11月の中級講座

こんにちは!
11月の中級講座の報告をします!(^^)!

1.「九人のきょうだい」(語り)
出典は、君島久子訳の『白いりゅう黒いりゅう』(岩波書店)です。
絵本もありますね。
これは読み物なので、とうぜん語るために作られたテキストではありません。
でも、そのままをていねいに語ってくださり、よくわかりました。
おはなしを選ぶときに、語りに焦点を当てて出版されているものは少数ですよね。
そのままを丁寧に語るというのも一つの方法だと確認しました。
『王さまと九人の兄弟の世界』という本(作者同じ)も紹介してくださいましたので、参考にしてお話の理解を深めて語る事も重要なんだと思いました。
そして、再話力を高めることは、今回のような場合にも大変重要で役に立つと思いました。

2.「かえるの王さま」(レポート付き)
語りについて焦点となったのは、「姫の視点で語る」です。
お姫さまが王子様と仲良く一緒に眠る、そこまではずっとお姫さまからストーリーを見ていないといけません。
聞き手は、お姫さまの気持ちになって聞いているからです。
以下、ジミーの言葉で変換してみます。
お姫さまからみて、気持ち悪いカエルがまりをひろってくれた、そして次の日厚かましくお城に来た。
お姫さまが、優しい父親と思っていた王さまから厳しいことを言われた。
そしてとうとう、気持ちの悪いカエルが最高に厚かましくて耐えられない要求をしてきた。
だからお姫さまは、もう我慢の限界でキレてカエルを壁にたたきつけた。

そして、ハインリヒが出てきてからは、親の無償の愛を語る。
ああ、ほんとにええ話や、ほんと、たまりません!
と、勉強会では思いっきり感情移入して講義に聞き入っていたのでありました。
それと、テキスト比較も大変勉強になりました。
いちどにたくさんのテキストを見られるのは嬉しかったです。

3.ヤンさんの飛び入り(語り)
「一足のくつ」『木曜日はあそびの日』グリパリ作(岩波少年文庫)
ラッキー、この日も出ました!
今、中学校で語られているおはなしです。
中学生にもなるとこのようなおはなしのおもしろさが語りで十分わかるんですね。
でも、わたしに一番ツボなのは「老けていくことを止めることはできませんもの」ですね。
グリパリさん、この台詞はおばちゃんにはきついです(笑)

4.そして、継続して読み込んでいる「呪的逃走話」を1話みんなで読んでいきました。
あっという間に時間が過ぎて1話で終了。

今回は、季節柄喉を傷めたり風邪をひいたりと、病気のための欠席がありました。
みなさん、体調管理には気をつかっておられるはずですが、どうしてもこの季節は、特に喉を使うわたしたちは辛いですね。
注意の上にも注意をしましょう!
次回は2か月後、みなさん元気で集まれますように(^^♪

11月 日常語の語り講座

11月7日の日常語の語り講座の報告をします~(^0^)

まず語りの前にヤンさんが手遊び「どんぐりころちゃん」をしてくれました。

♪ どんぐりころちゃん あたまはとんがって おしりはぺっちゃんこ どんぐりはちくりしょ ♪

じゃんけんバージョンで3回勝負。

私は 負け、負け・・ときて、やっと3回戦目に勝つことができました!やった~!!

これ、子どもたちとやったらめっちゃ盛り上がります~!やっぱりみんな勝ちたいんですよね~(^.^) 勝った、負けた、あいこや!!とおおさわぎ。ほんとたのしい~

私はじゃんけんが難しい小さい子のところでは 「じゃんけん ぽん」じゃなくて 「ど~っち だ」でやります。フエルトで作った4センチぐらいのどんぐりを持っていって。

握ってもちょっとはみでてるので、みんな喜んで 「こっち~!!!」 と当ててくれます(^_-)

ヤンさんのじゃんけんもヤンさんは3回とも グー でした(*^_^*)

勝たせてくれてるって分かっててもやっぱり 勝つとうれしいんだよね~~!

やってる方も子どもがうれしそうにしてると、うれしいんだよなぁ~~!

おはなしでも絵本でもわらべうたでも、子どもと幸せを共有できるのが最高ですよね~!

私たちのやっているこの活動の根源っていうか・・・大事な根っこのとこ!!

人生は楽しいよ!この世界はおもしろいよ!っていうところ、だと私は思っています。

(だからほら、昔話も必ず最後に主人公は幸せになるやん!ハッピーエンドやん!人類みんなの想いやんね)(^O^)

 

おっと本題に入らなければ・・・(^_^;)

<語り>

サトリ」 『日本の昔話5』 小澤俊夫再話/福音館書店

くまのしっぽはなぜ短い」 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』 村上郁再話/語りの森

 

<テキスト>

だんごころころ」 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』 村上郁再話/語りの森

聞き耳」 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』 村上郁再話/語りの森

 

ヤンさんのおはなし

きつねの玉のとりあい」 『日本の昔話1』 小澤俊夫再話/福音館書店

 

今日は「おはなしの持っている姿」について話題になりました。そのおはなしの持っている姿やテーマをしっかり考え、捉えた上で語らなければなりません。これは、日常語にする、しない、に限らずですよね。そして、もう一つ、語り手はあくまでも語っている人であって、登場人物になりきってはいけない、入り込んではいけない、ですよね。もちろんこれも日常語にする、しない、にかかわらず。

 

最近、どの講座でもヤンさんがおはなしを語って下さいます(*^_^*)!

今度はどんなおはなしが聞けるのだろうって私はひそかに楽しみにしております。

さてさて、だんだんと気温が下がってきましたね。まわりを見ればうろこ雲に紅葉と、絵になる風景がたくさん!芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋、勉強の秋、食欲の秋、いろいろありますが、皆さまはどんな風に過ごされますか?

次回は12月!早い!!

もう今年もおしまいだ…気持ちばかりが焦る秋…

かぶ

30周年 

いやぁ、人気歌手でもないのに、はずかしいのですがね。
まあ自分のホームページやし、自分のオメデトウやしね。
あのね、さっき息子から電話があってね。気付いたのですよ。おはなし始めて30年目だと。
あ、電話はいつものように野暮用、お金の話やったけど(笑)

30年前のちょうど今頃、息子におっぱい飲ませながらおはなし入門講座を受けていたの。
こんなに長く続けるとは思わなかった。
そのころ、市内では語る場が皆無だったのね。
それで、受講生たちでサークル作って、まず語りの場を作るところから始めたの。
そう、わたしたち、パイオニアだった(笑)

最初は地域文庫、次に図書館分館。
ほんと、その頃は子どもたち、聞いてくれなくてねえ(笑)
分館なんか、子どもがだれも聞きに来てくれなくて、わが子だけっていう日々が続いたなあ(笑)
その頃の仲間でまだおはなしを続けている人はひとりだけだけど、わたしにとっては特別の存在ですね。

え?
子どもが来ないって、諦めたかって?
いえいえ、月1回を月2回に増やし、それでもだめだから毎週に増やしたの。
そうすると、土曜日の午後に図書館に行けば必ずお話をしてくれるって浸透してね、少しずつ来る子が増えていった。
語り手も、回数が増えるとその分経験を積むわけで、だんだん慣れていったんだと思う。どんな話をどう語れば聞いてくれるかわかってくるの。
教えてもらうにも先生はいないし、先輩さえもいなかった。
そう、わたしたちはパイオニアだった!
若かったなあ~
まだ30代前半だった、信じられる?

いまでは、中央図書館ができ分館もふたつになり、3館ともおはなし会をしている。
幼稚園、小学校、学童保育。子どものいるところでは、たいていおはなし会がある。
「市内のすべての子どもにおはなしを!」ってひそかにささやかな決意を秘めてがんばったんだけど、もくろみ通りにいったぞ(笑)
たくさんの子どもたちと幸せな時間が過ごせた。
たくさんの良い出会いがあった。
だれに、何に、感謝していいかわからないほど感謝の思いでいっぱい 
いままでありがとう。これからもよろしく。

30年後、たぶん私はこの世にいないだろうけど、今年入門した人が、30周年を迎えてくれていたら、うれしいな。
それが何よりのご褒美かも。
いや、「おれは三段目を上っている、ピエトリン・ピエトルッチョ!」って叫びながら、入れ歯を飛ばしているかもしれない 

お~い、Kさ~ん。
わたしたち、30周年だよ~ 

また今週のおはなし会

シーズンは続く。

ー月曜日ー

小学校支援学級
絵本『ひゃくにんのおとうさん』譚小勇・天野祐吉/福音館書店
絵本『やさいのおなか』きうちかつ/福音館書店
絵本『ぶたがとぶ』 佐々木マキ/絵本館
ほんとうは5冊持っていったんだけど、先生やみんなと世間話していたら、3冊しか読めませんでした。こんな日があってもいいか、というゆる~い雰囲気がほっとします。
ある程度の長さのストーリーが楽しめるようになってきたし、クイズも楽しんでくれるし、なによりユーモアがあって、いっしょに読んでいて楽しいです。

ー火曜日ー

中学校2年生
詩「すてきなひとりぼっち」 『すてきなひとりぼっち』谷川俊太郎/童話屋
 「しぬまえにおじいさんのいったこと」 同上
おはなし「一足のくつ」 『木曜日はあそびの日』グリパリ作/岩波少年文庫

初めの詩があまりにすいこまれるような目で聞いてくれたので、「朝から死ぬ詩やけど」と言いながら、もうひとつ読みました。
「詩は、ページをぱっと開いて、さっと読めるけど、深いよね」っていうと、何人もがうなずいてくれてました。
「一足のくつ」は楽しかったみたい。ぐいぐい引っ張られて、スピードアップして、あっというまに終わっちゃった。中学生ともなると、外部のおばちゃんにはちょっと様子をするんですね。だから声に出しての反応はあまりない。でも、表情はくるくる変わるし、熱い目線で返してくれるので、この、あ・うんの呼吸がたまらない~!

ー水曜日ー

小学5年生  1クラスずつ2回 授業
おはなし「金の鳥」『語るためのグリム童話集』小澤俊夫編訳/小峰書店
おはなし「てきぱきシアンシアンのむこえらび」『子どもに語る中国の昔話』こぐま社  (仲間)
ブックトーク 「伝記」

ちょっと部屋を暗くしすぎて、子どもたちの目がよく見えなくて、失敗。
キャッチボールができないと、ちゃんと聞いてくれてても欲求不満が残るのよ・・・
あ、とっても素直ないい子たちで、じょうずに楽しんでくれたんですよ。
伝記は、5年生のブックトークにぴったりのテーマです。
「みんなも有名になってや。そしたら、みんなが、おんなじクラスやってんて言えるやん。先生やったら教え子やって言えるし」なんて冗談を言いながら、毛利衛さんから、レイチェルカーソン、モーツァルト、手塚治虫まで約30冊、紹介しました。

ー木曜日ー

小学5年生  1クラスずつ2回 授業
おはなし「金の鳥」『語るためのグリム童話集』小澤俊夫編訳/小峰書店
おはなし「てきぱきシアンシアンのむこえらび」『子どもに語る中国の昔話』こぐま社 (仲間)
ブックトーク 「伝記」

きのうの5年生の残りの2クラスです。
今日は少し明るくして、キャッチボールできるようにしました。
環境って、ほんと、大事ですね。
末の王子が失敗するところでは息を飲み、きつねが王子をしかるところでは笑い、繰り返しを楽しみながら聞いてくれました。
外を飾るのではなく、自分の中に金の鳥を持てという気持ちを込めて語りました。いや、語っているうちにそんな祈るような気持ちになりました。

幼稚園4歳児 1クラスずつ2回
手遊び 「ろうそくぱ」
おはなし「ホットケーキ」 『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
手遊び 「ろうそくぱ」

わたし「はい、おしまい」
子ども「これ、おもしろ~い。だいすき~」
子ども「あしたも、ホットケーキしてね~」
わたし「はいはい。あしたもしようね(来月やけど)」
みんなとハイタッチして帰りました。グータッチする子もいるけど(笑)

あしたはババ・ヤガーの中級講座です。楽しみ~

全国のみなさま、風邪の季節です。気をつけましょうね~
おはなしおばさんは風邪ひけないからね~
といいつつ、ヤンは毎年2学期に風邪ひくの。いま、戦々恐々(笑)

11月5日ですよ!

こんにちは!あれよあれよという間に、夏が過ぎ、
最近は、年末年始の準備しなきゃ、なんですかねぇ。
わたくし、初めて「おせち」の注文しちゃいました……
もう、ガムシャラにおせち料理する元気がなくなってしまいました……
ちなみに、いま昭和のドラマ主題歌の特集流れてて、こんな題です。
さて、ちょっと遅くなりましたが、5日のご報告をいたします。

おはなしの題は、
 「りこうなまほうの鳥」『語りの森昔話集』 村上郁再話 語りの森
 「アナンシと五」   『子どもに聞かせる世界の民話』 実業之日本社  
 「やせたメンドリ」  『子どもに語るイタリアの昔話』 こぐま社
 「ユルマを海の神」  『かぎのない箱』 ボウマン・ビアンコ文 
 「頭の大きな男の話」 『日本の昔話4』 福音館書店 
 「かしこいモリ―」  『おはなしのろうそく1』 東京子ども図書館
 「ハヴローシェチカ」 村上郁再話(『ロシアの昔話』岩波文庫より)
きょうは、絵本の紹介もありました!
 「天女かあさん」「ねことこねこ」「へんしんテスト」
 「だじゃれ世界一周」「ぬけちゃった」などなど、たくさん!
 ねことこねこ、は、上から読んでも、下から読んでも、ですよ。

私の今日の一番は、
‵海の神かわいそう……神なのにやっつけられちゃう’
(ユルマと海の神)
どうしても人のかたちをしていると、
イケメンに描いてしまうから、でしょうか。
サルとか、やまんばとか、カッパなら、そうは思わないのに?
でも、思わなくてもやっぱり神的存在。
で、海の神もやっぱりやっつけられるわけです。
命をとる者の最後は、ねぇ……。

「アナンシと五」のあれこれは、とっても、とっても、
すごかった!ここにきている人は、「アナンシと五」の
答えを突き止めた!というかんじです。
またまたぁ、人それぞれの「アナンシと五」があるって?
いえいえ、私は、その話が持っている「姿」があると、
教えていただきましたので、子どもには、その「姿」で、
お話してあげたい、聞かせたげたい、と心にガッチガチに
刻んでいますのですよ!

「ハヴローシェチカ」は、グリムの一つ目、二つ目、三つ目と
同じ話ですが、ロシアのこの話は、
一つ目たちは一括りに悪で、
主人公のハヴローシェチカが幸せになる、という話です。
グリムよりだいぶ短いので、このお話が好きな方は、
とっても、いいかもしれません!

あ~、お話したいことはいっぱいあるのに、長すぎますよね~
このあたりで、失礼いたします。
次回は、12月17日、1月21日です。

それから、それから、お楽しみ!予告です。
「岩波文庫児童文学講読会」が開催されます!
 -「ホビット」「指輪物語」などなど、読んでおきたい本って
   たくさんありますよね。それらのほんとうの面白さを……
  つづき、詳細は、いずれまた、です!
 それでは、よろしくお願いいたします!