「勉強会」カテゴリーアーカイブ

7月 研究クラス

地震、大雨、台風と自然の猛威に圧倒されていますが、みなさまご無事でしょうか?
各地に甚大な被害が出ています。心よりお見舞い申し上げます。

さて、7月13日の研究クラスの報告をします。(またもや遅くなりました…)

<レポート付き語り>
ホレばあさん
みなさんよく知ってる「ホレばあさん」をとりあげて下さいました。
ATU480「親切な少女と不親切な少女」で、典型的な昔話、「親切で働き者の娘は幸せになり、不親切で怠け者の娘は罰を受ける」おはなし。類話も山ほどあります。それを20話以上取り寄せ、類話比較表にまとめて下さいました!これはもうひと財産です!ありがたや~
それからテキスト比較。
初版以前『エーレンベルク稿』「マーモット」ヤコブ・グリム、ヴィルヘルム・グリム/採話
始めは書物だったんですね~!私が以前レポートした「みつばちの女王」も読み物から採られ、グリム兄弟によって再話されたものでしたが、ヤンさんによると結構そういったおはなしも多いそう。ヤンさん、どのくらいあるんでしたっけ?すみません、記憶が・・・
「みつばちの女王」は読み物だった時にはやたら長くて今の3倍くらいの長さで、主人公も王さま?3人の王子?という感じのおはなしでしたが、グリムの再話によってすごくあっさり、短く分かりやすく生まれ変わっています。
ところが!この「あっさりすぎて物足りないじゃないの?」と感じてしまうくらいのおはなし、子どもに語ると、めちゃくちゃよく聞いてくれるんです!私は3年生に語っているのですが「よかったなぁ!」「あ~おもしろかった!」と子どもたちは大変満足してくれます。語るたびにグリムさんの再話の力をひしひしと感じてしまいます。
初版『初版グリム童話集1』吉原高志・吉原素子/訳、白水社
二版『完訳グリム童話子どもと家庭のメルヒェン集1』小澤俊夫/訳、ぎょうせい
二版(+七版)『語るためのグリム童話2』小澤俊夫/訳、小峰書店
二版『子どもに語るグリムの昔話1』こぐま社
七版『グリム童話全集1』高橋健二/訳、小学館
二版と七版はほとんど変わらなかったそうです。
これだけたくさんの資料を読み込みまとめて下さったので、いろいろなことが見えてきて、大変勉強になり、面白かったです!お疲れ様でございました!

<語り>
七羽のからす
こちらも皆さまごぞんじのおはなし。実は前回の研究クラスでレポートして下さったものです。前回、ヤンさんからいろいろとアドバイス頂いて、今回語りでエントリーして下さいました。
前回は、ほれ、あれですよ、
聞き手の子どもが語りを聞いて、語りの中で体験することが大事
と、最も大切で、最も基本的な事を、ヤンさんに言葉でずばっと言っていただき、
じんじん、びりびり、びびびびびーーーと雷に打たれてしまった、あの回ですよ。(私だけですか?・・・)

ふうふうふうふう・・・

研究クラスの報告を書くのに、今回の資料を読み返し、前回の資料を読み返し、いろいろ思い出し、再び雷に打たれ、やっぱり復習って大事なのね。そうよ、学校の先生も言ってたじゃないか。勉強は予習復習が大事だって。暑くたってがんばるのよ。だって、いろいろ勉強して、いろいろ分かった上で、子どものとこに語りに行った方が、ぜったいいいもんね。ぜったい楽しいもんね。
「みつばちの女王」も「さるの海岸見物」もめちゃくちゃよかったです!
ヤンさん、ほんとにありがとうございます!!

あれ、文章が変ですね。おゆるしを~~
(直さんのか~い!!(ー_ー)!!)

かぶ

第8回昔話の語法勉強会👸

先週の金曜日、第8回昔話の語法勉強会がありました。
今回昔話の語法をさぐるおはなしは「かえるの王さま」です!
キターーーーーー\(゜ロ\)(/ロ゜)/
っていうか、まだ来ていなかったのが不思議です。
何でいままでリクエストしなかったのか、大好きな話なのに…_| ̄|○

わたしはこの話を語っていますからおはなしは頭に入っているんです。
覚えている話だと、語法勉強会がより頭にすっと入ってきますね。
次々と、すっと入ってきてよかったです。
ただ、語法は定期的に勉強をしないと忘れますね。(あかんやん)
去年は昔話の語法講読会がありましたし、集中して勉強したんですがそれが終わると、あとは自分の頭に定着した部分だけで臨むことになりますから、やっぱり全部が全部は語法を覚えていませんでした(´;ω;`)ウッ…
この日は、語法について初めてのかたもおられたのでヤンさんは初歩から丁寧に進めてくださったのに…です。

テキスト(『子どもに語るグリムの昔話2』こぐま社)の最後に、エーレンベルク稿を付けてくださっていたので、7版(今回のテキスト)と比較できたのもよかったです。
7版はかなり長くなっているので、グリムさんが再話された軌跡がわかります。
ちなみにわたしが覚えているテキスト(『語るためのグリム童話1』小峰書店)は2版を主にしてありますので3つの比較もできます。
再話をするということのお手本みたいなものですね。
勉強することってホントにたくさんありますね。
わたし:「時間が無いがな」
天の声:「そんなん、みんな無いがな」
おっしゃる通り<(_ _)>
今後も精進します<(_ _)>

絵本の読み聞かせ講座📖 実習編

講座の第4回と5回の報告をします。
この2回は実習です。
4回目は、地域のボランティアとか、仕事の一環としてとか、大勢の子どもたちの前で読み聞かせをする、これからしたいと思っている人の実習でした。
まず、ヤンさんから絵本の持ち方、タイトルや作者の読み方、めくるタイミングなどなどのおはなしがあり、「じゃあ、読みたい人手を挙げてください~」の運びとなります。
第3回の終わりに、各々が1冊絵本を選んでくることになっていましたから、全員用意しているんです。
だからみなさん、次々に手を挙げられて、時間いっぱいたくさんの絵本が読まれました。
第5回は、自分の子どもや孫に絵本を読んであげたい人の実習でした。
こちらも次々と手が挙がりました。
一冊絵本が読み終えられると、ヤンさんが読み方のアドバイスや絵本についてのプラスアルファの知識を教えてくれます。
わたしは近眼なので、常に一番前の真ん中に座ります。
そこから絵本を読んでもらうとほんとに絵がよく見えて素晴らしさが分かります。
そしてその絵本について教えてもらうこの至福の時間(*`艸´)ウシシシ
2回の実習でたくさんの絵本を読んでもらったのはほんとに楽しい経験でした。
絵本を人に読んでもらうことは、ボランティア同士の勉強会とか選書ではありますが、練習とはいえ、ほんとに読んでもらっているというのはほぼありません。
わたしが子供のころは幼年雑誌かキン〇ーブックしかなかったですから、1ヵ月のうちに暗記してたそうです。
それほど、種類がなかったんです。
ですからいま、絵本の読み聞かせ講座に参加して絵本を読んでもらえるのはラッキーだと思います。
ほんとに楽しかったです。
ところで、わたしはボランティアとして絵本を読む者ですから、お勉強しなくてはなりません。
忘れていたわけではありません。
手を挙げて読ませてもらいました。
ヤンさんのコメントは、優しい口調で「練習しましたか? かまないように」でした。
申し訳ございません。
初歩の初歩でした_| ̄|○
では、オチがついたところで終わりとさせていただきます。
来年の講座も参加するぞ~~!

7月度初級クラス☀

猛暑日が続いており、熱中症に注意が必要ですね。熱中症にかかった方の4割は室内でなっているそうです。外に居なくても、こまめな水分補給を忘れないようにしましょう。そして熱いと言えば、、、サッカーW杯!いよいよ残り1試合、決勝戦だけとなりました。中1になった長男とは反抗期もあってか、あまり会話をしなくなりましたが、サッカーの話題のときだけは盛り上がります(苦笑)

さて、初級クラスの報告をさせて頂きます。

①「ネコの家に行った女の子」 『子どもに語るイタリアの昔話』/こぐま社

「、」や「、」がないところでも、きって語ってしまった部分がありました。句読点は目で読むためのもので、語る場合はなくして語りしましょう。きったほうが、丁寧に分かりやすく語っていると思いがちですが、棒読みになりやすく、聞き手にとってはイメージが途切れてしまいます。

余談ですが、このおはなしは初級クラスで人気No.1♪ 今までに4人の方が発表されました(^^)

②「鬼とあんころもち」 『子どもに贈る昔ばなし14 鬼とあんころもち』/小澤昔ばなし研究所

「覚え方」の話題が出ました。覚えるときの基本は段落わけをし、1段落ごとで覚えるといいのですが、単なる段落わけでなく、意味ごとでわけましょう。あまりに細かく段落をわけてしまうと、短すぎてイメージができないからです。

③「犬と猫とうろこ玉」 『おはなしのろうそく15』/東京こども図書館

「〇〇だったと」と独特の語り口調のテキストです。ストーリーの展開には重要でありませんが、1文字抜けるだけでリズムが崩れ、次の場面のイメージはできているのに、言葉が出てこなくなる場合があります。再話者があえてこの口調を使っているので、口にしっかりなじむまで練習に練習を重ねましょう。

④「むかで」 『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』/村上郁再話

2分と短いおはなしですが、おはなしのイメージが弱かった、とヤンさんからのコメントでした。なぜ、弱いのか?それは、ジミーさんの言葉をかりるなら、「3Dで立体的に、音やにおいなど細かな部分までイメージできていないから」。語りながら、「字(あのページのあの段落)」が浮かんではいけません。この語り手さんだけでなく、字が浮かんでくると言われた方が沢山いました。

⑤「きもだめしのはなし」 『語りの森HP 日本の昔話』/村上郁再話

⑥「こびとのおくりもの」 『語りの森昔話集1 おんちょろちょろ』/村上郁再話

外国版、「こぶ取りじい」ですが、「曜日」の歌が出てきます。みなさん、歌がある場合はどのようにされていますか?HPのステップアップを参照して頂くと、「お話の中の歌」でヤンさんが説明されています。

1、歌わず、語る。(ただし、歌っているというイメージをしっかりと)

2、(楽譜や他の方が歌われていたメロディーを参考にして)歌う。

3、自分なりのメロディーをつけて歌う。

この語り手さんはヤンさんのを参考にし、聞き手も思わず歌いたくなるような楽しい美声で、ストーリーになじんで歌われていました。

☆ヤンさんによる語り 「めんどりちゃん」 『語りの森HP』/村上郁再話

最後にUさんが下記紹介をしてくれました。心理学の観点から昔話や神話について説明されます。

「100分de名著 河合隼雄スペシャル」   第3回「昔話と神話の深層」

◎放送時間 2018年7月16日(月) 午後10時25分~10時50分/Eテレ

◎再放送 2018年7月18日(水) ①午後5時30分~5時55分/Eテレ ②午後0時~0時25分/Eテレ

さて、来月の初級クラスはお休みです。

エントリーされた方~、時間があると思ってぎりぎりに覚えるのではなく、余裕をもって9月に発表できるようにしましょうね。(私も自分に言い聞かせています 笑)

児童文学を読む会📚 第4章昔話

連日、大雨による被害の報道が続いています。
みなさまのお住いのところは大丈夫だったでしょうか?
先週、6日に2回目の児童文学を読む会がありました。
この日は、和歌山方面をのぞく関西のJR全線が不通でした。
そのため参加できないかたもおられ、残念でした。

4章の最初に紹介されているアニス・ダフの『つばさの贈り物』は、読みやすく、おもしろいのでお勧めの本だそうです。

さて、4章の本文に入って読み進めていくと、聞いているうちにわたしは完全に語り手として読んでいました。
いままで参加した勉強会で教えてもらったこと、昔話とは何か、昔話の語法、語るための方法論などなどが、本章を読むヤンさんの声といっしょにあちこちから出てきました。
昔話は子どもだけのものではなく、大人も子どもも両方が楽しんできたから口承で伝え続けられてきたわけです。
昔話の世界にはいって、ふしぎなこと、およそ想像もできないような出来事、空想の世界でしかないことを体験することができるからです。
本章で、昔話について、質やおもしろさの記述を読みながら、語り手としてそれをどれくらい伝えられているのかなと考えていました。

「いばら姫」、「3匹のやぎのがらがらどん」、「長靴をはいたネコ」を取り上げて、その国の〝らしさ〟が現れているというのは、今まで昔話を〝ヨーロッパ〟せめて、〝南欧・北欧〟くらいにしか分けていなかった自分としては、ピンとこないというか、その違いがさっぱり分かりませんでした。
これには、正直ガックリ_| ̄|○(笑)きました。

そして怖い話を「ミスターフォックス」を例に出して説明してあります。
子どもは、怖い話を聞くことによって、自分の中にある怖さに区切りをつけ、また怖さを共有することによって不安を和らげるそうです。
わたしは、怖さというものは個人差が激しいと思うので、おはなしをするときは一番こわがりの子どもさんを基準にしようと思っています。
だから、覚えてもほとんどできないので覚えてません。
でも、この日学んだことで、怖い話への考えが変わりました。

ノルウェーのグリムともいわれるアスビョルセンとモー(訳注P402)の本について、調べたので報告します。
勉強会の中で出た、岩波文庫の『太陽の東月の西』は、佐藤俊彦さんがノルウェー語から直接日本語に訳されているようです。
そしてアスビョルセンとモーの集めた昔話を英語圏に広めたダセント(訳注P397)の英訳本は、今もAm〇zonで買うことができます。
1850年代に英訳された文章がそのまま今も支持されているんですから、すごいですね。
(ちなみに、1冊持っていますので見たい人は言ってね。)

さて、次回は第8章絵本です。
宿題も出ました。
リストにある絵本を読んでくるんです。
こんな楽しい宿題、やったー!✌(‘ω’✌ )三✌(‘ω’)✌三( ✌’ω’)✌
あとは、時間と今読んでしまうと2か月後に忘れているからその辺のちょうどいいゾーンをどこに持ってくるかです(笑)