「日記」カテゴリーアーカイブ

屋根裏部屋の寄り合い

昨日、2月14日は屋根裏部屋の寄り合いの日でした。
おはなしのメニューは…
「大工と鬼六」 『日本の昔話2したきりすずめ』 おざわとしお再話 福音館書店
「しおちゃんとこしょうちゃん」 『おはなしのろうそく27』 東京子ども図書館
「だんまりくらべ」 『子どもに聞かせる日本の民話』 大川悦生 実業之日本社
「犬と猫とうろこ玉」 『おはなしのろうそく15』 東京子ども図書館
「クラゲとサル」 (出典不明 日本の昔話)
「あぶら取り」 『日本の昔話2したきりすずめ』 おざわとしお再話 福音館書店
「ロバと横笛」 『黒い羊』 アウグスト・モンテロッソ 書肆山田
「くまのしっぽはなぜみじかい」 HPババヤガー語りの森(まもなく公開) 原
話『和泉昔話集』 南要/和泉郷土研究会 村上郁再話
「大工と鬼六」 (出典はいちばんめの「大工と鬼六」に同じ)
そして、新刊絵本の紹介
いつもながら、バラエティーに富んだおはなしの数々です。
「大工と鬼六」は、同じ出典で、語り手のカラーと言いますか、やはり同じ話を
違う人が語ると、チト違うのが、楽しいですね。
ジミーは、絵本紹介が終わると、用事のために逃げるように帰ったんです。
まるで、灰かぶりが王子さまの引き留めるのを振り切って帰るようにです。
誰もそんなことは聞きたくありませんね。
とにかく、お茶の時間にいられなかったのが残念ということであります。
おはなしが聞けただけで満足です。
お菓子とお茶は二の次です。
でも、バレンタインだったし…。
しつこいですね。
失礼いたしました<(_ _)>
ジミー

かしこいモリーとかしこい一年生

月に1度、朝学習で1年生にお話会をしています。って、前に書いたっけ?
4月から聞きつづけて、今年も残すところあと1回。
きょうは事情があって、2クラス合同でした。40人ほどです。

プログラム
「かしこいモリー」 『おはなしのろうそく』東京子ども図書館刊
これだけです。
ろうそくを付けたり消したりするので、これで15分。

「かしこいモリー」はいつどこでやっても集中して聞きますね。
先週は、図書館でやりましたが、たまたま小学生がおらず2〜6歳が9人。
し〜んとまじろぎもせずに聞いていました。

きょうは、し〜んというわけにはいきません。
子どもたち、思わず「えぇっ!」「うわっ!」
わたし「いえいえ来ますわ、もうあと二回」
子ども「笑ー笑ー笑!」
わたし「モリーは橋を渡れましたが、大男は」
子ども「渡れませ〜ん!」
わたし「はい、おしまい」
子ども「ジャックと豆の木と同じやん!」
わたし「おお、ほんまや!」
子ども「けど、髪の毛一本橋がない」
子ども「かわりに豆の木がある!」
わたし「おお、ほんまや!」
子ども「大男は空の上におるねん」
子ども「モリーの大男はどこにおるん?」
わたし「おお、ほんまや!どこやろ」
子ども「子どもが捨てられるの、ヘンゼルとグレーテルといっしょや!」
わたし「おお、ほんまや!」

かしこい1年生たちの話をきいているうちに、チャイムが鳴ったのでした。

byヤン

1月 屋根裏部屋の寄り合い 

今年最初の屋根裏の集まりが、今日ありました。
初めての試みなのですが、今日はいつものお話会にプラスして、なんとかくし
芸!の日でした。
ではお楽しみいっぱいのメニューを紹介します。
第1部
おはなし
「十二支のはなし」 『かたれやまんば1』 藤田浩子 一声社
『のはらうた』より こざるいさむの詩 工藤直子 童話屋
「サルとカニ」 (加無波良夜譚による)『ストーリーテリングについて』 子
ども文庫の会
「びんぼうこびと」 同名絵本 福音館書店
「やまんばのひょうたん」 『かたれやまんば3』 藤田浩子 一声社
「水晶の玉」 『語るためのグリム童話7』 小澤俊夫/監訳 小峰書店
絵本 『しりとりえほん ちゃいろ』 星川ひろ子他 小学館
紙を切る 〜ふしぎな輪〜
新刊絵本の紹介
第2部
パネルシアター
南京玉すだれ
フォークダンス
まったくもって、いつもとは違う集まりとなりました。
違うって面白いですね。
めったに会えない方が来てくださいました。
あたらしいお客様もおみえになり、貴重な話も聞けました。
そして、常連の方々ももちろんありがとうございました。
今年もいい出だしになり、みんな笑顔で元気にお別れしました。
人のつながり、屋根裏の人脈のすごさを感じた本日の集まりでありました。
ジミー

私達は伝承の途中にいる

ぽんです。
このところずっと寒いですが、今日は一段と寒いですね。
その寒い中、我が家は防水工事が入っています。家に何とも言えない化学臭が
入ってくるので、換気のために窓を開けています。この寒空に・・・。家 で
ジャンバー(ジャンパーが正しいそうな。今パソコンさんに怒られました。でも
関西ではジャンバーよねえ)着てます。
さて、本当に嬉しいことがありました。
ふふふっ。
12月におはなし会に行った私が住んでる地元の小学校3年生の子ども達から、感
想文が届きました。
その中にね・・・、とっても嬉しいことが書いてあったんです。
その部分だけ書き写しますね。
『一番おもしろかったのは、「カーカーモーモー」です。おぼうさんをよんでと
言ったら、からすで、つぎがうしだったので、とてもわらいました。そ のお話
しを、おとうと・おかあさん・おとうさんに話すと、すごいみんなもわらってた
のしかったです。』
ブラボー!!
私は語りをやっていて、これを言われるのが一番嬉しい。だって、だって、その
子ちゃあーんと家族に口伝えしたんですよ。語り手としてこれ程嬉しい ことっ
てあります?私みたいな未熟な語り手でも、こうして、次世代に昔話が繋がった
んですよ。もう本当に踊り出したいほど嬉しかったです。
語りを始めて、12年目になりました。今までにも何回かこの喜びを得ることが出
来ました。本当に嬉しいです。
もっと言えば、このお話が自分たちで再話したお話だったこと、そして、その原
話の出典が『とろし』だったこと、さらにさらに、嬉しい。
(『とろし』については昨年の12/25のブログの中で「かあかあ、もうもう」の
出典を説明している箇所を参考にして下さいね)
「私達は、昔話の伝承の途中にいる」
小澤先生のこの言葉を忘れずに。
今年も頑張るぞー。
                              byぽん

3学期です 

ぽんです。
6日より3学期のお話会が始まりました。
えっ?もう〜?
そうなのです。もちろん学校はまだ始まっていませんから、保育所です。
いっつも行ってる所。3才と5才に行きました。
実はですね、ちょっとプライベートで年末からいろいろありまして、
しっかりお話を用意できなかったのです。
それで、どちらのクラスにも「金いろとさかのおんどり」を語りました。
出典は『おはなしのろうそく3』(3才ちゃん、ごめんねぇ)
えっと、3才、ポッカーンとして聞いてました。
5才、大盛り上がりで聞いていました。
年齢差あるねえ。
5才、「おんどりよ、おんどりよ〜」ときつねの歌がはじまると「あかん。あか
ん」「あけるんちゃうん」「ああやっぱり」。2回目の歌「また、ちゃ う
ん?」「絶対あけるで」「ほらなぁ」。3回目「え〜聞こえへんのん?」(おん
どりの声はねことつぐみには聞こえませんでした、の後)と、たーい へん。
楽しいお話会となりました。
えっ、絵本?気になる?しゃぁないなぁ。
プログラムは載せませんって宣言したんだけど・・・。
3才は「はらぺこわにのちっちゃいちゃん」鈴木出版、「てぶくろ」福音館書店
5才は「みんなびっくり」(長新太)こぐま社、「まゆとおに」福音館書店
3才の「はらぺこわにのちっちゃいちゃん」はこどものくにたんぽぽ版の1月号
です。
何ちゅうこともない絵本と思って読んだんですが、これが、以外に大受け。
最後にわにのちっちゃいちゃんは食べ過ぎて(いや、本当は成長して・・・なん
だとうけど)、わにのでっかいちゃんになっちゃいました、で終わり。
これが、3才さんには面白かったようです。
「てぶくろ」は素晴らしいしね。先日仕事先の2才児のクラスで読んでも、全員
微動だにせず聞いていました。すごいよね。
てな、わけで、3学期。短い期間に沢山のお話会がある時期ですよね。皆さん健
康に気を付けて、頑張りましょう。
では。                 byぽん