日別アーカイブ: 2024年5月8日

5月のあったかペーチカ

みなさんどのようなゴールデンウィークを過ごされたでしょうか?私は何事もなく、何ら変わらない、いつもの日常でした。おかげで疲れることもなく元気です!そして、連休明けでも7名集まりました。

手遊び    ぱっぱっぱ   なっとうなっとうねーばねば 

ひなどりとねこ 『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編/実業之日本社

マカトのたから貝 『子どもに語るアジアの昔話2』こぐま社

めしを食わないよめさん 『語りの森昔話集1』語りの森

舌切りすずめ 『語りの森昔話集4』語りの森

出かけるつぼ 『世界のメルヒェン図書館2』ぎょうせい より再話

カメの笛 『ブラジルの昔話』かめの笛の会/東京子ども図書館

めしを食わないよめさん、語り手さんが話序盤でね、おかしなことになったのです。笑いのツボに入ったらしく、しばらく笑いながら語っていて、こちらも見ていて「ふっ」と笑ってしまって。原因はですね、ある場面で聞き手のオメメがにょーんと大きくなって、それがおかしかったそうです。自分にも起きうる状況だと思うと恐いですが、収まるまでみんなで一緒に笑うのがいい!そうですよ。

そして、帰ってから思いを巡らせて考えていたのです。テキストの話で、自分の初級の頃の気持ちの在り方ですけどね。先輩方が、ヤンさんのアドバイスをもらいながら、とっても苦労されてテキストと向き合っておられたんです。なぜこういう風に手を入れるのがよいのか?その根拠が私の中から出てこない状態でしたので、そういうテキストには手を出さないと決めました。語りの経験をコツコツ積むには子どもたちに届けるテキストになっているものが良いと確信したからです。そして、もっと上の先輩方は、テキストをその通り覚えて、何回も語って、子どもたちの反応を見た上で、こうした方がいいな!という手順だったということです。現在はすばらしいテキストが手元にあるので、奇跡のようにありがたいことです。それは、出会った先輩方の話を聞いたり、語りを聞いたりするうちに、分かりだしました。また、勉強好きの私は、せっせと色んなクラスに入って学ぶ機会を増やしました。聞いても聞いても、本当の意味でわかっていない事は、何度もしくじりました。自分に欠けている物は自分では気づけないので、子どもたちが教えてくれました!ほんとかしこい、するどい最高の先生です。感覚で話したり、判断しがちな私は、勉強して理論を入れないと偏ります。忘れっぽいこともあるので、勉強し続けなくてはいけないようです。ひよっこの努力なので、まだまだ大したことではないでしょう。おはなしが好き、そこはみなさん一緒ですね。ババ・ヤガーでの学びは、お一人お一人、対し方や受け取るものはさまざまかと思いますが、しっかり傾聴してみてください。言葉以上の事も聴き取れると思います。(してる方がほとんどですよね、念のため)ヤンさんから語り手さんへの声掛けの仕方は、本人から引っ張り出すような言葉掛けです。育む人だ~と何度も感動してます。私はお腹がすくと聴けなくなりがちですが、学びの喜びのために(それが自然と子どもたちのために)大事な時間を感謝して過ごします!ヤンさん、時間をかけて何度も教えてくれてありがとうございます(^^)/

次回は6/2㈰10:00過ぎからです。

お願いだから、テキストを大切に💦

おはなしに対するときは、「自分」を無しにしないといけないのです。
とくに、子どもに語り始めたら。
自分で楽しんでいるだけなら、好きにやってたらいいんですけどね。

選ぶ基準は、自分ではなくて「子ども」
選んでしまったら、自分は「テキスト」の主人になってはいけない。
謙虚に、謙虚に、テキストに対していくのです。
もし、テキストの中で自分に分からないことや矛盾を感じることやらが出てきても、それは、自分が未熟だからだと考えるのです。
そして、勉強する。
それでもなおかつ解決しないときは、先達に教えを乞う。

私自身は、テキストに手を入れます。
「子ども」のために手を入れる。
ただ、どう手を入れるかについては、これまでの語りの経験(同じ話を数えきれない回数語る経験)と、学んできた語法と再話の知識を総動員して手を入れます。

ババヤガーで学んでいるみなさま、どうか、気軽にテキストに手を入れないでください。
そのまえに、もっともっと勉強して、子どもに語る経験を積んでください。
経験というのは、言い換えると、失敗してくださいということです。
テキストに忠実に覚えて、自分にできる精いっぱいのやり方で語って、それなのに失敗する。何度やっても失敗する。その経験をたくさん積み重ねてください。
そこではじめて、テキストの不備が見えてくるのです。
そうしたら、手を入れてもいい。
その手を入れるときに昔話の語法と再話の知識を使うのです。(ババヤガーで語法と再話の勉強もしてるでしょ)
ただし、あまりにも手を入れる箇所が多い場合は、そのテキストは捨てる!

あああ。責任感じて、もう勉強会を本気でやめたくなってるヤンより