『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』ができました💖

ねむりねっこっていうのはね、妖怪。
スロベニアに棲んでるの。
くまとかが冬眠するでしょ。あれって、ねむりねっこのせいなんだって。
とりつかれたら、人間も眠ってしまうの。
ヤンはときどき、電車とか机の前で意識不明になるけど、ねむりねっこのせいなんやな。

で、『語りの森昔話集2ねむりねっこ』読んでくださいね~
市場に流通していないので、各地のかたは地元の図書館にリクエストしてもいれてもらえません。でも、寄贈してくださることはできる。図書館に寄贈しますって、語りの森に申し出てくだされば、送料無料にします。
じつは図書館に置いてもらってたくさんの人に語ってもらいたいの。
ほんとは無料でお分けしたいんだけど、みんなの会費から作ってるので赤字にはできなくてね。
それに10巻まで出したいし。

第1巻のおんちょろちょろとの大きな違いは、原話の幅を広げたこと。
「原話資料」のページを見てみてね。
再話を本にするのに原話の著作権者に前もってご挨拶するの。
だから今回はご挨拶する先生がたや出版社のかたがう~んと増えた。
みなさま、とっても好意的で、いただくコメントにお人柄がにじみ出ていて、嬉しかった。

あ、それから、みなさんにご協力してほしいことがあります。
おんちょろちょろのアンケートにお答えしていただきたいの。
HOMEからできますが、こちらからもできます。→アンケート
みなさんがどの話を気に入ってくださっているのか、どこでどの話を語ってくださってるのか、知りたくて。
お名前は任意なので、私たちにもどなたが書いてくださったか分かりません。だから気楽に書いてくださるとうれしいです。
ぜひぜひお願いします。励みになります。

よろしく~

4月日常語の語りクラス 💺

年度初めの三日。
ババ・ヤガーは日常語の語り勉強会から始まりました。

語り
「ひょうたんのお化け」 『日本の昔話3』福音館書店
「犬と笛」 『子どもと家庭のための奈良の民話1』の共通語から
「かえるの上方見物」 『日本の昔話1』福音館書店
テキスト作り
「なぞ問答」 『日本の昔話1』福音館書店
「かも取り権兵衛」 『日本の昔話2』福音館書店
「おどるがいこつ」 『日本の昔話1』福音館書店
「きもだめしのはなし」 語りの森HP《日本の昔話》

今回はテキスト提出が活発でした。
少しずつ長い話が多くなってきましたね。
もうみなさん、語尾や助詞で苦労されることは少なくなったようで、ずいぶん語りが自然になってきました。
どんどん子だもたちに語ってほしいなと思います。

勉強会で大事なことは、このクラスに限らず、自分の意見や疑問をどんどん口にすることです。
変な奴と思われへんかなとか、こんなこと聞いてはずかしいとか、思っていたのでは、自分のためになりません。
せっかく成長のチャンス。少しの勇気があなたを助ける(笑)
聞くは一時の恥、知らざるは一生の恥・・・ううん、ちょっと違うか。一生の損。
そういえば昔、聞くは一時の恥、知らぬが仏って言うてた人がおった。
なに書いてるのかわからんようになった~
花粉のせいや~~~

各方面で大活躍のかぶさんにかわって、ヤンが書きましたあ

春のうららのわんこ大会

こんにちは!昨日も今日ももいいお天気でしたね。春ですね~、
でも、花粉がぁ~。そんな行楽日和の日曜日に、
わんちゃんがでてくるお話ばかりを集めて、
「わんこ大会」が開催されました!!

さて、どぉんなわんちゃんかなぁ?
「かしこいモリ―」 『おはなしのろうそく1』 東京子ども図書館
「ペナンぺと小犬」 『日本の昔話5』 福音館書店
「犬の足」     『日本の昔話3』 福音館書店
「花咲かじい」   『日本の昔話1』 福音館書店
「三びきのくま」  『English Fairy Tales』JOSEPH JACOBS 村上郁再話・訳
「ねこのおんねん」 3Fのみきちゃん
「いぬとにわとり」 『おはなしのろうそく31』 東京子ども図書館
絵本もワンちゃん祭りです。
「ろくべえ まってろよ」「FLIX」「ジローとぼく」「およげ!いぬやまくん」
「とびっきりのともだち」「サイモンは、ねこである」「いっこ、さんこ」等々

「かしこいモリ―」えっ?と思うでしょ?でもワンちゃんカスッと出てましたね!
「ペナンぺと小犬」の犬は、もう、神さまの犬ですから。良かったです。
「犬の足」これを聞けはなぜ犬が4本足かがわかります!
「花咲かじい」これこそ日本の犬のお話のエース!
「三びきのくま」犬ぽい動物?(わんこ大会のもりあげありがとうございます!)
「ねこのおんねん」犬と猫どっちがすき?でいつもででくるから?
(&いぬのいんねん)
「いぬとにわとり」見てるだけ~、見てるだけ~
以上、幅広いわんこのおはなし大会になりました!

「いぬとにわとり」は、いしいももこ作で、ヤンさんがおはなしはじめた
ころには、もう、でていたものなんですって。
「ひとり、ふたり、さんにんのこども」も一緒に載っていたそうです。
今回は年度末ってこともあるせいなのか、昔のはなしがよくでました。
私はまだまだおはなしの年数は浅いけど、地域の「子どもたちのために」
というより、「子どもたちと一緒に」の活動をはじめた元祖の?方々と
(ヤンさんのお仲間?)少しの間活動をともにできたので、私の原点ここだなと
思い返すことができました。
4月からまた新たな1年を迎えます。成長できる1年でありますように!

次回は、4月15日です。もうすぐです!
また、みなさまのおはなしを聞かせて下さいませ。
楽しみに待っています!

3月 日常語による語りクラス

3月始めの勉強会だったのにあと1週間で4月!!なんてことかしら!!
報告がまたもやすっかり遅くなってしまいました。ごめんなさい~!
花粉に目と鼻をやられてぐずぐずですが、はりきって報告させていただきます~!

<語り>
きつねの小判」 『日本の昔話1』 小澤俊夫 再話 / 福音館書店
この語り手さん、とにかくほっこりする語りです。
普段私たちは会話中、あまり「。」で区切って話していません。日常語で語る際には、文と文をつなげてみる箇所を作ってみてもいいかも、というアドバイスがありました。

犬の足」 『日本の昔話3』 小澤俊夫 再話 / 福音館書店
子どもに語る時は香炉の説明を軽く入れてあげるといいですね、とのことでした。
やさしいお声でほんわか語ってもらって、楽しかったです~!

<テキスト>
ひょうたんのお化け」 」『日本の昔話3』 小澤俊夫 再話 / 福音館書店
普段あまり「女房」と言わないので「おかみさん」に変更。自分が普段使わない言葉で語るよりも、日常使う言葉の方が、聞き手にもイメージしやすいですよね。
このおはなしは「宝ばけもの」の類話だそうで、忘れ去られた宝(お金の場合が多い)が化けて出て、人間に掘り出されたりして再び世に現れ成仏する、というはなし。ところがこのタイプ(宝自身が化ける)は日本独特のものだそうで、ヨーロッパや他の国では、幽霊やおばけが宝を守っていたり番をしているのだそうです。不思議ですね~。面白いですね~。もっともっと知りたくなりますね~。調べたくなりますね~。。。

<番外編>
長い名の息子」『にほんご』谷川俊太郎
みんなで話していると話題にあがったので「大急ぎで語ってあげようか?」と急きょ語って下さいました!
じゅげむ みたいなおはなし。楽しかった~(*^_^*)

今回は時間に余裕があったので、伝承の語り手さんのCDを聞かせていただきました。
岡山の方の語りは、やはり同じ関西圏ということもあり、なぁ~んとなく内容が分かります。
伝承の語り手さんの語りは、リズムが良くてほんと心地いいんですね~(*^_^*)

日常語のテキストを苦労して作るのは
「言葉を普段自分が使っている言葉にするということ、つまり、
おはなしを普段の自分の息使い・呼吸・間合いに近づけること」なのだと改めて強く感じました。

「日常語で語ることは本来の伝承の現場に近づけること」ですよね~(いまさら?笑)

ほらほら、日常語で語ってこそ、本来の語りの現場 ♪♪
本来のおはなしおばさんやで~(*^_^*)
さあさあ、みなさん、一緒に勉強しませんか~?

かぶ でした(^_-)