日別アーカイブ: 2018年9月9日

新学期が始まりましたね!

虫の音が心地良いこのごろです。
暑い夏でしたが、お疲れはとれましたか?
今日は9月のがらがらどんでした。
いろんなお話があって、とても楽しかったです。

犬のごろたろう   岡山の民話 立石憲利さん(同名絵本有)
いばらひめ     『語るためのグリム童話』 小澤俊夫  小峰書店
エパミナンダス   『おはなしのろうそく1』       東京子ども図書館
魔法の馬      『ロシアの昔話』 内田莉莎子 編・訳 福音館書店
三枚のお札     『おはなしのろうそく5』       東京子ども図書館
さきざきさん    『かもとりごんべえ』 稲田和子編   岩波少年文庫 
ミスター・フォックス 『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』 村上 郁 再話
ちょっとでかけるよ  (再話したてのほやほや)

絵本の紹介  「こわめっこしましょ」  tupera tupera 絵本館
       「おばきゃー!」 藤本ともひこ 世界文化社
       「ゆうえんちでなんでやねん」 鈴木 翼  世界文化社
       「はいちーず」  やまおか ひかる アリス館
        など、たくさん紹介していただきました!
  この夏、レオ=レオ二、いもとようこ、おさるのジョージなどたくさん見てこられたそうです。
  みなさんは、行かれましたか?

(きょう、お菓子たくさんでしたねえ……)おはなしタイムでは、

「犬のごろたろう」の立石さんは、『語りの森昔話集2』の「さるの海岸見物」
(出雲の昔話)でも登場する立石さんです。
岡山の昔話を集め、ご自分でも語られるそうです。
ごろたろうのお墓の横から、梨の木が生えてくるのですが、
お墓の㊤から生えてくるがの、オーソドックスではあるが、
横がオリジナルなら横で、という話が出たほか、
となりのじいが、かじられるのは「おしり」でなく、
「〇〇」というのが、通観岡山にあったとか……。えー!!
次回のリクエストは「とっつこうかひっつこうか」です!
またいらしてくださいねー

「魔法の馬」は「好きな話で完成度が高いものを聞かせてくれてありがとー」の
圧巻の語りでした。私は総会(かな?)の時の「ミスター・フォックス」も好きだったです。
それはさておき、岩波の田中泰子さんの「魔法の馬」が4年生からとしたら、
内田莉莎子さんのは5・6年生からに聞かせたいとのこと。
私は、内田さんの「魔法の馬」しか聞いたことがないのですが、
とにかく、「ばか!なにするんだ!うちをもやす気か!」がつぼなんです。
わたしだけですか?

「さきざきさん」は、鳥取の語り手さんからのものですが、
ジェイコブズの『イギリス民話集』では、「”これから先”̪氏」で載っているそうです。
日本とイギリスの話があまり似ているのでおどろきます、とのこと。
語りもお話にとっても合っていて、楽しかったです。

「いばらひめ」も、すごい良かった!と絶賛。
つむと糸車についてお話したのと、
   
「この子は つむに ゆびを さして ―
「この子は ゆびに つむを さして ―

聞いた時、すっと入るのは? ちょっとしたことなんですが、
聞くストレスが断然違いますよね。

もっと、いろいろ書きたいのですが、今でじゅうぶん長~いので、もうやめときますね。
 
お知らせです。
11月1日 絵本の会 「いわさきちひろを読む」 10:30~12:30
生誕100年の原画展もありますので、その前にこちらをどうそ!

10月6日~12月2日 ブラティスラヴァ世界絵本原画展 奈良県立美術館

次回は、10月14日です。お待ちしております!
   

ごめん、さっきのつづき

児童文学を読む会の補足情報の補足です。
「青ひげ」だけじゃなくて、いろいろ見られるのです。
ウォルター・クレインの他の作品、また、次回に読むケイト・グリーナウェイ、ランドルフ・コールデコットの作品もあるので、見てきてください。これも宿題ね。

ここから→ヴィクトリア朝の子どもの本

おもしろいでしょ~

児童文学を読む会補足情報💖

『児童文学論』P229、ウォルター・クレインについての補足です。

「青ひげ」についての論評を実物で確認したいと思ってたんですが、当日、実物が手に入らなかったの。そしたら、会員のTさんが、帰ってからさっそく調べてくださって、国立国会図書館のデジタルコレクションにあるって教えてくれました~
「妻が人目をしのび、運命のカギを手にもって、金色の階段をすべるようにおりてくる。~かれの絵は、ほかのどんな作家のものよりも、子どもにむかって「むかしむかし、ある遠い国で・・・」と語りかけているように見える」のところとあわせて見てください。
青ひげピクチャー・ブック
表紙の写真の下に「国会図書館デジタルコレクションで全文が見られます」って書いてあるところをクリックしてね。
「赤ずきん」と「ジャックと豆の木」も一冊の本に入れてあります。

ラファエル前派
これもウォルター・クレインの絵の説明のところ。注に例としてダンテ・ガブリエル・ロセッティとJ・E・ミレーがあげてあります。
どんな絵かな?またメトロポリタン美術館の所蔵品から見てみましょう。
ロセッティから行ってみよ~



J・E・ミレー
一枚しかなかった💧

でも、Wikipediaにあったから貼り付けます(っていいよね?)

ミレーのオフィーリアです。Oさんが言ってたあの絵ね。

さて、次回11月は、P231のケイト・グリーナウェイから読みます。
どんな収穫があるか楽しみですね💗