2月更新しました  byヤン

≪語るために≫
今回は、「語りの場って?」「現代の語りの場」を書きました。
これが、私の語りの活動を貫いている基本的な考えです。
平たく言えば、なんで私はお話を語ってるのかということ、その根本にあるもの
です。
このホームページ全体を通していちばん言いたいことでもあります。
愛と信頼の語りの場を生みだすこと。それはほんの一瞬でもいい。それが、わた
しの「お話をする目的」なのです。
ババ・ヤガーに集うみなさまがた、よく読んでくださいね。そして、共感してく
だされば、これほどうれしいことはありません。
≪日本のおはなし≫
「豆さんころがれ」
秋田の昔話です。話型名「鼠浄土」。みなさんよくご存知ですね。
音声は、4歳児に語っているライブです。ね、わたしの語りの後、子どもが自分
の知っている鼠浄土を話してくれているでしょ。
≪外国のおはなし≫
「六匹のうさぎ」
とにかく音声を聞いてください!
こんなに子どもたちが喜ぶとは思いませんでした。それで、わたし、かなり動揺
しながら語っています(笑)
臆病なうさぎの話はよく知られていて、わたしも幼児期に絵本で読んでもらって
いました。でも、あまり面白いとは思わなかったのです。
今回、子どもに語って、分かりました!このはなしは、語ってこそ面白い、語っ
てなんぼの昔話だったんですね(笑)
昔話の語法にのっとって、繰り返しは同じ言葉を使って再話しました。それが楽
しいリズムになりました。
「犬を書いて飲む」
「だんだんのみ」とか「かえるをのんだととさん」で知られている話の類話で
す。「だんだんのみ」は鬼が豆をまかれて退散しますね。節分の話のよう に思
い込んでいました。だから、「犬を書いて飲む」の原話を見つけたときは、お
お、びっくり!
≪リンク集≫
6か所のHPにリンクしました。どれも私のお気に入りで、しょっちゅう訪問し
ています。え?偏ってしまうんじゃないかって?そんなことありませ ん、とっ
ても広い知への入り口ですよ〜
小澤昔ばなし研究所さま、東京子ども図書館さま、日本民話データベースさま、
リンクのご許可をいただきありがとうございました。
日本民話データベースは、伝承の語り手の語りを聞くことができます。とても貴
重な音声資料が公開されています。
国立国語研究所の「日本のふるさとことば集成」は、クリックすると「概要」等
4つの項目が並んでいます。右端の「CD」の項目をクリックすると都 道府県
名の一覧があって、そこから土地ことばでの会話を聞くことができます。
国会図書館サーチは、キーワードを入れて検索すると、国会図書館だけでなく、
全国の公立図書館・大学図書館における所蔵が分かります。あらゆる資 料を探
すのにとっても便利。
どうぞご活用ください。
さてさて、ご意見ご感想をいただけるととっても嬉しいです。
ヤン

6 thoughts on “2月更新しました  byヤン

  1. 6匹のウサギ、子どもたちが すごく楽しんでるので
    面白かったあ~。くり返しが こんなにたのしいんですね!

  2. キリリさん
    さっそくに聞いてくださってありがとうございます!
    ね、こどもって、かわいいね~
    あの音声は1年生です。
    来週幼稚園年中さんで語ろうと思っています。
    自分で再話したら、幼い子向けのレパートリーが増えていく~
    ヤン

  3. わあ!充実してきましたね~すごい!
    ありがとうございます。いろいろなホームページも手軽に見れて
    聞けるんですね!うれしいです。
    六匹のうさぎ、聞きました。子どもたち、とても楽しそう。
    くり返しってこんなに楽しいんですね~
    目鹿も おもしろかった。

  4. ヤンさん
    ごぶです。
    しっかり何度も読みました。
    愛と信頼の場 ですね!よ~くわかります!私、他の色々な活動もすべてそこに通じていて、その心地よさが忘れられずに、どっぷりはまってしまっている感じです。
    そしてヤンさんのまわりにもその素敵な 愛と信頼の場 が開かれて、私なんかにも愛と信頼を分けてくれるもんで(勝手にそう感じています)心地よくどっぷりつからせて頂いてます。
    おはなしってその人の人柄がモロにでますよね~。私も精進して、ヤンさんみたいに愛と信頼がにじみ出るような人間になりたいなぁ~(今はがんばっても変な汗しかにじみ出ません)何か変な方向に話がいってますか?また、長くなって物議を醸し出してはいけないので、ここらでやめときます~
    6匹のうさぎ 子どもたちとヤンさんの楽しそうな笑顔が見えます!
    いいなぁ~!

  5. 「犬を書いて飲む」面白かったです。
    「セツブーン」や「だんだんのみ」の類話なんだろうな・・・と自分で納得しながらブラウザバックして「え!? これ外国のはなしだったの?」と驚きました。すっかり日本のおはなしだと思って聞いていました。5秒前のことも忘れる自分の頭にはちょっとがっかり(笑)
    「手なし娘」もですが、世界に同じような話が散らばっていることを思うと、国は違っても考えること感じることは似てるんだなぁ・・・おはなしって本当に楽しいですね。
    「6匹のうさぎ」のこどもたちの声がすごく楽しそう!なにがそんなに楽しいの?というくらい、動物が出る度にゲラゲラ・・・。語るヤンさんも楽しそう。
    愛と信頼に満ちたおはなし会ですね~。こんな関係を私も子ども達と築けるようになりたいです!

  6. コメントありがとうございます~
    ごぶさん
    今度は四六のガマ、ですか~(笑)
    紅葉さん
    ぎょうせいの『世界の民話』読んでると、ほんっと面白いです。つぎつぎ再話して語りたくなるぅ~
    あ、おはなしの題の後に国の名前入れるの忘れてますね……みなさま、ごめんなさい!
    ヤン

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