月別アーカイブ: 2021年3月

昔話の解釈ー賢いグレーテル👩‍🍳

笑い話はお好きですか?
わたしは大好きです。
きくのも大好きだし、語るのも大好き。
第5章は、笑い話についてですo(〃^▽^〃)o

マックス・リュティ『昔話の解釈』を読む。
第5章ー賢いグレーテル

グリム兄弟は、昔話集の中に、愉快な笑い話をいくつかはさみこんでいます。
たとえば。
KHM20勇敢な仕立て屋
KHM30しらみとのみ
KHM32賢いハンス
KHM34賢いエルゼ
KHM35天国の仕立て屋
KHM59フリーダーとカーターリースヒェン
KHM61小百姓
KHM77賢いグレーテル
KHM83しあわせハンス
KHM94賢い百姓娘
KHM103おいしいおかゆ
などなど。

わたしは、「賢いグレーテル」と「しあわせハンス」と「おいしいおかゆ」を語ります。いつか語りたいなあと思っているのは「勇敢な仕立て屋」「賢い百姓娘」。グリムじゃなくて類話でもいいな。

それで、です。

笑い話で取り上げられるのは、頭の働きと動物的快楽のふたつ。
動物的快楽というのは、早い話が、飲み食いのことね。
頭の働きは両極端があって、めっちゃ賢いか、めっちゃ愚か
「賢いグレーテル」「賢い百姓娘」は、ほんとうに賢くて抜け目がなくて、想像力に富んでいるのだが、「賢いエルゼ」「フリーダーとカーターリースヒェン」「賢いハンス」は、愚かなので、話の聞き手や読者はくすくす笑いながら自己の優越性を楽しむことができると、リュティさんは言います。

「賢いグレーテル」では、このふたつ、頓智と動物的快楽が、みごとに結び合わされています。
次回から、「賢いグレーテル」を詳しく見ます。
たいていのグリム童話集に載っているので、読んでおいてくださいね。
おはなしひろばで聞いておいてくださってもいいです。こちら⇒

 

 

 

3月のおはなし会🎎

朝、ラジオをつけていたら、なつかしい歌が次々流れてきました。
うれしいひなまつり、はるがきた、はるのおがわ、、、、、
道を歩きながら、友だちと声はり上げて歌ったことを思い出します。
今日は、ひなまつり🎎ですねえ(❤´艸`❤)
京都府南部は良いお日和です。

おはなし会の報告です。

3月1日(月)

幼稚園3歳児 1クラス

ろうそくぱっ
おはなし「まめ、まてまて」 村上再話
ろうそくぱっ

3歳さんのおはなし選びは、なかなか難しいです。ひとりひとりの言葉の力に違いがあるからです。一人ひとりの個性に合わせるのは無理ですからね。
20年以上試行錯誤してきましたが、今年やっと、3月に語るのにばっちりのおはなしが見つかりました。
「まめ、まてまて」
ねずみ浄土の類話です。
遠野のの鈴木サツさんが、お父さまから最初に聞いた話だそうです。
もともとは遠野の言葉ですが、わたしの聞き手にわかるように再話して語りました。
終わったとたん、子どもたち、「みじか~~~い」
「短い」というのは、ほめ言葉です(笑)

前回、訪れたときに、豆まきの行事の後だったので、小さな手に、豆を持って走り回っていました。
だから、豆の転がるイメージが分かると思ったのです。

絵本を読まないおはなし会なので、おはなしが一つだけ。ごまかしがききません。

幼稚園4歳児 1クラス

ろうそくぱっ
おはなし「かきねの戸」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』
ろうそくぱっ

来年は年長さんということで、えらくはしゃいでいました。
だから、「かきねの戸」はぴったりでした。
爆笑、爆笑、、、
あ~、おもしろかった☆⌒(*^-゜)v

 

 

2021年度に向けて🎉

弥生3月。
春とはいえ、なかなか解放感を味わえない日々ではあるが、前を向いて歩いていくしかないな。

といわけで(どういうわけや?)、語りの森の来年度の予定表を、トップページ《HOME》にアップしましたよ。
見てくださいね~

コロナの収束時期が分かんないので、総会はやりません。
がらがらどんの例会も〇〇大会も、不確定要素が多いので、やりません。
でも、勉強は続けなあかんと思うのです。
それで、ババ・ヤガーは、やります。
みんなで協力して、感染予防に努めて、やりましょう。
よろしくね。

今日、幼稚園に行きました。
子どもたちのエネルギーに感動するのは、きっと、わたしがおばあさんなのと、やっぱりコロナストレスにやられてるんやなと、思いました。
だから、勉強会、やりましょう。せっかく運よく生きてるんだから、子どものように、生き生きと生きましょう。

来年度はリモートも増やしました。
遠方のかたも、手をつないで、勉強しましょうね(^∀^●)