月別アーカイブ: 2017年5月

こんにちは! 🌞

ゴールデンウイーク後半戦。
といっても年金生活者は毎日連休。シルバーイヤー。

買い物袋下げて近所のスーパーへ。
ゆる~い普段着、ノーメイク、なんぼなんでもはずかしい。
マスクと帽子で隠す。

向こうからガキの自転車。
すれ違いざまに、「こんにちは!」
わたし「わ! びっくりした!」
つづいてもう一台、「こんにちは!」
わたし「こ、こんにちは」
なんでや、変装してるのに。
思いっきり気配を消す。
向こうからまた一台、「こんにちは!」
な、なんでやあ。

そそそと買い物すませて帰り道。
坂の下でさっきのガキどもが七人に増えておる。
横道に入る。
向こうから若い男性がやってきたようだ、帽子のあいだから見える。
「こんにちは!」
えええ~っ❢
よく見たら、息子だった。
「こ、こんにちは」
わたしは昔からよく息子を見間違える。

「だんまりくらべ」の語りかた ((´∀`))

きのうのがらがらどんで「だんまりくらべ」を語ってくださいました。
HPの≪日本の昔話≫から、日常語になおしての語りがとっても楽しかったです。
自分が再話した話を語ってもらえるのは、めっちゃうれしいです💖

ところでね、4月21日の再話法勉強会で批判的にとりあげたのが、「だんまりくらべ」なんですよ。(報告はこちら→
大川悦生さんの『子どもに聞かせる日本の民話』(実業之日本社)に入っているのです。
原話は、ヤンが再話したのとおなじ。

再話っていうのはいろんなスタイルがあるんだなあって思う人もあったでしょうね。
いまは、そこはちょっと置いておいて。

わたしね、だんまりくらべを語るとき、子どもとのやり取りをだいじにするんです。
おじいさんとおばあさんが、じっと黙る。その間(ま)をとる。
するとね、子どもは、始めは面白がるんだけど、じきに「まだあ~?」って感じにになってくる。
その一瞬の間をつかんで「おじいさんは、たいくつになって」って語るんです。
するとね、登場人物と聞き手と語り手が、まるで共犯者のような関係になる(笑)

この話、起承転結がきちっとあって、おもしろいでしょ。
おもちをもらって食べたらひとつ残った:起
だんまりくらべをする:承
どろぼうが入ってくる:転
おばあさんが叫んでどろぼうを撃退する:結

うん?
そう、ここで結、みたいに語るんです。
でも本当の「結」はおじいさんが勝っておもちを食べました、ってことでしょ。
でも、あえてそう語るんです。
そうすると子どもは、たいてい「おじいさんが勝った!」っていってくれるんですよ。
そしたらね、「おじいさんずるい」って声が出にくいの。

昔話はストーリーが命ね。
ひとつのおもちをめぐって、だんまりくらべというルールを作った。泥棒が入ってきておもちを取ろうとした。「こら」って叫んだのは、おもちを取られたら困るから。叫んだおばあさん、負けちゃった。理不尽やね~笑
このストーリーの面白さが、この話の命。
おじいさんは、ちっともずるくないの。聞き手にずるいって言わせてはダメ。
だから、叫んだのがおじいさんでもいいんですよ。
でもね、ヤンもえらそうに言ってるけど、この一瞬の間をつかむのって難しい。なかなか成功しない。
3分の話に命がけ(笑)

でも、たのしいよ~