「日記」カテゴリーアーカイブ

はい、万葉集ですよ~📖🍃

新しい元号のもとになった文献が『万葉集』だって、テレビでワイワイやってますね。
まあ、何が典拠でもワイワイやるのでしょうが(笑)
この際だから、ちょっと復習しておこうかと、『万葉集』をひもといてみました。
復習? 
うん、知らない中国の文献とかだったら興味津々、新しい知識になるけどね。
『万葉集』は小学生でも知っている、たぶん。

「于時初春月 気淑風」から、「令和」ってとったんですね。
(ちなみに、これ、「時に初春の令月にして 気淑く風和らぐ」って読み下せばいいんだと思う。)

これって、『万葉集』巻の五、815番~846番の歌の「序(歌がかかれた経緯を説明している文章)」の一部なのね。
そんなら、815番~846番って、どんな歌かっていったら、大伴旅人(おおとものたびと)が自分の屋敷で梅の花見をして、招待した人たちと和歌を詠んで楽しんだときの歌を集めたもの。
昔の文化人たちは、花が咲いたとかお月さんがきれいとかいっては、何かにつけてグループで集まって、和歌を詠んで、食べたり飲んだりしたのね🍁🍶
がらがらどん例会みたいなもんね。(ちょっと違うって?)

さてさて、この梅見の宴会。
ところは、福岡県の大宰府。
このとき、旅人さんは、65歳。
この2年ほど前に、大陸との外交・防衛の玄関口である大宰府の長官としてやって来たの。中央政府から飛ばされたとの説もあり。
しかも、かわいそうに、大宰府に着いたとたん、奥さんがなくなっているのです。
それで、先に筑前の国司(知事さんね)として赴任していた山上憶良が、旅人をなぐさめる歌を贈っています。
山上憶良って、「貧窮問答歌」を作った、あの鼻びしびしのひとね。ほら、覚えてますか?
「しろがねも くがねも 玉も なにせむに まされる宝 子にしかめやも」を詠んだひと。

この梅見の宴のとき、山上憶良も歌を詠んでいます。こんな歌です。
818番「波流佐礼婆 麻豆佐久耶登能 烏梅能波奈 比等利美都々夜 波流比久良佐武」
読めますか? まるでクイズやな(笑)
はい、答え。漢字かな交じりに直してみます。
「春されば まず咲く宿の 梅の花 ひとり見つつや春日暮らさむ」
意味は何となく分かるでしょ。何となく分かりゃいいんです(笑)

『万葉集』って、八世紀に成立した日本最古の和歌集でしょ。
だから全部漢字で書かれているのね。ほら、万葉仮名っておぼえてるでしょ。あれね。いわば当て字やね。
まだ平仮名がなかった時代。ひらがなは、万葉仮名がもとになって平安時代になってからできたのです。

おっと、寄り道しちゃった。
で、くだんの梅見の宴での旅人さんの歌は、これ。
822番「わが園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れ来るかも」
優雅で壮大ですね~

政治家や文化人たちで、九州の文化圏を作っていたのですね。
その人たちは、もともとは都の人で、その都の人たちの憧れは中国の文化。
中国の長安の都を中心に朝鮮半島や日本もふくめて大きな文化圏があったんですね。
言葉は違うのに、すごいね。
まあ、いまははもっとグローバルやけどね。

『万葉集』には、都の貴族の歌だけでなく、こんなふうに各地で生きている人たちの歌が集められているのです。
防人の歌とか東歌とか庶民の歌もあるしね。思い出した?

『万葉集』、ちょっとは身近になりましたか~?
 

おばあさんは川へ🍑

虫歯の治療をした。
削ってから歯冠するまで待っているあいだに歯肉炎になった。
歯肉炎や口内炎になると、かならず頭痛がおきる。
鈍痛ではない。重いのでもない。
頭の表面のある部分が、予告も無く、ズキッと痛むのだ。
それもしょっちゅう🤢
そんなことって、ありません?

朝ごはんのあと
わたし「さあ、洗濯しよう」
ズキッ🤢
わたし「川まで行かんでもええから、いいけど」
夫「その代わり、桃も流れてきいひんで」
わたし「・・・・」
夫「そこが問題やな」
わたし「・・・・うん」
ズキッ😡

3月のがらがらどん🌼

3月のがらがらどんは、こじんまりした回になりました。
人数は6人で、いつも新刊絵本を紹介してくださるかたもこの日は欠席( ;∀;)
でも、さびしい感じにならないのがおはなしのいいところ(^o^)
以下のメニューで順番に語りましたが、聞き手が〝大きなお友だち〟になっているので、正直いってうるさいくらいでした(笑)

とりのみじさ 『日本の昔話3』福音館書店
かめのピクニック 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
金の小牛 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
さとのはる やまのはる 『新見南吉幼年童話えほん1さとのはるやまのはる』チャイルド本社
びんぼうこびと 『おはなしのろうそく26』東京子ども図書館
こぶたのリコション 『フランスの昔話』大修館書店 ヤンさん再話

前日にあった図書館のお話会のブログでおらふさんが書いておられた「こぶたのリコション」が聞けました。
わたしは、図書館のお話会に行けなくて、子どもたちの楽しそうな反応が見られずに残念だったので、ヤンさんが語ってくれて嬉しかったです。
「こぶたのリコション」は、「3びきのこぶた」と違って仲間が食べられずにリコションの家に逃げ込み、助かります。
その違いは、リコションが仲間の家を建ててやるという内容から、リコションが仲間に対する責任を担っているということだとヤンさんが話をされました。
な・・る・・ほ・・ど・~~!
お話を読み込むことの大切さが分かりました。
このことを納得してから語ると、説得力が生まれるんでしょうね。
いいこと聞きました。

そしてこの日は、新しく初級クラスに入られたSさんが2回目の参加で、初めて語ってくださいました。
そしてそして、〝おはなしの楽しさが分かった気がする〟と言っておられました(*^_^*)
そういってもらえて、〝大きなお友だち〟になりきっていた参加者一同、とっても嬉しかったです。
これでSさんをおはなしの世界に引きずり…、いえ、引き込めたと思います。
がらがらどんはおはなしを楽しむ会なので思いっきり楽しみ、初級クラスではお勉強をして、これからもご一緒に頑張りましょう!

最後にインフォメーションをのせときます。
加古里子さんの特別展が開かれています。
越前市武生公会堂記念館(福井県越前市蓬莱町8-8)
3月21日~5月12日
記念館の近くには加古さんの通った幼稚園や、加古さんが監修した公園〝だるまちゃん広場〟があります。
詳しくは → こちら

そして来月はいよいよ「ものがたりをたのしむ・創作モノ大会」です。
みんなで一緒におはなしを楽しみましょう(^^)/

 

忘れものは何ですかあ😂

あれ?
自転車がない!
出かけようと思って玄関を出ると、ガレージに自転車がない。ぽあんと変にひろい。
わたし「なあ、自転車がないねん」
夫「乗って行ったんと違うん?」
わたし「うううん!どっこも乗って行ってない!」
どろぼうにとられたんやと思った瞬間に思い出した。
わたし「スーパーに乗って行ったわ」
夫「びっくりするわ」

あれ?
自転車がない!
おはなし会から帰ろうとして、自転車置き場に行ってとほうに暮れた。
職員室にたずねに行って、ドアを開ける瞬間に思い出した。
自転車、乗って来てなかった。

スーパーのレジで支払いを済ませた。
わたし「お待たせ~」
夫「荷物は?」
わたし「何の荷物?」
夫「買ったもん!」
あ!
振り返るとレジのお兄さんがかごを持って困っていた。
夫「びっくりするわ」

ええねん、ふりかえらへんねん。いつも前向いて歩いてるねん。
夫はめったに忘れものをしない🙄

中学校2年生最後のおはなし会👩‍🎓

中学校では、この一年、一年生と二年生で「酋長カイレ」を聞いてもらいました。
合計10回語ったことになるかな。

この話の力は、以前の井戸端会議にも書いたし、キリリさんも書いてくださってるので、いまさらくりかえしません(笑)
で、きょうは、語りのあとの本の紹介(ミニブックトーク)で何を話したかを、ご紹介します。
語り口調で~😊

今聞いてもらった「酋長カイレ」は、南米のコロンビアに伝わってる昔話ね。
今までみんなが聞いたり読んだりしてきた昔話は、日本やヨーロッパの話が多かったと思うの。
「酋長カイレ」、ちょっと雰囲気が違うかったでしょ。
こんな話もあるんやね。

わたしが、中学生の頃好きだったのは、シャーロック・ホームズとか、アルセーヌ・ルパンとか。
あ、ちょうど「赤毛のアン」が次々翻訳されてた頃やったから、次の巻が出るのをめっちゃ楽しみにしてたな。

でね、昔話はきらいやったの。
だって、みんなおんなじやん?

けどね、大人になってから、昔話って、すごいなって思うようになったの。
なんでかって言ったらね・・・

世界じゅうのどの民族もみんな昔話を伝えてきてるのね。
何百年も、千年も、二千年も。
でもね、いまわたしが語った話、もうみんなの前から消えてるでしょ?
声やもんね。形がないもの。
本とか形があったら伝えられるけど。形がないものを伝えるって、すごくない?

でね、いまみんなの目の前から「酋長カイレ」は消えたけど、心の中にイメージが残ってない?
残っててほしいなと思うんやけどね(笑)
それを今度はみんながだれかに話す、するとその人の心の中に何かが残る。するとその人が・・・ってぐあいに。
そうやって、心から心へ、伝えてきたのね。

どの民族も、そうやって、魂とか目に見えない文化とかを伝えてきたのね。
人間って、すごいなあ。

しかも、その人たちって、特別の偉い人じゃなくって、みんなわたしたちと同じ普通の人なのよ。
すごいでしょ。
だから、昔話ってすごいと思うの。

それでね、たくさん残ってる資料の中から、わたしが「いいなあ」って思った昔話を、いまみんなが読める形に再話して、30話集めて本にしたの。
「酋長カイレ」は、この『ねむりねっこ』の中に入っています。
ここの図書館にあるから、他の話も読んでみてね。

これからみんな、いろんなジャンルの本を読んでほしいなと思います。
そうやって、自分の好みを広げていってね。

一年間、つき合ってくださって、どうもありがとう。
ほな、終わります。

今回もやっぱりちょっとウルウルしてる男の子や、しゃきっと顔をあげて聞いている女の子たちが、わたしのおしゃべりにしきりにうなずいてくれていました。
こういうおしゃべりができるのは、やっぱり中学生だからでしょうね。
小学生では、こうはいかない。
さて、来年度、この人たちに何を語ろうかと、ちょっとわくわくしています。