夏のコンサート、無事終了♪

半年かけて練習して、舞台に上がるとアッというまに終わってしまいました。
いまちょっと虚脱感(笑)

新装なったロームシアター京都にて。
ヴェルディのレクイエム。
指揮 西本智実
管弦楽 京都市交響楽団
合唱 京都ミューズ・ヴェルディ・レクイエム合唱団2016 

自分のすべてを出し切って歌いましたよ。
西本さんのタクトと表情を見つめ、楽団の音楽に包まれて、至福のときでした。

ほかの人と声を合わせる喜びって、前に書きましたが、西本さんは「声を集める」と表現されました。
声を一点に集める。焦点は指揮者のタクト。
ひとりひとりが、各パートが、合唱団と楽団が、音を一点に集める。
ひとつの魂になる。

音楽は素晴らしい。

終了後、指導の小林先生がおっしゃったこと。
「たくさんたくさん練習を重ねて、本番はたった一度。それは、形には決して残らない。でも心の深くに残る。それが音楽です」
音楽と語りは同じだと思いました。

さて、冬の第九にむけて、がんばります。

聴きに来てくださったかたがた、ほんとうにありがとうございました。
一期一会。
あの日あの瞬間の出会い。
でも、またあしたからよろしくね。

 ヤン

苦労が報われた…と、いう気のする再話勉強会!?

おらふです!お久しぶりです!お元気ですか?アイス食べ過ぎてませんか?

さてさて、7月15日は再話の勉強会でしたよ~
暑くて、むしむしするなか、遠くからお集まりいただきありがとうございました!
メンバーが一つになって、おひとりおひとりが思いやりと、
お話に対するあたたかな思いを持ってくれて、
いい再話が作りあげられるんだなあ…と、実感した長い一日でした。
ほんとに、ありがとうございました!
 
今日の再話の語りは、
「そんなことない」『日本の昔話13 紀伊半島の昔話』 日本放送協会
「納豆とくそ」『丹後伊根の昔話』京都府立総合資料館/編 京都府
「はしごそうめん」『丹後伊根の昔話』 京都府立総合資料館/編 京都府
 
再話検討テキストは、
「久米の仙人」『今昔物語集三』 岩波書店
「いり豆こわい」『新装 日本の民話7 近畿』 ぎょうせい
「いり豆こわい」『新装 日本の民話7 近畿』 ぎょうせい
「ねずみのよめいり」『日本の昔話13 紀伊半島の昔話』 日本放送協会
でした!

 ひとことひとこと言葉を選んで、語りにあった文章にしていく作業は、
時間がかかりますが、まるで、機を織り美しい反物を作り出すかのよう……
ああ、ほんとに、私のグループのお話、クソミソに終わらないで、
ホントよかったです…

子は育つ

その一

なぜかその生まれ年の子は個性的な子が多くて、クラスがなかなか一つにまとまらないってこと、よくありますよね。学年の特徴っていうようなことですけどね。
いまお話に行っている五歳児がそうなのです。
で、わたし、昔からなぜかそういうクラスが好きなのですよ。
わああって、みんながあっちこっち向いてるんだけど、ある瞬間にすううっとこちらに集中する。その快感!
そして、一致団結するとものすごい底力がある。

だが、それにしても、この子たちは手ごわかった(笑)

きょうのプログラム。
「ヤギとライオン」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編/実業之日本社
「半分のにわとり」村上郁再話/語りの森ホームページ

なんか変でしょ?
もともと「ヤギとライオン」だけのつもりだったんですけどね。
子ども「みじか~~~~い」
わたし「もひとつしようか?」
子ども「どんぶらこっこはあかんで~」
子ども「おじいさんとおばあさんは、あかんで~」
わたし(心の中で)くそっ。このくそ暑いのになんも浮かんできいひんやん。
今思えば、「長い話」とか「きゅうくつ」とかすればよかったんだけど、ほんんんっとになにも浮かんでこなかった。そこで、
わたし「ちょっと難しいかもわからんけど聞けるかな?」
子ども「きけるう~~~」
はい、聞きましたよ、「半分のにわとり」
理解できなかったらぜったい聞かない子らやからね。

終わってから教頭先生とおしゃべりしてて、このことを話して、聞けるようになりましたね~!っていったら、すごく喜んでくださいました。担任にいっときますって。
先生がたも、心を砕いてられるのです。園をあげて子ども一人ひとりを育てているのですね。
そして、ちゃんと、子どもは成長するのです。

こういうことがあると、ああ、人間っていいなあって思える。

その二

図書館のおはなし会で。
男の子三人、6年生ひとりと1年生ふたりが楽しそうに一緒にやってきました。ちょっと変わった組み合わせ。
わたし「あんたら、どういう関係?」
6年生「ともだち」
わたし「へえ。ねえ、6年生と友達って、めっちゃいいなあ」
1年生「うん!」

この6年生、1年生たちに、ちゃんとクツはそろえるようにとか、世話を焼くんですよ。そして、1年生たちは、とっても嬉しそうに6年生にくっついてお話を聞くんです。
ほほえましくって気持ちの良い三人ぐみ。
「ギーギードア」も「どんぶらこっこ」も、ちいさい子向きの絵本も、楽しそうに聞いてくれました。

さて、プレゼントカードにシールを張る段になって、6年生が、1年生のころに来てたっていうので、それならカード保存してあるから探すね、お名前は?ってきいたら、
6年生「@@@」
わたし「えええ~っ!ちゃん!?」

かつて、常連さんの3姉弟がいて、Hちゃんは2歳ぐらいからお姉ちゃんたちにくっついてきていたのです。
それでね、プレゼントカードは10回来たらプレゼントがもらえるしくみ。プレゼントは昔話1話をコピーして色画用紙の表紙をつけてホッチキスで留めたもの。ひとりひとり違う話をプレゼントするのです。
Hちゃんのお姉ちゃんのAちゃんは17冊持っていて今までの最多で、TちゃんもHちゃんも10冊以上。そして、プレゼントの本は全部残してあるって!!!
涙が出そうになった。
Aちゃんは高校生、Tちゃんは中学生だって。
みそっかすだったHちゃん、とってもすてきなお兄ちゃんになっていました。
わたし「また来てね」
Hちゃん「(にっと笑って)もう来ないと思う」
わたし「(1年生たちに)またつれてきてほしいやんね?」
1年生「うん!!!」

あたりまえですが、子は育つ。
Hちゃんはとってもいい子にそだっていました。
ああ、うれしい。

子は育つ。
かみさま、ありがとう。

ヤン

7月おはなし初級講座

梅雨ですね。
雨ニモマケズ
湿気ニモマケズ
盆地ノムシムシシタ暑サニモマケズ…
おはなし初級講座に行ってまいりました。

今回のおはなしは、
みなごろし、半ごろし」『日本の昔話4』福音館書店
鼻高たいこ」『子どもに語る日本の昔話2』こぐま社
くじら大王子どもと家庭のための奈良の民話 京阪奈情報教育出版社
ホットケーキ」『おはなしのろうそく18』東京子ども図書館
あなのはなし」『おはなしのろうそく4』東京子ども図書館
の5話でした。

まずは手遊び。

子どもと子どもが けんかして  (小指)
薬屋さんが とめたけど     (薬指)
なかなか なかなか とまらない (中指)
ひとたちゃ 笑う        (人差し指)
親たちゃ 怒る         (親指)

小指どうし、薬指どうしの指先をくっつけながら歌います。
お兄さんお姉さんバージョンは、グーからその指だけを立てて、
幼児さん向けバージョンは手を合わせて、「いただきます」状態から指先をトントン。
薬指だけを立てるのって案外難しいのです。

そして、なにやら物騒なタイトルのおはなしから始まりました。
「みなごろし、半ごろし」
これ、おはぎを作るときのもち米の潰し具合を表す方言なのですが、知らずに聴いたらギョッとしますね。

今回の講座では、イントネーションや呼吸法、表情が話題に出ました。

まずは主語を聞き取りやすくするため、助詞「が」のイントネーションを低くするというアドバイス。
イントネーションの癖は無意識にしているので自分ではなかなか気づきにくいのですが、聴き比べてみればなるほどです。

そして呼吸法。
腹式呼吸をしていますか?
最初は意識しないとなかなか腹式呼吸できないのですが、あがっておはなしを忘れそうになっているとき、間を取っているフリをしてお腹で息をしてみましょう。おはなしが戻ってきます。「だって一度は覚えたんだもん」心強いお言葉でした。そして単純な私は納得。信じるものは救われる…はず。

あと表情筋です。
口角を上げて語るのと、口角を下げて語るのでは声の響きが変わります。
笑い話やおふざけ話に口角を下げて語ると可笑しさが伝わらないのではないでしょうか。
反対にシリアスな重い話をニコニコ口角上げて語ると…シリアスさが伝わりませんね。

このアドバイスを聴いて、以前「ちいちゃいちいちゃい」の、ちいちゃいちいちゃいおばあさんがちいちゃいちいちゃい墓場でちいちゃいちいちゃい骨を拾った場面で、ワザとにやりと口角を上げて語ってみたことを思い出しました。
あの時、前列にいた子どもさんの凍り付いた表情が忘れられません。
「しまった! 怖がらせすぎた!」ととっさに感じたのですが、覚えたての見習い魔女のこと。どう怖さを弛めるのか分からず、つい、にっこりと…。その時は怖さを弛めたつもりでいたのですが、今になって思えば不気味さが増しただけだったかも…。
表情も情報のひとつ。場面に合った表情ができるように滑舌の練習とともに表情筋のトレーニングもやってみようと思ったのでした。

8月の初級講座はお休みです。ですから、8月の初級講座レポートもお休みです。(「ホットケーキ」のラスト風に)

7月中級講座報告

お久しぶりです。7月8日に中級講座がありました。
まずは、前回から取り組み始めた『呪的逃走』について話しました。呪的逃走モチーフがたくさん見つかったり、意外に少なかったり、今まで知らなかった話が見つかったりと楽しく報告しあいました。

本日のメイン「三枚のお札」出典『おはなしのろうそく5』東京子ども図書館を語ってもらい、テキストについて検討しました。原話をどのように扱うかや、テキスト比較をしました。再話のテキストがたくさんある中、どのテキストにするかのヒントになりました。5月からの力技のレポートに引き続き、今回も力の入ったレポートでした。       お楽しみのお話二つ「屋根がチーズでできた家」『子どもに語る北欧の昔話』こぐま社「うりこひめとあまんじゃく」『松谷みよ子のむかしむかし1』講談社で楽しく終了しました。次回は9月『野の白鳥』アンデルセン予定です。