月別アーカイブ: 2024年3月

一乗谷朝倉氏遺跡🛤️

福井県に行って来ました。
1泊だったので、バタバタだったんですが。

1日目:越前三国

海辺を歩きました。日本海の荒波にぞくぞくしました。
その晩は、地魚とふぐをたらふく食って、日頃のストレスを解消。

2日目:一乗谷朝倉氏遺跡を歩く


福井駅から九頭竜線で一乗谷へ。15分ほど乗ったら、山間の小さな駅に着きました。
駅から5分の所に、遺跡博物館があります。
2022年にオープンしたまっさらのりっぱな博物館でした。

一乗谷遺跡は、戦国時代の城下町の暮らしが見える遺跡です。
半世紀以上かけて発掘調査された成果が、この博物館と、遺跡を見ながらのウォーキングコースと、復元町並みにみられます。


これは、博物館内にある城下町のジオラマ。
めっちゃ広くて、中にたくさんの人(の人形)が洗濯したり、物を売ってたり、立ち話ししてたり、たのしい!

 


戦国大名浅倉氏のお屋敷も復元されています。

博物館のきれいな食堂では、越前そばやらソースとんかつがお安く食べられます。
朝倉氏の時代の食事をイメージした定食もあったよ。
ソフトクリームもあった。

博物館から2,2キロメートルを歩きます。
のどかな道を歩いていくと、あちらこちらに井戸の跡が。
住居があった遺構です。


すごい石垣。

復元町並みに着きました。


これは復元された城下町です。


この井戸は、ほら、屋根がついてるでしょ。
「三枚のお札」で小僧さんが和尚さんに、井戸の屋根の下に隠してもらう、あの井戸です。


長いいろり。
ひとつの家に大勢で暮らしてたんやね。

博物館から復元町並みまではバスもあるんだけど(10分)いいお天気だったので、歩くことになりました。
とちゅう、地元の人の集落も通りますが、「クマに注意」の看板もあるような、自然いっぱいのウォーキング道です。
ただし、わたしは、いま、足の調子がよくないので、健脚の3人についていくのにへろへろになりました(;´д`)ゞ

足がよくなったらまた歩きに行きたいです。
これからなら、桜がきれいでしょう。

復元町並みからバスで福井にもどり、北陸本線で帰って来ました。
翌日の16日に金沢ー敦賀に新幹線が通るので、福井駅は北陸本線としては最後のおつとめということで、特急を撮ろうとカメラを持った人でおおにぎわいでした。

途中、敦賀で途中下車して、まるさん商店で焼きサバを買って帰りました。

それなりに復興のお役に立てたかな。
復興割りは使えなかったけど>︿<

3月のおはなし会🎎

3月11日(月)

こども園

3歳さん 1クラスずつ2回
ろうそくぱっ
おはなし「せかいでいちばんきれいな声」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
おはなし「じいとばあ」
ろうそくぱっ

4歳さん 1クラス
ろうそくぱっ
おはなし「いぬとにわとり」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本『あける』はらぺこめがね/佼成出版社
ろうそくぱっ

ずいぶん前のおはなし会の報告でしたあ。
3歳さんは、なんだか3歳に思えない、いっちょまえの反応をしてくれます。
4歳さんは、いつのまにか、ちゃんと大きいぐみさんになる心の準備ができています。
子どもの成長は早いなあと、毎年この時期、思います。
4月になるのが、たのしみo(*^@^*)o

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今年の春休みは、《おはなしひろば》を新美南吉シリーズで毎日更新しますよ~
「ごんぎつね」や「てぶくろをかいに」ばかりではない、いろんな作品を楽しんでください。
短めの幼年童話ばかりを紹介していきますね。
きょうは「でんでんむし」ですO(∩_∩)O

3月の中級クラス

暑さ寒さも彼岸まで、春はすぐそこまで来てますね。年度末ですし、たくさんの紙と布を整理して、新しい季節をすっきり迎えたいと思う今日この頃です。

【手あそび】   

たんたんたん ぽぽ たんたんたん ぽぽ たんぽぽたんぽぽ たんたんたん

【語り】

おはなしのだいすきな王さま 『山の上の火』岩波書店

アリョーヌシカとイワーヌシカ 『まほうの馬』岩波書店

さるとかにのもち争い(日常語) 『語りの森昔話集4』語りの森

舌切りすずめ(日常語) 『語りの森昔話集4』語りの森

むかでの医者むかえ   語りの森HP

ヤンさん 鬼のひとり娘    語りの森HP

おはなしのだいすきな王さま テキストに少し手を加えて語られました。お百姓の何度も繰り返されるセリフを同じにしすぎると、それに答える王さまのセリフが何だったか、語り手自身が分からなくなり、王さまの言葉を間違える。王さまがイライラしてくる様子、その王さまの言葉のエスカレートする事を活かす。王さまが困りだすのがおもしろい、王さまの答え方の方に集中して語る。また、テキストの文によっては、はっきり耳に届けずに言う必要がある場合、飲み込むように語る。

アリョーヌシカとイワーヌシカ 弟と姉さんの掛け合いの詩の部分、このおはなしの重要な部分になるので、練習の中で語り方を考えていくとよい。「こういう風に聞き手に受け取ってほしい」という工夫をする。

さるとかにのもち争い さるが木に登って餅を食べていて、『そうしてるうちに、木の枝が折れて、ふくろから、おもちが落ちてきました。』という場面がどうなってるのかイメージがしづらいとのことでした。司書さんでもある中級メンバーの方が、国会図書館の検索で原話をその場で見てくれました!『木の枝にかけていた袋』と原話に記述。わー!とみなさんで納得して、分かってよかった~と解決しました。なので、そのように言葉を加えられました。原話の確認は大事ですね。

舌切りすずめ 何年も前に、他のテキストで覚えたおはなしだったそうですが、すっかり忘れてしまったので、混ざって困ることもなく、覚えられたとのことでした。「したきりすずめ~どっこどこ~ちゅんちゅん」を歌にされていました。

むかでの医者むかえ 語られたHさんは、遠方にしばらく行かれるという事で、クラスでの語り納めとなりました。目の前のことに時間を使って、気持ちゆったりと行ってきてください!

ヤンさんの「鬼のひとり娘」、大元はたった三行のはなしとのこと!サカタシズコさんという方がお父さんから聞いた話。お父さんは狂言を見るのがお好きだったそうで、その「首引(くびひき)」を娘さんに話したものだそうです。そして、娘のシズコさんがお孫さんに語ったものだそうです。おはなしは個人的なもの、それが始まりだったりするんですね。お父さんが狂言を見て、シズコさんに話したのは100年くらい前のことでしょうか。そんな繋がりがあって、一つの昔話を聞いているんだと思うと、私たちは伝承の途中にいるってことが、はっきり分かりますね。一人で百年語ることはできませんが、そうやって思いが繋がって、下の世代へと語り継がれるんだなと嬉しくなりました。ヤンさんの見ている景色が少し見えた気がしました。

中級クラスの報告を1年半ほどさせて頂きましたが、振り返りがとても勉強になりました。フルーツさんからもお知らせがありましたが、来年度から、初級クラスと中級クラスは合同となり「語りクラス」となります。初回は4/9㈫です。事前に秘密基地をひらいて、エントリーされているお話の出典をチェックし、テキスト持参の上での参加となります。みなさまお忘れなきを。どんな学びの会になるか、どんな新しい出会いがあるか、楽しみです。フルーツさんと交代で報告をしていきますので、よろしくお願いします(^^♪

「ろばの子」の語法 感想2🖨️

ご報告が遅れてごめんなさい!
つづきで~す(*^▽^*)

Dさん
今回のろばの子のおはなしの中にも語法が沢山、入っていました。
聞き手がイメージしやすく、聴きやすく、そして語りやすくするために使われていることを教わりました。
このおはなしはろばの子が生まれたときの両親の言葉の極端な違いをいいながら、投げ出さないで大切に育てようと言っているのだと思いました。そして父親の言葉どおりな結末に、いいえ、それ以上な幸せを手に入れたろばの子に満足出来るんだと思います。
周りの人たちは、なみのろばの子として扱おうとしましたが、ろばの子は自尊心を持っていました。
そして王さまは外見だけで判断しないで本人のいうことを聞ける人物だったので良かったと思いました。
ろばの皮を焼くことは若者がこれから前へ進めるように過去のしがらみみたいなものから断ち切れるようにと、自分が全部責任を持って引き受けたという気持ちで盛大に燃やしたのではないかと思いました。
こんな大人がたくさん、いてくれたらいいなぁと思います。

Eさん
お話のみごとさに驚きました!(語法って凄い!)今回もまた心揺さぶられました!思いだすたびに心があたたかくなります!子供達は主人公になってお話の世界を旅する、いろんなことを思いながら、感じながら、幸せにむかって一直線に進んでいく!子供達にとって王様の存在は幸せなことでしょう!そして今回新たに王女様の存在の大切さを教えていただきました!(感動!)この2人の存在がどれほど子供達にとって幸せなことかと思うと嬉しくてなりません!そしてろばの子を語れる私達もこのうえない幸せだと感じました!

Fさん
ろばの子、色んな解釈が広がっていくおはなしでした。語法の勉強会は久しぶりの参加でしたが、おはなし会の体験を思い起こして、語法が自分に浸透するような時間になりました。だいぶ時間がたってから感想を書いていますが、他のテキストや本を読んで比較したことで、後からじわじわと気が付いたことです。昔ばなしには、語法による隠された仕掛けがあって、聞き手がクリアなイメージを持って聞いていく事ができることを再認識しました(すぐ忘れるので)。目で見て読む文章は、抽象表現から具体表現へ、言い換え表現、時間を戻しての回想、他にも色々な技法で表現されて、作者の仕掛けによって読み手の感情の動きがあり、目の情報で自分のイメージを助けながら楽しんでいく読み物です。昔話で心情描写がほとんどない事においては、感情を引き起こすのは聞き手自身になる、受け身のままではいられないところに、愛ある育みがあると思うと感無量です。…キーボードを打つ手を止めて、遠い昔の人々、民族たち、地球の歴史に思いをはせてしまいました。昔ばなしの語法が、世界中の昔話に共通してみられるなんて本当にすごいことですね。人間の普遍性に感動します。自分の型を作っていく、人格形成の部分、そのことに昔話は深く関わるのだと思いました。「ろばの子」の本質については、判断せずにそのまま受けとめるだけにとどまり、今後関連付けてひらめきがやってくることを待ちたいと思います。一つ考えていることは、『昔話は外見ですべてを語る』と言われたことです。今後「ろばの子」を語る時がやってきたら、子どもたちにも教えてもらうことになれば嬉しいです。ヤンさんの体験やご自身の言葉によって、昔話の力を解明していく楽しさを与えていただき感謝です。ありがとうございました。また、自分の気持ちや考えを感想でアウトプットさせてもらって学びの整理ができ、思いがけずすっきりしました。今後も語法の勉強会を楽しみにしております。

いかがでしたか?
感想をお寄せくださった方々、ありがとうございました。
ブログを読んでくださる方たちと共有できていたら嬉しいです。
感想をまとめるのは、めんどうですが、まとめることで、ふり返ることができますね。
ふり返ると、忘れていることや、また、あらたな発見があります。

来年度は語法勉強会の回数が減ります。
どうぞ、積極的にご参加くださいね。

今回の「ろばの子」の勉強会は、録画を見ることができますよ。
おんでまんどくらぶ(⇒こちら)で、ぜひ見てくださいね~

 

 

いつのまに膝に?!

昨日はとっても暖かくて、少し歩くと〝暑い?〟と感じるような春の陽気でした。
子どもたちも元気いっぱいに、図書館のお話会に来てくれました。
昨日の参加人数は、子ども12人、大人7人。

手遊び じゃがいもめだした
おはなし 「世界でいちばんきれいな声」『おはなしのろうそく11』東京子ども図書館
絵本 『ひこうきにのろう』バイロン・バートン/作 なかがわ ちひろ/訳 好学社
〃  『ものぐさトミー』ペーン・デュボア/作 松岡 享子/訳 岩波書店
〃  『あける』はらぺこめがね/作 佼成出版社
手遊び さよならあんころもち

昨日も子供たちの年齢層が低めだったので、ヤンさんは予定表に出ていた題の話ではなくて、小さい子どもさん向けのおはなしにされました。
予定表に書いてもらうおはなしの題は、三カ月前に提出するから当然、当日どんな子どもたちが来てくれるかわかりませんからね(笑)
どんな年齢の子どもたちが来るかわからないのが図書館のお話会!
いろんな話がすぐに出てくるようにしないといけないなと思うと、究極の修業の場だと思います。

昨日の元気な子どもたちは、最初からヤンさんの膝にくっつくようにまとわりついていましたが、そのうちのひとりが、ヤンさんが次の絵本を手に取るほんの一瞬のすきに膝の上に座ったんですよ!
なんという早業かと驚きました。
もっと驚いたのはヤンさんだと思いますが(笑)
ちょっと絵本を取るのに右を見た瞬間に乗られてるんですから!
「どんだけ自由やねん~!」と突っ込みを入れたかったです。
ヤンさん、お疲れさまでした(^^)/