「おはなし会のプログラム」カテゴリーアーカイブ

11月のおはなし会🍁

11月25日(金)

幼稚園4歳児

ロウソクぱっ
おはなし「おおかみと七匹の子ヤギ」
絵本『ならびました』五味太郎
ロウソクぱっ

わたし「おおかみと・・・」
子ども「こやぎ!」
知らないお話をしてほしいという生意気な子たちがムードメーカーです。
ハラハラドキドキしているくせに、要所要所で「ほらな!」「しってるわ」という顔をします。
こういう時は、語りにくいです。
『ならびました』は、最後の3場面ほどでやっと意味が分かったようです。遊べばいいんだとね。
それで、もう一回初めから読みました。今度は最初から笑ってくれましたよ~

幼稚園5歳児

ロウソクぱっ
おはなし「三枚のおふだ」
絵本『こねてのばして』ヨシタケシンスケ
ロウソクぱっ

4歳児よりむしろ幼い雰囲気の子たちです。
「三枚のおふだ」も知ってる話なんだけど、いちいちびっくりしながら聞いてくれました。
今までで一番長い話。

帰るときは、ハイタッチ。
コロナ前と少しも変わりません。
子どもはいつでもお客様が大好きです。

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きょうのおはなしひろばは長野県の「ろくじぞうさま」。
笠地蔵の話です。
今日はとっても寒くて、北海道とかは雪が降ったというので、これを紹介しました。
聞いてくださいね~

あったかペーチカ

11月6日(日)

おはなしのプログラム
1.「とうもろこしおばさん」 語りの森昔話集5・ももたろう/語りの森
2.「魚がくれた子ども」 語りの森HP
3.「三匹の名付け親」 語りの森昔話集3・しんぺいとうざ/語りの森
4.「やまたのおろち」 語りの森HP
5.「吉四六さんの生き絵」 『語りつぎたい日本の昔話 吉四六さん』 小峰出版 
6.「金の鳥」 『語るためのグリム童話』3 福音館書店
7.「なら梨とり」 『子どもに語る日本の昔話』3 こぐま社

ペチカをみんなで歌った後、
Mさんの手遊びで楽しくおはなし会がスタートしました。
♪どんぐりころちゃん あたまはとんがって おしりはぺっちゃんこ
どんぐりはちくりしょ~ぱあ♪
(小さい子向けに、さいごはばんざーい! 大人はいいストレッチになりますね)

♪どんぐりころころどんぶりこ おいけにはまって さあたいへん
どじょうがでてきて こんにちは ぼっちゃん いっしょにあそびましょ♪

ペーチカメンバーの方のお友だちが見学に来られました。
語りがなんと90分!と、かなり長丁場になりましたが、
最後まで聞かれて、感想も聞かせてくださいました。
「仕事でトゲトゲした気持ちが、おはなしを聞いてなくなりました。
おだやかな気持ちになりました」とおっしゃっていて、
語り手にとって何ともうれしいお言葉でした。

勉強会もふだんのペーチカも、語る人の集まりです。
語る人以外の方に聞いてもらって、感想をもらえるのは
とてもありがたいことだなと思いました。
会場の人数の関係で、まだまだ一般開放とまではいかないですが、
ペーチカメンバーのお友だちは大歓迎です。

次回のペーチカは12月4日(日)です。
12月ということで「クリスマス・ペーチカ」と名づけて、
おはなし会を開催したいと思います。

そしてそして、「あったかペーチカ」は1周年を迎えました!
いつも本当にありがとうございます。
12月のペーチカは1周年記念として、楽しいおはなし会にできたらと思い、
あれこれ考えています(絵本も読みたい~)。
ぜひ、ご参加ください。

初めての~😍

みなさん、生まれて初めて子どもたちにお話を語った時のこと覚えてますか?
先輩とペアになってちょこっと語らせてもらうって経験は、ヤンにはなかったので、おはなしの選びからなにから完璧にひとりだったから、なんだかわあ~っと空飛んでるみたいな感じで終わったことを覚えています。

でね、先日、初級クラスのかたからメールをいただきました。
はじめて子どもたち対象に語ったっていう報告です。
なんか、なつかしくって、うれしかったので、紹介させていただきます。

ハロウィンのイベントで、もともとのプログラムにストーリーテリングはなかったんだけど、思い切ってやってみたんだって。
おはなしは「みじめおばさん」。死神が出てくるし、季節もハロウィンにぴったりね。

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私は子どもたちに向かっておはなしを語るのは初めてだったので、実際にやってみて、なんて楽しいんだろう! と最高な気持ちになった反面、反省点がそれはもうたくさんありました。

まず学んだのは、たくさんおはなしのストックがないと実際の状況に対応できないということでした。
イベントには絵本+「みじめおばさん」だけのつもりで挑んだのですが、全4回ある読み聞かせ時間に2回参加してくれた女の子がいて、その子に同じものばかり聞いてもらうのもなんだかなと思って、唯一即興で語れると思えた「カメのピクニック」を急遽追加で語ったりしてみました(許可なくごめんなさい。。)。
でも、年齢的なものかなと思うのですが、その場の子たちに「カメのピクニック」のオチが通じなかった…。
腑に落ちない顔で帰らせることになってしまいました。
もっと小さな子に向けたおはなしも準備していればととても反省しました。
全体的に小学校低学年~中学年の子が多く「みじめおばさん」もしっかり通じたとは言えないのですが、それでも分かりやすいポイントではニヤニヤしてくれたり「ええ~?」と声を上げてくれたりしたので、これなら「みじめおばさん」だけにしていた方がよかった…と、今冷静に振り返ると思います。
場の顔ぶれに合わせて適切な判断をする必要があるんですね。
おはなしは聞き手ありき、という入門講座でのお話が身に染みました。
「カメのピクニック」でモヤモヤして帰らせてしまったあの子が、いつか、もっと楽しめるおはなしの会に出会えることを祈りつつ、申し訳なさで胸が痛みます。

子どもに語るのって、大人に対して朗読するのとはまったく違って、責任感との勝負にもなるんですね。
大人はどんなものを聞いても、まあつまらなければつまらなかったなと思って次の楽しみを見つけてくれますが、自分で出会いを選べない子どもたちにはおはなし会で楽しい思いをして帰ってもらわなきゃいけない、それは子どものためにも、昔話のためにもだ、ということがわかってしまって、なんというか……やばい世界に足を踏み入れてしまったな(笑)と……、今さらながら実感しました。

そんな感じで2日間が終了しました。
本来は絵本読み聞かせだけのイベントだったのですが、語りにも挑戦して本当によかったです。成功したとは言えませんが、とてもいい経験でした。

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ね、子どもに語るって、めっちゃエキサイティングでしょ。
どう反応してくるか想像がつかないものね。
でも、勇気を出して第1歩を踏み出してよかったですね~
いま入門講座やってるけど、そうやって、ひとりひとりが一歩踏み出して行く、その背中を押したいと思う。
世界が変わるもん。
ヤンも、最初の一歩があった。その最初の一歩をいっしょにやろうって、言ってくれたKさんに、感謝、感謝しています~

責任感との勝負!
そうね、責任感、ヤンはとっても大切にしています。
過去から未来につなぐ媒体としての責任。
だから、おはなし会のたびに深く反省しています。
ただ、それに押しつぶされないように。
生き生きと空かけるようにすすんでいきたいな。

さてさて、「みじめおばさん」、きっと喜んでくれてたと思いますよ~
なれない場所では、子どもたちって、おとなしいものですからね。でもちゃんと反応してくれてたんだものね。
「かめのピクニック」のほうは、まずは「缶切り」が分からないとどうにもならんのよ。これを語り始めたころは、タブは一般的じゃなかったから、「かんきりをわすれたわ」って母さんガメが言ったとたんにみんな、「ええ~っ」ってのけぞったもんです。
いまは、おはなしの前に、「ねえ、みんな、かんづめ空けるときどうやって開ける?」ってとこから始める。
時代は変わりますねえ~

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きょうのおはなしひろばは、「まめとすみとわら」。
岩手県の伝承から再話したんだけど、グリム童話と同じ話です。
けど、すみとかわらとか、子ども分かるかなあ・・・
時代は変わる・・・・

 

10月のおはなし会🌰

10月25日(火)

幼稚園 4歳児

ろうそくぱっ
おはなし「ギーギードア」『おはなしはたのしい』たなかやすこ
ろうそくぱっ

9月は、ほら、おはなし会当日に階段でこけたでしょ。
だから、7月以来のおはなし会になりました。
2か月も空いたら、子ども、成長するね~!
みんな、トミーになって、「わあ~~~!」って叫んでくれました。
ああおもしろかった!

幼稚園 5歳児

ろうそくぱっ
おはなし「わたしがテピンギー」同名絵本より
絵本「いました」五味太郎/ブロンズ新社
ろうそくぱっ

「わたしがテピンギー」は、今回が初出だったので、おそるおそるでした。
やっぱり今でも初めて語る話は緊張します。
ここでこう返ってくるだろうとか、こういえば分かるかなとか、手探りだからね。でも、そのぶん、新鮮です。
わたし「井戸の周りにいる女の子たちは、みんな赤い服を着ていました」
子ども(爆笑)
わたし「どの子がテピンギーだい?」
子ども「顔見たらわかるやん!」
子ども「顔知らんねん!」

テピンギーは、内容が結構シビアなので、五味太郎で締めました。
「ねました」でとっても嬉しそうに笑っていましたよ。

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言い訳
月曜に高校の保育が始まったのと、火曜に幼稚園おはなし会があったのと、水曜に図書館の絵本講座2回目があったのとで、いばら姫の感想がまだお二人分、報告できてませ~ん。
お待ちあれ~~~

 

 

あったかペーチカ

1.豆のつる 語りの森HP

2.この世の光 語りの森昔話集1/おんちょろちょろ

おはなしの話で2時間、二人っきりでおしゃべりと語りをしました。その中から話題になった一つを…お話を覚えて、何回も練習して、それが体に浸透しますよね。で、ある時、その話のテーマなんかが、自分の日常で行動や言動になって自然と現われる、体現できるようになっていることありませんか?それにふと気が付く。おはなし選びから始まっている、これと思った何か。共感したことが意思になって体現できるって事が自分で分かる(自分で体験)。語り手が、そっと手渡すおはなしが、聞き手自身の(無意識に求めていた)おはなしだった時、勇気をもらったり、そうありたいと共感したりすると、聞き手はどんどん自分らしくなっていけるんだろうな!と思います。聞きながら疑似体験しているので、現実は少しの勇気でできるかな~

二人でお互いの事を話して、聞いて、語りもあって、あっという間のペーチカでした。対話って処方箋ですね。こうして、いつも元気な二人は、さらに元気になって家に帰っていきました(笑)

次回 11/6㈰ 10:15~