「勉強会」カテゴリーアーカイブ

10月初級講座報告

初級講座の報告をさせてもらうことになりました、ウーカーです。

2月以来の会場での初級クラスでした。久しぶりやら、嬉しいやら、緊張するやら、会場設営の新しい様式やらで、個人的に不思議な感じでした。卒業&進級の節目の時期に自粛期間に入ってしまったので、今回は新メンバーを改めて迎え、また、中級クラスの先輩も参加があり、それぞれの思いがある中で静かに始まりました。なんせ、ソーシャル~ですからね、本気のおしゃべりは控えておりました(笑)

 

1.めしを食わないよめさん  『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森

子供に分かりにくいだろう言葉、「髪をざっくと分けました」の“髪”を“髪の毛”に変えられたそうです。

ヤンさん…聞き言葉としての“かみ”は、紙・髪と判断しにくいので、分かりやすいように変えて、自分の口にのりやすくすると良い。ただし、えてはいけない言葉もある事も分かっておくこと。

普段フェイスシールドを着けて語っているので、今回敢えてマスクで試してみたが、語る声が大きくなってしまった。聞き手はしんどいのでは?大きな声はお話を届ける事ではないと、聞き手の側で思ったそうです。

ヤンさん…自分の声が壁に当たって返ってきて、聞こえる大きさで語る。声の大きさに自分の意識がいくと、語りが一本調子になってしまう。          また、不織布のマスクで、子供たちに語ってみたが、活舌はマスクに邪魔されることはないようなので大丈夫ということが分かった。マスクをしていると顔の表情が見えないので、物語を十分に理解できるのかと思っていたら、思わず手が出て、体を使って大げさにやっていた。子供が体全身で聞いているから、体全身で反応が返ってくる。だからヤンさん自身もそれに応える形となったそうです。マスクを着けていることで、少しだけ言葉にも表情をつけるようにしたそうです。

 

2.鉄のハンス 『語りの森HP』

こちら私です。日常生活のあらゆる場面で本気でぶつぶつ語る練習しかしていなかったことに気づかされました。透明マスクを着けて、長いお話をするのは初めてだったのですが、中盤から口がうまく動かなくて、活舌が悪くなり、集中できず大変でした。テキストを覚えた後、しばらくして寝かして、また起こした形となりました。長い時間をかける事で、おはなしの本質的部分に触れる感覚があり、大事な部分が立ち上がってきたので、その感性だけでやっていたことを反省しました。

ヤンさん…いくつかに大きく分かれるので、全体の構成を考える。この場合だったら、森、城、戦争など。そして、それぞれの場面での、3回の繰り返しの語りで意識することが以下にある。1回目は丁寧に語る。2回目は短くさらっと語る。3回目は余裕を見せつつ、そこに付随している結末を大事に語る。この形をとることで、語りに緩急が生まれる。心の余裕と同時に、宝物を持っていてそれを今から見せるよ~という準備でもって、子供たちに手渡す。長い話は、この3回の繰り返しのリズムを上手に使うと良いとの事でした。手を抜くということも大事で、子供たちが笑うとのこと。ちょっと緩めた後に大事な結末が待っている。

テキストの基本である3回の繰り返しを、生かすも殺すも語り手次第ですね。肝に銘じました。

 

3.ロバの耳をした王子さま 『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』語りの森

家でも本番と同じ状況で練習する必要があると感じたとのこと。寝る前にお子さんに語ると、聞きながら眠り就くそうです。いつもお話しを聞いてくれるお子さんと考えて、「王子様の耳はロバの耳だよ」の、“だよ”を取ることにしたそうです。

ヤンさん…再話するにあたって“だよ”をつけるかどうするか考えた。散髪屋が穴に向かってヒミツを思いっきりしゃべるので、そうしたそうです。その後、葦笛が鳴るのは唱え言葉になるとのこと。

しゃべる、と、となえる。同じ言葉でも、その発語表情の違いは自然と語りで表れますね。

 

4.地獄に行った吉兵衛さん 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森

不謹慎にも聞こえる首吊りを、おもしろい話にしている吉兵衛さん、そこを気に入って選んだそうです。言葉運びが必然的で、イメージするための言葉がそのまま語られていて、その言葉の重要さを感じた。声の大きさで届けようとしてしまうので、通る声を出せるようにしたい。家での練習は一人、マスク無しでしていた。初めてみんなの前で、マスクをして語ったら、マスクがずれることで集中を欠いてしまった。吉兵衛さんの面白さを語りたい、とのことでした。

ヤンさん…落語の話。それにしても、テキストに首吊りというワードが一回しか出てきてないから、まずいわ~(笑)語りについては、文節で言葉が切れてしまっている。大事な所なら切る必要があるが、そうでないなら、その場面が分かるように一文をさーっと切らずに語る方が、聞き手は分かりやすい。そのシーンが見えるように届けることが大事とのことでした。

 

5.なら梨取り  『日本の昔話4おざわとしお再話』 福音館書店

中級クラスの先輩の語りです。4年前に覚えた話で、その時はそんなに好きではなかったが、今回はお話を楽しめたそうです。自分の納得いく言葉に変えたり、取り除いたりして、その変更をして語ったとのこと。(語り・勉強歴が長い方は、変更の善し悪しが自分で分かるのですが、勉強歴浅い方は確認が必要ですよ~)

ヤンさん…後で好きになるって事は、やっぱり選ぶときに何かあるのかもね。テキストでの言葉の細かいところを言うと、梨の木を見つけるシーン、太郎・次郎の時と三郎の時とでは、言葉に違いがある。                   太郎・次郎「あれがなら梨だな」 三郎「これがなら梨だな」

あれ、と、これ、では距離が変わる。三郎には、なら梨の木が近くに見えている。(三兄弟の立つ位置が同じでも、三郎は気持ちが木に近い、と私は解釈しました)これは聞き手にとっても同じであり、三回目の繰り返しの大事な所、とのことでした。

大事な事が分かっていないと、変更は危ういということですし、語法の勉強が本当に大事になってきますね。

 

ヤンさん

手遊び   もどろうもどろう もものはもどろ

      かえろう かえろう かきのはかえろ

おはなし  三匹のくま 『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』語りの森

 

ノート式おはなし講座p29「おはなしの練習」

書かれてある事すべてが、そのまんま大事です(笑)。

練習に時間をかける事が子供への愛情、環境・声の大きさなど本番と同じ状態で練習をする、色んな姿・形のお話を語れるようにする…また、淡々と語る、演じないということに基準がないので、自分の中に基準をきっちり作る。

色々な語り方を試す

極端な練習をすることについてですが、この練習によって自分の語りに幅と厚みが出てきます。本番の語りの場で、子供たちが、語り手の語りの表情を自然と引き出してくれる、導いてくれるそうです。子供たちの反応に、語り手が応えることで、子供たちに語りを育ててもらうのだ、ということが私を貫きました!串刺し。  何度も聞かせてもらっている大事な事でしたが、捉え直す機会となりました。

語る場を工夫して作ることなら、自分でもできそうなので考えてみたいと思います。

書きたいことが多くて、聞き取り文、固い文章になってしまいました…。しかも長くて申し訳ないです。宝物がザックザクの講座でした!うまいこと書けるようになるまで、見守ってください~。

よろしくお願いします。

オンライン日常語入門💖

コロナ禍で、今年度は日常語の入門講座はおあずけかと思っていたところ、オンラインででもとおっしゃってくださる方がいて、恐る恐るやってみました。
zoom、慣れないのに、大丈夫かなと思いながら、みなさんに助けてもらいながら、少しずつ充実してきている・・かな?

定員4人にして正解でした。
画面に5人の顔しかないのは、集中できていいかなと思う。

オンラインにしなければ会えなかったような遠い所のかたも参加されています。
いっぺんに世界が広がったような気がします。
語り自体はオンライン向きじゃないけど、勉強会の持ち方としては、オンライン、いいかも。
参加してくださる人があれば、語法の勉強会とか、今後も入れて行ってもいいかな。

先日、第2回がすみました。
「はなし言葉」のレクチャーのあと、4人それぞれの言葉の履歴を話していただいたんだけどね。それがよかった(❁´◡`❁)
生まれ育った土地の言葉、その後移っていった先の言葉や、自分の言葉に影響を与えた人・事、仕事、などなど。結局、みなさん自分の半生を語る羽目に(笑)
事実は小説より奇なりというけど、短編小説を4話聞いたような充実感がありました。
これは、zoomだからこその距離感と集中があったからかと思います。

人は、多かれ少なかれ、はなし言葉で相手を測ったり先入観を持ったりするものです。なまりがあるとか敬語が下手とか。
でも、暮らす土地によって言葉は違っています。ひとりひとりがそれぞれの環境で懸命に生きてきた、その結果としての、その人の言葉なんですね。
その多様性を実感する機会になりました。

自分の人生に誇りを持って、自分の普段使いの言葉に誇りを持って、物語を口伝えていくこと。それが、ささやかなこの講座の目的です。

次回楽しみです。

***********

今日は月曜日、《日本の昔話》と《外国の昔話》こうしんしたよ~
見てね~

 

 

入門講座が始まりました

こんにちは。今年度からおはなし入門講座を主催する、ききみみずきんです。入門講座第一回のご報告をいたします。

新型コロナウイルスの感染対策で、定員を当初の予定より減らし、六名の受講者を迎えての開講。なんと全員が小さなお子さんのおられる現役お母さんということで、保育コーナーも大賑わいの中スタートしました。

第一回のテーマは「おはなしってなあに?」

最初に村上さんの語りで「七羽のカラス」を聴きました。絵本も紙芝居も「お話」ですが、これから勉強する「ストーリーテリング」「語り」はそれらと何がちがうのか、ホフマン作の絵本『七わのからす』を参照して確かめました。

耳で聴いて想像したお話と、絵本との違いは?皆さんそれぞれが思い描いたカラスや女の子の姿、ガラスの山が違っていることがわかりました。それは正解不正解ではなく、おはなしを聴いてひとりひとりが想像したものこそが本当の姿なのだ、と村上さん。絵本には絵本でしか表現できないものがありますが、これこそが耳で聴くおはなしの醍醐味ですね。

まだ集中して聴くことの難しい幼い子には絵本を見せることが多くなりますが、子どもはみんな物語が好きです。聴くことでそれぞれの独自の世界が作れるおはなしは、想像力を育てるのですね。

二つ目のお話として、幼稚園で語られる「世界でいちばんきれいな声」。子ガモは出会う生き物の声に憧れて、同じように鳴こうとしますがなかなかうまくいきません。「いえるでしょうか?」の語りかけと子どもたちの「いえへーん」というやりとりが楽しいおはなしですが、おはなしが絵本などと決定的に違うのが、語り手と聴き手がいて初めて成立するという点です。

おはなしが聴き手と語り手それぞれに及ぼす力についてこう話されました。

聴き手である子どもは主人公になりきってその物語を体験します。「七羽のカラス」で少女が自分の指を切り落とすとき、はっとして指を引っ込める子がいるように、おはなしの中での体験によって主人公と共に心が動き、現実では体験できないことを体験できるのです。そして、七人の兄を救出したり、お母さんガモと同じに鳴けたとき、少女や子ガモといっしょに自己肯定感が満たされるのでしょう。

一方の語り手ですが、大人である私たちは日常生活に追われていますね。その中でおはなしを語ることは、日常にいながら非日常を体験できるという心の安らぎを得る機会になります。そしてそこには聴き手がいて成立する充実感、つまり子どもと一緒に物語の中へ入っていける幸せがあります。語っているとき、語り手は物語の中で主人公に寄り添って、主人公すなわち聴き手の子どもの幸せな結末に向かっていく―おはなしを語ることは、愛を伝える方法のひとつなのだとすっと胸に落ちました。

今回のテーマについての講義はここまでですが、おはなしのテキスト(宿題です)を紹介する中で、自然に質疑応答になっていきました。

赤ちゃんのお世話をしながら受講していた方からも活発に質問が出て、中には私たちがたびたび直面する、おはなしに出てくる言葉をわかりやすく言い換えたり語りの途中で説明を加える難しさ、しばしば勉強会で指摘される「句読点と間」についての質問もあり、非常に内容の濃い時間となりました。

皆さんお家でお子さんにお話を読んだり語ったりしておられるそうで、その熱意には驚きました。最初に6人の皆さんがご参加くださったことを「心強い」とご挨拶したのですが、本当に頼もしい仲間が加わったな、と感じました。

皆さま、次回からもよろしくお願いいたします!

 

オンライン講座 日常語の語り入門✨

オンラインでの入門講座をやってみようかと思い立ちました。

ババ・ヤガーでやってる普段の勉強会は、メンバーのWEB環境がそろわないので、今のところやりません。
「待つ」ことも大事だと思うしね。
待つ間に考える事、気が付くことってあるからね。
やっと会えたときって、うれしいでしょうねo(*^@^*)o

日常語の語りは、毎年、何人か、入門希望者がいるんだけど、今年はコロナのせいでできそうにない。
理想は、顔を合わせてやることだけど、いちど試してみるのもいいかもと思って。

考えてみると、けっこう利点もあるのですよ。
募集要項を見てもらったら分かるように、参加者の都合で日程を決めるから、今まで、日程の都合がつかなかった人も参加できるでしょ。
遠くて来られなかった人も、瞬時に会えるのは、オンラインの力ですね。
会場までの道のりがゼロですからね(笑)
そして、わたしたちも会場確保の必要がない。

モニターを通してでも、きっと、やってよかったって思える講座にしますね。
全国の人とつながれたら、素敵だなあ。
各地の土地言葉の良さが、きっとわかると思う。
ぜひぜひ、申し込んでくださいね(*^▽^*)

問題は、zoom。
でも、やってみたらけっこう簡単だよ~

↓ここから入れますよ~

**********

『おもちホイコラショ』、なかなか評判よさそうで、ホッとしています。
《書籍案内》にコメントくださってるので見てくださいね。
そして、何かコメントしてくださるとうれしいです。
こちら⇒

おはなし入門講座🤗

梅雨ですね~
しとしと降るのは情緒があるけど、どさっと降るのだけはかんにんしてほしいです。

おはなし会の新型コロナ休暇、長いですね。っていうか、長くなりそうですね。
ヤンはのんびりできるのがありがたいんだけど、せめて週に一回ぐらいは子どもに語りたいなあ。

わが市では、図書館主導でおはなし会が始まって30数年。
おはなしサークルのボランティア活動で、図書館だけでなく、市内の幼稚園、小学校、中学校、学童保育で、定期的なお話会が広がりました。
ヤンはその最初からのメンバーね。子どもが幼稚園児やった。下の子は赤ちゃん!
この30数年で、いちばん頑張れたのは、子どもが小学生の時かな。30~40歳代のころ。
学校や教育委員会や図書館や、あちこちのたくさんの先生方と話し合ってきました。
喧々諤々とね(≧∀≦)ゞ
子どものためにっていう動機が強くって、若いからエネルギーがあったのね。

で、いま。
コロナ休暇が終わっても、ヤンはもうこれまでのようには頑張れない気がする。
四捨五入して70歳だよ(❁´◡`❁)
次の世代にバトンタッチしなくては。
これからは、若いあなたの時代です!

でね、週に一回ぐらい、ヤンさんどこどこへおはなしに来てねって、誘ってもらったら、うれしいな。
そしたら、お茶をずずずっとすすって、はいはいって、語りに行くから。
え?そんな虫のいい話はないって?
ええやんか。長いこと頑張ってきたのはこのためなんやからo(*^@^*)o

長いことやってきたから、みんなにノウハウを教えられるし、ノウハウよりもっと大事な根本も伝えられる。
それがご隠居の仕事やと思う。
ヤンさんどこどこへ勉強会に来てねって、誘ってもらったら、うれしいな。
眼をきらんと光らせて、はいはいってどこでも行くから。

さて、本題 ^_^
今年もおはなし入門講座、やりますよ~
9月~12月
《お問い合わせ》のページ見てください。こちら⇒
主催が「ききみみずきん」ってなってるでしょ。
そう、次の世代のおはなしサークルです。
うれしいなあ。
ヤンは講師として同じことをするんだけど、エネルギーいっぱいの応援団が増えたような気持ち。
ききみみずきんは、図書館分館でおはなし会を担当している図書館サークルです。

フィジカル・ディスタンス(物理的距離)をしっかりとってやりますから、どうぞご応募ください。
新型コロナの第2波が来ないことを祈っての開催です。

ヤンは、今年から、ご隠居道をまっしぐら~(^∀^●)