月別アーカイブ: 2025年7月

7月の語りクラス

今年は前代未聞の早い梅雨明けとなり
この日は朝から蒸し暑く、会場のクーラーが効いてくるまでは
各々が何かでパタパタとあおがずにはいられない~(;・∀・)
そんな中、語りクラスが行われました。

手遊び歌(カエルにちなんだものとのリクエストより)
♪雨だ、雨だ
♪カエルの夜回り
*どちらもYouTubeで検索すると多少違いますが視聴できます

語り
1.あなのはなし/『おはなしのろうそく4』/東京子ども図書館
2.おばけ学校の三人の生徒/『おはなしのろうそく28』東京子ども図書館
3.はしぼそがらすの神/『語りの森昔話集6』/語りの森
4.トリレヴィップ/『子どもに語る北欧の昔話』/こぐま社
ヤンさんの語り
5.忠実なヨハネス/『語るためのグリム童話1』/小峰書店

お話の背景を知ることは、語り手自身がイメージしながら語る時に大いに必要になります。外国のお話はもちろんの事、今回の語りにあった「アイヌ」のお話は、その生活様式や文化、信仰などがかなり違います。
そんな時、民族学博物館へ足を運んでみることで、とっても参考になるものが観れるとのこと。こちら➡
すでにお話の中にしかない、過去の文化に触れることも含めて「もっと広い世界を見たい」という想いで私も行って参ります!なかなかに見どころが多そうですが、中にレストランもあるみたいですので、休憩をはさんでゆっくり見て回りたいです❤
8月は勉強会はお休みですので、それぞれにご興味のあることを楽しまれて、それがお話語りにも良い影響を及ぼすことでしょう。

次回の語りクラスは9月9日(火)です。
みなさま、とにかくお元気で、楽しい夏をお過ごしください!

怖い話のおはなし会はいかがでしょうかぁ🧟‍♀️

もうほんまに暑いです。
ひんやり楽しめるおはなし会はないかいなと思っていたら、ありました。

8月2日(土)
子どもから大人まで楽しめるそうですよ。
詳しくは、こちら⇒2025年8月2日ひやり夜話チラシ

子どもも対象にすると、おとなには恐くなくなることが多いし、大人にとって怖い話は、子どもには向かないし、なかなかプログラムを作るのが難しい。
とくに、子どもにとって、見知らぬ語り手が語る場合、難しいよなあ。
子ども会とか文庫とか、いつものおばちゃんだと、恐くてもどこかで安心できるんだけど。
ヤンは、図書館の子どものおはなし会でもやる勇気がありませんo(≧口≦)o
だから、この「ひやり夜話」、語り手としてとっても興味があります~

ここだけの話、わたしは恐い話は苦手です。
5、6歳のころ、おじいちゃんの家で、スイカ食べながらテレビ見てたらね、「ねこ化け」やってたのよ。
「こわい~~~~! 夜寝られなくなるう~~~」
スイカほっぽり出してふるえてたら、おじいちゃんがいいました。
「テレビで見たおばけは、ほんとうには出てこないよ、夢にも出てこないよ」

これ、いい呪文でした。
おかげで、いまでも、怖いテレビを見ても夢に見ることはありません。
ちゃんちゃん。

ヤンは、恐がりだけど、恐がらせるのは、す・き╰(*°▽°*)╯

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今日のHP更新は《日本の昔話》「かみなりさまとかさやさん」
語ってくださいね~
こっちは笑い話です!

 

 

1,2,3,4、…!?

今日は七夕さまですね。
今日の天気予報は晴れなので、今年は織姫と彦星は会えそうです(*^_^*)
最近は暑い日続きで、先週の土曜日のお話会の日も涼しい図書館は人がいっぱいでした。
参加してくれたのは、子ども13人、大人8人です。

手遊び じゃがいもめだした
おはなし 「アナンシと五」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎/編 実業之日本社
 〃   「しゅうまい」伝聞
絵本  『へびながすぎる』ふくながじゅんぺい/作 こぐま社
 〃  『カレーはあとのおたのしみ』シゲタサヤカ/著 えほんの杜
 〃  『ちへいせんのみえるところ』長新太/作 絵本塾出版
手遊び さよならあんころもち

「アナンシと五」は、何度聞いてもおもしろい~~
五といってはいけないのに言ってしまうときは、「言うな~」と思うのに、はとの奥さんが五と言えない時には、こっちが五と言いたいような妙な気分になるのが楽しくて楽しくて!
「しゅうまい」は、「たこやき」バージョンもあって、ざっくりしてますが関東はしゅうまい、かんさいはたこやきで伝わっているようにあとでヤンさんに伺いました。
この日はヤンさんが「たこ焼きの話しよか~?」と言ったらひとりが嫌がったので「ほんならしゅうまいの話~」となり、その辺の子どもたちとのやり取りがいい雰囲気で、これも含めてお話会の場なんだなと思いました。
この日もカレーの絵本があって、暑いときはカレーだなと思いながらきいていました。
雷様がカレーを食べたら角が折れるという内容に「え!そうなの?」とびっくりしました。

絵本なのにね、驚いた自分に苦笑です。
どの絵本でも、読んでもらうと大人でも絵本の世界にどっぷりつかりますよね。
子どもたちがキラキラしたおメメで聞いているのがとても納得です。

ほんとに楽しい時間でした(*^_^*)

初めてお話を聞く人に・・・質問に答えて🧐

今年度もおはなしサークルききみみずきんのおはなし入門講座が開かれます。
⇒こちら

ところで、きのう、メールでご質問くださったかたがいて、「初めてお話を聞く人には、まず、どんな話を語ればいいですか」とのおたずねでした。

新しい語り手を発掘するのは、先輩たちの役割です。
各地で、教育委員会や、サークルなどが、ボランティア講座など、工夫を凝らしていますね。

さて、ご質問へのお答えですが、2つのケースがあると思います。

1,語りのみのばあい
1話5~10分で、語り手の好きな話。
好きな話には聞き手に訴える力があります。語り手の楽しい気持ちや感動がつたわればそれでいいです。そして、聞いて楽しかったと思ってもらえればOK。
どんな話がいいかという客観的基準はありません。
おとなだから、よっぽどでなければストーリーは伝わるはずです。
けれども、集中できる時間が短いので、10分を越えないようにします。

2,語りに解説をつける場合
1話5~10分で、子どもたちが喜んだ話。
その話を語ったとき、子どもたちがどんな反応をしたかを、具体的に解説します。
語りには、そんな力があるんだと発見してもらえるようなエピソードを添えます。
ふだん子どもたちに語っていて、そのことがいかに楽しいか、充実しているかを伝えることができれば、ちょっとやってみようかなと思う人が生まれると思います。

お答えになったでしょうか???

わたしたち語り手は、一代で終わってはいけないと思います。つぎの人からつぎの人へと、語り自体をつなげることがだいじだと思います。
物語は、文字にすれば残るけれども、物語に命を吹き込むのは人間です。

語り手はたいがい無償ボランティアですし、若い者たちは仕事もあって忙しい。
不景気な世の中で、でも、わたしたちは暇だからやっているのではありません。
新たな語り手を生み出すためには、ほんと、知恵と努力が要るとつくづく思います。

 

ちょっと、認めてほしかっただけ

 梅雨が明けた……のでしょうか、ほんとうに?大丈夫なの? もう、いきなりこんなに暑くて嫌ですね😓
 でも、6月最後の土曜日、図書館にはたくさんの子どもたちが元気に集まってくれました。小学生から幼児さん、赤ちゃんも。担当はウーカーさんです。

 子ども 20人 おとな 7人

手あそび じゃがいもめだした
おはなし 「ねこのしっぽ」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』村上郁 再話
絵本 『しっぽしっぽだーれ?』穂高順也 作/クレーン謙/今泉忠明 監修/岩崎書店
絵本 『きみもねこなの?』エズラ・ジャック・キーツ/当麻ゆか 訳/徳間書店
絵本 『ねえだっこして』竹下文子 文/田中清代 絵/金の星社
絵本 『10ねこ』岩合光昭/福音館書店
絵本 『まよなかのトイレ』まるやまあやこ/福音館書店
絵本 『まんまるだあれ』今森光彦/アリス館
手あそび さよならあんころもち

 小学生の女の子がよく聞いてくれるから、つられて小さい子どもたちもとっても楽しんで聞いていました😊
「ねこのしっぽ」楽しいおはなしなんですねぇ💓
 ねこ、いいことしたのかなーと思ったら「あ、お礼してもらうの忘れてた」みたいな調子で戻って行って勝手な交換をして逃げてしまう。 
 昔のTVやアニメなんかではよくいる憎めないいたずらな男の子というイメージかなと聞いていたのですが、今の子はみんないい子ですから、この面白さわかるかな~なんて思っていました。
 でも、最後にお腹がすいて差し迫った状況でひいたバイオリンが、みんなに認められた。ねこは嬉しくてそれからせっせとバイオリンの練習をして、あちこちのお城に招かれるバイオリンひきになったんです。ねこ、がんばりましたねぇ!
 そして、このねこ、子どもそのものですね。子どもはちょっとしたことでがんばれるんですよね!
 でも、それは軽い褒めことばやおだてとは違う。一生懸命やったことに相手がちゃんと答えてくれたという実感と満足、そういうものは子どもにとって、いちばんの栄養というか、本当に大事なことなんだろうなと思いました。
 さて、続く絵本もおはなしから紐づいた内容のチョイスで「しっぽ」や「ねこ」がでてくる絵本がいっぱいの楽しいおはなし会でした😊