今日、このHPの外国のおはなしにある「天までとどいた木」を初めて子供たち
の前で語りました。
6年生 4クラスです。
一クラス目で、おばあさんが出てくる部分を、すっかりとばして語ってしまいま
した。
ヘルムは、木に登ってから数日で、天上の世界のドアをもう開けているのです。
何たることか…
気がついたのは、すでに佳境に入っている佳境のど真ん中、お父さんの声が聞こ
えてくるところでした。
物語の筋に破綻はきたしていなかったので、それまで子供たちの顔にハテナが出
ることはなく、間違いを考えるのではなくて、このまま最後まで失速し てはい
けないと必死でした。
語りはぶれなかったと思いますが、心が動揺していました。
だから、大反省会(涙)
いいわけはあります。
でも、言ったところで何になりましょう。
自分をよりむなしくしてしまいます。
2番目からのクラスはきちんと語りましたが、自分の未熟さに自分であきれます。
身動きもせず聞く子どもの率が高かったです。
もちろん、そうでない子どももたくさんいますが、耳が聞いているのが分かります。
要所要所は、それまで聞いていない子どもも振り向かせます。
そういう話だと手ごたえを感じました。
それなのに、一クラス目の子どもには申し訳ないことをしました。
これは、慢心なんだろうなと思います。
語り歴10年。
車で言うと、ちょっとなれてスピード出したいころ。
あと、おばあさんの部分、子どもは笑いませんでした。
妻が「私が美しいことをだれにもいわないで」というところ、数人ですが笑いま
した。
大人と子どもの反応の違い。
それと私の語り方の課題が出ました。
課題だらけですが、めげない!