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ケッテンメルヘン

昨年末、昔ばなし大学のヤンが所属している再話研究会でのこと。
あ、再話研究会ってね、いくつかのグループがあって各グループで再話してきて小澤先生に見ていただくっていう勉強会なの。
で、あるグループがインドネシアのむかしばなし「ありとこおろぎ」を再話してきてて、めっちゃうれしかった。
好きなんです、この話。

語りの森でも《外国の昔話》→こちらにヤンが再話して入れてますよね。ちっちをぽちっとすると、コメントが読めるでしょ。で、「類話はたくさんある」って書いたんだけど、これは学術的に知っていたんではなくって、資料をいっぱい読んでて気がついた、いわば感覚的に知っていただけなんですね。

小澤先生「これは、ケッテンメルヘンって言ってね」
わたし「ケ?」
小澤先生「ケッテン」
わたし「(しつこく)ケッテンメルヘン?」
小澤先生「(しんぼう強く)そう、ケッテンメルヘン。ケッテンは「鎖」。だから鎖話っていうのかなあ、次々鎖のようにつながっていく」

やった~
手がかりはつかんだ。
ところが帰ってから、辞典でもネットでも「ケッテンメルヘン」が見つからない。
うんうんうなって、はっと気がついた。
『国際昔話話型カタログ』ATUだ!
索引を引いた。「鎖」の項に「連鎖説話2000~2100」とあった。
同書p.950「累積譚2000-2100」。
これだこれだ!
つまりATU2000からATU2100の話型群が、ケッテンメルヘン。日本語では累積譚。

キーワードは「累積譚」
調べてごらん、みつかるから。

語りの森《昔話の雑学》のページ→こちらに、みつけたケッテンメルヘン52話をリストにして載せました。親切やね~

でね、再話するときの一番大事なことは、「語りたいな」とか「ほらこんな面白い話、聞いてよ」とか、っていう気持ち。
でもそれだけじゃだめで、なんでかっていうと、よく似た話(類話)が世界じゅうにいっぱいあるでしょ。だからひょっとしたらそれよりもっと素敵なバージョンの話があるかもしれないでしょ。
あとでそれを見つけたら、ああ、こっちのほうが好きって思うかもしれない。
再話作業ってエネルギーいるからね。いまさら別の類話でやり直す気にならない(ヤンはね。あかんたれやし)。

だから、いいたいことわかりますよね、すぐにその話に飛びつかないで類話を読もうってことなんです。
結果その話になっても、背後の世界が広がる。イメージがふくらんで、語るときの世界が豊かになるのですよ。

さて、「ありとこおろぎ」
52話のなかでもやっぱりいちばん好きだった。
ぶたもここやしもからすも・・・みんなとっても正直というか子どもらしいでしょ。
で、こおろぎは「川に落っこちたありを助けるんだ」って走りつづける。ながいながいながいことかかって。
聞いてる子どもたちは、もうありは死んじゃってるって思うんだけど、ちゃんと助かる。
最後の言葉がいかしてる。
「友達はお互いに助け合わなくっちゃね」って、笑っていうのよ。
友だちのために、わたし、ここまでできるかな?
子どもたち、ここまでできるかな?

昔話は未来への希望。

現実の世界は、大人が作っていて、決して子どものお手本になるようなものではない。
でも、こうありたいという思いは、大人も失ってはいけないと思う。
理想主義かもしれないけれど、こんな時代だからこそ、理想がほしい。
こうありたい心が語られている話を、再話し、語りたいと思うのです。

ま~いにち♫ ま~い・・・😷

きのうは6年生の授業のおはなし会。
なかには3歳からずっと聞いてきた子どもたちがいる。

「いばらひめ」 『語るためのグリム童話』小峰書店
「小石投げの名人タオ・カム」 『子どもに語るアジアの昔話2』こぐま社
「九尾のきつね」 語りの森HP
おまけ「かめの遠足」 村上再話

もう卒業前で、校内を写真を撮って回ったりの時期で、落ち着かないので、かる~いプログラム。
じょうずに乗ってくれた。
いい〆ができた。

わたし「長いおつき合いやったね。ずうっときいてくれてありがとう」
子ども「ありがとうございましたあ。たのしかった!」

これで、今年度の授業のおはなし会はおしまい。
3学期、ドタキャンせずにがんばった。
ようがんばった。
えらい!

夜、合唱の練習にでかける。
あ、声が出ない。
😷!!?

まだ幼稚園と、朝学習のおはなし会が残ってるのに・・・

ま~いにち♬ ま~いにち 🐟 

月曜日は府外にでかけ 
三年生におはなし三つ ♫

火曜日は日常語入門
新鮮なテキスト作り ♫

水曜日は4歳と学童保育
「ねずみのすもう」と「~ピエトリン」 ♫

木曜日は近所の5年生
「灰かぶり」「馬方やまんば」 ♫

金曜日は近所の3年生
早口言葉で「ありとこおろぎ」 ♫

土曜日は衣笠へ出かけ
先生がたにあれとこれとこれとあれ ♫

日曜日はよく晴れて
洗濯日和 ♫

テュリャテュリャテュリャテュリャリャ~
テュリャテュリャテュリャテュリャリャ~ ♫

ああ~♫ 来週も・・・💖💖💖💖💖💖💔

なぜ愚かな末っ子がしあわせになるのか?

大陸からの高気圧のせいで、日本全国、寒いですね。
雪や風の被害が増えています。

さてそのさむいなか、17日は昔話の語法勉強会です。
申し込み、忘れていませんか?
おっと、思い出したというかたは「お問合せ・リンク」へGO~!

さてさて。
お話を聞くとき、子どもは主人公に身を寄せて聞きます。
わたしは子どもだったとき、アンになりきり、ロビンフッドになりきり、クリストファー・ロビンになりきって本の世界に没頭しました。完全に現実を忘れて。
そして、ひとつの大きな冒険を終えて本を閉じたとき、わたしは、魂の高揚とともに、生まれ変わったように感じました。それは至福のときでした。
わたしが読んだのは昔話ではありませんでしたが、子どもの文学は、昔話と同じ主人公中心の文学です。

子どもにおはなしを語っているとき、目の前にいるひとりでも多くの子に、あの貴重な体験をさせてやりたいと、心から願うのです。

なぜ昔話は主人公中心の物語なのか。
主人公中心ということにどんなたいせつな意味があるのか。
いっしょうけんめい考えています。
ヒントは、昔話の孤立性にあると思います。
17日は、そんなことをいっしょに考えることができたらなあと思っています。

参加できないかたも、どうぞ、「昔話の語法」のページ、「孤立性」について読んでくださいね。
あ、参加されるかたも読んで予習しておいてください 💛

みなさま、寒さに負けないよう、がんばりましょう。

爆笑雪女 ⛄

そんなつもりはなかったのですよ。
4年生の授業のおはなし会でのことです。

「いばらひめ」で、みなうっとりし
「小石投げの名人タオカム」で、笑ってよろこび
うめにうぐいすで、じゃんけんにとびあがり
最後の〆に「雪女」

日常語で語りました。
ううう、それがあだになった。
雪女が「父親のわきに、ぴたっとっ立った」んですよ。
こわいこわい場面です。
子ども「えっ?腋?」
しかも動作付きで・・・・

音声を右上三行に入れたので、まあ楽しんでください(笑)

そのときの「いばらひめ」「小石投げの名人タオ・カム」も入れてるので探してね。
この日はテーマが「詩」だったので、その音声も入れています。
それから、爆笑ついでに、去年の12月学童保育でやった「おはなしの大好きな王さま」も聞いてみてくださいね。

みなさま、インフルエンザに気をつけましょう!