「勉強会」カテゴリーアーカイブ

7月おはなし初級講座

梅雨ですね。
雨ニモマケズ
湿気ニモマケズ
盆地ノムシムシシタ暑サニモマケズ…
おはなし初級講座に行ってまいりました。

今回のおはなしは、
みなごろし、半ごろし」『日本の昔話4』福音館書店
鼻高たいこ」『子どもに語る日本の昔話2』こぐま社
くじら大王子どもと家庭のための奈良の民話 京阪奈情報教育出版社
ホットケーキ」『おはなしのろうそく18』東京子ども図書館
あなのはなし」『おはなしのろうそく4』東京子ども図書館
の5話でした。

まずは手遊び。

子どもと子どもが けんかして  (小指)
薬屋さんが とめたけど     (薬指)
なかなか なかなか とまらない (中指)
ひとたちゃ 笑う        (人差し指)
親たちゃ 怒る         (親指)

小指どうし、薬指どうしの指先をくっつけながら歌います。
お兄さんお姉さんバージョンは、グーからその指だけを立てて、
幼児さん向けバージョンは手を合わせて、「いただきます」状態から指先をトントン。
薬指だけを立てるのって案外難しいのです。

そして、なにやら物騒なタイトルのおはなしから始まりました。
「みなごろし、半ごろし」
これ、おはぎを作るときのもち米の潰し具合を表す方言なのですが、知らずに聴いたらギョッとしますね。

今回の講座では、イントネーションや呼吸法、表情が話題に出ました。

まずは主語を聞き取りやすくするため、助詞「が」のイントネーションを低くするというアドバイス。
イントネーションの癖は無意識にしているので自分ではなかなか気づきにくいのですが、聴き比べてみればなるほどです。

そして呼吸法。
腹式呼吸をしていますか?
最初は意識しないとなかなか腹式呼吸できないのですが、あがっておはなしを忘れそうになっているとき、間を取っているフリをしてお腹で息をしてみましょう。おはなしが戻ってきます。「だって一度は覚えたんだもん」心強いお言葉でした。そして単純な私は納得。信じるものは救われる…はず。

あと表情筋です。
口角を上げて語るのと、口角を下げて語るのでは声の響きが変わります。
笑い話やおふざけ話に口角を下げて語ると可笑しさが伝わらないのではないでしょうか。
反対にシリアスな重い話をニコニコ口角上げて語ると…シリアスさが伝わりませんね。

このアドバイスを聴いて、以前「ちいちゃいちいちゃい」の、ちいちゃいちいちゃいおばあさんがちいちゃいちいちゃい墓場でちいちゃいちいちゃい骨を拾った場面で、ワザとにやりと口角を上げて語ってみたことを思い出しました。
あの時、前列にいた子どもさんの凍り付いた表情が忘れられません。
「しまった! 怖がらせすぎた!」ととっさに感じたのですが、覚えたての見習い魔女のこと。どう怖さを弛めるのか分からず、つい、にっこりと…。その時は怖さを弛めたつもりでいたのですが、今になって思えば不気味さが増しただけだったかも…。
表情も情報のひとつ。場面に合った表情ができるように滑舌の練習とともに表情筋のトレーニングもやってみようと思ったのでした。

8月の初級講座はお休みです。ですから、8月の初級講座レポートもお休みです。(「ホットケーキ」のラスト風に)

7月中級講座報告

お久しぶりです。7月8日に中級講座がありました。
まずは、前回から取り組み始めた『呪的逃走』について話しました。呪的逃走モチーフがたくさん見つかったり、意外に少なかったり、今まで知らなかった話が見つかったりと楽しく報告しあいました。

本日のメイン「三枚のお札」出典『おはなしのろうそく5』東京子ども図書館を語ってもらい、テキストについて検討しました。原話をどのように扱うかや、テキスト比較をしました。再話のテキストがたくさんある中、どのテキストにするかのヒントになりました。5月からの力技のレポートに引き続き、今回も力の入ったレポートでした。       お楽しみのお話二つ「屋根がチーズでできた家」『子どもに語る北欧の昔話』こぐま社「うりこひめとあまんじゃく」『松谷みよ子のむかしむかし1』講談社で楽しく終了しました。次回は9月『野の白鳥』アンデルセン予定です。

7月 日常語の語り勉強会

猛暑の中、『日常語の語り勉強会』がありました。

暑さは暑し、暑すぎて何人かはちょっぴり溶けていたような・・・いやいや、そんなことはないか・・・

帰りに車に乗ろうとすると、車内はまるでサウナかと思うほどの灼熱地獄でした。

梅雨はもう明けたんでした?いきなり夏になっちゃって、体と頭がついていきません。

前置きが長くなってしまいました。暑さのせいです・・・

報告にまいります。

 

語り

おばすて山」  「語りの森」≪日本の昔話≫
リンクこちら→http://katarinomori13.com/jfolktales.html

花さかじい」『日本の昔話1』

かっこうとほととぎす」『日本の昔話2』

 

テキスト

なら梨取り」『日本の昔話4』

にぎりめしころころ」『日本の昔話4』

へっぴり嫁ご」『日本の昔話4』

やまんばの錦」『日本の昔話4』

海のはて」『日本の昔話4』

※『日本の昔話1〜5』は福音館書店の 小澤俊夫/再話 です。

 

今日も個性豊かなおはなしたちでした。(*^_^*)

 

テキストを日常語にする時に、どこまで変えて、どこまで残すのかという問題がでてきます。

とくに悩むのは、せりふ、唱え言葉、まじない言葉、古い言い回しや、その土地独特の表現、後世に伝えたい(残したい)言葉、、、などなどです。

ニュアンスや意味を間違ってしまわないように、迷ったり、困ったりした時には、

<原話(元になっているおはなし)にあたる(読んでみる)>といいんですね~

そうすることで、本来の、語られていたときの、意味や、役割、ニュアンスをつかむことができる。

原話を読むと新しい発見があったり、あいまいだったところがはっきりしたりして、すごくおもしろいです!

そして、再話して下さった方のすごさと、語って伝えて下さった方の素敵さをひしひしと感じることができます。

 

あまりの暑さにぼーっとしてきました。ここらでお開きにさせて頂きます。

皆さま、今日もありがとうございました。

7月でこの暑さ。次回の8月はいったいどんな暑さになるのでしょう・・・

では、また。

6月のがらがらどん

今月のがらがらどんは、「小さい子ども向けのおはなしを語る」をテーマに開かれました。
集まったおはなしは…

「半分のにわとり」 「語りの森」外国の昔話 テキストは→こちら
「おはなしのだいすきな王さま」
『山の上の火』ハロルド・クーランダー他 岩波書店
「ひなどりとねこ」
『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎 実業之日本社
「雨こんこん」
『ちいさいモモちゃん』松谷みよ子 講談社
「はんてんをなくしたひょう」
『大きいゾウと小さいゾウ』アニタ・ヒューエット 大日本図書
「蛙の嫁さん」 たなかやすこ再話

「雨こんこん」は先に『のはらうた』の詩を読んでから、「はんてんをなくしたひょう」の前には、『どうぶつしりとりえほん』でみんなでしりとりをしてから、おはなしが始まりました。
おはなしの後はいつものようにお茶をしながら、子どもたちに語ったときの様子を言い合い、感想や疑問に思っていることなどを話し合いました。
その後は、がらがらどんメンバーの昨年度の幼稚園おはなし会プログラムの資料を見てのプログラムについてのお話となりました。
その話の中で、いろいろ学びがありました。子どもたちを見つめ、お話を選び、子どもたちの聞く力をつける・聞く力がつくのをじっと待つ事の大切さがわかりました。ジミーも、これまで以上に、そして心を入れ替えて、頑張ろうと思いました。

勉強会とは関係ありませんが、Aさんがみんなに持ってきてくださったよもぎだんごがとってもおいしかったので、今日買ってきました。(ちゃんとお店を聞いていた!えらいぞ、自分!)遥かなる昔、祖母が作ってくれたものと似ている素朴な外見にもひかれたのですが、なんと、おいしいはずです、賞を取っていたのですね!

そしてもう一つ書いておきたいことが…
ヤンさん、Aさん、みんなが語っているときに幼稚園児のまねをして、え~~っっとかなんでぇー?とか言うのはやめてください。
言う方は楽しそうですが、語っている方には試練です(T_T)
お前も一緒に言ってただろう(一一”)って!?
それはですね、がらがらどんのナンバー1とナンバー2がなさっているのですから、下っ端はしないわけには…
すいません、楽しんでました<m(__)m>

とにかく、おいしくて楽しい、いやいや、お勉強になった一日でした(*^-^*)
次回は7月31日です(^_^)/

6月おはなし初級講座

6月といえば、思い当たるキーワードは梅雨、初夏、あじさい、かたつむり・・・。
この時期に合う手遊びってなんでしょうね。
心当たりがみつからず、一同、気配を探りつつシーンとなっていたところに、おらふさんがかたつむりのわらべ歌を歌ってくださいました。
しっとりと歌い上げられる美声に聞き惚れながら、わらべ歌でおはなしの世界へ誘われるのもいいな~と思いました。
しかし、もっちは音痴ですのでね。おらふさんのようにはいかないでしょうね。
どこかおかしな異界に迷い込むに違いありません。

さて、今回もバラエティ豊かにおはなしが集まりました。

猫絵十兵衛六渡邦昭再話(フジパンホームページ)
世界でいちばんきれいな声
」『おはなしのろうそく11』(東京子ども図書館)
ちいちゃいちいちゃい」『イギリスとアイルランドの昔話』(福音館書店)
アナンシと五」『こども世界の民話 下』(実業之日本社)
小判の虫ぼし」『松谷みよ子のむかしむかし 日本の昔話3』(講談社)
へこきじい」『日本の昔話①はなさかじい』(福音館書店)
しじみの三兄弟」『子どもに贈る昔ばなし5』(小澤昔ばなし研究所)

出典がどれも被っていませんね。みなさん、いろんなところから面白いおはなしを見つけてこられてますね。そしてどれも面白かったです。

「猫絵十兵衛」は初めて聞くおはなしだっただけに、新鮮な気持ちで聞かせていただきました。
いくつかの話型が組み合わされているのですが、まさかの〇〇オチ!(←〇は伏字です)
え? 創作ちゃうよね? 民俗学の本にも載ってた? え、どの本? と前のめりになる魔女たちと見習い魔女たち。

そして今回の反省会も色々と実践的なアドバイスをたくさんいただき、また話し合いました。

えばおはなしに入る前におはなしに出てくる言葉を説明するとか。
聞き手を置いていかないように語ることに通じるのだと思いますが、「世界でいちばんきれいな声」のコガモがカモの子どもで、カモは「くわっくわっ」と鳴くということを理解してなければ、どうしてもカモ語になってしまって猫や犬や鳥や牛のように鳴けないという可笑しさや悲哀は伝わらないのだということでした。
なるほど。だから年齢によってはポカーンとされていたのかとひっそり反省してました。
あとはジャンピングストーリーの驚かせ方とか。(笑)
物語の人物の性格は表さないだけで、語り手の中ではしっかりイメージしておくとか。

今回も楽しく有意義な講座でした。