文字が縦に書いてある書物📚

バレアス諸島に伝わる「この世の光」って素敵な話。
『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』に入れてあるんだけど。
何年か前にここでも話題になったんだけどね。
文字が縦に書いてある聖なる書物っていったいなんだろうって。

幽霊は、それを読まなかったがために幽霊になったのよね。

民族学博物館まで文字を調べに行った。

で、先日「この世の光」を語ってくれたババ・ヤガーのメンバーが情報をくださいました。
トルコ系のウイグル文字が似ているんじゃないかと。
ウイグル文字が主に使われれたのは西ウイグル王国の時代(9~13世紀)。
確かに縦書きなんだけど、版図が中央アジアなのね。
天山山脈の南側。
まてよ。ということは、シルクロード!
ローマに通じる道!
ローマまで来たら、地中海を通ってバレアス諸島は目と鼻の先。
そのウイグル文字で書かれた本が渡った可能性はある。
たとえば『聖者伝』とか。仏典とか。
そしたら本と一緒に宗教も伝わるし、こっそり一部の人たちが信じ守ってきたという可能性はないかな。
はい。たんなる、想像です。でも、ファンタジック!

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3 thoughts on “文字が縦に書いてある書物📚

  1. そうなんですね〜!トルコ系ウイグル人の書いた書物の可能性もあり(o^^o)
    想像力が広がります…「この世の光」の老人は金持ち以上に金持ちで、見たこともない動物や悪魔の絵もたくさん持っていた…そんな富を得られた事や絵を集めるきっかけも宗教(聖なる本)に関係あったかもしれないですよね〜。

    こういう時に残念なのは、私は地理や歴史に疎い事で…(T-T)でも、お話語りをきっかけに、その国の歴史や地理や文化をたどる楽しみができました。次はどこの国のお話にしようかなぁ♪

  2. わたしは最初に、聖書かと思って「縦書きの聖書ってあるのかな?」とか、トンチンカンナことを思っていました(笑)
    というか、あんまり考えてなかった(笑)
    生きているあいだに聖なる書物を読まなかったから(それくらい金もうけだけに目を向けていて人間らしいことをしてこなかった)、成仏できないでいま罰を受けて暗い部屋で「明りをくれ」って、お願いしている。
    お願いやのに偉そう、っていうシーンがとてもドラマチックやなと思います。
    兄弟たちが一列になって(わたしの脳内では一列)火を持って行ってあげるのも「オッケイ、がんばってるね!」って、たたえてあげたい。
    ええ話ですねえ~

  3. 地中海、行ってみたい。地中海の島の幽霊屋敷!
    昔話は人から人へと伝わる。
    きっと、本も。本は物としても貴重やからね。
    フルーツさん、ジミーさん、コメントありがと~
    ただのストーリーじゃなくって、そのストーリーの持ってるものを感じて語りたいのですよO(∩_∩)O

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