あったかペーチカおはなし会

3月5日(日)

おはなしのプログラム
1.「美しいテレジーナ」『イタリアの昔話』(剣持弘子編訳)より再話
2.「桃太郎」『子どもに語る日本の昔話3』/こぐま社
3.「ものいうたまご」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』/語りの森
4.「かもときつねとからす」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』/語りの森
5.「白雪姫」 『語るためのグリム童話3』/小峰書店
6.「かしこいモリー」 『おはなしのろうそく1』/東京子ども図書館
7.「長い春のために」 語りの森HP
8.「瓶につめられたおばけ」 『語るためのグリム童話5』/小峰書店

3月はひな祭りということで、女の子が主人公のお話がいくつか語られました。
テレジーナ、ブランシ、白雪姫、モリー、女の子がそれぞれ苦難を乗り越えて、最後は幸せになります。
90分超えの聞きごたえのあるおはなし会、知っているおはなしと初めて聞くおはなし、ちょうどいい塩梅となり、楽しい時間を過ごすことができました。

写真は浄土宗総本山知恩院三門(国宝)です。知恩院は小学生の頃に夏休みの宿泊行事で和歌山から来て以来、約40年ぶりに行きました(年齢が分かりますね~^^;)
時間の都合で、御影堂の参拝だけでしたが、当時、御影堂の前で写真撮影したことを思い出して年月の流れを感じ、感慨深い時間を過ごしました。知恩院は3月24日から4月2日まで夜間特別拝観でライトアップされるそうです。平安神宮~知恩院~円山公園と散策しながらのお花見もよさそうですね。
早くも一気に暖かくなって、ここ数日、春本番の陽気です。
桜の開花ももうすぐ🌸

あったかペーチカ今後の日程
2023年4月5日(水)、5月7日(日)
時間は10:15~です。

3月のおはなし会🎎

3月7日(火)

幼稚園3歳児

ろうそくぱっ
おはなし「せかいでいちばんきれいな声」『おはなしのろうそく』東京子とも図書館
絵本『しろいかみ』谷内つねお作/西山悦子撮影/福音館書店
ろうそくぱっ

はじめに、鴨の説明をします。
空を飛ぶこと、水の上を泳ぐこと。
ところが、くわっくわっと鳴くところまで来ると、みんなの集中が途切れかけて、あたふたしました┗|`O′|┛
それでも何とか、持ちこたえて、
わたし「・・・っていえるでしょうか?」
子ども「いえない~!」
を楽しみましたよ。
お母さんがもと同じように鳴けて、よかったね。

絵本は、やっぱり2回読みました。
声を合わせて、「くる」「くるくる」、「ぎこ」「ぎこぎこ」・・・が楽しいです。

3か月だけだけど今年度のお礼に「幸せなら手をたたこう」を歌ってくれましたO(∩_∩)O

幼稚園4歳児

ろうそくぱっ
おはなし「かきねの戸」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』
絵本『ぽんちんぱん』柿木原政広/福音館書店
ろうそくぱっ

こちらは、「かきねの戸」を2回、語りましたあヾ(≧▽≦*)o
「もいっかい!」っていったけど、3回目は勘弁してもらいました。

やっぱり、お礼の歌を歌ってくれましたよ。
ありがとうの歌でした。題は知らんけど。
体いっぱいで歌ってくれて、しっかり目を見つめて歌ってくれて、うれしかった。小さな子どもって、こんなふうに歌えるんですねえ。
かわいい絵もプレゼントしてくれました。

子どもってつくしのようにぐんぐん成長します。
それを見られるのが、おはなしおばさんの幸せです。

 

 

 

13枚のピンぼけ写真📚

『13枚のピンぼけ写真』
キアラ・カルミナーティ作/関口英子約/古山拓絵/岩波書店/2022年

主人公イオランダは13歳の少女です。
舞台は北イタリア。
時代背景は、第一次世界大戦勃発の1914年~1918年

舞台となった村や町は、作者の故郷でもあり、今もそこで創作活動をされているそうです。
さまざまな資料をもとに、当時の史実に基づいて戦争中の女子どもの生活が描かれています。

歴史に上がってこない人々の生活、とくに女性の戦争体験を、ピンぼけ写真の向こうに見つめるという意味があるようです。

「戦争というのはね、イオレ、男の人たちがはじめるものなのに、それによって多くを失うのは、女の人たちなの」という、イオランダのおかあさんのことばは重いです。
いま、ウクライナでの戦争の情報が、映像を伴って、リアルタイムで入ってきますが、それとオーバーラップします。

戦争はわたしたちを追いたて、エネルギーを吸いとり、巨大な野獣のように上からおおいかぶさり、焼けこげた皮膚とひからびた血のにおいをただよわせながら、わたしたちを押しつぶした。それでも、その爪の隙間から内へ外へとかけずりまわっているあいだに、わたしたちはおばあちゃんを見つけ出し、生きて家に帰ることができたのだ。

イオランダは、生きて帰ることができただけでなく、将来の生きる道も見つけます。
児童文学だから、ラストは主人公の不幸で終わることはありません。

でも、現実はどうでしょう。
戦争のニュースに接するたびに、不安に駆られます。
映像で見るウクライナの人たち(多くは女性です)に、無事であれと祈るいっぽうで、欧米の国々の、いえ日本も、ロシア憎しと結束する様子が恐ろしいです。
冷静になって、決して世界大戦にならないようにしないといけません。
弱い人たちの叫びが、それぞれの国の指導者たちに、どうすれば伝わるのでしょうね。

イオランダがときどき口ずさむ歌が印象的です。

暮れていく夕日よ
おまえはみんなのことが見えるのだから
愛する人のいる場所まで
わたしの想いをとどけておくれ・・・・

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きょうのHP更新は、ひさびさに《ステップアップ》です。
テキストをよりよいものにするための秘訣を書いてみました。
といっても長い文章なので、3回くらいに分けてアップしますね。
とりあえず今日のぶんを読んで、自分はどう考えるか一週間考えてみてください。

 

 

 

2月のプライベートレッスン

こんにちは(*’▽’)
2月のプライベートレッスンの報告ですが、ブログを書いている今日がちょうどお雛祭りの日なので、イラストはお内裏様とお雛様にしてみました。
10年以上出されない我が家のお雛様…。申し訳ございません<m(__)m>

2月のプライベートレッスンはお二人でした。
お一人目は語りをされました。
「鬼の面、お福の面」語りの森HP日本の昔話 → こちら
そしてもうひとりは、テキストを日常語に直す勉強をされました。
「わらしべ長者」『語りの森昔話集5桃太郎』

「わらしべ長者」の話には観音様が出てきますが、観音様のしゃべり方というか、観音様らしいしゃべり方でかつ自分の日常語にテキストを直すというのは難しいということを話していた時、ヤンさんが「知らずして語るのはおこがましい。」と言われたのが胸に刺さりました。
昔話のなかには超自然の登場人物が出てきます。
観音様、神様、小人、妖精などなど。
白雪姫の7人の小人は有名ですが、有名すぎて自分の中ですでに映像が出来上がっていて「小人とはかわいいもの」と思っているのではないでしょうか?
でも、調べてみると、事典に出てくる小人は決してかわいいものではありません。
どんどん調べるとどんどん奥にはまっていくような、そんな奥の深~い登場人物が多いですね。
だから、「なんとなく植え付けられているイメージだけで、それらしく語る」というのではなくて、「知らないならば色を付けずに普通に語ったほうがよくないですか? そのほうが、聞き手にゆだねられて聞き手のイメージ形成を邪魔しなくてよくないですか?」ということでした。
わたしは、「白雪姫」を語りますのでドキッとしました。
ディ〇ニーのイメージがわたしにもありましたから、かわいいものと思っていましたΣ(・□・;)
いつまでたっても、学ぶことって多いですね~~

語りとテキスト、一度に二つの勉強ができるのは楽しいですね。
それぞれに楽しくて勉強になりました。
また、次回を楽しみにしています(^O^)/

弥生3月🎎

厳しかった冬ももう終わりになるのでしょうか。
京都府南部、きょうは、暖かでよい天気です。
梅もずいぶん花を開いています。

わたしは、指を切る やくそくする
わたしのおはなしは もう長くはない
はっぱはひろく 道はせまい
死んでいなければ 生きているでしょう
・・・「美しいテレジーナ」イタリアの昔話

新しく覚えたおはなしの結末句です。
結末句って、ナンセンスで、意味がよくわからないヾ(≧▽≦*)o
でも、なんども練習しているうちに、見えてくるものがあって、いま、この結末句がわたしの心境をぴったり表してるなあって思います。

コロナの3年で、あたらしいおはなしを覚える必要がなくなって、けっこうのんびりやってきたんだけどね。
年齢を考えると、体力的にいろいろ衰えてきてる実感があります。
それで、脳力も体力の一部かもと不安になって、昨年末から新しいおはなしを集中的に覚え始めました。
「うるわしの王女マリア」⇒こちらが覚えられたから、ほっと安心。
安心したら、もっと覚えたいってうずうずしだして、語りの場もないのに、覚えています(って、前に書いたかも~笑)

思い返せば、人生の時間の半分以上を語りに費やしてきました。
子どもに語ることを中心に、おはなしおばさんたちに向けても、おはなしなんて全く興味のない人たちに向けても、語りの回数は数えきれません。
どうしてそんな道を歩いてきたのか、よくわからないけれど、聞き手が喜ぶ顔が見たくて、それだけが歩き続けるモチベーションでした。

そんなこんなで、レパートリーは250話を超えました。
そして、もしかしたらこれがわたしの最後の話かもしれないと覚悟する歳になったのです<(_ _)>

わたしのおはなしは もう長くはない

たいしたことは何もしなかったけれど、それでも、語りという世界を見つけることができたのは、幸せです。
この世界は、過去から未来へ、町内から地球の果てに永遠に広がっています。
永遠を感じながら、ひとり、道を歩いています。

はっぱはひろく 道はせまい

わたしはそのうち無に帰すわけですが、語りの世界は永遠であってほしいと祈ります。

死んでいなければ 生きているでしょう

これまでずっと、選話の基準は「わたしの聞き手たち」だったけど、いまは、「これを最後の話にしていいのか?」です(≧∀≦)ゞ

いま、つぎのおはなしを覚えています。
イスラエルの「幸運の種まき」という話。
機会があれば聞いてくださいね~