日別アーカイブ: 2015年7月21日

聖なる書物って、聖書?

ぽんです。
久々に連続投稿です。
さて、7/11に7月中級講座の報告をブログに載せました。
その中に「明かりをくれ!」(スペインの昔話 松岡享子/訳 おはなしのろう
そく30)がありました。
このお話、幽霊話であらすじを書くと・・・。
貧乏で7人の男の子を持つやもめ女(以下「母親」)は、村長さんの計らいで空
き家になっている立派なお屋敷に泊まることになります。
ところが、おっとどっこい。このお屋敷には幽霊が住んでいたのです。(よくあ
る展開) 夜になるとどこからともなく声が聞こえてきます「明かりを くれ!
明かりをくれ!」。母親は息子1に燃えている薪を渡し、「持って行っておや
り」。男の子達7人がその薪を声のする方へ持って行くと、そこに は幽霊
が・・・。きゃー。ところが幽霊は分厚い本を持っていたのです。そして、「明
かりを持っていてくれ。わしが本を読めるように」と一言。薪を かざしてやる
と幽霊は一心不乱に本をみ始めます。そして、読み終わると「この聖なる書を読
み終わらなければ、あの世には行けなかったのだ。百年 待ってお前達のお陰で
とうとう読み終えることができた。お礼に富を差し上げよう」(この部分は幽霊
の長い独白)。そして、この家族は幸せになりま した。ちゃんちゃん。
さて、長々書きましたが、中級の当日「この『聖なる書物』って聖書?」と質問
がでました。皆さん「たぶんそうでしょうね」とその場は終わったんで すが、
家に帰って原話と思われるとして担当の方から頂いた「この世の光」(『世界の
民話13 地中海』 ぎょうせい)のコピーを見てびっくり。
この幽霊が持っていた分厚い本は『文字がたてに書いてある厚い本』だったのです。
「文字がたてに書いてある本」????
えっ、聖書で文字が縦に書いてあるってことある?
じゃ、聖書じゃないの?それなら何????
疑問がどんどん沸いてきました。
さて、皆さん。
縦書きの文字って、世界中にほとんどありません。
ほんのすこ〜し、調べてみました。
エジプトのヒエログラフは縦書きだったそうです。
後は、日本語と中国語。つまり、漢字を使う文字ですね。
それと、モンゴル文字。
ところが、このモンゴル文字は古いウイグル文字が元になっていて(今のウイグ
ル文字とは違うらしい。今のウイグル文字は横書き)。そのウイグル文 字は
「中央アジアのウイグル人が古く用い、モンゴル文字のもとになった表音文字。
起源はローマ字アルファベットと同じく、シナイ文字から出ているが、 直接に
はネストリウス派キリスト教会が用いた、シリア文字の変形のソグド文字がもと
である。」(コトバンクより)
コトバンクにはもっといっぱい載っていました。また、その他、ウイキペディア
やら何やら、ネットで検索してみました。
が、やればやる程、わからず。もともと基礎知識がないので、余計ちんぷんかん
ぷん。
ああ、「聖なる書物って聖書?」って思っただけなのに・・・。
それとも、このネストリウス派(どうやら、シリアやペルシア辺りで布教してい
たらしい)が関係してるのか。
「このネストリウス派は自称は東方教会。アッシリア教会とも呼ばれ、近世には
カトリック教会と合同した一派はカルデア教会とも呼ばれた」らしい。
(全部「コトバンク」より)
それなら、やっぱり聖なる書=聖書???
ああ、もうわからん。
誰か、少しでも知識のある方、教えて下さい。
Help me.!