今まで「中級講座」でしたが、今年から「研究クラス」と呼び名が変わりました。
大学の研究室とか、調査する会社みたいですが、難しくなったわけではなくて中味は今までと同じです(笑)
単に、新しく語り経験が5年以上の人たちのためのクラスができたので、そちらのほうに中級というお名前を譲っただけです。
だから、どういう呼び名にしようと考えたときに、上級とか特別とかスペシャルとか考えましたが、どれも名前負けしそうですから一番ましなのは研究ではないかなと、相談の結果なっただけです。
名前が変わって初めてのクラスのメニューです。
語り「にげたにおうさん」 『ふしぎなたいこ』石井桃子文 岩波書店
レポート付語り「銀貨」 『本当に読みたかったアンデルセン童話』イェンス・アナセン編 福井信子/他訳 NTT出版 (担当:ジミー)
ヤンさん語り「かめの笛」
たまたまですが、語り・レポート付、ともに創作のお話となり、この日の焦点はおのずと創作のお話についてとなりました。
両方創作ですが、違いがあります。
「にげたにおうさん」は、昔話風ではありますが、石井桃子さんの創作で、おはなしそのものを原語で読んでいるわけです。
「銀貨」は、アンデルセンの創作で、なおかつデンマーク語から訳したものをわたしたちは読んでいます。
(ドイツ語や英語に訳されたものを日本語に訳したものは、もうひとつ経由が多いですね)
「銀貨」は、今回のレポートで、デンマーク語からの訳を4種類テキスト比較しました。
(山室静・偕成社、高橋健二・小学館、大畑末吉・岩波書店、大塚勇三・福音館書店)
この4種類を読むと、単語の訳し方もお話の雰囲気も違うことが分かります。
今回わたしが選んだテキストは、編者のイェンス・アナセンが再話したものですが、覚えていて気になることはありました。
そういう個所を4種類の翻訳と照らし合わせてみると分かることもあり、大変参考になりました。
今回のふたつの創作のおはなしは、基本テキストを変えることはできません。
しかし、慎重にかつ、どういう個所を整理するのかをそれぞれの話に合わせて教えていただきました。
そしてここで、公開お願いです!
次回の研究クラスで時間に余裕があれば、もう一度「銀貨」を語らせてください<(_ _)>
(禁じ手を使ってしまった!!)
みなさま、講座名を勝手に変える傲慢な講師をお許しくださいませ。
ジミーさん、次回は整理したテキストを見せてください。検討しましょう。語るのはその後ですね。
研究クラスの名前に負けないますます充実した勉強会。そうです、これは自由を手に入れるための勉強会なのです。
ヤンさん、ありがとうございます。
了解です(* ̄∇ ̄*)
検討お願いいたしますm(__)m
自由を手に入れるためにがんばります。