9月から全5回でオンラインで「日常語による語り入門講座」が始まりました。
5回のカリキュラムは以下の通りです。
第1回目は、初めて顔を合わせる方もおられるので簡単な自己紹介から始まりました。
今回の参加者は5人で、まず伝承の語りについて勉強しました。
事前にヤンさんから送ってもらって伝承の語りを宿題でみんな聞いていました。
いろいろな地方の言葉で語られる昔話を聞いたうえで、現在わたしたちが昔話を語るという行為をするのに至った歴史を勉強しました。
その二つのあいだで何が起こって何が違うのか、言葉が違う以外に何がどう違うのかを勉強し、そのうえでこれからやろうとしている日常語による語りとは何か、日常語とはどう定義したらいいのかを勉強しました。
宿題は、『ノート式おはなし講座』の語りノートの☆13自分のことばの履歴をやってくること。
次回はその発表をみなさんにやってもらいます。
最初の関門と言いますか結構悩むところですね。
ふだんなにげなく言葉をしゃべっているから、宿題だからと「あなたはいつ誰に影響を受けて今のことばになったのか?」と聞かれましても、そんなこと考えていませんからね、普通は(笑)
そして、その今しゃべっている言葉を自分が昔話を語るときの言葉と決めるのか、それとは違う思い入れのある言葉(例えば親が使っていた言葉とか)に決めるのか、日常語のテキストを作るために決めないといけません。
一か月のあいだにみなさんどんなふうに考えてこられるのかなあ。
どうかがんばってください。
楽しみにしています(^_^)