絵本の読み聞かせ講座📚

昨日、図書館主催の「絵本の読み聞かせ講座」(講師:ヤンさん)の3回目がありました。
第2回目は用事で欠席しました(´;ω;`)ウッ…
だから、図書館員さんに出席のハンコを押してもらうときに、第2回と第3回のレジュメをもらいうれしかったです(*^-^*)
第2回のテーマ
「子どもと絵本を」・子どもにとって絵本とはなにか ・質問に答えて
第3回のテーマ
「絵本のえらびかた」・よい絵本とは ・よい絵本の見つけ方 ・宿題

いつも最初はおはなし会形式でたくさん絵本を読んでもらいます。
今回わたしの心に響きまくったのは『とけいつくりのジョニー』(エドワード・アーディゾーニ作福音館書店)でした。
ジョニーは小さな男の子ですがとても手先が器用。
本を見て大きな柱時計を作ろうとしますが、親にも先生にも反対されます。
「まだ、無理に決まっている」
絵本としては長めのお話です。
でも、結末がとってもいいです。
きっと、読んでもらう子どもたちはジョニーになって釘付けでしょう。
そして、最後は大満足で幸せな気分になれる、とってもいい絵本です。
わたしは、残念ながらジョニーになって絵本を聞いていることはできませんでした。
親の心になって、ひたすら小さかった時の娘たちに「ごめんよ~、ごめんよ~」と、心の中で謝っておりました。
絵本の勉強をするということは、わたしにとっては同時に謝罪と贖罪でございます<(_ _)>
絵本を読んでもらうことは、雑念と穢れにまみれたわたし自身の浄化(笑)
ほかにもたくさん心に響くいい絵本をたくさん読んでもらいました。

そのあとはお勉強です。
よい絵本を見る目を養うこと!
そのための、ポイントを教えてもらいました。
宿題も出ました。
というのは、第4回と第5回は実習ですから、各自が1冊絵本を選んで持ってくる必要があるのです!
講座で教えてもらったポイントをクリアした渾身の一冊を次回のために選びます!!

6月の中級クラス🐠

19日は中級講座でした。

お題
「黄色いリボン」『ホラーセレクション語られると怖い話』赤木かん子編/ポプラ社
「ろばの数」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
「矢のくさり」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
「やまんばと桶屋」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
「水さがし」『読んであげたいおはなし 松谷みよ子の民話上』筑摩書房
「たにしとたぬき」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話

さすが中級、みなさん、安心して聞けます。でも、それぞれに冒険もしている。それがとってもいいなあと思います。

「黄色いリボン」は、こわい話なんだけど、語った人の声質や個性のおかげで、陰湿にはならなかった。
あのね、子どもは恐い話が好き(きっと大人もー笑)だけどね、ひとりで本で読んだりひとりでビデオで見たりする怖さって、心の奥深くにぐさっ、じわって入りこむような気がするの。でも、よく知ってるおばちゃんが子どもの「恐い話して!」にお応えして「しゃあないなあ」といいながらかたったら、もちろん怖いんだけど、ぎゃあ!って共感することで心は傷つかないとおもうのね。だから、恐い話、語ればいいと思うよ。
それにこの話は愛の話だものね~

「ろばの数」は、笑い話。主人公がろばを数える所が三回あるんだけど、ぜんぶ同じ調子なので、「なんで?」ってきいたら、この男の人はそういう人なんだって(笑)
あ、そうか、だからろばの頭なんだ~!
それなら、もっととぼけたほうが、そのことがはっきりするし、おかみさんをもっとチャキチャキさせたら対比になっていいなと思った。
でもまあこれも愛の話ね。

「矢のくさり」は、本格昔話。アメリカインディアンのはなしで宗教観や自然観や風俗が独特だし、出てくるアイテムがなじみが薄い。語るのに難しい話です。こんなはなしは、自分が深くイメージすること、メッセージを深読みすること。語るときは、きちっとイメージさせること。かな?彼女には合っていると思う。

「やまんばと桶屋」は、一応怖い話。一応、というのは妖怪だからね。でも内容はそんなに怖くない。あ、やっぱり、何もかも悟られるのは怖いかも。桶とタガの説明がいるよね。ただ、短い話なのに、説明が長いと子どもは離れてしまうし、難しいところですね。わざわざ怖がらせないでとっても普通に語ってくださったけど、それでいいと思いました。
あ、そうそう、句読点は、文字を読むためのものだよ。語るときは無視しよう。

「水さがし」も本格昔話。ふつうに語るだけで十分楽しめます。松谷節やけどね。まあそれがダメだとは思わないし(笑)
しっとりした語りで、よかったんだけど、もうちょっと大きめの通る声をだしたほうが、内容が聞き手に良く届きます。個人的には、原話が知りたいと思った。

「たにしとたぬき」は動物話。「にし」「ぬき」って言いにくいかも(笑)。この話は会話で活きる話なんだけど、テンポよく語れてたと思います。お年寄りに語るときと、子どもに語るときとでは、「間」のとり方を変えないといけないから難しいですね。

今回みなさんにおはなししたのは、一度自分の語りを思い切って崩してみませんか?ということでした。長いこと語りをやってると、いつの間にか自分の間とかテンポが、決まってくると思うんですね。それを、ガラッと変えて練習する。試してみる。
そうやってそのお話の姿にぴったりの語りかたを模索するといいと思います。

あ~、おもしろかったあ💙

お見舞い

今朝、関西で大きな地震がありました。
ここ京都府南部も大きくゆれましたが、お隣の大阪の揺れはひどかったようです。
ババのみなさま、被害状況はいかがですか。断水のところもあるようです。
夜の余震が怖いですね。
熊本のように、余震ではなく本震が来ることも考えなくてはなりません。
くれぐれも注意しましょう。

地震で小学校の朝学習のおはなし会は無くなりましたが、午後からの幼稚園には行ってきました。
お部屋に入ったとたんに、子どもたちが口々に地震の話をし始めました。
ふだんは、おはなしを聞く態勢で待っているのに、こんなことは初めてでした。
揺れたこと、恐かったことを、ムラカミさんに言いたかったんですね。いや、誰にでもいいから言いたかったんだと思います。
で、聞きました。私も言いました。
こんな時は、抑えてはいけないと思いました。
どんどんしゃべってくれました。
(おはなし、いつ始めようかな?)と思いはじめたとき、ひとりの子が、「ろうそくつけよう!」といってくれて、おはなしのろうそくをつけて話しはじめることができました。
子どもはすごい。なんという自治力かと驚きました。自己治癒力といってもいいかもしれない。

お見舞いの電話やメールをくださったかたがた、ありがとうございました。
ガラス戸や引き出しが勝手に開いて、こわかったけれど、幸い実質の被害はありませんでした。
阪神・淡路のときよりは揺れが大きかったです。

梅雨のはれ間に 🌂

ベランダは洗濯物と蒲団の花盛り。
風呂場のカビ取りをして。
涼やかな風に吹かれてぼーっと一日を過ごした。
土の香りと木の香りと くちなしの花の香り。

あしたから7月半ばまで休みのない日々が続く。
内向的な性格のくせに、なぜこんなことをしているのだろうと、ふと可笑しくなる。
ほんと、まったく不可解。

また雨かなあ。
雨の日は、コーヒーをすすりながら、バナナ大福食べながら、ずうっと本を読んでおりたい。

6月のがらがらどん

今年は梅雨らしい梅雨というか、梅雨入り宣言があってから本当に雨が多いですね
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この前の日曜日はがらがらどんがありました。
初めてのかたが来て語ってくださり、楽しいがらがらどんでした。

かえるの王さま 『語るためのグリム童話1』小峰書店
三人のどろぼう 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』 語りの森
矢のくさり 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』 語りの森
雨こんこん 『ちいさいモモちゃん』講談社
年とった栗毛の馬 語りの森ホームページ → こちら
ちょうむすび 『黒いさくらんぼ』 小澤昔ばなし研究所
どろんこ道 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』 語りの森
さるの海岸見物 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』 語りの森
絵本の紹介

バラエティーに富んだおはなしとなりましたね。
並べてみますと、いろんなおはなしというか、多種多様、バラバラ……(笑)
『語りの森昔話集』からのお話が若干多いですね。
語りの後は、初めて来てくださった方がおられたので、簡単な自己紹介をしながらおはなしの感想、語り手は言い訳を言い合ったんですが、初めてのかたもいろいろお話ししてくださいましたので、新鮮な風が吹いたように感じました。
わたしたちのおしゃべりも、おかげでいつも以上に楽しく弾んだように思います。
また来てくださいませ~~
そして、まだ一度も訪れたことがないというかたも、どうぞ勇気を出してきてください。
勉強会というよりも、語りを楽しむ会なので気楽な場所です。
がらがらどんメンバーは、来てくださったかたを取って食ったりしませんし、決してダメ出しなどすることはありません、初めは(笑)
冗談です。
自主性を重んじる気風なので、むしろ「言っといたほうがいいんとちゃう?」という場合でも「まあ、一回やってみたらぁー」と言われます。
何度か、「じゃあ、やってみますぅー」で、やってみてその結果
「Σ( ̄ロ ̄lll)ガーンΣ( ̄ロ ̄lll)ガーンΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン」
となりましたけど、わたしは(笑)
間口は広く、雰囲気は緩い。
ですが緩いだけではなくて、疑問をお持ちの場合は答えてもらえます。
さあ、来たくなりましたね?
お茶を用意して待ってますので、どなたでもドンドンご参加くださいね。