春ですね~

 年度末の3月29日土曜日の図書館は、いつもよりちょっと静かかな……でも、おはなし大好きさんが集まってくれました!今週はジミーさんの担当です。

子ども 5人 おとな 6人

手あそび うめにうぐいす
おはなし 「ミアッカどん」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子 編・訳/福音館書店
おはなし 「六ぴきのうさぎ」『語りの森昔話集1』村上郁/語りの森
絵本 『歯いしゃのチュー先生』ウィリアム・スタイグ/うつみまお 訳/評論社
絵本 『とらのことらこ』きくちちき/小学館
絵本 『かようびのよる』デヴィッド・ウィズナー/当麻ゆか 訳/徳間書店
手あそび さよならあんころもち

 約束したわけでもないのに必ず来てくれる花粉、寒いのにきれいに咲き始めるお花たち、親しい人との別れ、新しい出会い、良くも悪くも春は本当にたいへんです。でも子どもたちは、いつも通りなんですね~。一つ目のおはなし、二つ目のおはなし、そして絵本一つ目、二つ目と、どんどん前のめりになっていくのです。しまいにはジミーさんにくっついて楽しそうにしていました😊
 反対に近くのテーブルセットに座って子どもを待っている親御さんは、どんどん姿勢を崩して気持ちよさそうに💤😪~わかります!大人は疲れていますもの!

花ざかり🌹🌺🌸

寒い寒いと縮こまっていたのに、まわりを見ると、次つぎに花が咲いています。
自然は正直やね。
もうすぐ弥生も行ってしまいます。
さくらだよりもちらほら。
命あふれる季節のはじまりです。

戦や災害のニュースを見ると落ち込むけれど、落ち込んでばかりいられない。
目の前のちいさなしあわせと美しいものを大切にまもっていきましょう。

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貧乏神の再話はほぼ仕上がりました。
あと、外国にもないかさがしているところ。
おもしろい。

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きょうのおはなしひろばは、トルコの「三人きょうだい」です。
グリムとはずいぶん空気感が違います。

 

プライベートレッスン

急に暖かくなりました。
それはええけど、花粉も黄砂も飛んでます(っ °Д °;)っ
めげずにプライベートレッスンです~

「宗旦ギツネ」のテキスト整理
『京都府の民話』日本児童文学者協会/偕成社

京都市上京区に残る伝説です。

初めは再話ということでエントリーされたのですが、本文が結構きちんと再話されているので、手を入れて整理するだけで語れるだろうと判断して、テキスト整理のレッスンにしました。

が、やってみると、ラストのモティーフに合理性がなく、これでは語れないなと思いました。
でも、うまい具合に、フルーツさんが、宗旦ギツネの伝説そのものを調べてこられていて、ほかにさまざまな伝承があるのが分かりました。それで、そちらに置きかえて、整合性のある話にしました。だから、ラストは真っ向、再話になりました。

おもしろかったです。

それと、読み物としての文章になっているので、聞くとイメージが見えない部分がありました。その部分は整理しました。
読んでわかりやすいのと聞いて分かりやすいのとは違いますからね。

次回、もう一度テキストを語れる形にして完成させることになりました。

フルーツさん、貧乏神からきつねばなしへと、川の流れのよ~に~
楽しんではりますo(*^@^*)o
わたしも楽しい!

きつねといえば、4月の大人のためのおはなし会(15日)のテーマが「きつね」。
ウーカーさんの故郷の言葉で語るきつねの伝説もありますよ。
みなさん、聞きに来てくださいね~

 

 

3月の再話クラス🌷

急に気温が上がってきて、勉強会で暖房を入れるか入れないか、何度に設定したらちょうどいいのか、もうどうしたらいいのかわからない(笑)
各自が着る物で調整しながら、そしてある者は花粉と戦いながら(換気のために窓は閉められないからね)、再話クラスが行われました。

再検討
「とびじいさん」『北欧の民話』山室静/著 岩崎美術社 → 完成
「アズビンの馬」『新編世界むかし話集九アフリカ編』山室静/著 文元社 → 再々検討
新作
「笛吹峠」『鈴木サツ全昔話集』鈴木サツ/語り 小澤俊夫・他/編者 鈴木サツ全昔話集刊行会 → 再検討

今回の3話は、それぞれ全く違う内容の話ですが、共通して考えたことがありました。
それは、言葉にしろ内容にしろ、むかし語られていたころと今の状況が変わっているということに、わたしはもっと敏感にならないといけないなということでした。
「とびじいさん」は、わたしの担当の話なのでずっと向き合ってきましたが、一か所❝気が狂った❞という言葉が出てきます。
自分では、話全体を見てみて修正するところはもう思いつかなかったので、最後に「この表現を使うのはどうか…?」と指摘してもらって「あっっ!」と気づいた次第です。
おはなしおばさんとしては、言葉に敏感になっていないといけませんね。
❝おかしくなった❞という言葉に修正しました。
大人であれば会話の中や小説などで❝気が狂う❞は普通ですが、おはなしおばさんは子どもに語りますからね。
話によって、言葉を変えたり、表現をやさしくしたり、場合によっては子どもではなくて大人に語るようにと話の活かし方を繊細に考えなくてはいけないなと気づかされました。
いや、それはもう、勉強を始めた時からそう教わっているんだから、これでできているだろうという慢心か?!Σ(・ω・ノ)ノ!
それがいちばんこわい。
まだまだ先は見えないのに、こんなことに気づかないとは_| ̄|○
再話は難しいというか、訓練ですね。
言葉に敏感になる訓練だと思います!
運動は苦手だし、軍隊式も嫌いで今まで縁がない言葉だと思っていましたが、❝訓練❞してるんだと知りました。
我ながら気づくのが遅くてがっかりです(笑)

みんなでフーッフーッ!

図書館のおはなし会が始まる前、じゅうたんスペースの辺りには4組ほどの親子さんがいました。お父さんとお子さんが目立ちます!お父さん大活躍の子育て時代ですね。しかも皆さん読み聞かせをされていて、素敵な眺めでした😌3/22(土)子ども16人、大人12人。

手遊び うめにうぐいす

おはなし 「スヌークスさん一家」『おはなしのろうそく2』東京子ども図書館

絵本「そらとぶてっぱん」岡田よしたか/作・絵 ひかりのくに

絵本「もりのおるすばん」丸山陽子/作 童心社

絵本「なんのサンドイッチ?」たなか ひかる/作 大和書房

絵本「おとどけものです。」ロッド・キャンベル/あすなろ書房

「今日のおはなしは、スヌークスさん一家」とヤンさんが言ったところでまず、つっこみが入りました。「なんの話やねん!?」みんながそう思った的確なつっこみ(笑)そして、ヤンさんの口が上、下、右、左とひんまがるので、笑えてしょうがないおはなしおばさん達。この話はいったいどうなるのか?子ども達の意識はそこに注がれ、やっとのことでろうそくの火が消えた時には、安堵の雰囲気が広がりました。それでもまた、ろうそくの火が灯されてしまうので、(あ、あかん)という子ども達の顔がとてもいい反応でした!ヤンさんの間の使い方が子ども達を引き付けて離さなかったですし、大きな子から小さな子までほんとに最後までよーく聞いていたので、ヤンさんの「まだやろうか?」の問いかけにもしっかり「もういい!」と言っていましたね(笑)この話の醍醐味を知りました👏そして、どの絵本も大好評で「なんのサンドイッチ?」は、私も密かにリクエストしました~。そして、来週は春休みに入りますね。子どもの成長は早いです、子どもの時間は一瞬の時。色んな姿に出会わせてくれるおはなし会です。また来週~