教師たるもの👨👩

ヤンにとって、八月は、社会的にも個人的にも考えることが多い月だ。

ふと思った。

自分が児童生徒学生のときには気付かなかったんだけどね、先生っていうのは、縁の下の力持ち。
生徒の学びたい意欲をかき立て、能力を引きだし、生徒の成長を何よりの喜びと感じる。
それが先生ってものだ。
自分が教師になって、夫が教師を定年まで勤めあげて、また、親としてボランティアとして、ほんとにたくさんの先生に出会ってきた。
そして、深く共感するのは、立身出世を考えずいつも生徒のほうを向いている先生だ。
慕われたり持ち上げられたりすることがあっても、それはもちろん嬉しいんだけれども、でも、生徒の成長のほうがずっと嬉しい。

自分の持っているものをすべて相手に注ぎ込む。
どうすれば理解してくれるだろうと知恵を絞る。
お金や物は使えば減るが、知識や技術を伝授するとき、自分の持っているものは使えば使うほど増えていく。
教えるということのふしぎな力学。

いつもそうありたいな。
そして、そんな先生に教えてもらいたいな。
サロンなんてとんでもはっぷん(笑)

悪者になる ❕

いつもまじめで、一生懸命働いて、正直にくらしている。それなのに、いつも悪いやつらにだまされる。
なんとバカバカしい人生だろう。
が、世をはかなんで自殺なんてしない。泣き寝入りなんてしない。
あるとき、一念発起して、悪者になることを決意する。
さあ、それからは、報復と富の獲得に、悪知恵を働かせ、人を殺すことなんて屁とも思わない。

ナイジェリアに残っている昔話でね、次から次へと悪事を働いていくのが、めっちゃ痛快なの。
昔話はふつう、結末は主人公の幸せで終わるでしょ。この話もそうなのよ。悪いことをして、幸せになるの。
だから、スカッとする。

眉をひそめているあなた、あなたはほんとうに善人ですか?
悪いことをしたいと、まったく思ったことがない?
心の奥をじっと見つめてごらん。

あれえ、なんか宗教くさくなってきたぞ。
(とはいえ、宗教は人を救うもの、毛嫌いする必要はまったくない。)

昔話と現実とは別のもの。
現実は過酷で残酷なことが氾濫しているから、昔話ぐらい清らかであってほしい?
ヤンはそうとばかりは思わない。
やられたから思い切りやり返す、なんて性格上できないからね。
想像の世界でくらい、やったっていいじゃない。
しかも悪知恵なんて、このぼんくら頭では思いつかないし(この話の主人公は賢い!)。

昔話は極端に語るでしょ(昔話の語法)。
だから、一発お見舞いするかわりに殺すの。
ヤンは、一発お見舞いすることだってできないよ(笑)

心の闇を昔話の中で晴らす、それは昔話の効用。
いや、文学の効用。

でも、これは子どもには語れないな(笑)
反発必至(笑)

いま、大人向けの再話集を編もうかと考えてるの。それで、この話を見つけた。
ひと足先にホームページにアップしようか?
類話は日本にもある。落語の「算段の平兵衛」と似ている。
とっても長いけど、笑い話だよん。

幼い子のための再話集も作る約束してるし、どちらを先にしようかな~💖

火星、見た?🌟

地球が太陽のまわりまわってるでしょ。
お隣で火星も太陽のまわりをまわってるんよね。
けど一緒にまわってるんじゃなくて、それぞれの円周をまわってるから、近づくこともあれば、遠ざかることもあるんだって。
今近くにいるのよ。
手を振ってごらん。火星人とあいさつできるよ。
7月31日が最接近だったんだって。今ちょっと離れていくとこね。
南の空に大きな赤い星がよく見える。
なんで赤いのかっていうとね、火が燃えてるんじゃなくて、鉄がさびてるからなんやって。
さびるってことは、酸素があるってことやね。
水もありそうだってニュースで言ってた。
地球の生命とよく似た何もんかがいるかもしれない。いいなあ。

台風が去って、また暑くなった。
からだが溶けそうな毎日やね。
でも、火星の温度は、きっと地球より涼しい。かな?
知らん。
でも暗い空に浮かんでるのを見てたら、涼しそうや。
金星も土星も涼しそう。
地球も火星から見たら涼しそうなんかな。

あ、極楽の蓮池は、涼しい風が吹いてるんやって。
仏教は暑いインド発祥やもんね、涼しいと極楽、極楽。理にかなってる。

7月 研究クラス

地震、大雨、台風と自然の猛威に圧倒されていますが、みなさまご無事でしょうか?
各地に甚大な被害が出ています。心よりお見舞い申し上げます。

さて、7月13日の研究クラスの報告をします。(またもや遅くなりました…)

<レポート付き語り>
ホレばあさん
みなさんよく知ってる「ホレばあさん」をとりあげて下さいました。
ATU480「親切な少女と不親切な少女」で、典型的な昔話、「親切で働き者の娘は幸せになり、不親切で怠け者の娘は罰を受ける」おはなし。類話も山ほどあります。それを20話以上取り寄せ、類話比較表にまとめて下さいました!これはもうひと財産です!ありがたや~
それからテキスト比較。
初版以前『エーレンベルク稿』「マーモット」ヤコブ・グリム、ヴィルヘルム・グリム/採話
始めは書物だったんですね~!私が以前レポートした「みつばちの女王」も読み物から採られ、グリム兄弟によって再話されたものでしたが、ヤンさんによると結構そういったおはなしも多いそう。ヤンさん、どのくらいあるんでしたっけ?すみません、記憶が・・・
「みつばちの女王」は読み物だった時にはやたら長くて今の3倍くらいの長さで、主人公も王さま?3人の王子?という感じのおはなしでしたが、グリムの再話によってすごくあっさり、短く分かりやすく生まれ変わっています。
ところが!この「あっさりすぎて物足りないじゃないの?」と感じてしまうくらいのおはなし、子どもに語ると、めちゃくちゃよく聞いてくれるんです!私は3年生に語っているのですが「よかったなぁ!」「あ~おもしろかった!」と子どもたちは大変満足してくれます。語るたびにグリムさんの再話の力をひしひしと感じてしまいます。
初版『初版グリム童話集1』吉原高志・吉原素子/訳、白水社
二版『完訳グリム童話子どもと家庭のメルヒェン集1』小澤俊夫/訳、ぎょうせい
二版(+七版)『語るためのグリム童話2』小澤俊夫/訳、小峰書店
二版『子どもに語るグリムの昔話1』こぐま社
七版『グリム童話全集1』高橋健二/訳、小学館
二版と七版はほとんど変わらなかったそうです。
これだけたくさんの資料を読み込みまとめて下さったので、いろいろなことが見えてきて、大変勉強になり、面白かったです!お疲れ様でございました!

<語り>
七羽のからす
こちらも皆さまごぞんじのおはなし。実は前回の研究クラスでレポートして下さったものです。前回、ヤンさんからいろいろとアドバイス頂いて、今回語りでエントリーして下さいました。
前回は、ほれ、あれですよ、
聞き手の子どもが語りを聞いて、語りの中で体験することが大事
と、最も大切で、最も基本的な事を、ヤンさんに言葉でずばっと言っていただき、
じんじん、びりびり、びびびびびーーーと雷に打たれてしまった、あの回ですよ。(私だけですか?・・・)

ふうふうふうふう・・・

研究クラスの報告を書くのに、今回の資料を読み返し、前回の資料を読み返し、いろいろ思い出し、再び雷に打たれ、やっぱり復習って大事なのね。そうよ、学校の先生も言ってたじゃないか。勉強は予習復習が大事だって。暑くたってがんばるのよ。だって、いろいろ勉強して、いろいろ分かった上で、子どものとこに語りに行った方が、ぜったいいいもんね。ぜったい楽しいもんね。
「みつばちの女王」も「さるの海岸見物」もめちゃくちゃよかったです!
ヤンさん、ほんとにありがとうございます!!

あれ、文章が変ですね。おゆるしを~~
(直さんのか~い!!(ー_ー)!!)

かぶ

イベント的おはなし会のはずが🛫

学童保育から、夏休みのおはなし会の依頼がありました。
ここの学童保育は以前も何度かお招きいただいたことがあります。
今は人数が増えて、全員で150人です。
なるほど、じゃあストーリーテリングは無理やな、と思っていたら、年齢別にクラス分けするので語ってほしいと頼まれました。
指導員さんたちにも、語りの良さや地味な絵本の読み聞かせの楽しさが浸透してきたのかなと、嬉しく思いました。
で、仲間たちと行ってきましたよ~

1組(1,2年生) (仲間)
おはなし「ジャックと豆の木」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』
絵本『いつもちこくの男の子 ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』ジョン・バーニンガム/あかね書房
絵本『よかったね、ネッドくん』レミー・シャーリップ/偕成社
絵本『なにをたべたかわかる?』長新太/絵本館

2組(1,2年生) (仲間)
おはなし「ジャックと豆の木」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』
じゃんけん「ちーちゃんぱーちゃん」
おはなし「たにしとたぬき」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』
絵本『いいからいいから』長谷川義史/絵本館

3・4組合同(3~6年生)
おはなし「七羽のからす」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
じゃんけん「ちーちゃんぱーちゃん」
おはなし「なまくらトック」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
おはなし「たこやき」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』

クーラーが入っているとはいえ、この暑さ。
それでも子どもたちはとっても元気に聞いてくれました。
高学年担当のヤンは、ずうっと子どもたちに押され気味でした~
ふだんから授業や朝学習でおはなしを聞いている子たちです。
いつもと違うおばちゃんに興味津々の様子でした(笑)