行って来ました!
「縄文展」
京都文化博物館で月末まで開かれています。
器や、道具や武器もたくさんあったのですが、土偶から当時の人びとの面影をしのんで来ました。
以下、その一部です。







なんか、どれもこれもかわいくてねえ。
いつかきっと、縄文遺跡に行ってみたいと、熱く思いました。
******************
今日の《おはなしひろば》は、「ボロルトのじいさんと帝釈天」
笑ってくださいね~
行って来ました!
「縄文展」
京都文化博物館で月末まで開かれています。
器や、道具や武器もたくさんあったのですが、土偶から当時の人びとの面影をしのんで来ました。
以下、その一部です。







なんか、どれもこれもかわいくてねえ。
いつかきっと、縄文遺跡に行ってみたいと、熱く思いました。
******************
今日の《おはなしひろば》は、「ボロルトのじいさんと帝釈天」
笑ってくださいね~
みなさん、秋を楽しんでますか~~~
先日、滋賀のマキノまでドライブして、メタセコイア並木を見てきました。
写真で見て想像していたよりも、もっと壮大でした。
滋賀の湖西の方はもう随分紅葉していて、その自然な秋の山々が美しかったです。これまでは、お口ばっかり秋を堪能してましたが、目からも秋を満喫♪
手遊び 『どんぐりころちゃん』
語り
1.「金の鳥」/『語るためのグリム童話3』/小峰書店
2.「北風に会いにいった少年」/『愛蔵版・おはなしのろうそく7』/東京子ども図書館
3.「なまくらトック」/『おはなしのろうそく3』/東京子ども図書館
4.「鉄のストーブ」/『語るためのグリム童話6』/小峰書店
5.「さる地蔵」/『子どもに語る日本の昔話1』/こぐま社
今日はしっかりと長いお話が多く、とても聞きごたえがありました。
そして、語り手のどんな悩みも「基本として、スラスラとよどみなく語れるようになること。まずそれがあって、あとは現場での経験から学ぶこと」に尽きるというヤンさんからのお言葉がありました。
*以下、ピンク字は個人的心の声
スラスラとお話がなめらかに出て来る時の「語り」の心地良さ。
(たいがい、お話の始めの辺りはスラスラやねん、間違いなく!めざせ、最後まで最初と同じスラスラ!)
そこまで到達して初めて聞き手の様子を「観ながら」語れるわけです。
(あぁ、鼻ほじってんなぁ、とぼんやり認識しながら、口はスラスラ、後ろにお話をバッチリ背負って語るわけですな)
その語り手の余裕があってこそ、聞き手を観ているからこそ自然に生まれる「間」を体得していける。
(おっ、急に顔上げた!ここか~!ってな具合で)
一期一会の語りの場のために費やす練習の労力と時間こそが、何倍もの気づきと学びになって返ってくる。理想です。
(とにかく早めに着手して、練習練習、ちょっと休んでまた練習)
次回の勉強会は12月9日(火)です。
その前に、11月30日(日)はドキドキ、ワクワクの「総会」です!
11月になりましたね!今年もあっという間に残り2ヶ月となりました。遅くなりましたが、先週土曜日のおはなし会の報告です。三連休の初日ということなのか、図書館はかなり静か‥でも午後3時になるとどこからともなく子どもたちが集まってくれました☺️
子ども7人 おとな7人
手あそび どんぐりころちゃん
おはなし 「おはなしの大すきな王さま」『山の上の火』ハロルド クーランダー/岩波書店
絵本 『おおきなかぼちゃ』エリカ・シルバーマン/S.D. シンドラー 絵/おびかゆうこ訳/主婦の友社
絵本 『とんぼのうんどうかい』かこさとし/偕成社
絵本 『おっ!』高畠純/絵本館
手あそび さよならあんころもち
なんとなく視線を感じて振り向くと、先日「ひなどりとねこ」を聞いてくれていた女の子がいて、思わず「にこっ」とするとその女の子も「にこっ」と返してくれてじゅうたんコーナーに座りにいきました。「にこっ」が「にこっにこっ」になるととっても嬉しいですよね☺️
さて、この日はヤンさんの「おはなしの大すきな王さま」❣️これがまた唯一無二、ヤンさんの楽しいおはなしの王さまのなかの王さまの一つ❗️の「おはなしの大すきな王さま」なんですよ。
繰り返される「ありんこが‥」に子どもたちが「あはは‥!またぁ⁉︎」と、どんどんのってきて、ほんとに、とってもとっても、楽しい楽しいおはなし会でした😄
ヤンさん、乗せるのがとっても上手いんです。語り手と聞き手が作るおはなしを、このオープンスペースでも可能というのは、もう、さすがの一言です!久々に聞かせてもらって大満足😋
お願い、お願い、今日もまた聞きたいな〜😊
ちょっと報告が遅くなりましたが、10月に第三回語法クラスがありました。4カ月ぶりですので、記憶の引き出しをひっくり返して、がさごそ。奥の奥にあるものを思い出します。前回取り扱った昔話の「平面性」については、みなさんが提出された課題プリントを頂きましたので、非常に勉強になります。自分では到底気が付かない、考え及ばない部分がありますし、色んなおはなしがあげられていますので、そうなのかー!と感心するばかりです。
さて、今回は『昔話の語法』p220
三「 抽象的様式」です。冒頭を少し言い換えました。
「平面性が決定的に一貫しておこなわれると、昔話は現実から離れた性質をおびてくる。昔話はそもそも昔から、私たちの現実世界を、そのさまざまな観点のまま、感情移入的に行動や振る舞いを真似しようとめざしているものではない。昔話は、現実世界をつくりかえ、その色々な要素に魔法をかけて別な形を与え、独自な特徴をもった世界を作り出す」
絵画でいうと、昔話は抽象画と似た描き方をします。
抽象画とは、人物、風景、静物などの具体的な対象をそのまま描かず、色、線、形といった要素を用いて、作者の内面や感情、あるいは抽象的な概念を表現する芸術です。具象画(現実の形を描く絵画)とは対照的で、観る人によって様々な解釈や感動が生まれるのが特徴です。
●小説は具象的
文学の場合で言えば、小説のほとんどは具象的です。主人公の生活を細かく描写したり、町のようす、あるいは列車の中のようすを具体的に描写していきます。
●昔話は抽象的
それに対して昔話は、具体的に語ることをやめ、独特の語り方でもって、いわば魔法をかけて、世界を抽象的な世界へと作り変えてしまいます。
【抽象的用様式】
世界を作り変えてしまう魔法のしかけ①〜⑥(今回は)
①名指すだけ (描写しない)
昔話は話のすじの展開を楽しむものなので、図形的登場人物を、ある点から次の点へ導いていくばかりで、描写のためにどこかに立ち止まることはしない。どのような人物か、どんな場所か、どのように事件が起きたかという説明はしない。単純な統一された言葉で事柄のみを述べる。耳で聞かれる昔話としてはこの方が分かりやすい。
②するどい輪郭、個体、柔らかいものも固く
一寸法師の針の刀、御椀の舟、桃太郎の桃、にぎりめしころころではおにぎりは鋭い輪郭線で転がってもばらばらになりません。「弥三郎婆」木→HP、「炎の馬」大木→日本の昔話⑤おざわとしお再話(以下五巻本)
③小さな空間にとじこめる
登場人物は、堅固な家やお城、あるいは地下の宮殿などに住む。「馬方やまんば」山姥のすまい、「さけのおおすけ」一件の家→HP
昔話は、主人公を塔の中や、あるいは宮殿の中、トランクの中、あるいは箱の中にとじこめる
「ラプンツェル」塔、「ひひ神退治」お棺、長持「三枚のお札」厠「お月お星」木の箱
④固いものを好む
「へっぴりよめご」石の臼→HP、「仙人のおしえ」石の玉→五巻本⑤、「おしらさま」臼→HP、「天の庭」酒樽→五巻本③、「海行こう、川行こう」目玉→HP、「きじない太郎」目玉→HP、「山姥とくし」くし→HP
⑤高貴なものを好む
黄金や銀、銅など、めったにないもの、高価なものは周囲よりもひときわ目立って見える。孤立性が強調されている。
⑥原色を好む(灰色はある)
金、銀、赤、白、黒、(紺青)
「白雪姫」、「きもだめし娘」「ぼっこ喰いあねさま」→HP、白雪姫の白、赤、黒の極端な美は、一歩あやまればその極端のゆえに人を震え上がらせるような性質ではないでしょうか。また、馬は黒か白、あるいは赤です。「師番の馬」→五巻本②
*白と黒は、非個体的対照(色というのは中間色で微妙な差を持つ、連続的な違いがある。白と黒はそれがなく、二つにはっきり分ける)
⑦鋭く明確なすじの線
昔話のすじは遠方へひろがっていき、登場人物を長い道のりをこえた遠い国へ連れて行く。また、援助者が主人公に与える贈り物のなかでは、とくに移動手段となるものが多い。ふしぎな馬や車・靴・マントなどが主人公を遠くへ運び、指輪は主人公が望むところへ連れて行く。「かくれみの」→HP、「夢見小僧」千里車・万里車→五巻本①、「灰坊」馬→五巻本⑤、「イワンの夢」魔法のじゅうたん、いだてん靴→HP
今回はp230まで読みました。これは孤立性、あれは極端性と決めすぎずに、いくつかの性質を兼ねている場合もあることも教えて頂きました。
口頭伝承であった時代、語り手一人一人の中にテキストがありました。昔話は本来そういうもので、自分の中に素養があると語れるもの。時代は移り変わり、私達はテキストを覚えて語りますから、よく考えれば、本当の語りではないですもんね。ちょっと痛く刺さります。長い年月をかけて、何度も語り、子どもたちの反応から教えてもらって、テキストに手を入れることで、良く聞けるようになれば、それが自分のテキストであり、それは一人一人がする作業です。(そうすることで本来の語りに近付けると理解しました)語りクラスでヤンさんが私達に伝えてくれている事が、さらに深く根を下ろした学びとなりました。時間をかけて細かい所まで丁寧に勉強会の準備をして頂き、本当にありがとうございます。そして、こうしてブログを書かせてもらうことで数日かけて復習をしたら、勉強会の時とはまた違う感覚です。ちゃんと合っているかは不安な部分もありますので、皆様コメントにてご意見、ご感想、補足などよろしくお願いします!
宿題は、上記①〜⑥(⑦は昔話のほとんどがそう)を自分のレパートリーのテキストから探してA4一枚にまとめて、11/30までに提出です。
次回の語法クラスは12/24(火)です。
ようやく夏が終わり、やってくる冬に追いつかれないうちに、秋の空気を楽しみに出かけました。
奈良県の天理市。
まずは天理大学の参考館。
足がもつならば山の辺の道を歩きたいと思って、天理駅を出発。
アーケードの通りを抜けて、天理教の大きな建物のところで曲がってすこしいくと、ありました。
天理大学が所蔵している民族学の文物の博物館です。
参考館は、世界各地の資料を通して、それぞれの地域に住む人々の生活や歴史を知り、お互いの心を理解するミュージアムですとホームページに書かれています。
大すきな国立民族学博物館のミニ版でした。
そぞろに歩きながら、世界各地の文化を感じ取ることができます。
なかでも、機織りの展示をさがして歩くととってもおもしろかったです。
布を作る方法が、どの民族にも共通しているのはなぜなんでしょう。また、少しずつ違っているのもおもしろい。そして、出来上がった布の模様も違っていて、知っている人には、ぱっと見るだけで、これはどの民俗だってわかるんだと思います。わたしはアイヌの模様ならわかるけど。
3階の特別展では、正岡子規と夏目漱石と森鴎外の自筆展をやっていました。
子規の学習帳とか、漱石の「吾輩は猫である」「坊ちゃん」とか、鴎外の「渋江袖斎」とか、なんかすごいお宝が拝めました!
子規と漱石はとってもきれいな字でした。子規は女性的。鴎外は、ちょっと雑やね。
めがけて来たのではないのに、とってもお得でした。
天理大学のあたりは布留遺跡という旧石器からの巨大な遺跡が広がっているそうです。ロマンやね~
で、その発掘された土器や刀、埴輪とかも展示してありました。

天理大学の学食で遅いお昼を食べてから(とんかつ定食ね)、石上神社へ。

手水舎のところににわとりがコケコケ鳴いていて、そこから山へ入って行くと山の辺の道です。
とても歩きたかったんだけど、参考館の中を歩き回ったので、すっかり疲れてしまって、帰ることにしました。
がんばってリハビリして、あちこち歩けるようになりたいです。
****************
今日のHP更新は、《外国の昔話》「ごろごろ川の鍛冶屋」
主人公が悪魔や死神を出しぬく話に、いまハマっておりますo(*^@^*)o