9月のおはなし会🍠

あづい~~~って悲鳴をあげたら、娘から東南アジアより気温高いでって返信が来た(;´д`)ゞ

こども園のおはなし会の報告です。

9月11日(月)

4歳児
手遊び ろうそくぱっ
おはなし「ギーギードア」『おはなしはたのしい』たなかやすこ
絵本『あーん』下田 昌克絵/谷川 俊太郎文/クレヨンハウス
手遊び ろうそくぱっ

5歳児
手遊び ろうそくぱっ
おはなし「ヤギとライオン」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編/実業之日本社
絵本『やまこえのこえかわこえて』こいでやすこ/福音館書店
手遊び ろうそくぱっ

いまさらですが、暑くても、子どもは元気です。
わあわあきゃあきゃあと筒いっぱいの声で自己主張しますね(笑)
いいなあ。

「ギーギードア」は、きょうは、ドアのぎーぎーぎーが楽しかったみたい。
トミーのわあを言わせてやろうと思って仕掛けたんだけどね、ぎーぎーぎーがよかったようで(笑)

最近、雷とかにわか雨があるので、「ヤギとライオン」の導入は楽でした。

わたし「ライオンが、まどからずぶぬれのやぎを見ました」
子ども「あ、あぶない!」
すごいね、先取り。かしこいなあ。

わたし「おいしい肉って何のことか分かりますか?」
こども「やぎ!」「やぎ!」「ひつじ!」(笑)

ヤギの歌はめっちゃ楽しかったみたい。
わたし「歌ってみる?」
子ども「うん!」
(@^0^)きのう殺した1万匹のらいおん!
愉しく合唱しました。
絵本読んでるときも、だれかがふと「きのうころした~」

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またコロナが流行ってきているそうです。
気をつけましょうね。

きのうは図書館主催の絵本読み聞かせ講座。
そのあと畑の肥料を買いに行って、そのあと整形外科へ。
きょうになってやっとおはなしひろばを更新できました~
ほんのりいやされてきてくださいませ(^///^)

9月の初級クラス

とにかく今年の夏の猛暑には参りました~。
まだまだ残暑が続きますが、そろそろ秋~冬に向けてのお話を用意。
練習しているうちにお話に出て来る「おもち」が食べたくなって
「ええ具合に焼けて、ぷう~とふくらんできた」ので
砂糖じょうゆでいただきました。はい、練習そっちのけ(笑)

手遊び:「きつねがね」
コーンコーンコンコンコン ✖2回
きつねがね、化けたとさ
石ころかな、おにぎりかな
いや違う、いや違う
葉っぱかな、お皿かな
いや違う、いや違う
はさみかな、お箸かな
いや違う、いや違う
おばけ~~~

語り
1.『大歳の火』/日本の昔話5/福音館書店
2.『三匹の子ブタ』/イギリスとアイルランドの昔話/福音館書店
3.『ヘンゼルとグレーテル』/語るためのグリム童話集1/小峰書店
4.『タオの物語』/子どもに語るアジアの昔話2/こぐま社
5.『かたつむり』/語りの森昔話集3/語りの森
6.『みつばちの女王』/語るためのグリム童話4/小峰書店

ヤンさんの語り
7.『アリョーヌシカとイワーヌシカ』/まほうの馬/岩波書店

講評
1.お話の背景、テーマは語った後で話すのが良い。まずお話を聞いてもらって自由に感じてもらってから。
2.テキストの言葉を変える基準は耳で聞いてわかりやすいように。
例:ハリエニシダ→ハリエニシダの木の枝
3.すべて丁寧に同じテンポなく、時の流れを一瞬に感じたり遅く感じたりするように、語り方も間や早い遅いを組み合わせて語ると良い。
4.語り手に合わないお話などはない。外から見た評価は気にする必要はなく、語り方で克服できる。
5.一字一句間違えないように語ることは、聞き手にきちんと伝えるための言葉や感性の「訓練」だと考える。現場を経験することで、変えても問題ない言葉、変えては伝わらない言葉の違いを体感できるようになる。
6.スラスラとまるで読んでいるかのように語れるようになってから「間」を入れる。

お話を語るということは、「お話への愛」「聞き手への愛」に尽きますね。良いお話が伝承されていくこと、語り継がれていくことの尊さ。お話を待っている聞き手のためにも、精進致しましょう!

次回は10月10日(火)です。

9月の日常語クラス

朝晩は、少し過ごしやすくなってきましたが、みなさんのところではどうでしょうか?
とはいえ、日中はやはり暑いです!
そんなことにはめげずに、日常語クラスの勉強会が行われました(‘◇’)

この日は、たまたまなんですが語りのエントリーばかりでして、予期せず楽しい語りの会のようになりました!
「さるかにがっせん」『語りの森昔話集4』語りの森
「危機一髪」『語りの森昔話集5』語りの森
「かちかち山『語りの森昔話集4』語りの森
「舌切りすずめ」『日本の昔話2』福音館書店
「あちちぷうぷう」『語りの森昔話集4』語りの森
「ゆうれいのおんがえし」『子どもと家庭のための奈良の民話一』京阪奈情報教育出版
ヤンさんの語り 「母のめだま」『子どもと昔話18号』古今社

自分はエントリーしていなくて聞くだけなので申し訳ないですが、ほんとに楽しい〝おはなし会〟でした!
たっぷり聞かせていただきました(^O^)
お勉強の時間の中でわたしが特に共鳴したのは、〝行くが行くが行くと〟について、笑い話の語りの難しさ、そしてどんな姿をもつ話でも子どもを傷つけないように語れる語り手の技量を身に着けたい、の三点でした。
他にもいろいろ課題やアドヴァイスはありましたし、どれもいい学びをいただきました。

ここでお知らせなんですが、日常語クラスは今回でおしまいになります。
開催側の事情がありまして、残念ながら今までと同じように続けることを断念いたしました。
今後は、メンバーがそれぞれの経験に基づいて初級クラスと中級クラスにわかれ、そこで日常語の語りを勉強していただくことになりました。
引き続きこれからも頑張ってくださいね。
ヤンさん、今後ともどうぞよろしくお願いします(^O^)/

おはなし会に集中できる場になるように

9月9日(土)図書館のおはなし会は、おおよそですが
子ども10人 大人9人 

プログラム
じゃんけん ちーちゃんぱーちゃん
おはなし 「あたしがテピンギー、この子がテピンギー、あたしたちもテピンギー」『魔法のオレンジの木』ダイアン・ウォルクスタイン採話/岩波書店
絵本『バナナじけん』高畠那生/BL出版
絵本『ぎょうざのひ』かとうまふみ/偕成社
絵本『ピーターのめがね』キーツ/偕成社
絵本『あーん』下田昌克・え/谷川俊太郎・ぶん/クレヨンハウス
手遊び さよならあんころもち

新学期がはじまって一週間、子どもも夏の疲れがでてきているのでしょうか。
あちらの子も、こちらの子も、お母さんも、なんだかちょっと集中しにくい様子。
聞きたい気持ちも、落ちつきたい気持ちもあってきてくれているのですが、
なんだかソワソワしてしまう……。こんなとき、短い言葉での声かけや
アイコンタクトが、必要でした。
「(絵本は)後で見ようね」「もう(1冊で)終わるからね(席をたたないで)」
おはなしもよく聞いてくれて、集中が途切れる中でも次の絵本にひきつけられていたのですが、最後は力つきてしまった…?!
遠くからではなく、近くで、子どもたちのそばで、私たち大人のおはなし会に対する姿勢や、ちょっとした見守りが、言葉が足りませんでした。反省です。
せっかくおはなし会ができるようになったのですから、集まってくれた方に安心して聞くことのできる場所にするための配慮が、必要なんだと改めて思いなおした一日でした。

最後の語り部📚

『最後の語り部』ドナ・バーバ・ヒグエラ著/杉田七重訳/東京創元社

翻訳が今年の4月に出たばかりの本です。

とにかく感動。
とちゅう何度も涙があふれた。
読み終わってしばらく動けなかった。

題名を見たときは、歴史とか過去の物語かと思ったのね。
ところがそうじゃなくて、舞台は2061年から始まる。主人公は380年の時間を未来に向かって旅する。
そう、SFなのです。

ハレー彗星が地球に激突する。どうやっても避けられない。地球滅亡の運命。そこで人類は、限られた人を選んで、宇宙船を打ち上げる。
人間の住める星を目指して、せめて人類の子孫が生き残るために。

選ばれた人はポッドと呼ばれるカプセルに入れられて眠り続ける。眠っているあいだに、特別の能力が、脳にインプットされる。
ポッドに眠る選ばれた人の世話をするため、世話人たちも乗り込む。世話人たちは380年の間、世代交代しながら宇宙船の中で人生を送る。

主人公は12歳の少女ペトラ。
両親と弟ともにポッドで眠るために宇宙船に乗り込む。
ペトラは、植物学に関する、人類のすべての知識を脳にインプットされる予定。
ペトラ自身は、植物学者じゃなくて語り部になりたいんだけどね。だから、人類のすべての物語をインプットしてほしいの。

新しい惑星で、語り部になって、地球の物語とその先の自分たちの物語を人々に語りたいって思ってる。
ペトラのおばあちゃんは、伝承の語り手で、ペトラは子どものときから語りを聞き続けてきた。

そのおばあちゃんの語りの場面が、いいのよ~
伝承とは何かという作者の考え方も、すてき。

ペトラは380年後にポッドから出されるんだけど・・
眠っているあいだに・・・

びっくりする事件が次から次と息つく暇もない。
読んでのお楽しみ╰(*°▽°*)╯

ああ、人は、物語がなければ、ほんとの人間にはなれないんだ。