「おはなし会のプログラム」カテゴリーアーカイブ

ニョッキとフォカッチャ

秋晴れの暖かい土曜日。
図書館は、大人や子どもがゆるやかにおだやかに本をめぐって過ごしています。
そこへいつものおばちゃんたちがお話をしにやって来ます。
図書館のアナウンスが聞こえると、三々五々、子どもが、おとなが、じゅうたんコーナーに集まってきます。
平和やなあ。
ありがたいなあと思います。

11月15日

子ども8人、大人4人

プログラム
てあそび どんぐりころちゃん
おはなし「はらぺこピエトリン」
絵本「おちば」おーなり由子・文 はたこうしろう絵 ほるぷ出版
絵本「かべのすきま」中西 翠・文 澤野 秋文・絵 アリス館
絵本「よくみると・・・もっと!」shimizu 学研プラス
てあそび さよならあんころもち

先週と比べると、こじんまりしたおはなし会(*^▽^*)
こういうのも、落ち着くから好きです。

小学生がいなかったから、ピエトリンはちょっとむずかしかったかなと思いながら語りました。
でも、ここに来る子どもたちは本好きだから、むずかしい言葉があっても聞けるんですね。
わたし「こわかった?」
こども「こわくなかったあ」
わたし「長いおはなし、よく聞けたねえ~。けど、汚かったねえ」
こども「汚かった~」

「おちば」は、秋にははずせない美しい絵本です。
「かべのすきま」は、新しく見つけました。こたつが出てくるので、読んでみました。大阪のおばちゃんが3人登場。これがまたいかにも大阪のおばちゃんなんですよ。
「よくみると・・・もっと」は、「よくみると」の第2弾。子どもたち前に出て来ておしあいへしあいして探していました。こういうの、好きですねえ。いつ終わったか分からん感じで、さよならあんころ餅に突入ました。
第3弾「よくみると・・・さらに」も出ているようです。
三冊とも、みんな借り手がつきました(笑)
読んでもらった本を借りるっていうのは、オープンスペースになってから人気になりました。
じゃんけんしたり、あたらなかったらリクエストしたり。
「かべのすきま」が当たらなかった子のお父さんお母さんが、とっても残念そうでしたよ(笑)もちろんリクエストして帰られました。
こういうのっていいなあ。

締め切ったおはなしの部屋のおはなし会は濃密でいいけれど、オープンなおはなし会もみんなで創る・楽しむ感じがいい。
結局は、あたえられた場所で、その場所を活かせるようにせいいっぱい考えればいい。
目的さえはっきりしていれば、通じる。
なあんて、おだやかな秋のゆうぐれ、帰りの肉屋の前で考えていました・・・

 

 

 

おそるべき力!?😊

 暦の上では冬になりましたが、お天気も良く、暑すぎず、寒すぎず、ちょっとお出かけがちょうどいいくらいなのでしょうか、11月8日土曜日の図書館おはなし会のじゅうたんコーナーには、小さい子から小学生まで、たくさんの子どもたちが集まってくれました😊

 子ども 21人 おとな11人

手あそび どんぐりころちゃん
おはなし 「貧乏神」『日本の昔話5』おざわとしお/福音館書店
おはなし 「暗~い 暗~い」『語りの森昔話集4』村上郁/語りの森
絵本 『しゃっくりガイコツ』マージェリー・カイラ-作/S.D.シンドラー絵/椎名かおる 訳/あすなろ書房
絵本 『ものぐさトミー』ペーン・デュボア/松岡享子 訳/岩波書店
手あそび さよならあんころもち

 この日のおはなしは、11月30日「みんなで楽しむおはなし会」のテーマ「貧乏神」でした! 
「大晦日のお客」や「貧乏神と福の神」などが全国にたくさんあるということは、昔も今も、新年を前にして、みなさんワクワクしていたということだったのでしょうか😊 
 そして、貧乏神パワーなんですか? たくさんの子どもたちと、たくさんの大人たちが吸い寄せられて、おはなし会はカラフルな花盛りのようでした。あ、秋だから、紅葉ですね😄
 ということで、子どもの年齢もさまざまだったのですが、常連さんが多かったことと、小学生がいたことで、全体的には自分の年よりちょっと上のおはなしや絵本を、集中を切らすことなく楽しんでいました。と軽くいうほど、簡単なことじゃないと思うんです。おはなし2つの後の絵本、あの『ものぐさトミー』ですら、ちゃんと、しっかり、楽しんでいたんですよ!びっくりです。
 この21人のメンバーでこのプログラムをと、即座に作り上げるヤンさんもすごいけど、相手があってのことですから、このおはなし会を楽しむ21人もすごい、ということですよね。ん~、子ども力を信じないとダメですね。今日のメンバーみんなホントにすごいです~😊 あ、さてはこれも「貧乏神」パワーですか~? 

やっぱり楽しいおはなしの王さま

 11月になりましたね!今年もあっという間に残り2ヶ月となりました。遅くなりましたが、先週土曜日のおはなし会の報告です。三連休の初日ということなのか、図書館はかなり静か‥でも午後3時になるとどこからともなく子どもたちが集まってくれました☺️

子ども7人 おとな7人

手あそび どんぐりころちゃん
おはなし 「おはなしの大すきな王さま」『山の上の火』ハロルド クーランダー/岩波書店
絵本 『おおきなかぼちゃ』エリカ・シルバーマン/S.D. シンドラー 絵/おびかゆうこ訳/主婦の友社
絵本 『とんぼのうんどうかい』かこさとし/偕成社
絵本 『おっ!』高畠純/絵本館
手あそび さよならあんころもち

 なんとなく視線を感じて振り向くと、先日「ひなどりとねこ」を聞いてくれていた女の子がいて、思わず「にこっ」とするとその女の子も「にこっ」と返してくれてじゅうたんコーナーに座りにいきました。「にこっ」が「にこっにこっ」になるととっても嬉しいですよね☺️
 さて、この日はヤンさんの「おはなしの大すきな王さま」❣️これがまた唯一無二、ヤンさんの楽しいおはなしの王さまのなかの王さまの一つ❗️の「おはなしの大すきな王さま」なんですよ。
 繰り返される「ありんこが‥」に子どもたちが「あはは‥!またぁ⁉︎」と、どんどんのってきて、ほんとに、とってもとっても、楽しい楽しいおはなし会でした😄
 ヤンさん、乗せるのがとっても上手いんです。語り手と聞き手が作るおはなしを、このオープンスペースでも可能というのは、もう、さすがの一言です!久々に聞かせてもらって大満足😋
 お願い、お願い、今日もまた聞きたいな〜😊

10月のおはなし会🌰

10月20日(月)

こども園
4歳児 1クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「ひなどりとねこ」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編/実業之日本社
おはなし「くらいくらい4」『語りの森昔話集』村上再話
おはなし「長いはなし」未詳
ろうそくぱっ

どちらのクラスとも、とってもウマが合って楽しいのですが、今回も笑いが止まらないおはなし会になりました。
「ひなどりとねこ」では、お母さんどりの反応を、とってもよろこんでいました。「ああ、あるある」という感じかな。
ひなどりのくしゃみは、もちろん、ひなどりになって聞いていた子どもたち、いっしょにくしゃみをしていましたよ。
「えらくもったいぶって、とても得意そうに出て来ましたよ」というと、何人かの子どもたちは、肩をそびやかして歩く様子を再現してくれていました。
あんな幼い子でも「もったいぶる」「得意そうに」の意味が分かるんですね。新しい言葉を獲得した瞬間だったのかな。

10月22日(水)
こども園5歳児 一クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「鳥のみじさ」『日本の昔話3』おざわとしお再話/福音館書店
おはなし「くらいくらい」『語りの森昔話集4』村上再話
ろうそくぱっ

お行儀よく聞くクラスと、自由自在のクラスの雰囲気のちがいが、時のたつにつれて、どんどん大きくなってきています。
語り手としては、どちらのタイプであってもそれに応じた語りをしたいと思っています。本音は自由な雰囲気のクラスがやりやすいんだけど。でも、お行儀良い方がやりやすい語り手もいるでしょうね。
どんな雰囲気でも受け入れることが、子ども自身を受け入れることになると思うし、それは子どもにとってとっても大切な経験だと思うのです。

そんなわけで、1つ目のクラスでは、とってもまじめにほほ笑んで聞いてくれました。
ふたつ目のクラスでは、「あやちゅうちゅう」のたんびに笑い転げて聞いてくれました。

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今日のおはなし広場の更新は「山のこびと」
ちょっと長いけれど、好きな話です。
聞いてね~

消えてはいけない~🕯

もうすぐ、ハロウィンですね。
うちは、全く何にもしないんですが、お店の飾りや売り物がハロウィンだらけで楽しいです。
10/25の図書館のお話会の報告です(*^_^*)
始まり時間では人が少なめだったんですが、始まって間もなくすると人が増えて、参加者は子ども12人、大人9人でした。

手遊び く~るぽん
おはなし 「命のろうそく」『語りの森昔話集6』村上郁/再話 語りの森
 〃   「ひとりふたりさんにんのこども」『おはなしのろうそく26』東京子ども図書館
絵本 『おばけときょうりゅうのたまご』ジャック デュケノワ/作 おおさわあきら/訳 ほるぷ出版
 〃 『そしたらそしたら』谷川俊太郎/文 柚木紗弥郎/絵 福音館書店
 〃 『おおいすくないどっちどっち?』鹿子木康弘/作 La ZOO/絵 PHP研究所
 〃 『おべんとうなあにかな?』小林治子/絵 ひかりのくに
 〃 『ちゅるちゅる』視覚デザイン研究所/作 内山悠子/絵 視覚デザイン研究所
手遊び さよならあんころもち

「命のろうそく」は、ヤンさんが始めるときに「ちょっと難しいかもしれへんけど…」と一言いわれたので、わたしも気合を入れて聞こうと気が引き締まりました。
別にそんな必要はないのにです(笑)
常連さんもいましたが、小さい子どもさんもいたから「命のろうそく」は、たしかに小さい子には難しいかもしれません。
でも後ろから見ていたら、大方の子どもはよく聞いていたと思います。
さすがヤンさん、わたしならとても決断できないでしょう。
そして、小さい子どもさん用の話をひとつして絵本にいくという安全策をきっととると思います。
ああ、修業は続く…。
でも、子どもたちのおはなしを聞きたい気持ちや、楽しみにしている気持ちには応えたいと思うし、異年齢の子どもが集まる場所ではほんとにプログラムが難しいですね。
自分の持ちネタの範囲が限られている中では限界がすぐそこなんで、やっぱりいろいろ語れるように話を増やすほかないという、ず~~っと前からわかっている結論にたどりつくわけです。
記憶力低下と戦いながら頑張ります(笑)
『おおいすくないどっちどっち?』で、子どもたちはすぐにどっちか言ってたけど、わたしはよくわかりませんでした。
差があるように見えて、ほんとは同じじゃないのかなと思って見ていたんですが、そうじゃなかったみたいで、子どもの目ってほんとにすごいですよね~~(^O^)/