「おはなし会のプログラム」カテゴリーアーカイブ

9月のあったかペーチカ

この暑さ、まいってしまいますね。それでも、せめてイラストは9月のものを!と思い、秋の訪れを願って貼ります~。ペーチカは11人の参加がありました。

「こすずめのぼうけん」『おはなしのろうそく19』東京子ども図書館

「老犬ズルタン」『語るためのグリム童話3』小峰書店

「こぶたのリコション」『語りの森昔話集4』語りの森

「あたしがテピンギー」『女の子の昔話絵本 ハイチのおはなし』偕成社

「おんちょろちょろあなのぞき」『語りの森昔話集1』語りの森

「駅前の自転車預かりの話」語りの森HP

「名まえ」『魔法のオレンジの木』岩波書店

「松の木のお伊勢まいり」『日本の昔話4』福音館書店

Mさんの絵本紹介

「おうちにおばけがすんでいます」オリヴァー・ジェファーズ/作 鈴木沙織/訳 化学同人

「13かいにはきょうりゅうがいる」ウェイド・ブラッドフォード/作 ケビン・ホークス/絵 青山南/訳 ひさかたチャイルド

「おひさまぽかぽかうたったら」くわざわ ゆうこ/作 ほるぷ出版

さまざまなおはなしが聞けましたし、初めての絵本にも出会いました。みなさんのパワーにいつも元気を頂きます。このおはなしたちが、たくさんの子どもたちに届くといいですね。先輩方の経験談やアドバイスも参考になりました。はぁ楽しかった!

次回は10/13(日)です。

げんきノリノリ

 毎日真夏のように暑いですね~😓さて、8月……じゃありません、9月7日土曜日の図書館おはなし会は、常連さんがちらほら、残暑疲れか、おとなしめに控えめにはじまりました~
 
 子ども 6人 おとな 7人

手あそび ひとつとひとつでどんなおと?
おはなし 「エパミナンダス」『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館
絵本 『あいうえおにぎり』ねじめ正一 作/いとうひろし 絵/偕成社
絵本 『いいからいいから2』長谷川義史/絵本館
絵本 『そらにげろ』長田真作/岩崎書店
絵本 『かけまーす どん』五味太郎/絵本館
手あそび さよならあんころもち

 9月はヤンさんはお休み、今回はおらふの先輩が担当しました。ひとつひとつゆっくりじっくり丁寧に、イメージできているかを確認しながらおはなしが進んでいくので、ちいさな子どもたちも、だんだんとおはなしに引き込まれて、楽しそうにしていました。そうなればもう先輩のペースです。楽しくさせるのがとっても上手。夏や運動会にちなんだ絵本を用意されていて、私にとっては意味不明な『そらにげろ』では、二人の常連さんがじゅうたんコーナーで、最終的にはその場かけっこしていました😊たくましい想像力に脱帽です。

 

夏休みの終わりは…

8月24日の図書館のお話会の様子をお知らせします。
この日は、夏休み最後の土曜日でして、小学生が少ないような…。
あるいは、本を選んでそそくさと帰る…。
さては、宿題のラストスパートで家にこもっているのだな(笑)

手遊び トマトはとんとん
おはなし 「にんじんとごぼうとだいこん」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』語りの森
絵本 『どんどんくるくる』中尾昌稔/文 岩田明子/絵 大日本図書
〃  『たこのコータ』星野はしる/作 西川おさむ/絵 ひさかたチャイルド
〃  『かかかかか』五味太郎/作・絵 偕成社
〃  『うしろにいるのだあれ うみのなかまたち』ふくだとしお/作 新風舎
〃  『おとどけものです』ロッド キャンベル/作 あすなろ書房
手遊び さよならあんころもち

小学生が少なくて、小さい子どもが多かったのでおはなしを急遽「にんじんとごぼうとだいこん」にされたんだと思います。
ナイスな選択!
こういうことを想定して用意されてたのかなと思いますが、さすがです!
手遊びが、次々と野菜が出てくるもので、そこにみんなで足していくんですが、ひとりの男の子がノリノリでもう体全体ではねてましたね(*^_^*)
かわいかったです。
夏の終わりはまだもう少し後のようですが、夏休みは確実に終わる…。
小さい子どもたちの楽しそうな姿を見ながら、必死で宿題をしている小学生を自分の苦い思い出とともに頭に思い描いたのでした。
みんな、頑張ろう~~(^O^)/

大人のためのお話会👻

8月も末になりました。
けれどもまだまだ暑さは続き、そして台風10号が日本列島に近づいてきているとのこと。
気が抜けませんね。
8月22日に行われた大人のためのお話会は、夏といえばこれでしょう!ということで、〝怖い話〟特集でした~

「金の髪」『おはなしのろうそく19』東京子ども図書館
「ミスター・フォックス」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
「ぼっこ食いあねさま」語りの森HP → こちら
「千人力」語りの森HP → こちら
「黄色いリボン」『ホラーセレクション(2)語られると怖い話』ポプラ社
「金の腕」『おはなしのろうそく22』東京子ども図書館

参加者は10人でした。
常連さんばっかりの安心感の中、一生懸命務めさせていただきました。
わたしたち語り手は、普段子どもたちに怖い話はほとんどしません。
できないというほうがより正確かと思います。
というのは、高学年でもクラスに一人か二人は本当に怖がる子がいるので、そうしますと語り手は怖さを緩めなくてはなりません。
たまに学校にやってくるだけのあまりよく知らないおはなしのおばちゃんが怖い話をするというのは、よほど注意しなければならないわけです。
しかし、大人のためのお話会ですから、いっさいの配慮は無用!!
ということで、怖い話を思いっきり怖~く語れるということでみんな張り切って当日を迎えました。
こんなチャンスは二度とないかもしれないですから。
でも、わたしとしましては、練習の段階で「金の髪」がいかに難しいかということを思い知らされ_| ̄|○、なかなかうまくできないことに恐怖を感じるという現実に直面していました(気づくのが遅い、遅すぎる…笑)

絵本なしでプログラムを組むというのは初めてでしたが、今回はこれでよかったかと思います。
みなさん、いろいろな怖い話を楽しんでくださっていたように思います。
「金の腕」も、大人のかたは驚いてくれるかどうか心配でしたが、この話を知らない人が二人くらいいらっしゃって、本当にびっくりされていて、「よっしゃ、成功~~、ラリホ~♪」と気持ちよく追われました。
ヤンさんは、まさかまさかの惜しくも病欠で残念でしたが、語り手3人で2話ずつ、みんなでがんばって、無事終わりほっとしました。
来年も、8月は怖い話特集やる?!

うり、初々しいいい匂い

 去年も、今年も、暑いですね😓 図書館おはなし会は8月17日土曜日はお盆でお休み、今日は遅くなってしまいましたが先週8月10日の図書館おはなし会の報告をします。一週間留守にしていた間に、蝉はツクツクボウシにかわり、夜には虫が鳴っているので帰ってきてビックリしているおらふです😊
 
 8月10日 子ども10人、おとな9人

手あそび くーるぽん
おはなし 「うりひめのはなし」『おはなしのろうそく12』東京子ども図書館
絵本 『ヴィンセントさんのしごと』乾栄里子 文/西村敏雄 絵/福音館書店
絵本 『どしゃぶり』おーなり由子 文/はなこうしろう 絵/講談社
絵本 『どんめくり』やぎたみこ/ブロンズ新社
手あそび さよならあんころもち

 おはなしに合わせて畑から自作の「ウリ」を持って来てくれたヤンさん。とってきたばかりだから、ウリの新鮮なにおいがいい匂い😊
 メロンが最高級品だった昔、庶民は「あんまりおいしくない」といいながら、マクワウリを大事そうに食べてましたよね。そのウリとは違うのでしょうか、ヤンさんは「お漬物にするウリ」と説明していました。形も丸ではなくて細長いシマのある緑のウリです。
 さて、ヤンさんの「瓜子姫」は、おはなしをはじめたころに覚えたものだそうで、ろうそくからのものですが、日常語です。その風景を見ていると、お家で子どもたちにおはなししているみたい。語り手と聞き手の距離がとっても近くて、子どもたちも自分のためにおはなししてくれてると感じるようです。
 ヤンさん「瓜ひめ、いるか」
 子ども 「!」
 ヤンさん「戸をあけてくれや」
 子ども「……だめ」
 ヤンさん「指のはいるほどあけてくれ」
 子ども「(うでをばってんにして)ダメ!」
 ヤンさん「手のはいるほどあけてくれ」
 子ども「(ばってんをさらに協調して)ダメダメ!」と、どんどんダメダメ言ってくれるんだけど、瓜ひめは頭の入るほどあけてしまって、子どもたちは「あ~」
 『おはなしのろうそく』の「話す人のために」記載されている「あまんじゃくが瓜ひめに戸を開けさせるまでのかけ合いが山なので」のとおり、もうそのまんま、見ているこっちは楽しいですが、聞いてる子どもたちは(またうまいこと女の子が多くて)ヒヤヒヤドキドキしていたことでしょう。あ~楽しかったです!絵本も暑さで弱った身体と心を和らげてくれました😊
 
 瓜子姫は子どもの頃に読んだ日本の昔話の中でも読む本によっていつも違うなぁと思っていたおはなしでした。青森から鹿児島まで全国に広く分布してバリエーションに富んだ話型とのことで、主に東北は瓜子姫は殺されてしまうし、岩手の方には姫の皮を剥ぐはなしもあるとか。でも、今回の長野県飯山の「瓜子姫」はハッピーエンドな形ですが、近辺の「おしらさま」には馬を桑の木にかけて皮を剥ぐというシーンもでてきます。マクワウリも美濃の国の真桑村がその名の由来とされているけど、各地で栽培されその土地のマクワがあるし、似ている言葉は出てくるけれど全然つながらない😓  昔話は奥が深くてとっても不思議です。とにかく8月27日の「ねずの木」とっても楽しみです!