ぽんです。
先週の金曜日に、第三回昔話の語法勉強会をおこないました。
ご参加下さった皆さま、ありがとうございました。
今回は「『七羽のからす』を丁寧に読む」ということで、
グリム童話の「七羽のからす」(出典『昔話絵本を考える』松岡享子/著)を題
材に、
昔話の語法をひとつひとつ丁寧に取り上げて、説明して頂きました。
「昔話の語法」というと、小澤昔ばなし大学に通っていないとわかりにくいので
はと、考えられがちですが、
今回は、「語法ってなに?」という方にも、わかって頂けることを目的に勉強会
を企画しました。
そして、その企画通りに、とても平易でわかりやすい講義だったと思います。
普段、子ども達の前で語るのに、「語法」などという小難しい考え方など不要と
言う方もおられますが、
私は、伝承されている昔話には、独特の語り口(これを昔話の語法と呼んでいま
す)があって、それがあるからこそ、その独特の語り口に沿って語られ ている
からこそ、伝承されてきた昔話は耳で聞いてわかりやすいわけで、それを知った
上で語るのか、それとも知らずに語るのかでは、語り方が随分変 わってくると
思っています。
今後もババヤガーでは、「昔話の語法勉強会」を不定期に続けていくつもりです。
今回参加された方も、また事情で参加できなかった方も、また、次の機会にご参
加下さいね。
お待ちしています。
では。