今週のおはなし会 🏃

暑いのやら涼しいのやら分からない気候にもかかわらず、元気な幼稚園児と遊んできました。
ほな、いってみよー

18日(火)
5歳児
ろうそくぱっ
おはなし「ヤギとライオン」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編著/実業之日本社
おはなし「めんどりちゃん」語りの森HP 村上再話
ろうそくぱっ
まだまだ落ち着かないかなあと思って、軽~い話をふたつしました。
あはは。軽かった~
子どもたち「短~い」
子どもたち「また短~い」
さて、10月からはしっかりした話を持っていきましょう。

20日(木)
4歳児
ろうそくぱっ
おはなし「めんどりちゃん」語りの森HP村上再話
おはなし「じいとばあ」村上再話
おはなし「くらいくらい」語りの森HP村上再話
ろうそくぱっ
元気いっぱいのこの学年。
おもしろかった~
「もっと!」っていうのを振り切るようにして「おしまい」にしました。
「くらいくらい」は、語りはじめると、いちばんにやんちゃなA君が先生の所へそそそっと逃げていきました(笑)
ふつうは、間(ま)を取るたびに、どひゃっと笑うんだけど、今日の子どもたちは違った。笑うんじゃなくて、声をそろえて「きゃああああ~!」って叫ぶの。こわくないくせに。
最後、「おばけ~」で終わったら、A君がだきついてきて、「もう一回やって!」だって。
「また今度ね」っていったら、蛍光灯の壁スイッチの所へ走っていって、パチッと消した。
みんながまた「きゃああああ~!」
さて来月も、「くら~い、くら~い」やろね(笑)

9月研究クラス 🌰

暑い暑い夏を乗り越えて、地震と台風を乗り越えて、やっと学びの季節がやって来ました。
残暑のなか、研究クラスの熱い発表がありましたよ~

レポートと語り
「きんぷくりんとかんぷくりん」
「きんぷくりんとかんぷくりん」は、和歌山に伝わっている話を、発表者のグループが、かつて再話した話です。
キンプクリン、カンプクリン、という音に興味があって調べ始めたとのことです。
話型名は「いかとするめ」
類話を比較しようと、日本昔話通観、日本昔話集成、日本昔話大成から、資料を集められるだけ集めてきて詳細に比較してくださいました。全部で27話です。その一覧表のすごいこと。めっちゃ面白いのです。
「キンキン、カンカラカンノカン」「ジョジョラノジョン、ガガラノガン」「ヌラクラ、ヒッカラカン」・・・。
笑い話に属する、とんち話です。だから、大分では主人公は「吉四六さん」になっています。
落語にもあるということで、当日ユーチューブで聴かせてもらいました。落語の題は「テレスコ」です。「テレスコ、ステレンキョウ」
かぶちゃん、落語家、だれやったっけ?おもしろかったね~
さらに、各話を日本地図に落として、分布図を作ってくださっていました。
うひょ~~
この話は東北と西日本に分布していて、なぜか関東地方と近畿地方にはありません。
なんでないのやろか?
落語のせいやろか、と思いましたが、鎌倉時代の文献『沙石集』にもあるとのこと。ずっと古いんですね。

語り
「なまくらトック」
ずいぶん慣れて楽しく語られているなあと思いました。
この話は演じないと面白くない話です。でも、だからといって、登場人物の気持ちになりきると、リアルになって面白くありません。かご(ヤシの木、葉っぱ)とトックの対照的なキャラクターをばちっと決めてしまって、やりとりを楽しみます。
かごはどこまでも朗らか元気に。トックはどんどん怠け者になっていく。で、ふたりの落差が激しくなって、最後の嫌なものをつめて帰ってくるところがピークね。うまくやれば子どもたちは飛びあがって叫びますよ(笑)
「銀貨」
これも、ずいぶん慣れて、ああ自分のものにされているなあと思いました。
最後の所は、ふっと涙が出たよ。
だれだって、偽物扱いされたり役立たずっていわれたりするでしょ。そんなことない?ヤンはあるよ😿

比較研究
「呪的逃走」のモティーフ
ケルトの昔話「鳥たちの戦争」「スモール・ヘッド」を読みました。呪的逃走を探すのも比較するのもおもしろいけれど、読むだけでも面白い。語りたいなあと思うけれど、長すぎる~
一覧表を秘密基地で更新しているので見てくださいね。

はい、きょうは、パソコンの調子の悪いかぶちゃんに代わって、ヤンが報告しました~
補足をよろしく~💖

9月度 初級クラス☂

朝夕はようやく涼しくなってきましたね。寝るときのタオルケットを布団に変えたいのですが、なかなか布団が干せません…子ども達は運動会に向けて毎日練習、外で思い切り練習できるよう、早くすっきりとした秋晴れになって欲しいです。

さて、先日2か月ぶりに初級クラスがありました。今回も7話の発表がありましたので、報告させて頂きます。

①「さんしょううお女房」  『日本の昔話2』/福音館書店

大山の麓に住んでいるさんしょううおの母娘を助けた若者への恩返しに、娘が人間の姿になり、若者のお嫁さんになります。 ある日、庄屋の奥さんが重い病になり、さんしょううおの生き血を飲ませれば治ることを知ります。娘は母に逃げるよう伝えに行きます。けれども母は「逃げないので、生き血を全部とらず、頭と体の半分を残してほしい」と言います。若者はこのことを庄屋に伝え、無事奥さんの病は治り、母の体も元通りになった、というおはなしです。さんしょううおはトカゲの仲間で、半分切っても再生するのですね。

小さい子どもは「お嫁さんになる」が分かりづらいので、「結婚する」に変えるのはどうかと質問がありましたが、日本の昔話には合いません。このおはなしは高学年向きであり、言葉の意味も理解できるとのことです。

②「マカトのたから貝」  『子どもに語るアジアの昔話2』/こぐま社

「はるか東北の方角にある山を指さしていいました」と出てきますが、方角を言う場合は東北ではなく、北東という言い方が正しいと指摘がありました。

また、「小さなたから貝が一枚落ちていました」の文で重要なのはたからですが、小さなと一枚を強調して語ってしまいました。どの言葉に重きを置くか、常に意識して語りたいです。

③「ヤギとコオロギ」  『子どもに語るイタリアの昔話』/こぐま社

演じる必要はありませんが、ヤギ・ロバ・犬・コオロギのイメージをしっかり持ち、自分が楽しみながら3回の繰り返しを語りましょう。

「串刺しにしてやるぞ」とありますが、滑舌が悪く言いにくいそうです。そんな方は・・・早口言葉の練習をしましょう!1日1回、口をしっかり開けて言うことが大切です。

④「きつねの玉のとりあい」  『日本の昔話1』/福音館書店

めすの古ぎつね、おさんとおじいさんの化かしあいが面白いおはなしです。おさんぎつねはおじいさんが持っている油揚げが食べたいために女に化け、子どもがお腹を空かしているとうそを言って、「化けの玉」と交換してもらいます。

そして、仲間のきつねに殿さまに化けてもらい、おじいさんから玉を取り返してもらいます。

次はおじいさんが神主さんに化け、おさんから玉を取り返し、最後はおさんが仏壇の仏さまに化け、取り返そうとしますが失敗します。

きつねは悪いというイメージをしっかり持って語りましょう。また、化けたときは「絶対に玉を取り返すぞ」という強い気持ちで、また化けたことが分かるように語りましょう、とのアドバイスでした。

⑤「めんどりちゃん」  『語りの森HP』/村上郁 再話

「ホットケーキ」などと同じ 累積譚(登場人物や動物エピソードがつぎつぎと鎖のようにつながって続いていく形式の話)です。繰り返しの部分は歌のようにリズム良く、早口で言えるようにしましょう。

⑥「エパミナンダス」  『おはなしのろうそく1』/東京子ども図書館

私が今まで聞いたエパミナンダスのお母さんは「ほんわか」した言い方が多かったのですが、今回語ってくださったKさんは全てではありませんが、少し怖い(きつい)イメージでした。この語り方なら6年生でも楽しめるのでは、とヤンさんのコメントでした。

⑦「ねずみ浄土」  『子どもに語る 日本の昔話3』/こぐま社

前半をしっかり語り、後半の欲深じいさんが「にゃーご」と猫の鳴きまねをするまでは、聞いている子ども達も次がどうなるか想像できるので、少し力を抜いて語ればいいそうです。

次回、10月9日(火)は中央公民館になりますので、くれぐれもお間違えのないように~(^^)

野村敬子先生と米山薬師💗

『語りの森昔話集2ねむりねっこ』に山形県の昔話「米山薬師」を載せています。
野村純一先生の『笛吹き婿』(桜楓社、1968年)を読んでいたときに見つけた話です。
めっちゃ面白い! 語りたい! と思って再話しました。
でもね、山形弁のリズムが美しくってね。共通語にするのも、関西弁にするのも、なんだかはばかられて、かなり迷ったんですよ。
迷って、けっこう苦労して、やっぱりみんなに聞いてもらいたい、語ってもらいたいと思って、『ねむりねっこ』に載せました。
みなさん語ってくださってますか?

野村純一先生は鬼籍に入られているので、奥さまの敬子先生に、感謝をこめて『ねむりねっこ』一冊、謹呈しました。
そうしたら、お礼状をいただいて💖、分かったんだけど、なんと、「米山薬師」は敬子先生のお母さまが語られたお話だったのです。
そんな大切なお話を、わたしなんかが再話してしまって。思わず体がちぢこまってしまいました。
でも、先生は「美しい語り口で再話」してあるとお褒めくださって、ありがとうとまで書いてくださいました。
先生は、昔話の伝承をとても大切になさってて、きちんと批判もされるかたなので、とても嬉しかったです。

HPの《日常語》《おはなし入門》にも書いてるけど、あ、トップページにも書いてるけど、昔話は人から人へと愛をこめて伝えられた。だから、お話は語ってくれた人の愛につつまれている。聞き手(子ども)にとってはすごい宝物だよ。
その宝物を全くの他人が手を入れるならば、そのことをちゃんと肝に銘じて、覚悟を持ってやらないといけないって、いつも自分に言い聞かせてるの。
えっとね、私は愛を持って私の聞き手に伝えるのだ、という覚悟ね。
野村敬子先生との出会いは、私にとってはすごい宝物💎

でね、ぼ~っとネット検索してたら、敬子先生のことが書いてあったので、ちょっと古い記事だけど、読んでみてね。
ここから→「昔話を追いかけて」

「米山薬師」 語ってくださいね~

新学期が始まりましたね!

虫の音が心地良いこのごろです。
暑い夏でしたが、お疲れはとれましたか?
今日は9月のがらがらどんでした。
いろんなお話があって、とても楽しかったです。

犬のごろたろう   岡山の民話 立石憲利さん(同名絵本有)
いばらひめ     『語るためのグリム童話』 小澤俊夫  小峰書店
エパミナンダス   『おはなしのろうそく1』       東京子ども図書館
魔法の馬      『ロシアの昔話』 内田莉莎子 編・訳 福音館書店
三枚のお札     『おはなしのろうそく5』       東京子ども図書館
さきざきさん    『かもとりごんべえ』 稲田和子編   岩波少年文庫 
ミスター・フォックス 『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』 村上 郁 再話
ちょっとでかけるよ  (再話したてのほやほや)

絵本の紹介  「こわめっこしましょ」  tupera tupera 絵本館
       「おばきゃー!」 藤本ともひこ 世界文化社
       「ゆうえんちでなんでやねん」 鈴木 翼  世界文化社
       「はいちーず」  やまおか ひかる アリス館
        など、たくさん紹介していただきました!
  この夏、レオ=レオ二、いもとようこ、おさるのジョージなどたくさん見てこられたそうです。
  みなさんは、行かれましたか?

(きょう、お菓子たくさんでしたねえ……)おはなしタイムでは、

「犬のごろたろう」の立石さんは、『語りの森昔話集2』の「さるの海岸見物」
(出雲の昔話)でも登場する立石さんです。
岡山の昔話を集め、ご自分でも語られるそうです。
ごろたろうのお墓の横から、梨の木が生えてくるのですが、
お墓の㊤から生えてくるがの、オーソドックスではあるが、
横がオリジナルなら横で、という話が出たほか、
となりのじいが、かじられるのは「おしり」でなく、
「〇〇」というのが、通観岡山にあったとか……。えー!!
次回のリクエストは「とっつこうかひっつこうか」です!
またいらしてくださいねー

「魔法の馬」は「好きな話で完成度が高いものを聞かせてくれてありがとー」の
圧巻の語りでした。私は総会(かな?)の時の「ミスター・フォックス」も好きだったです。
それはさておき、岩波の田中泰子さんの「魔法の馬」が4年生からとしたら、
内田莉莎子さんのは5・6年生からに聞かせたいとのこと。
私は、内田さんの「魔法の馬」しか聞いたことがないのですが、
とにかく、「ばか!なにするんだ!うちをもやす気か!」がつぼなんです。
わたしだけですか?

「さきざきさん」は、鳥取の語り手さんからのものですが、
ジェイコブズの『イギリス民話集』では、「”これから先”̪氏」で載っているそうです。
日本とイギリスの話があまり似ているのでおどろきます、とのこと。
語りもお話にとっても合っていて、楽しかったです。

「いばらひめ」も、すごい良かった!と絶賛。
つむと糸車についてお話したのと、
   
「この子は つむに ゆびを さして ―
「この子は ゆびに つむを さして ―

聞いた時、すっと入るのは? ちょっとしたことなんですが、
聞くストレスが断然違いますよね。

もっと、いろいろ書きたいのですが、今でじゅうぶん長~いので、もうやめときますね。
 
お知らせです。
11月1日 絵本の会 「いわさきちひろを読む」 10:30~12:30
生誕100年の原画展もありますので、その前にこちらをどうそ!

10月6日~12月2日 ブラティスラヴァ世界絵本原画展 奈良県立美術館

次回は、10月14日です。お待ちしております!