日別アーカイブ: 2015年3月7日

土地言葉での語り  byぽん

ぽんです。
先週の土曜日に、奈良昔ばなし大学に行ってきました。
今回は第5回で、全6回のこのコース、終わりが近づきつつあります。
今回の語りの講義は、土地言葉よる語りの2回目で
福井昔ばなし大学再話研究会の方が講師として来られ、
福井弁での語りを聞かせていただきました。
前回の土地言葉による語りでは
講師が国分昔ばなし大学再話研究会の方だったので、
関西に住み、関西弁を自在に操る(いや、大阪弁しか使えない)私にとっては
今回の方が、お話のストーリーがよく理解できました。
この方は、ご自分達で再話されたお話の他に
『日本の昔話 全5巻』小澤俊夫/再話 福音館書店刊行の中のお話も
土地言葉に代えて語られているそうです。
この点においては、ババ・ヤガーとも共通点がありますね。
ただ、「土地言葉=日常語か?」と言われると、
「そうとも言える」し「そうとも言えない」わけで、
その辺のころは、「語るために」の中で、また、ヤンさんが書いてくれると思い
ますので、
細かいことは触れずにおいときます。
今まで、「テキスト通りに、一言一句・・・」と思って語ってきた方にとって
この土地言葉やら日常語で語るってことは、本当に受け入れがたいことだと思い
ます。
私も数年前までは、そう堅く思ってました。
なんせ、出典に手を入れるくらいなら、その出典で語るなと思っていたぐらいで
すから。
でも、「どうして語るのか」「何のために語るのか」「究極には何を目指して
語っていくのか」と考えたとき
初めて、この「日常語で語る」ことに意味を見いだしたのです。
この辺の事も、ヤンさんの「語るために」の日常語についてのアップを待って、
当ブログで、皆さんと意見を交換していきたいと思っています。
福井弁での語りは、たいへんリズムがよく、
その間とリズムでお話に随分厚みをつけておられたと思いました。
難しいことは抜きにして、「私」個人は福井弁での語りを
大変楽しく聞かせてもらいました。
この土地言葉での語りも、あと1回です。
どんな地方の方が来られるのか、本当に楽しみです。
この講義を聞かれた方、
当ブログのコメントは匿名ですし、
率直な感想をお待ちしています。    
                        byぽん