「おはなし会のプログラム」カテゴリーアーカイブ

9月のあったかペーチカ

ほっとする朝晩の涼しさと、突き刺すような昼間の陽射し。調子が狂わないように、短い秋を満喫したいですね。

ハヴローシェチカ『語りの森昔話集2』村上郁/再話語りの森

宝下駄『語りの森昔話集5』村上郁/再話 語りの森

サルの宮殿『カナリア王子 イタリアの昔話』イタロ・カルヴィーノ/再話 福音館書店

おおかみの恩返し『家庭と子どものための奈良の民話二』村上郁/再話  京阪奈情報教育出版

スワファムの行商人『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子/訳 福音館書店

貧乏神 『日本の昔話5』おざわとしお/再話 福音館書店

バグダードの妖怪屋敷『子どもに語るアラビアンナイト』こぐま社

みつばつちの女王『語るためのグリム童話4』小峰書店

おおかみ神社『家庭と子どものための奈良の民話二』村上郁/再話 京阪奈情報教育出版

靴をはきつぶすお姫さまたち  語りの森HP

トロットリーナとおおかみ 『語りの森昔話集3』村上郁/再話 語りの森

Мさん絵本紹介

「かきごおりべー」海野あした/作 ニコモ

「そらまめくんのこしょこしょ」なかやみわ/作 小学館

「やくそく ぼくらはぜったい戦争しない」那須正幹/作 武田美穂/絵 ポプラ社

「だれのうんちがせかいいち?」マリー・パブレンコ/文 カミーユ・ガロッシュ/絵 評論社

「ちいさなかくれんぼ」松永悠一郎/作 福音館書店

いつもの事ですが!盛りだくさんの満腹満足なおはなし会となりました。「三本の金髪の悪魔」から急きょ変更されたヤンさん、なんとも残念でもあり、神対応でもあり、そんな在り方でさえ私たちには学びです。さてさて、今回印象に残ったおはなし談義は、「語る」です!私もストーリーテリングを始めて6年くらいは、その本当の意味が分かりませんでしたし、できていませんでした。まず、子どもや大人を前にしての緊張、おはなしが飛んだらどうしようという不安、ごまかす練習、ここ聞かれたらこう答えようの準備のドキドキ、色んな心配があって、覚えた言葉を出していく状態。聞き手とのギブ・アンド・テイクなんて、まだまだできないです!という時期がありました。けれども、毎年同じ話をして何年目かに、ちょっと語り出した自分を発見し、どうなっても大丈夫なはなし(どんな状況でもペラペラ)は、語りになってきた感覚がありました。その時の聞き手との関わりを体験したおかげで、覚えたてのはなしも少しだけ語るように、口から出せるようになったのかなと、振り返っています。課題も多いですが、それもこれも聞き手に感謝ですし、ペーチカでのみなさんのエネルギーが本当に素敵です。いつも元気を頂いています。

次回は10/5(日)10:00頃からです。どなたでもご参加下さい〜(^o^)

9月のおはなし会🌞

まだまだ酷暑のなか、子ども園にいって来ました。

9月18日(木)
4歳児 2クラス2回

ろうそくぱっ
おはなし「ギーギードア」『おはなしは楽しい』たなかやすこ
おはなし「じいとばあ」『山城和束の昔話』より村上再話
ろうそくぱっ

「ギーギードア」はツボがあちこちに散らばってるんだけど、このクラスは2クラスとも、「ぎーぎーぎー」に食いついてきましたね。
でもクラスによって色が違ってて、1クラスでは、いっしょにさけぶ、もう1クラスではひっくりかえる。
それから、「うううん、ちっともこわくない」のあと、「うそや」「ほんまはこわいねん」って小声でつぶやく。この小声でつぶやくのが、ヤンは、めっちゃ可愛くて好きです。

もう4歳児は、おまけなしでは許してくれなくなりました~

9月19日(金)
5歳児 2クラス2回

ろうそくぱっ
おはなし「はんてんをなくしたヒョウ」『大きいゾウと小さいゾウ』アニタ・ヒューエット作/大日本図書
絵本『どうぶつしりとりえほん』薮内正幸/岩崎書店
ろうそくぱっ

ううむ。
わたし「人間は、黄色いペンキでへいを塗っているところでした」
子ども「はんてんも塗る!」

いや、べつに、子どもたち他所でこの話を聞いたわけではなかったんですよ。
どちらのクラスでも、そういったんです。
こんなに早くに落ちをすっぱ抜かれた語り手は、おろおろするしかありませんでした(っ °Д °;)っ
子どもは、答えが分かってるのにずうっとストーリーを聞いてなくちゃならないし。
子ども「なんか、長かった・・・」

ごめん・・・

ひょうのパニックをできるだけおもしろく語ったんだけどね・・
やっぱり子どもは描写よりストーリーで聞くんですね。

次回は、がっつり聞ける話を持っていきます!!!

 

 

夏の疲労回復に

 昼間はまだまだ暑いですが、朝晩が夏じゃなくなりましたね! さて、遅くなりましたが 9月13日土曜日の図書館おはなし会の報告です😊

こども 10人 おとな9人

手あそび くーるぽん
おはなし 「ギーギードア」たなかやすこ
絵本 『みち』三浦太郎/あすなろ書房
絵本 『いちごでかぞえる1から5まで』赤木かん子/埼玉福祉会
絵本 『アンディとらいおん』ジェームズ・ドーハーティ/むらおかはなこ訳/福音館書店
絵本 『にゅーでたよでたよ』長新太 作/荒井良二 絵/絵本塾出版
手あそび さよならあんころもち

 図書館大好き常連さんの親子さんが集まってくれました😊
子どもの大きくなるのって、早いですねぇ。あんなによく笑う女の子だった子が、おすましなお姉ちゃんになっちゃったり、首もすわっていなかった赤ちゃんがハイハイしてたり……。保護者の方々も図書館ならではのコミュニティもあるみたいで、なんだか楽しそうです。
 子どもも親御さんもヤンさんの「ギーギードア」をにこにこ聞きながら、「……聞いたことあるおはなし……」と思っていたのかもしれませんが、「ギーギードア」、何かい聞いても面白いですよねぇ😊 横にいた女の子が、たんびたんびに目を丸くして、小さな声で「え~!」と言っていて可愛かったです。
『アンディとらいおん』も楽しそうでしたね! らいおんの足のとげを抜いて助けてあげる、なんてかっこいいですものね。二色で描かれた絵も逆に魅力なんでしょうか😊 そして長新太さん、いつもありそうでないものを形にしてくれる。私の娘たちも長新太さんの絵本が大好きでした😄 あ~、今日も楽しかったです💓

昔あった時間

 新学期になりました。忙しい秋の季節の始まりです……。あっついけど。
この2~3日の雨で少しは涼しくなるんでしょうか? 
 さて、9月最初の土曜日の図書館おはなし会は、ウーカーさんと、おらふが担当しました。

子ども8人 おとな8人

手あそび 虫かご
おはなし 「風の神と子ども」『おはなしのろうそく9』東京子ども図書館
おはなし 「くさった風」『日本の昔話3』おざわとしお/福音館書店
絵本 『きみ、だあれ?』そく・ちょるうぉん 絵/聞かせや。けいたろう/KADOKAWA
絵本 『せかいいちれいぎただしいかいじゅうボンバルボン』キューライス/小学館
絵本 『こねこをひろったけどそだててみたら…』新井洋行/BL出版
絵本 『なんのサンドイッチ?』たなかひかる/大和書房
手あそび さよならあんころもち

 先日、三世代で来てくれた親子さんのお話をしましたが、またみんなで来てくれました! この日じゅうたんコーナーに集まってくれたのは、みんな女の子。くりくりのお目めぱっちりで聞いてくれました😊 
 幼児さんの時から本が大好きな女の子が、一年生になってまた来てくれるようになったり、子どもの成長のスピードを見て、感心するばかり。
 なんですが、指と指をくっつけて、小指から指同士をパチパチさせていく、この日の手遊びが、小指と中指をくっつけたりして「はじめて」感が満載なんです。
そして最後に親指をくるくる回すのですが、ぎこぎこしちゃって回らないんです。
そういえば、ぞうきんを絞れない、水道の蛇口を回せない子どもが多くなっているとか……。
 こういう動きって、手先の不器用さにもつながっていくだろうし、脳の発達にも影響するんじゃないか、なんてハラハラどきどきしてしまいます。
 簡単なものなので、5歳児さんなら初めてでも2~3回やるとできますが、手指あそびって、一人遊びとか、暇なときにでてくる仕草みたいなものでもあるから、良くも悪くもそういう時間がないのしょうか。子どもにとって「退屈な時間」はいろんなアイディアを生み出して自分主体で遊べる最高の時間😊 退屈を楽しめたらいいですね!
 ま、そんなこんなで、おはなしも絵本も楽しんでくれました💓よかったです😊

8月最後の図書館お話会

今日からもう9月!
今年があと4か月で終わると思うと、寒い年越しの時期がこの暑さでは全く想像できません。
まだまだ暑さの盛りの中、8月最後の週のお話会の報告をします。
来てくれたのは、子ども12人、大人9人。

手遊び くーるぽん
おはなし 「アリョーヌシカとイワーヌシカ」『まほうの馬』A.トルストイ他/文 E ラチョフ/絵 高杉一郎他/訳 岩波書店
絵本  『ひこうきにのろう』バイロン バートン/作 なかがわちひろ/訳 好学社
 〃  『これはのうじょう』ジョン クラッセン/作・絵 なかがわちひろ/訳 徳間書店
 〃  『これはのみのぴこ』谷川俊太郎/作 和田誠/絵 サンリード
手遊び さよならあんころもち

「アリョーヌシカとイワーヌシカ」は大好きなおはなしなんですよ。
この日は、ほとんどが初めての子どもたちだったと思いますが、分からない言葉は「〇〇ってなに?」ってすぐに聞いてくれたから、やり取り上手なヤンさんは短く説明を入れながら語ってくれました。
だから、内容のある話だけれどもみんなちゃんとついてきてたし、その真剣な姿を見ているわたしも幸せでした。
『ひこうきにのろう』は、飛行機の内部が詳しく説明されていて、「燃料って、翼に入ってるの?」とびっくりしました。
大人なら、これは知ってて当たり前ですか?
わたしは知りませんでした。
あとの二冊は、タイトル『これは…』でつないでますね。
お見事でございます。
暑さを忘れた、楽しい時間でした(*^_^*)