日別アーカイブ: 2015年3月21日

3月中級講座  byぽん

ぽんです。
遅ればせながら、先週の金曜(3/13)にあった中級講座のご報告。
当ババ・ヤガーでは、現在2つの勉強会を年間を通じて継続的に行っています。
その一つが頻繁に出てくる『日常語勉強会』。
昨日もやりました。
3月はジミーさんが報告してくれていますよね。
これは、毎月行っています。
それとは別に、奇数月に『中級講座』を行っています。
これは、子供の前で5年以上語っている人が対象で
毎回3話のお話を取り上げて、深く広く勉強していこうという講座です。
語っている人ばかりの集まりですから、
お話自体の事ばかりでなく、どのように語ればいいかなどの語り方についても、
学び合います。
毎回3話と書きましたが、担当を3人決め
その方達が1話ずつ、教材として、お話を持ち寄ります。
教材として持ち寄る為には、2ヶ月前にそのお話についてレポートの提出が必須
になっています。
さて、今回取り上げたお話。
「たなばた」 同名絵本 君島久子/再話 初山滋/画 福音館書店
「まめたろう」 おはなしのろうそく19 東京子ども図書館
「雌牛のブーコラ」 おはなしのろうそく24 東京子ども図書館
「たなばた」
類話があまりにも沢山あるのにびっくり。
担当した方も、参考資料として
「西王母と七夕伝承」 小南一郎 平凡社を読み込んでこられ、
七夕伝承の数の多さも報告して下さいました。
お話自体は、絵本からの出典なので、いろいろ問題山積。
でも、この絵本が何を原話としているのかがわからない上に
君島久子さん自身の創作的色合いが濃いではないかとなり、
うかつに手を入れる事もできないとの結論が。
七夕伝承を理解した上で、この出典をどうイメージして語るかが鍵になるなぁ、
といいうのがヤン先生のアドバイスでした。
「まめたろう」
小さい者が大きい者をやっつけて活躍するお話。
ということで、これも類話がいっぱい。
このタイプのお話、結末で主人公が大きくなるパターンと
小さいまま終わるパターンと二つありますよね。
何の違いでこうなるのか?
何となくですが、日本のお話には大きくなるのが多いような気がしますよね。
大きくならない日本のお話を捜すためには、どうするか。
その話型名がわかれば、より類話が捜しやすくなるとのご指摘。
日本のお話では、やはり、通観。
それも、『日本昔話通観(研究篇1) 日本昔話とモンゴロイド』が
大変役に立って興味深いということでした。
ちなみに外国のお話だと『グリム童話を読む事典』が良いのだとか。
もちろん、新品はもう売っていません。
Amazonで中古で23,923円でした。ああ、高い。
通観の研究篇1は中古も売っていません。ああ残念。
出典は所々カットするなど、手を入れる場所がある、とのことでした。
「雌牛のブーコラ」
この魔法的逃走のモチーフも多いですよね。
特に外国のお話に多いとのこと。
そういえば日本のお話でパッと浮かんでくるのは
「三枚のお札」ぐらいでしょうか?
担当された方が調べて下さった「世界の民話」シリーズだけでも7話。
特に、東欧に多いようです。
これも、少し言葉を抜いたりして、出典に手を入れる部分がある、とのことでした。
今回はこんな感じでした。
次回は5月。
年度が替わり、次回からは、メンバーも少し変わります。
では、おしまい。

3月 日常語勉強会   by ジミー

昨日、今年度最後の日常語勉強会がありました。
年度末のせいか参加者が少なくてちょっとさびしい会でしたが、1話についてい
ろいろなことを考えられて良かったです。
メニューは、語りがふたつ。
(出典は共に『日本の昔話』福音館書店)
「竜宮女房」
これは、ブログの3月16日、ヤンさんの屋根裏の寄り合い報告のコメントにあ
る、ごぶさんです。
先にコメントを書いてくださっていたので、より勉強になりました。
楽しい語りでした。
ヤンさんの解説で、子どもたちの反応のよさの裏づけと言うか、テキストとごぶ
さんの語り方がうまくマッチしての〜、本番での子どもたちの反応につ ながる
のだなと言うのがよくわかりました。
「きつねと熊」
語る前の段階の、テキストに手を入れる勉強のときにも気付かなかったこのおは
なしの面白さ、素敵さを、語ってもらって実感しました。
ええ話やな〜、と、みんなで言い合うほどでした。
ふくろうは、熊をだましているわけではないけれど、熊に知らせずにきつねに罰
を与えている。
熊は実際きつねを罰したけれども、その事実を熊は知らない。
すでに読んでいるはずなのに、読んでいるだけでは気付きもしなかった、ええ話
やな〜、が分かって、とても幸せな気持ちになりました。
やっぱり、昔話はいいな!
ジミーでした。