス🐠

19日は中級講座でした。

お題
「黄色いリボン」『ホラーセレクション語られると怖い話』赤木かん子編/ポプラ社
「ろばの数」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
「矢のくさり」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
「やまんばと桶屋」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
「水さがし」『読んであげたいおはなし 松谷みよ子の民話上』筑摩書房
「たにしとたぬき」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話

さすが中級、みなさん、安心して聞けます。でも、それぞれに冒険もしている。それがとってもいいなあと思います。

「黄色いリボン」は、こわい話なんだけど、語った人の声質や個性のおかげで、陰湿にはならなかった。
あのね、子どもは恐い話が好き(きっと大人もー笑)だけどね、ひとりで本で読んだりひとりでビデオで見たりする怖さって、心の奥深くにぐさっ、じわって入りこむような気がするの。でも、よく知ってるおばちゃんが子どもの「恐い話して!」にお応えして「しゃあないなあ」といいながらかたったら、もちろん怖いんだけど、ぎゃあ!って共感することで心は傷つかないとおもうのね。だから、恐い話、語ればいいと思うよ。
それにこの話は愛の話だものね~

「ろばの数」は、笑い話。主人公がろばを数える所が三回あるんだけど、ぜんぶ同じ調子なので、「なんで?」ってきいたら、この男の人はそういう人なんだって(笑)
あ、そうか、だからろばの頭なんだ~!
それなら、もっととぼけたほうが、そのことがはっきりするし、おかみさんをもっとチャキチャキさせたら対比になっていいなと思った。
でもまあこれも愛の話ね。

「矢のくさり」は、本格昔話。アメリカインディアンのはなしで宗教観や自然観や風俗が独特だし、出てくるアイテムがなじみが薄い。語るのに難しい話です。こんなはなしは、自分が深くイメージすること、メッセージを深読みすること。語るときは、きちっとイメージさせること。かな?彼女には合っていると思う。

「やまんばと桶屋」は、一応怖い話。一応、というのは妖怪だからね。でも内容はそんなに怖くない。あ、やっぱり、何もかも悟られるのは怖いかも。桶とタガの説明がいるよね。ただ、短い話なのに、説明が長いと子どもは離れてしまうし、難しいところですね。わざわざ怖がらせないでとっても普通に語ってくださったけど、それでいいと思いました。
あ、そうそう、句読点は、文字を読むためのものだよ。語るときは無視しよう。

「水さがし」も本格昔話。ふつうに語るだけで十分楽しめます。松谷節やけどね。まあそれがダメだとは思わないし(笑)
しっとりした語りで、よかったんだけど、もうちょっと大きめの通る声をだしたほうが、内容が聞き手に良く届きます。個人的には、原話が知りたいと思った。

「たにしとたぬき」は動物話。「にし」「ぬき」って言いにくいかも(笑)。この話は会話で活きる話なんだけど、テンポよく語れてたと思います。お年寄りに語るときと、子どもに語るときとでは、「間」のとり方を変えないといけないから難しいですね。

今回みなさんにおはなししたのは、一度自分の語りを思い切って崩してみませんか?ということでした。長いこと語りをやってると、いつの間にか自分の間とかテンポが、決まってくると思うんですね。それを、ガラッと変えて練習する。試してみる。
そうやってそのお話の姿にぴったりの語りかたを模索するといいと思います。

あ~、おもしろかったあ💙

6月度 初級クラス

今週火曜、初級クラスがありましたので報告します。

語りの発表の前に、、、

毎年ヤンさんは高校に絵本の読み聞かせの授業に行かれていますが、その授業を受けた高校生からの感想を紹介してくれました。

「ページをめくってから一呼吸置き、絵を見せてから文を読む」、「絵を手で隠さない」、「聞きやすい大きな声で」、「子どもは次がどうなるか楽しみなので、読んだ後はさっとめくる」などが大切だと書かれており、読み聞かせの基本的なことばかりです。みなさん現場で確実に実践されていますか?慣れてきて自分の癖が出ていませんか?ヤンさんから「初心忘れるべからず」ということでした。

さて、今回の語りも盛りだくさんです(^^)

①「足おれつばめ」 『子どもに語る日本の昔話3』/こぐま社

・丁寧に語られていましたが、最初から最後まで同じ調子ではなく、メリハリをつけて語るともっといいですね。

意地悪(欲ばり)じいさん(ばあさん)が出てくるおはなしでは、「さて、となりの・・・」と「さて」の前に十分な間を取り、もうおはなしが終わったかと思わせてから語るといいそうです。

②「チモとかしこいおひめさま」 『おはなしのろうそく14』/東京子ども図書館

・姫ー娘、王国ー国、お城ー宮殿、番兵ー兵隊 など、同じ人(もの)なのに、場面によって言い方が違うため、覚えにくかったそうです。どちらかに合わせましょう、とのことです。テキストに手を入れなければいけませんが、初級クラスのみなさんは自分で勝手にするのではなく、ヤンさんに確認してくださいね。

私は語り始めて4年目になりますが、ようやくこの部分が語りにくいので手をいれたいと思うようになりました。それまでは何の疑問もなくテキスト通り、1語1文通り覚えていました。4年もかかりましたが、少しずつ成長していると思いたいです。

③「サイデン、サイデン、小僧、小僧」 『語りの森HP』

・おはなしの中に「一朱銀の精、小判の精、穴開き小判の精」が登場するので、語る前に昔のお金の説明をしたほうがよいそうです。「昔のお金ってどんなのか知ってる?」という風に、決して「このおはなしはお金の精の話だから、説明するね」とは言わないようにしましょう。

④「おおかみと七ひきの子やぎ」 『おはなしのろうそく18』/東京子ども図書館

・この語り手さんは初め『語るためのグリム童話1』/小峰書店のほうのテキストを覚えようとしたそうですが、口に乗らず、ろうそくに変更されました。「人間なんてそんなものですよ」「人間のお母さんが可愛がるように・・・」「お母さんがそれを聞いてどれだけ泣いたか分かるでしょう」など昔話の語法から言えば、不要なものが付け加えられており、聞いている子どもはおはなしの世界から現実の世界に戻されるので省いたほうがよいそうです。

⑤「かめのピクニック」 『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』/語りの森

・「空腹」という言葉が小さい子どもに分かるのかな?と質問がありました。このおはなしは「缶切り」を知っておく必要がありますし、18カ月や1年また1年と年数を理解しなければ面白くありませんので、高学年のおまけとして語るといいそうです。高学年であれば、「空腹」の意味も分かるということでした。

⑥「三匹のくま」 『語りの森HP』

・これはジェニィです。くまは大げさに演じましょう、とのアドバイスでした。そう思っていたのですが、大人を前にして思いきれませんでした・・・(笑)

最後の「それからおばあさんはどうなったでしょう」の場面で、子ども達が「〇〇」と反応があればその言葉通りに語ってあげればいいそうです。テキストにある「森ににげる」「おまわりさんにつかまって牢屋にぶちこまれる」という答えがかえってこなければ、最後にそれを付け足して語りましょう、とのことでした。

☆ヤンさんによる語り   「なまくらトック」 『おはなしのろうそく3』/東京子ども図書館

今月に語る予定で、戻したいので練習させてと言われました。一度覚えたおはなしを戻すときの手順は、先にテキストを見ず一度語る。語ってから抜けていた部分をテキストを見て確認する。おはなしを戻すときは始めにテキストを見ないようにしましょう。

今回のクラスは場所を間違え、会議室でなく集会室であり、いつもと違う場所だと緊張するという声がありました。しかも集会室は総会のある場所・・・語り手は場所が違うだけで緊張しますよね。聞き手もそうかもしれません。いつもの場所のいつものおばちゃんの声のおはなしが心地よいのかな。以後間違えなよう気を付けます!