日別アーカイブ: 2022年1月20日

第4回おはなし入門講座

雪のちらつく18日に21年度入門講座最終回の発表会が行われました。年をまたぎましたが全員参加で最終回を無事迎えることができました。
プログラムは以下の通りです。

1.三人兄弟
「語るためのグリム童話6鉄のハンス」小沢俊夫監修/小峰書店
2.あちちぷうぷう
「語りの森昔話集4おもちホイコラショ」
3.スワファムの行商人
「イギリスとアイルランドの昔話」石井桃子訳/福音館書店
4.かめのピクニック
「語りの森昔話集2ねむりねっこ」
5.山の上の火
「山の上の火」クーランダーとレスロ文
渡辺茂男訳/岩波書店

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ききみみずきんメンバーの語り
6.しんぺいとうざ
「語りの森昔話集3しんぺいとうざ」
7犬と猫とうろこ玉
「おはなしのろうそく15」東京子ども図書館

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ヤンさんの語り
8.アナンシと五
「子どもに聞かせる世界の民話」実業之日本社

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○受講者さんのお話

Aさん おはなしを覚えて語るのは年齢的に無理かと思っていました。でも発表の期限が決まって覚え方を教わってやってみると実際には覚えることがとても楽しかったです。(ヤンさん:そーでしょー!)入門講座に来るとみなさんに会えてエネルギーもらえるようで楽しみでした。

Bさん 人前にでることは緊張します。でも今回自分で描いた絵を人に見てもらうように発表したい気持ちになりました。
☆語りのあいだ2歳の娘さんはお膝のうえでじーっとお母さんの声に耳を傾けて一心に聴き入っていました。愛おしい素晴らしい時間だなぁと改めて感じました。

Cさん (ナレーションなどのお仕事をされてたそうで)人前に立つことはありましたが事前に全て準備して手ぶらで臨むのが初めてでとても緊張しました。
「手作りのものを届ける」ことの大切さを思い出しました。

Dさん 地理を確かめたりネットで検索しておはなしの中に出てくる石像ならぬ木像が実在することを確かめ写真を見せてくださいました。その探究心がおはなしに奥行きを与えていたことは間違いないと思います。素晴らしいです。
ご本人は一字一句違えずに覚えることが苦痛でした。同じところで止まってしまう。止まるくらいなら同じ意味の言葉に変えても良いのでは?と考えたそうです。
ヤンさんはあくまで練習ではテキスト通りに覚えましょう。今回のテキストは小説のような言葉なので覚えにくかったでしょうとのことでした。

☆テキスト選び難しいですね。Cさんも「読んであまりピンと来ないものも人の語りを聞くとすごく面白かったりする」と言われてました。ホントそうですよね。私もテキストの目利きができるようになりたいと思う毎日です。

Eさん 以前から子供たちに語っていましたが京田辺市に来てヤンさんに出会い衝撃を受け講座のどの言葉も聞き漏らしたくないと思うほどでした。
今小学校で語っていますが入門講座を受けて基本的なことに自信がつきました。
今日の発表会で聞いたみなさんのおはなしは東北などの地方に出向いて聞いた時のような感じを受けました。

○講座を終えて
とかく色々なことが起こりがちな人生ですが全員参加で全4回終了できたこととても素晴らしく嬉しいことでした。また発表会はみなさん緊張されていた(緊張しますよねー!)もののとてもあたたかく味わいのある素敵なおはなし会でした。好きなおはなしを選ばれてそれをひと月かけて覚え育てられた思いが感じられて感動しました(^.^)

★ヤンさんより受講者のみなさんへ
今回1つのおはなしを覚えて語ることで一旦完結しています。でもぜひおはなしを覚えて人前で発表するということをどうぞ続けてください!
今日はみなさんの門出です!

【お知らせ】
ババヤガーより
◉語法の勉強会(お月お星)
1/21(金)10時から13時
京田辺市中央図書館集会室
◉初級クラス
3/1(火)10時から13時
京田辺市中央図書館集会室

ききみみずきんより
◉お集まり(途中入退室自由)
2/15(火)10から13時
京田辺市中央図書館会議室
3/1(火) 〜15時

(コロナ禍につき予定が変更になることがあります)

これからもみなさんとおはなしのご縁が続きますように!