日別アーカイブ: 2019年6月10日

高校生と絵本 📚📚

保育の授業での絵本の講義の報告のつづきね。

今年は、幼児向きではない絵本の紹介もしました。
ほら、怪談絵本を持って来た人がいたって言ったでしょ。
それを放っておくことはできなかったからね。
ふだん子どもたちに読まないような本です。
『おおきな木』シルヴァスタイン作/村上春樹訳/あすなろ書房
『アンジュール』ガブリエル・バンサン作/ブックローン出版
とくに、『アンジュール』は食い入るように見ていました。図書室の本だって言ったら、後で借りようっていう声が上がってましたよ。

でも、曲がりなりにも保育の授業だから、子どもにとって絵本とは何かをガッツリ話しました。
⓵好奇心を満足させるもの(知識をあたえるもの)、⓶想像力をはぐくむもの(思考力とおもいやり)。
このふたつは、生徒たちにとっても、常識として納得してくれたと思います。
⓷読んでくれる人の愛情を確かめるためのもの。
この三つ目は意外だったようです。
最後の感想文(絵本の授業を通じて得たこと)に、今まで考えなかったことまで教わったと、書いてくれてました。
絵本はあまりにも存在に慣れていて、侮るわけではないけれども、ちょっとそんな気持ちがあったのかな。
実習もしたので、ほんとにたくさんの本を使いました。
楽しかったようですよ。

はい、おしまい。