児童文学を読む会

先週金曜日、児童文学を読む会がありました。
『児童文学論」リリアン・H・スミス 石井桃子他訳 岩波書店
今回は、第10章ファンタジー P307の4行目からこの章の最後まで進みました。

宿題で、今回の個所に出て来るルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』を読んでくることになっていました。
『不思議の国のアリス』は、子どものための本であると同時に大人のための本でもあるということでした。
ルイス・キャロルが知り合いの子どもに語って聞かせていたこの物語を、同席していた大人が面白いから世の中に出そうと考えて出版されることになった経緯からも分かると書いてありました。
子どもは物語の展開に引き付けられ、大人は〝ルイスの才気に満ちた、皮肉な機知に喜ばされる〟と書いてありました。
わたしはと言えば、いろいろな断片や目にするもの(例えば、ディズニーランドのレストランやサブダの仕掛け絵本や、アリスをテーマにしたショップなど数限りなくありますね)当然知っていましたが、本を読んだことはないという残念な人でした。
今回、ちゃんと読んでみましたが、場面の展開について行けず、まるでわけのわからない夢を見ているような感覚を覚えました。
そして、きっとイギリスのこの時代の大人なら当然知っているだろう知識があれば本当に〝才気に満ちた皮肉な機知〟も分かったんでしょうが、まったく分かりませんでした。
ただ、『鏡の国のアリス』のほうが、面白いと思いました。
またしても、子ども時代に読んでいなかったことを悔やむ…
と思ったのですが、参加者の中では「おもしろかったよ」とおっしゃる人のほうが多かったです。
面白くて引き込まれたというかたもおられましたし、これはわたしにはむいていなかったと結論付けた次第です_| ̄|○
昔ばなしならば全くついて行けるのにと、なんか悔しかったです(笑)

この章で他に取り上げられている本は、他に以下のようなものがあります。
『天路歴程』ジョン・バニヤン(『天の都をさして』のタイトルで省略して出版されています。)
『ドン・キホーテ』ミゲル・デ・セルバンテス
『ガリヴァー旅行記』ジョナサン・スウィフト
『夢を追う子』W・H・ハドソン

知っている有名タイトルもありますが、わたしはどれも読んでいません_| ̄|○
でも、次は、大好きな歴史小説の章に突入です。
わたしは昔から、時代劇と時代小説のファン!
もちろん歴史小説も大好きです!!
次の章にでてくる本を読んでみようと思います(^o^)/

ぴったりのおはなし😊

朝夕の涼しさが嬉しいですね。でも、夏にたまった疲れのせいか、
毎朝眠~い…………。なのに昼間は35℃‼ が、しかし、
そんな疲労感をも吹き飛ばすのが土曜日の図書館おはなし会です。
0歳から8歳の子ども10人、大人6人ではじまりました~

 手遊び   「ちいちゃんぱあちゃんじゃんけん」
 おはなし  「六ぴきのうさぎ」  語りの森昔話集1おんちょろちょろ 
                  村上郁再話 語りの森
 おはなし  「ものをいう卵」   語りの森HP
 絵本    「あけるな」 谷川俊太郎さく 安野光雅え ブッキング   
 絵本    「おとどけものです」 ロット・キャンベルさく あすなろ書房
 絵本    「おとどけものです」 ロット・キャンベルさく あすなろ書房
 手遊び   「さよならあんころもち」

この日は初めて来てくれた子が6人もいたのですが、おはなしに夢中でした。
その中で、8歳の女の子は、お姉さんさしく、後ろにいるお母さんの膝の上の
小さな子に(みえてるかな?)という様子で気を使ってくれるのですが、
おはなしに引き込まれてふぅっと前のめりになって、笑った拍子に
また思い出して、後ろを振り返ったりしていた姿が、ほんと可愛かった😊

ヤンさんはときどき「この子たちのためにこの話を」は、もちろんベースに
あるのですが、「この子(だけ)のために(いま)この話を」の思いで
おはなししてる、と思うことがあります。わたし、こういうのだ~い好き!
お部屋の空気がやわらかくなる感じなんです。

「ものをいう卵」は、二人の娘の話ですが、よく知るのは、最後に悪い娘と母親は
罰をを受けるかたちです。ところが「ものをいう卵」の母親は最後、
悪い娘に対してドアをピシャンと閉めてしまうのです。
母親はうちの中をきれいなものでいっぱいにした、いい子の娘を認めたのです!

8歳の女の子に帰るとき、「今日のおはなしぴったりのおはなしだったね」
というと、満面の笑みで「うん!」思わず「たのしかった?」ときくと
さらに笑顔で「うん!」
絵本も、大人も子どもも、楽しんでました!

おはなし入門講座〝おはなしってなあに?〟

今年もおはなし入門講座が始まりました。
毎年どんなかたがたが来てくださるかワクワクしていますが、今年は7人で未入園児は無しです。
小さい子どもさんの相手をする楽しいチャンスがなくて、今年はちょっと寂しいかも…(笑)
でも、参加されたみなさんの自己紹介を聞いていると、落ち着いた中にもめらめらと瞳の奥底に強い意志が感じられるような、そんなピシッとした雰囲気も感じられて、お勉強が楽しくなりそうです。

初回は〝おはなしってなあに?〟ということで、まず最初にヤンさんがみなさんに語ります。
➀「さるの海岸見物」
➁「七羽のからす」
➂「あなのはなし」
初めておはなしを聞かれると想定した、見本のようなラインナップです!
(と、わたしは思ったのですが、まったく違うかも)
➀は、日常語です。そして日本の昔話
➁は、グリム童話、外国の昔話ですね。これはテキストは標準語です。
➂は、ミラン・マラリークの、創作です。
たった3話で、おはなしを勉強するときにざっくり、大きく分類する内容が出そろっております!
でも、3話続けて聞いていて違和感なしです!
あっぱれでございます。
そして、「ああ、おはなしを聞くのは楽しい~」です(*^_^*)

子どもたちにおはなしを語るということは、この「おはなしを聞くって楽しいなあ~」という自分の気持ちが、どんだけ伝わっているかということなのかなあ、と思いながらヤンさんの講義を聞いておりました。
自分が聞くのはもちろん楽しい、だって、好きなんだから。
でも、好きな気持ちを伝えるんじゃなくて、聞いてくれてた子どもたちが「おはなしを聞くって楽しいなあ」と思ってくれるかに自分の気持ちを持って行って、勉強なり練習なりをしないといけないんだろうなあと思いました。
それがヤンさんの言う<子どもとの間に壁がない状態>ということではあるまいか、とか考えておりました。
なめらかに、よどみなく語るように練習するのは、美しく語るためではなくて、聞き手が分かりやすいように、イメージしやすいようになんだと、いまさらながらに肝に銘じたのでありました。
みんなでいっしょに頑張りましょう~~!(^^)!

こういうのも楽しい!

小学校は始まりましたね!さあ、2学期です! 
…………だから、ですね。
先週の土曜日、8月24日の図書館おはなし会の報告です。
夏休み最後の土曜日だったこの日は、子ども4人、大人2人。ん?これだけ?
きっと宿題してるのかな?新学期の準備もしなきゃ、とかいろいろありますよね。
だがしかし、常連さんのみの4人ですから、一筋縄ではいきません。
のっけから「メロンパン」ならぬ、「きなこパン」ではじまりました~

 手遊び  「きなこパン」
 おはなし 「さるの海岸見物」 語りの森昔話集2 ねむりねっこ
                村上郁再話 語りの森
 おはなし 「かしこいモリー」 おはなしのろうそく1 東京子ども図書館
 絵本   「おちゃのじかんにきたとら」 ジュディス・カー作 童話館出版
 絵本   「おにぎりくんがね……」 とよたかずひこ 童心社
 手遊び  「さよならあんころもち」

この日の常連さんは7歳3人、6歳1人。「さるの海岸見物」では、
「~猿は、(おかしいなあ。気のせいかな)と思いました」のところで、
「…………カニや!」なんでわかるん?フナムシかもしれんやん。
でも、そうなんです。たしかにヤンさんの「ふーん」は、かにっぽかった。
そして、みんなの顔がキラキラっとしたところで(もっとおはなし!って顔です)
「かしこいモリ―」! もう4人ノリノリで、「わったれませ~ん!」
ヤンさんのモリーは、ほんとおもしろい!のです。
人数は少なくても、おはなしが大好きな子どもが集まったおはなし会は、
キャンプファイヤーみたいに、場が一つになった感じで、満足感でいっぱい!
終わってヤンさが「(少ないけど)こういうのも楽しいでしょ!」😊
(・∀・)ウン!!

乗鞍高原🏞️

暑さを逃れて高原にやって来た。1500メートルを越えないと涼しくないと、息子が言うので、乗鞍まで来た。
ええとこや~

原生林の径。シラビソの林。

牛留池。
うまくやれば逆さ乗鞍岳が写る。

ここからバスで50分ほど登ると乗鞍岳。

ここはお花畑ね。お花の季節は盛りを過ぎたけど、まだ楽しめた。

白いコウメバチソウと紫のイワギキョウ。

赤いのは、ヨツバシオガマ。

黄色のウサギギク。

白い小さなイワツメグサ。

とはいえ、雨ばかりの旅でした。
最終日にやっと晴れて、ほら、牛留池。青がきれいでしょ。逆さ乗鞍も。

って、どれが乗鞍岳か分かる?