中村桂子さんの『「ふつうの女の子」のちから』(2018年/集英社クリエイティブ)を読んでたらね、ハイジについて書かれてたの。
そういえば『ハイジ』はちゃんと読んでなかったって気がついて、読んだ。
子どものとき家になかったから、きっとどこかで借りて読んだんだろう。
なんども読んだ作品は、登場人物や風景が見えるんだけど、ストーリーしか覚えてなかったからね。
ヨハンナ・シュピリ作/上田真而子訳/岩波少年文庫/2003年
涙、涙。
久しぶりに号泣したよ。
ストレスも発散した(笑)
わたし、小学生のとき、読書感想文が嫌いでね、提出しなかった。
いや、書かなかった。
感動すると書けないもの。書きたくないもの。
だから、いま、『ハイジ』の感想書かない!
ふたつだけ。
人の心のほんとうのあり様は、美しいのだということ。
アルムの自然の美しさは、映像では分からない、ヨハンナ・シュピリの筆による描写が最高だっていうこと。
みなさん、ぜひ読んでみて。
高学年以上の子どもをお持ちの方は、寝る前に読んであげて。
親子で感動するの、いいと思う。
ヨハンナ・シュピリ(1827-)は、スイスのヒルツェルという小さな村で、生まれます。父親は医者、母親は牧師の娘です。
44歳ごろから小説を書き始め、『ハイジ』は53~4歳のとき世に出ました。74歳で亡くなるまで子どもの本や小説を書き続けたそうです。
子どものころ、カル〇スお子さま劇場で見たことをいまごろ後悔しています。
あのシリーズは、毎週楽しみにしておりました。
だから、アニメが強く強くわたしの脳内に残っております。
でも、めげずに、本で『ハイジ』を読んでみます。
わたしはアニメは観てないんだけど、『ハイジ』をアニメにしないといけない必然性が分からない。
子どもの頃、『フランダースの犬』を何度も読んで、読むたびに感動して泣いてたんだけど、あれもアニメになったよね。観る気持ちが起こらなかった。
アニメは好きだけど。名作をアニメにするのは、反対!