ぽんです。
連続投稿です。すみません。
先週、某支援学校にお話会に行ってきました。
いろいろあるので、どんな支援がいる子達の学校なのかは言えませんが、
お話を聞いてもらうわけですから、
聴覚に支援のいる子達の学校でないことは確かです。
年に6回程度行っています。
1年生から6年生まで一緒です。
私が個人的に行ってるのではないので、
私にとっては3年ぶりでした。
今回私は「かしこいモリー」を語りました。
みんな、本当に熱心に耳を傾けて聞いてくれました。
中には、じっとしているのがしんどい子もいます。
でも、みんな本当に一生懸命なのです。
その結果、お話が盛り上がってくると、声が出たり、身体が動いたりするのです。
その子、その子に応じて、聞ける形で、聞ける範囲で
本当に心から聞いているのが、感じられました。
語ってて、涙が出そうになりました。
こんなに真剣に聞いてくれることに心から感動しました。
私の語りが子ども達の心に届いているのを実感して、心を動かされました。
この子達の為に、私の語れるお話を、もっともっと語りたいと思いました。
子ども達に語ることの意味を考えさせられるお話会でした。
日別アーカイブ: 2015年2月4日
昨日は6年生でした byぽん
ぽんです。
しばらくぶりです。
先週後半、そして今週前半、心を動かされることがたくさんありました。
あり過ぎて自分が追っつかず、書けない日々を過ごしていました。
忘れないうちに、ぼつぼつ書いていきます。
まずは昨日のお話会
某小学校6年生
ここは、2クラス。1クラスは30名弱です。
3年生から4年間、年4回のペースでお話会に行っていました。
この日が最後のお話会。
ひょっとすると、これが生涯で最後のお話会の子もいるかもしれません。
身が引き締まりますね。
では、プログラム
語り 「マレーンひめ」
『子どもに語るグリムの昔話④』 こぐま社
絵本 「赤いおおかみ」
F.K.ヴェヒター/作 小澤俊夫/訳 古今社
紹介 「彼の手は語りつぐ」
パトリシア・ポラッコ 千葉茂樹/訳 あすなろ書房
語り 「ヤギとライオン」
『子どもに聞かせる世界の民話』 実業之日本社
私は「赤いおおかみ」「彼の手は語りつぐ」「ヤギとライオン」を担当しました。
ふーん、そんなん読むの?。
へえーこんなプログラムでやるん?
いろいろご意見が聞こえてきそうです。
いろいろあっての、このプログラムでした。
まず、学校からのご要望。
国語で立松和平さんの「海のいのち」をやるので、それにちなんで、
食べ物の繋がりとか、命の繋がりのようなことが書いてある絵本を読んだり紹介
して欲しい。
ネットで指導案を読んだり、立松さん他の作品を読んだりしたんですが、
結局この作品が問うてる「どう生きるか」を書いている作品を選ぶことにしました。
で、この単元で紹介されている2冊を選びました。
時間の都合も合って、読んだのは「赤いおおかみ」
紹介したのは「彼の手は語りつぐ」
6年生、南北戦争がわかりません。
アメリカってね、昔、アフリカから黒人の人を連れてきて、奴隷にしてん。
奴隷の説明。
「奴隷は白人の『持ち物』やってん。人間として扱って貰われへんかってん」に
子どもたちびっくり。
南北戦争の説明。
「奴隷があかん」って人と「奴隷が必要」って人の間で国内戦争になってん。
「その時の大統領がリンカーンやねん」
子どもたち「へえ−」
今でも、まだ、いろいろ差別されることがあるねん。
だ・か・ら、黒人のオバマさんがアメリカの大統領になった時、世界中があんな
に盛り上がったんやね。
ここで先生も「へえー」って。
いやいや、先生頼みまっせ。
途中まで紹介して、
「この本図書室にあると思うから。もしなかったら先生に図書館で借りて貰って」
子ども達「先生借りてきて」
そう言って貰えてよかった。
もう1点。
実はこの日予定してたのは「ヤギとライオン」ではなく「どうもとこうも」でした。
(「とうもとこうも」出典は『日本の昔話2 したきりすずめ』福音館です)
ところが、学校に行ってからこの小学校担当のメンバーから
このご時世なのでって変更の依頼がありました。
そらそうでしょう。仕方ありません。
「首、すぱっと切り落とてん。ほんでその首さっとひろて、ちょんと乗せたら
な、首、ぴたっとくっついてん。」
そら、あきません。
そしたら、今日は、火あぶり。
「マリアの子」、「十二人兄弟」…。
なぜ、現実にこんなことが起こってしまうんでしょう。
まさか、あんな遠くで起こってることが、
日本のこんな小さな活動にまで、影響してくるなんて。
私たちはどうしたらいいんでしょうね。