きょうの更新は・・☔

きょうは関西は雨です。
豪雨ではなくてしとしと秋雨。

ホームページ更新しました。
トップページをちょっとだけ。
それから、「昔話の語法」。

「昔話の語法」は最終回です。
長かったねえ、みなさん、ごめんね~
え? あれは読んでないって~~~? 👹
せめて最終回だけでも読んでおくれ(笑)

ほんとは、このあと、昔話を一話、一話、語法に照らして分析していこうと思ってたの。
でも、それは、学習会でやることにしました。ライブのほうがわかりやすいし、誤解がないし、みなさんの疑問に答えられると思うのです。で、これからも年に2、3回、「昔話の語法学習会」をやりますから、ぜひご参加くださいね。
もうひとつ、語法の「索引」もおまけにつけるつもりだったのです。あいうえお順でね。
「形態の変化は一瞬にして起きる」の項をプチっとしたら、その説明のページに飛ぶとかね。いいアイデアでしょ?
けど、それは親切すぎると思ったの。自分の頭で覚えて自分の頭で考えないとあかんなって。
それで、心を鬼にして~(笑)

ヤンはこれからも、人生哲学としての昔話の語法を学んでいこうと思ってる。
リュティさんを何度も何度も読み返してね。
10代の頃、芭蕉さんから「人生は旅だ」って教えてもらって、それから半世紀も旅してきて、リュティさんに「主人公は本質的なものと出会うためには旅に出なければならない」って教えてもらって納得。
それを次に伝えることのできる「おはなしのおばちゃん」であることが嬉しい。
おはなしを語ることは、ちっちゃなちっちゃなことだけど、ちっちゃいなりの意味がある。
そのちっちゃいことは、生きがいになるよ。

かわっていくもの、かわらないもの

もう10月ですね。お天気でしたね!今日はがらがらどんでした!
気の合う仲間はお話まで気が合うのか……
と、いうことで、手遊びのどんくりころちゃんじゃんけんからはじまり、
 「この世の光」 『語りの森昔話集1 おんちょろちょろ』 村上郁 再話
 「まぬけなトッケビ」 『おはなしのろうそく30』 東京子ども図書館 
 「この世の光」 『語りの森昔話集1 おんちょろちょろ』 村上郁 再話
 「三枚のお札」    『おはなしのろうそく5』 東京子ども図書館
 「まぬけなトッケビ」 『おはなしのろうそく30』 東京子ども図書館
 「アナンシと五」   『子どもに聞かせる世界の民話』 実業之日本社
 「ボタンインコ」『天国を出ていく』エリナー・ファージョン作 岩波少年文庫
絵本の紹介『地球をほる』『こけしがこけて』『ごちそうの木』『ぱかっ』ほか、
でした! 同じ話が2つも!すごいなあ~

スペインの昔話「この世の光」に出てくる‘文字が縦に書いてある本’は
アイルランドなどにも出てくるんですって!
真っ暗のなかに光が一つ(あるじが使っていただろう杖の明かり)、
暗闇のなかを声をたよりに歩く兄弟……
子どもにイメージさせてあげられるように語りたいんだけど、うまくいきません。
でも、何回も語るうちに、おはなしのリズムや言葉もかわっていった、と
「三枚のお札」「アナンシと五」でおっしゃっていたので、
聞き手と呼吸を合わせることで、自分にとってのこのお話の姿も
見えてくるのだろうと思っています。

さて、そして、「ボタンインコ」ですが、私は、やっと、わかりました。
ファージョンを大好きな人は考えなくても理解できるのかもしれませんが、
頭ではファージョンのいわんとしていることはわかるのですが、
子どもの頃はどうしても拒否反応があったというか。
それが、きょうストンときました。
「(スーザンの)‘こいピンクの人生‘といもの(=しあわせな人生)を、
 相手(聞き手)に思ってほしい、というように語る」……
心底このしあわせが尊いものと思えるようになって良かった……
私もこの話覚えて本当に良かった!

ちょっと長くなるのですが、私、「杉山亮のものがたりライブ9」に
行ってきました! 9月25日のゲストが松岡享子さんの日です。
おっもしろかったので、皆様にご紹介いたします。
<午前の部>
手遊び もしもしかめよ
手遊び あり、かに、すずめ、どらえもん、人間の拍手
おはなし 「ねず天パーティー」
松岡享子さんのおはなし 「なまくらトック」
            「おばけ学校の三人の生徒」
松岡享子さんへの質問タイム
言葉あそび なまむぎ~、となりの客は~、ぼうずが屏風に~、
      赤巻紙、青巻紙、黄巻紙、茶巻紙
      東京特許許可局局長  今日急遽休暇許可却下
      右目右耳右眉毛右耳にミニにきび  アンドロメダ座だせ
おはなし 「安達が原の鬼婆」    

<午後の部>
はじめの手遊びは午前と一緒
県名クイズ すべってころんで (答えを会場の人がいう)おおいたけん
      こずかいもらって             とくしまけん
      花がきれいに               さいたまけん      
      山があっても               やまなしけん
      テストで100点                とっとりけん
      涼しい風が                ふくおかけん
      ヤギが三びき               みやぎけん
                   などなどすべての県がありました。
おはなし  「びんぼうくじをひくな」
松岡享子さんおはなし  「ひなどりとネコ」(仲間が語ったもの)
            「ホットケーキ」
           詩「翻訳」
手遊び   カエルのあまごい(藤田浩子さんより)
おはなし  「三方目出鯛」

杉山亮さんは「おはなし」ももちろんすごいのですが、つなぎというのか、
それも含めて「おはなし」のようになっていて、すごかったです。
おもしろかった!「しながわさん」にあってみたくなっちゃう。

松岡享子さん、学校以外でおはなしするのは1年ぶりだそうです。
……ご病気されたとのことで、声が以前よりハードボイスなかんじで、
―自分でも自分の出した声にびっくりしてしまう、とおっしゃっていましたが、
おはなしは、ほんとに心がこもっている語りでした。
子どもに喜んでもらいたい、楽しんでもらいたい、
という気持ちがとっても伝わってきます。
会場のみんなが松岡享子さんの背中をおっていて、そしてそれでよかったんだと
感じているような気がしました。ほんとに愛すべき人なんだと思いました。
本を買ったとき、「楽しかったです。ありがとうございました」と挨拶すると、
まるで私を覚えていたのかなと思わせてくれる笑顔。
ほんとうにいつも素敵な笑顔なのです。
ライブでないと受け取ることのできないものをたくさんもらいました。
こんな機会をくださってありがとうございました!

 

学童保育のおはなし会とかいろいろ

またまたいきなり衆議院解散とか新党立ち上げとか合流とか、政治家さんたち走りまわってますね。だいじょうぶかいな。
あ、語りの森は政治的なことは話しませんよ。
だって、人類は(大きく出たな―笑)、どんな政治的考えの人ももどんな宗教を信じる人も、みんな語りを楽しみ語りで心をつないできたんだもの。
命のこと、生きるということについては、話しますけどね。

きょうは、きのうのおはなし会の報告。
毎月行っている学童保育でのお話会です。

おはなし「七羽のカラス」 グリム童話
おはなし「かきねの戸」 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』
絵本『くまさん どこ?』ジョナサン=ベントレー作/講談社
絵本『しおちゃんとこしょうちゃん』ルース・エインワース作/こうもとさちこ訳・絵/福音館書店
絵本『バナナのはなし』伊沢尚子文/及川賢治絵/福音館書店

午後からなのでね、ヤンはふだんはお昼寝タイムなのね。
それで、おはなしは「七羽のカラス」だけにして、あとはぼんやり絵本を読もうと思ってたの。
そしたら、みんなが、「え~っ。おはなしこれでしまい~?」っていうから、一昨日欲求不満だった「かきねの戸」を語りました。
え?欲求不満って?
ヤンはこのはなし、子どもとキャッチボールしながら語るのね。きっと、子どももそれが楽しいんだろうけど、一言一言に反応してくるの。で、その反応にわたしが反応してって感じでね。
大人は子どものようには返してこない。当たり前だけどね。すると、間(ま)がとれない、というかはずれるの。で、間抜けになって、欲求不満(笑) 入門講座でかたったの。
はいはい、子どもたち、とびあがったり、きゃあきゃあ笑ってくれましたよ。

子ども「絵本いくつ?」
わたし「三冊持ってきたけど、二冊にしとく」
子ども「え~っ、ぜんぶ読んで」
わたし「ん。(心の中でー眠いんやけど)」

いま、来週中学3年生に語るためにファージョンの「ボタンインコ」のおさらいをしている。
石井桃子を口に乗せる楽しさを満喫しています。
今週は中2にP・グリパリの「一足のくつ」
先週は中1にロダーリの「羊飼いと噴水」
今までほとんど昔話ばかり聞いていたと思うけど、創作も楽しいでしょっていうと、みんなにこにこしてた。
3年生はどうかなあ。どきどき。

おはなし入門講座 🌞

さてさて、入門講座が始まりました~
毎年、とっても楽しみなのです。あたらしい出会いっていいですね💖
今年は12人で出発です。

今までみたいにチラシ配布だけじゃなくて、ホームページでも募集したので、遠方からも受講してくださっています。ありがたいことです。
おはなし(だけじゃないかもしれないけど)って、けっこう地方色があるんですよね。
だから、いろんなところの人たちが出会うって、とっても刺激になる。
だから、うれしい。

今年も、お子さまといっしょに図書館のおはなし会を聞きに来ている常連さんが参加されています。
これもうれしい。
がらがらどんのメンバーもみなおはなし会の常連だったし、京田辺市の語り手の多くが元おはなし会常連さんです。
子どもに語る場にいて、私もしてみたいと思ってくださるのがうれしい。

幼稚園でチラシをもらってというかたもいます。
京田辺市では、すべての市立幼稚園で、ボランティアによる毎月一回のおはなし会があります。
でね、じつはそのボランティアも全員ヤンのおはなし入門受講生だよ。先輩に続け~(笑)
幼稚園でおはなし会が始まってもう20年近くなると思う。・・・何年生きてるねん?
始めたころのがらがらどんの目標は、市内のすべての子どもにおはなしを! だった。 なつかしいなあ(笑)

おはなし、まったく初めての人、自己流にやっている人、みなさんそれぞれに目的があります。
おっと、なんとなく、というのも目的だよ。そう、なんとなくが、いちばん縁が深いと思うよ。
で、だから、疑問質問がいっぱいあると思います。
まずは、目の前の宿題をこなしながらついてきてくださいね。
そやねん、宿題があるねん(笑)
体験することで自然に解決していくこともたくさんあるからね。
もちろん、私の持っているものはすべて提供します。いつものようにね~

たった4回だけど、やってよかったなって、みんなが思えるような講座にしたいな。
よろしく~
ほんで、今年参加できなかった人も、来年またやりますから、お楽しみに~

絵本の講座📖  

絵本の講座3回目の報告です(^^♪

まずはじめはヤンさんの読み聞かせです。
『ぼくはおこった』ハーウィン・オラム作 きたむらさとし絵/訳 評論社
『あひるのピンのぼうけん』マージョリー・フラック作 クルト・ヴィーゼ絵 まさきるりこ訳 瑞雲舎
『もりのなか』マリー・ホール・エッツ作・絵 まさきるりこ訳 福音館書店
☆『かいじゅうたちのいるところ』モーリス・センダック作 じんぐうてるお訳 冨山房 
『わすれられないおくりもの』スーザン・バーレイ作・絵 小川 仁央訳 評論社
『急行北極号』クリス・ヴァン・オールズバーグ作・絵 村上春樹訳 あすなろ書房
(☆印は、絵本のこみちに紹介されています)

どれもよかったんですが、『もりのなか』は何度読んでもらっても心がすう~っとしますし、『わすれられないおくりもの』はずいぶん前に読んで忘れかけていたのですがやっぱり心をつかまれました。
そして、『急行北極号』は素晴らしい絵と最後の文章がいつも尾を引く絵本です。
オールズバーグが読みたくなって、帰りに図書館で数冊借りて帰りました。

前半の至福の時間が過ぎるとお勉強タイムです。
今回は絵本の選び方。
いい絵本を選ぶ目を養うために、いったいどんなポイントを押さえないといけないのでしょうか?
教えてもらった中で、とにかく納得させられたのは、
「ストーリーが暖かくて、人生を肯定的にとらえることができるもの」
納得ですね~(^.^)
先に読んでもらった絵本もそうですが、こういう絵本ならば心にすう~っと入ってきますね。
内容に疑問や疑いが全く入りませんから、なだらかに、しかし少しも滞ることなく気持ちに沿って入ってきます。
そして爽快な読後感!

次回は、教えてもらった観点から選んだ絵本を各自一冊持ってくること。
そして、出来たら読む練習をしてきてくださいとのことでした。
いよいよ実習ですか?
ああ、恥ずかしいわぁ、なんて言ってる場合ではありません。
じっくり選ぼうとしたら読むだけでも時間がかかりますから、頑張って選ばなければ!