月別アーカイブ: 2019年10月

10月のおはなし会3🎃🎃🎃

10月21日(月)
5歳児 一クラスずつ2回
ろうそくぱっ
おはなし「さるかにがっせん」語りの森HP/村上再話
ろうそくぱっ
わたし「きょうのおはなしは、さるかにがっせん」
子ども「知ってるう。劇でやったあ」
わたし「そら、よかったなあ」
・・・・
わたし「さるが、山道で、何拾ったと思う~?」
子ども「かきのたね」
わたし「そやなあ。そこへ誰が来たと思う~?」
子ども「かに~」
子ども「ほんでなあ。さるがかにに柿なげてなあ、赤ちゃんがいっぱいで出くんねん」
わたし「まだそこまで行かんといて~」
このはなし、オノマトペが楽しくて再話しました。HPで見てね。
『語りの森昔話集4』に載せるつもりです。
はい、季節の話でした~

10月23日(水)
学童保育
おはなし「小さい男の子のはなし」村上再話(仲間)
おはなし「ものをいうたまご」語りの森HP/村上再話
絵本『とべバッタ』田島征三作/偕成社
絵本『ごろごろにゃーん』長新太作/福音館書店
絵本『ひっぱれば』長野ヒデ子作/福音館書店
じつは、『ごろごろにゃーん』って、何がおもしろいのか、わたしにはよく分からないんだけど
子どもたち、「ごろごろにゃーん、ごろごろにゃーんと、ひこうきはとんでいきます」って、楽しそうに繰り返すのよ
『ひっぱれば』は赤ちゃん絵本。次は何が出て来るかな~?ってタイプの絵本ね。あれこれ言って、おばちゃんの相手をしてくれて、ありがとうね~
秋のひととき、子どももおばちゃんも、ほっこりする時間になればなあって思ってやりました。

10月28日(月)
4歳児 一クラスずつ2回
ろうそくぱっ
おはなし「ひなどりとねこ」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編/実業之日本社
ろうそくぱっ
子ども「みじか~い」
子ども「ちょっと、こわかったなあ」
そ、ドキドキ、きゃーのおはなし。
ストーリーを楽しみ、主人公といっしょに手に汗握って聞けるようになりました。

蟹が猿をいじめるやつ‼

食べものや果物が美味しい季節になりましたね😊
なかでも新米はとくべつ美味しい!
お腹いっぱい、胸いっぱい、
10月26日土曜日の図書館おはなし会の報告です!

 手遊び  「どんぐりころちゃんじゃんけん」
 おはなし 「さるかに合戦」
 絵本   「しろいかみ」 谷内つねお・さく 福音館書店
 絵本   「うどんのうーやん」 岡田よしたか・さく ブロンズ新社
 絵本   「かめくんのさんぽ」 なかのひろたか・さく 福音館書店
 絵本   「バルンくんとともだち」 こもりまさと・さく 福音館書店
 手遊び  「さよならあんころもち」

ひさびさに、あかちゃんが、👶が、赤ちゃんが、きてくれたんですけど、
静か~にハイハイしながら、ヤンさんの足もとに
そっと寄り添っちゃったりして、おとなし~く場にとけ込んでいるので、
おもしろいやら、かわいいやらで。
(ヤンさんは泣かせないように必死💦だったとのこと)

ヤンさんが、「今日のおはなしは、さるかに合戦」といったとたん、
「あ!かにがさるいじめるやつ!!」「❔」
「あぁ、さるがかにをいじめるやつだ」と自分で訂正する常連さん。
「さるかに合戦」は、語りの森HPの日本の昔話(岡山県)です。
さらに、ヤンさんの日常語なので、面白さが倍増しておりました😍

今日は小さな子が多かったので、おはなしひとつ…。ざぁんねん。と思っていたら
「うどんのうーやん」、もう、「HPの音声に入れてー!!」と
リクエストしてしまうほど楽しくて。
全国のみなさま、ヤンさんの「うどんのうーやん」は、
とぉーってもたっのしーいですよぉぉぉ!! と、叫びたいほどでした。
でも、今日一番うけたのは、「かめくんのさんぽ」だった!そうです。
そっかぁー

新刊 おもちホイコラショ📚

語りの森昔話集シリーズの第4巻を脱稿しました🌟
いま、校正作業に入ってもらっています。
書名は『おもちホイコラショ』の予定です。

この第4巻は、幼児から低学年に向く昔話を集めました。
幼い子向けの話がなかなか見つからないというお悩みの方におすすめします。
図書館のおはなし会が低年齢化しているという情報があります。っていうか、ずいぶん前から言われてますね。でも、絵本ばかりじゃなくて、おはなしも1話ぐらい聞いてもらいたいよね。
お役に立てれば幸いです。

幼い子向けなので、一話が短いです。それで、所収の話数が多めです。

ターゲットを絞って昔話資料を読むと、幼い子に語るための話は、ほんと、少ないです。
家庭内の語りでは、ことばが少々難しかったり、はなしが長かったりしても、臨機応変。問題はないけどね。公的な場所で大人数に語るのは、本来、無理があるんだなあと実感しました。

今回は、ホームページの≪昔話雑学≫のようなコラムを、子ども向きにして、いくつか載せようと思っています。

これから校正を重ね、挿絵を作成し、印刷所に回して、みなさまのお手元に届くのは、来年5月ごろかな。
あと半年、お待ちくださいませ。

とりあえず、今、ホッとしているところ~💖

10月のおはなし中級クラス🍬🍭

二か月ぶりの中級クラスがあり、今回も濃い中身でした。
とはいえ、わたしは今回もラスト1話の批評というところで早退したので残念無念(´;ω;`)ウゥゥ
お勉強は以下のメニューで、まずエントリーした人が順番に語り、そののちに批評の時間という進め方でした。

「いばら姫」『語るためのグリム童話3』小峰書店
「おばけ学校の三人の生徒」『おはなしのろうそく28』東京子ども図書館
「だんまりくらべ」『子どもに聞かせる日本の民話』実業之日本社
「しんぺいとうざ」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』語りの森
「金を生むねこ」『子どもと家庭のための奈良の民話一』奈良の民話を語りつぐ会
「三枚の鳥の羽」『語るためのグリム童話4』小峰書店

「いばら姫」は、わたしが語り、テキストの疑問個所を勉強させていただきました。
指をつむにさす、といいまちがえてしまうことについて、みなさんはそんなことありませんか?
ありませんか、そうですか、わたしだけですか、すいません<(_ _)>
テキストでは、最初に「つむを指にさして死ぬであろう」と出てきて、次に出て来る時には「指につむをさしてしまいました」と出てきます。
わたしは、覚えるときにすでに罠にかかるな(決して罠ではないのですが)と自覚していましたので気を付けていたのですが、語るときに一回目は「つむに指をさし」てしまい、二回目は「指をつむにさし」てしまったのでした(笑)
いや、笑い事ではないですね。
不可能ですから、つむに指をさすなんて、格闘家ではないんですから…
聞き手の頭の中にお姫さまが浮かんでいるときにつむが先に出て来るよりは指が先に出て来る方がイメージしやすいです。
お姫さま→指(当然お姫さまの指を思い浮かべますよね)→つむ(ああ、ささってしまうんじゃないかな、とか、ささったんだなと聞き手が思う)
この順番です。
ということを勉強しました。
他にもこの手の細かいこと、そしてこのおはなしの深いところを単語を細かく見ながら指摘していただきました。
中級クラスはこんなふうにテキストや語りを細かく見ていきます。

「金を生むねこ」は、テキストがヤンさんの日常語になっているという、語り用にしては特殊な本です。
今回の語り手さんは、関西弁という大きなくくりでは同じですからそんなに違和感なく語っておられると思いますが、厳密にいうと違う関西弁ですから(それぞれ地域によってちがいますよね)、それについてのお話もありました。
「おばけ学校の三人の生徒」は、創作です。
このテキストは生徒であるお化けのセリフが、大きさや太さ、書き方がいろいろ違うように書いてあり、語るときに違いが分かるように語らなければならないということを表しています。
演じないといけない珍しいテキストです。
語り手によって、セリフをオリジナルに考えることになりますが、みなさんどんなふうに語られるのかとかんがえると楽しくなりますね。

一話ずつにたくさんお勉強したのですが、あんまりたくさんになってしまうので書けません、ごめんなさい_| ̄|○
でも、どの語りも面白かったですしよかったです。
次回のエントリーは、もういっぱいなんでしょうかね?
(さりげなく、自分を売り込む)
次回も楽しみです!(^^)!

10月のおはなし会2🎃🎃

10月16日(水)
小学生5年生 授業 一クラスずつ2回
おはなし「金の鳥」『語るためのグリム童話』小峰書店
おはなし「夢の蜂」『日本の昔話1』小澤俊夫再話/福音館書店(仲間)
ブックトーク「伝記」
「金の鳥」は、5年生にぴったりの話です。
担任の先生が、「わたしも狐にそばにいてほしい」とおっしゃいました。
そうだね。みんなのそばにいつもきつねがいてくれたら、勇気をもって失敗できるものね。
人は、失敗しながら生きるもの。
子どもたちも先生も、もちろん語り手も、ひとつになった幸せなひとときでした。
そして、これから人生を開いていく若き人たちに、伝記をお勧めしましたよ。
どんな人になりたいか、何をしたいか、考えるヒントにしてね。

10月17日(木)
小学生5年生 授業 一クラスずつ2回
おはなし「金の鳥」『語るためのグリム童話』小峰書店
おはなし「夢の蜂」『日本の昔話1』小澤俊夫再話/福音館書店(仲間)
ブックトーク「伝記」
きのうのつづき。残りの二クラスです。
クラスによって雰囲気は違うし、反応する場所も違うけれど、おはなしがしみ込んで行くのを感じることができました。
先生が、「充実した時間を過ごせましたね」って子どもたちにおっしゃって、嬉しかったです。

10月18日(金)
小学4年生 朝20分
おはなし「まほうの鏡」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話/語りの森
おはなし「九尾のきつね」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話/語りの森
子どもたち、今日お話会があることを知らなかったんだけど、先生もまだ来ていらっしゃらなかったんだけど、わたしの顔を見たら、予鈴の前にちゃちゃちゃっと、会場設営してくれました(笑)
電灯を消して暗くしたころ、先生が入って来られて、はい、開始。
だから、20分以上あったので、ゆったり話ができたので、よかったです。
ほんとに嬉しそうに楽しそうに聞いてくれましたよ。
「本読んでる?」ってたずねたら、「あんまり・・・」って言ってたので、ほんと、ブックトークしたいなあって思った。
本を教室にどかっとおいて帰りたい。