「勉強会」カテゴリーアーカイブ

7月中級講座報告

お久しぶりです。7月8日に中級講座がありました。
まずは、前回から取り組み始めた『呪的逃走』について話しました。呪的逃走モチーフがたくさん見つかったり、意外に少なかったり、今まで知らなかった話が見つかったりと楽しく報告しあいました。

本日のメイン「三枚のお札」出典『おはなしのろうそく5』東京子ども図書館を語ってもらい、テキストについて検討しました。原話をどのように扱うかや、テキスト比較をしました。再話のテキストがたくさんある中、どのテキストにするかのヒントになりました。5月からの力技のレポートに引き続き、今回も力の入ったレポートでした。       お楽しみのお話二つ「屋根がチーズでできた家」『子どもに語る北欧の昔話』こぐま社「うりこひめとあまんじゃく」『松谷みよ子のむかしむかし1』講談社で楽しく終了しました。次回は9月『野の白鳥』アンデルセン予定です。

7月 日常語の語り勉強会

猛暑の中、『日常語の語り勉強会』がありました。

暑さは暑し、暑すぎて何人かはちょっぴり溶けていたような・・・いやいや、そんなことはないか・・・

帰りに車に乗ろうとすると、車内はまるでサウナかと思うほどの灼熱地獄でした。

梅雨はもう明けたんでした?いきなり夏になっちゃって、体と頭がついていきません。

前置きが長くなってしまいました。暑さのせいです・・・

報告にまいります。

 

語り

おばすて山」  「語りの森」≪日本の昔話≫
リンクこちら→http://katarinomori13.com/jfolktales.html

花さかじい」『日本の昔話1』

かっこうとほととぎす」『日本の昔話2』

 

テキスト

なら梨取り」『日本の昔話4』

にぎりめしころころ」『日本の昔話4』

へっぴり嫁ご」『日本の昔話4』

やまんばの錦」『日本の昔話4』

海のはて」『日本の昔話4』

※『日本の昔話1〜5』は福音館書店の 小澤俊夫/再話 です。

 

今日も個性豊かなおはなしたちでした。(*^_^*)

 

テキストを日常語にする時に、どこまで変えて、どこまで残すのかという問題がでてきます。

とくに悩むのは、せりふ、唱え言葉、まじない言葉、古い言い回しや、その土地独特の表現、後世に伝えたい(残したい)言葉、、、などなどです。

ニュアンスや意味を間違ってしまわないように、迷ったり、困ったりした時には、

<原話(元になっているおはなし)にあたる(読んでみる)>といいんですね~

そうすることで、本来の、語られていたときの、意味や、役割、ニュアンスをつかむことができる。

原話を読むと新しい発見があったり、あいまいだったところがはっきりしたりして、すごくおもしろいです!

そして、再話して下さった方のすごさと、語って伝えて下さった方の素敵さをひしひしと感じることができます。

 

あまりの暑さにぼーっとしてきました。ここらでお開きにさせて頂きます。

皆さま、今日もありがとうございました。

7月でこの暑さ。次回の8月はいったいどんな暑さになるのでしょう・・・

では、また。

6月のがらがらどん

今月のがらがらどんは、「小さい子ども向けのおはなしを語る」をテーマに開かれました。
集まったおはなしは…

「半分のにわとり」 「語りの森」外国の昔話 テキストは→こちら
「おはなしのだいすきな王さま」
『山の上の火』ハロルド・クーランダー他 岩波書店
「ひなどりとねこ」
『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎 実業之日本社
「雨こんこん」
『ちいさいモモちゃん』松谷みよ子 講談社
「はんてんをなくしたひょう」
『大きいゾウと小さいゾウ』アニタ・ヒューエット 大日本図書
「蛙の嫁さん」 たなかやすこ再話

「雨こんこん」は先に『のはらうた』の詩を読んでから、「はんてんをなくしたひょう」の前には、『どうぶつしりとりえほん』でみんなでしりとりをしてから、おはなしが始まりました。
おはなしの後はいつものようにお茶をしながら、子どもたちに語ったときの様子を言い合い、感想や疑問に思っていることなどを話し合いました。
その後は、がらがらどんメンバーの昨年度の幼稚園おはなし会プログラムの資料を見てのプログラムについてのお話となりました。
その話の中で、いろいろ学びがありました。子どもたちを見つめ、お話を選び、子どもたちの聞く力をつける・聞く力がつくのをじっと待つ事の大切さがわかりました。ジミーも、これまで以上に、そして心を入れ替えて、頑張ろうと思いました。

勉強会とは関係ありませんが、Aさんがみんなに持ってきてくださったよもぎだんごがとってもおいしかったので、今日買ってきました。(ちゃんとお店を聞いていた!えらいぞ、自分!)遥かなる昔、祖母が作ってくれたものと似ている素朴な外見にもひかれたのですが、なんと、おいしいはずです、賞を取っていたのですね!

そしてもう一つ書いておきたいことが…
ヤンさん、Aさん、みんなが語っているときに幼稚園児のまねをして、え~~っっとかなんでぇー?とか言うのはやめてください。
言う方は楽しそうですが、語っている方には試練です(T_T)
お前も一緒に言ってただろう(一一”)って!?
それはですね、がらがらどんのナンバー1とナンバー2がなさっているのですから、下っ端はしないわけには…
すいません、楽しんでました<m(__)m>

とにかく、おいしくて楽しい、いやいや、お勉強になった一日でした(*^-^*)
次回は7月31日です(^_^)/

6月おはなし初級講座

6月といえば、思い当たるキーワードは梅雨、初夏、あじさい、かたつむり・・・。
この時期に合う手遊びってなんでしょうね。
心当たりがみつからず、一同、気配を探りつつシーンとなっていたところに、おらふさんがかたつむりのわらべ歌を歌ってくださいました。
しっとりと歌い上げられる美声に聞き惚れながら、わらべ歌でおはなしの世界へ誘われるのもいいな~と思いました。
しかし、もっちは音痴ですのでね。おらふさんのようにはいかないでしょうね。
どこかおかしな異界に迷い込むに違いありません。

さて、今回もバラエティ豊かにおはなしが集まりました。

猫絵十兵衛六渡邦昭再話(フジパンホームページ)
世界でいちばんきれいな声
」『おはなしのろうそく11』(東京子ども図書館)
ちいちゃいちいちゃい」『イギリスとアイルランドの昔話』(福音館書店)
アナンシと五」『こども世界の民話 下』(実業之日本社)
小判の虫ぼし」『松谷みよ子のむかしむかし 日本の昔話3』(講談社)
へこきじい」『日本の昔話①はなさかじい』(福音館書店)
しじみの三兄弟」『子どもに贈る昔ばなし5』(小澤昔ばなし研究所)

出典がどれも被っていませんね。みなさん、いろんなところから面白いおはなしを見つけてこられてますね。そしてどれも面白かったです。

「猫絵十兵衛」は初めて聞くおはなしだっただけに、新鮮な気持ちで聞かせていただきました。
いくつかの話型が組み合わされているのですが、まさかの〇〇オチ!(←〇は伏字です)
え? 創作ちゃうよね? 民俗学の本にも載ってた? え、どの本? と前のめりになる魔女たちと見習い魔女たち。

そして今回の反省会も色々と実践的なアドバイスをたくさんいただき、また話し合いました。

えばおはなしに入る前におはなしに出てくる言葉を説明するとか。
聞き手を置いていかないように語ることに通じるのだと思いますが、「世界でいちばんきれいな声」のコガモがカモの子どもで、カモは「くわっくわっ」と鳴くということを理解してなければ、どうしてもカモ語になってしまって猫や犬や鳥や牛のように鳴けないという可笑しさや悲哀は伝わらないのだということでした。
なるほど。だから年齢によってはポカーンとされていたのかとひっそり反省してました。
あとはジャンピングストーリーの驚かせ方とか。(笑)
物語の人物の性格は表さないだけで、語り手の中ではしっかりイメージしておくとか。

今回も楽しく有意義な講座でした。

 

 

 

6月 日常語の語り勉強会

今回は語り7話、テキスト3話でした。
語り
天福地福」『日本の昔話2』
だんだん飲み」『日本の昔話5』
産神さまの運定め」『日本の昔話2』
若がえりの水」『日本の昔話4』
花さかじい」『日本の昔話1』
鬼子母神とザクロ」『子どもと家庭のための奈良の民話1』京阪奈教育情報出版
はしごそうめん」『丹後伊根の昔話』
京都府立総合資料館  より再話

テキスト
鷲にさらわれた子ども」『日本の昔話1』
おばすて山」  「語りの森」≪日本の昔話≫
リンクこちら→http://katarinomori13.com/jfolktales.html
ねずみのすもう」『日本の昔話5』

※『日本の昔話1〜5』は福音館書店の 小澤俊夫/再話 です。

今回も色んなおはなしが聞けてとても楽しかったです(^O^)
おまけで「はらぺこピエトリン」(共通語)も聞かせていただきました!こちらも語る人によって雰囲気が随分変わります(^_^)面白いですね〜

今回は全部で10話(ピエトリン入れると11話!)のおはなしについて、勉強(?)しました。
盛りだくさんです。

皆さま、勉強熱心です。

真面目です。

正直です。
………そうです。
今回は、「正直」が話題になりました。
「天福地福」の中で、
「おじいさんは正直だから、つぼのお金には手をつけなかった」という内容の部分があるのですが、これは「正直」ということなのか?と、しっくりこなかったんです。
ちょっとニュアンスが違う気がして…
確かにこのおじいさんは「ばか正直」なのです。でも「ばか正直」ではこれまたおはなしには合わない…
それに昔話では、登場人物の性格づけは言葉でするのではなく、行動によってあらわす、のでしたよね。(昔話の語法ね〜)だから「正直」という表現は、なくてもいいかな、と思いました。おじいさんの行動で性格わかりますもんね~
そして、また
「産神さまの運定め」で、おはなしの冒頭にある「正直な大工がいました」の「正直」これは要るのだろうか?という話になりました。

「正直」って難しいもんですね〜

もう一つの話題、「副詞」について。
「副詞」は名詞以外を修飾する言葉。オノマトペも「副詞」になります。
今回は、その  位置  について、ヤン総監督からお話が。

<副詞は、修飾する言葉の直前におく>

なぁ〜るほど、です。
場面を想像するのに、ものごっつい分かりやすくなりますね!

毎回、必ず、勉強になります…

また、次回、よろしくお願い致します。

m(_ _)m