日別アーカイブ: 2019年6月16日

6月のおはなし会2🐸🐸

6月11日(火)
中学3年生 朝15分
おはなし「まほうつかいの弟子」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』村上再話/語りの森
ミニブックトーク『クラバート』プロイスラー作
3年生には、例年ファージョンの「ボタンインコ」を語っていました。生徒たちはそれなりに聞くのだけれど、ぐっと入りこんでくるのは女子の三分の2ほどかな。その子たちは目に涙を浮かべて聞くし、終わってからもため息をつくんだけど、でも、半分以上の子たちはフツーって感じ。つまり、全員で一体となって物語に入りこむっていうダイナミズムがない。
それでね、この子たち、おそらく人生最後のおはなし会だろうと思うとね、全員に分かるメッセージを残したいと思ったの。
で、「ボタンインコ」をやめて、「まほう使いの弟子」にした。
この話の眼目は、6月7日のブログを見てね。
もちろん、OKだったよん。
ところで、おはなしって、聞き手と語り手の信頼関係でなりたつでしょ。わたしはいま、おばあちゃん世代になって幸せなのは、子どもたちが、親や先生に対してのように身構えないなのね。それで、もうかわいくてかわいくてしかたがないの
さて、この日、最前列のまんなかにすわっていたのが、幼稚園の時からの聞き手。彼女は学童保育にもいたから、私がいちばんたくさんお話を語った子のひとり。うれしかったなあ。

6月12日(水)
小学6年生 授業 一クラスずつ3回
おはなし「三本の金髪を持った悪魔」『語るためのグリム童話』小峰書店
おはなし「おどるがいこつ」『日本の昔話』福音館書店 (仲間・日常語で)
ブックトーク「12歳」
悪魔とがいこつ(笑)
どちらも少し笑いがあって、しかもドキッとする話。どちらも「死」のモティーフがあるでしょ。
でも、テーマも姿もぜんっぜん違う話なので、組み合わせました。
「おどるがいこつ」は関西弁に直しているので、親しげに楽しそうに聞いていましたよ。
ブックトークも生き生きと楽しんでくれました。
今年は、かこさとしの『過去六年間を顧みて』も紹介したの。冒頭の1頁をよんだら、「へ~っ」ってびっくりしておもしろがっていました。『だるまちゃんとてんぐちゃん』『からすのぱんやさん』のイメージと全然違うのと、自分たちと同じ6年生なのに、表現が難しいのでね。でも、言ってる内容は自分たちもとっても共感できるので、よけいおもしろかったようです。
このテーマのブックトークは、いつも、子どもたちも先生も喜んでくれます。

6月14日(金)
小学6年生 朝20分
おはなし「まほうつかいの弟子」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』
ミニブックトーク『二分間の冒険』『ぼくらのサイテーの夏』
今まで授業でしかやってこなかった学年なので、とってもやりにくかったです。同じ朝学習でも、中学校は、先生たちの態勢が整っているので、15分きっちりできます。でも、小学生の場合、いろいろ小さなハプニングがあるので、20分といっても、ぜんぶ使えない。で、めっちゃ急いで語らないといけない。余裕がないのね。
しかも、子どもたちの頭もまだすっかりは覚醒していない(笑)
それなのに、耳の肥えているこの子たちに軽い話は持って行けない。
などど、愚痴ってしまった
が、愚痴っていてもしかたがない、置かれたところで咲きましょう、じゃなくって、語りましょう(笑)
このはなし、中学生と同じように聞いてくれました。幼い分、笑い声が大きくて、わたしも楽しかったよ。

幼稚園5歳児 一クラスずつ2回
ろうそくぱっ
おはなし「とりのみじいさん」『日本の昔話』福音館書店 (日常語)
おはなし「くさかった」村上再話(日常語)
ろうそくぱっ
日常語の語りを楽しみました。
どちらの話も、冒頭が、「むかし、あるとこにな、おじいさんとおばあさんがおってんて」
子どもたちも声をそろえて合唱するの。おもしろいねえ。

ああ、もっと詳しく報告したいのだが、休日なしの6月の半ば。お疲れお疲れで、もうしわけない。きょうはこれまで。

今夜は月と木星が並んでいるよ。見上げてごらん。きれいよ~

お気づかい、ありがとう!

先週は私たちが住まう某所では、蛍がきれいだったらしいですよ。
みなさん、見に行かれましたか?
蛍のあの点滅は間隔が地方によって違うそうです。
関西は2秒に1回、関東は4秒に1回なんですって。
チカチカ、と、チ~~カなんでしょうか。

さて、土曜日の図書館のおはなし会も、長ぁ~い常連さんがいっぱい。
0歳から10歳の子ども13人、大人5人のスタート。

 手遊び  「メロンパン」
 おはなし 「ハヴローシェチカ」 『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』
                  村上郁再話 語りの森
 絵本   「ぱんだ ぱんだ」 しばはら・ち さく/え 新日本出版社
 絵本   「すいかのたね」 さとうわきこ 福音館書店
 絵本   「かかかかか」 五味太郎・さく 偕成社
 手遊び  「さよならあんころもち」

「メロンパン」の手遊び、みんな大好きですね!楽しそうでした。
今回も常連のために、いつも(聞いてる)のお話じゃなくて、
あまり聞いたことのないお話「ハヴロ―シェチカ」をしてくれました。
最後のほう、「貴族」を説明しようと、ヤンさんがあれこれ考えてとまった間に、
「……つかれてんの?」とツッコむ10歳常連さん。
おお、フォローのつもりか?
または単に素直な気持ちかはわかりませんが、こういうのが面白いから、
常連さん、ナイスツッコミ、これからもお願いしますよ!(なんてね😊)