花は咲く~🌹

メンバーのかたから、「アンネのバラが咲きました」と、素敵なお知らせとこの写真を頂きました。

こりゃ、行ってじかに見てこなくっちゃ!
きょうはさわやかで、遠くの山も近くに見えるいいお天気。
ウォーキングがてら行ってきましたよ~

モッコウバラも満開!

 

かれんなつぼみ!

ついでにビオラ!

アンネのバラは、アンネのお父さんから贈られてきたバラを大切に育てて、つぎつぎに拡げられていったそうです。

アンネについての伝記(児童書)のおすすめは、こちら。
『アンネ・フランクーその15年の生涯』黒川万千代著/合同出版
読んでみてくださいね~

************

今日のHP更新は《外国の昔話》
古代エジプトから伝わっているという「ライオンの王」ですo(*^@^*)o

 

 

4月度 中級クラス

コロナの変異株が猛威を振るい、緊急事態宣言も発令されましたね。息子達の学校では行事が次々と延期になり、高校は時差登校になりました。そして、このブログを書いている最中に、図書館が明後日から5月11日まで休館との連絡がありました(><)

さて、火曜にありました中級クラスの報告です。いつもより少ない11名での勉強会となりました。

♬手遊び ぎおんの夜桜パッと咲いた~♬

(語り)

①金の子牛 『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』/語りの森

イタリアの昔話です。父親が、自分が死んだあと何を残してほしいかと三人の娘に聞きます。上の二人の娘は百スクーディのお金を、末の娘二コリーナは父親からの祝福を希望します。二人の姉さんは祝福をもらった二コリーナを妬み、王子に嘘をついて懲らしめようとします。二コリーナは、王子に魔法使いから金のカナリア、金の毛布、金の子牛をぬすんでくるようにと言いつけられます。援助者のおじいさんに助けられ、課題を成し遂げた二コリーナは王子と結婚するというおはなしです。

用事があり退出されたので、講評はありませんでした。残念・・・

②黄泉平坂 『語りの森HP』

今回、ヤンさんから語り癖を指摘されました。皆さんは自分の語り癖を分かっていますか?練習のとき、自分の語りを録音して聞いているのですが、全く気づきませんでした。助詞を強調しているときがあるそうです。(再度録音した自分の語りを聞くと、気になりました。癖ですので、口にしみついており、意識して直さなければ、ついついそのままになってしまいます。)

語り癖がない人はいませんし、その癖がその人の語りになります。が、自分の癖を意識して語るのと、知らずして語るのでは違います。癖を全くなくす必要はないそうですが、おはなしによって、その癖を出さないようにした方がよいときもあるそうです。

③がまんの石と刀 『子どもに語る トルコの昔話』/こぐま社

以前初級クラスでこのおはなしを語られているのですが、その時は初級クラスは手を入れないというルールのもと、ほぼそのままのテキストで語られました。今回覚え直していると、気になるところが多々出てきたため、何か所も手を入れられました。しかし、手を入れた文に気をとられ、練習不足もあってか、ストーリーを楽しめないままでの発表になってしまいました。

テキストに手を入れる前に

1、そのままで語れるか考える。 2、どうしても無理な場合は、文ごと変えるのではなく、2、3語付け足して(削除して)みる。

手を入れるときに大切はことは、「何度も口に出して、自分の耳で聴いて確認する」です。文を見ているだけでは読んでいることになり、聞き手の立場で考えなければなりません。

また、翻訳者の世界観があるので、その世界が崩れないよう変える必要があります。例えば、このおはなしには「若者が自分のことを召使などというので、悲しくてたまりませんでした。それでもやっと気を静めて言いました」とあります。昔話は心情表現をあまりしないという点から、Yさんは削除しましたが、他にも心情表現が沢山出てくるので、削除しない方がいいとのアドバイスでした。

先輩方にテキストに手を入れることについてお聞きしたところ、

〇基本的に最初から変えない。何度も語って、どうしても納得のいかない部分だけ変える。

〇(語法的に間違っていないと)自信のあるところだけ変える。手を入れなくて済むテキストを選ぶ。自分が好きなおはなしでも、語れるテキストかどうかを見極める。

と言われており、安易に手を入れるべきではない、テキスト選びが重要であるか、また再話との違いを再認識しました。

④おおかみと七ひきの子やぎ 『語るためのグリム童話1』/小峰書店

小学校1年生に語る予定で、「小間物屋」や「石灰」を言い換えたほうがいいのか、と質問がありましたが、そのままでいいとのことです。子ども達から質問があったときは、「お店」や「薬」と答えてあげましょう。

語り方のアドバイスとして、七ひきの子やぎ達が隠れる場面では

子ども達はどこに隠れるか知らないので、淡々と語らず、微妙な(わざとらしくではありません)間をとって語りましょう。しっかりとイメージを持つと、かくれんぼをする面白さが出てきて、子ども達は喜ぶそうです。

微妙な間とは、、、ヤンさんが少し実演してくれ、「なるほど~」と思ったのですが、自分が習得するには何度も子ども達に語る必要があると思いました。

⑤鷹のフィニストの羽 『語りの森昔話集3 しんぺいとうざ』/語りの森

3回の繰り返しが5セットも出てくるおはなしで、力を抜くことができず、最後まで語るのがしんどかったそうです。これはロシアの昔話ですが、ロシアはこのようにモチーフが重なり、次々と展開していく長いおはなしが多いそうです。グリムのように一つのテーマがあるわけではないので、聞き手(おはなしに聴き慣れ、展開を喜ぶ子ども達向け)を選ぶおはなしだそうです。

☆ハエ打ちの勇者 『世界の民話18』/ぎょうせい(ヤンさんの語り)

毎年「子ども読書の日」に合わせて、年に一度中学校でおはなし会をさせてもらっています。今日、そのおはなし会がありましたが、1日でも遅ければ、中止になっていただろうと思います。私は「黄泉平坂」とあわせて「やまたのおろち」を語ってきました。日本の神話を知らない子がほとんどでしたが、真剣に耳を傾けてくれました。また、Aさんは3年生に「年とった栗毛の馬」(語りの森HP)を語られたのですが、自分が語りながら子ども達の聞いている世界に飲み込まれそうになったそうです。

図書館や学校でのおはなし会が再開された時には、思う存分おはなしの世界を楽しんでもらえるよう、今のうちに磨きをかけたいと改めて思いました。

 

昔話の解釈ー賢いグレーテル8👩‍🍳

マックス・リュティ『昔話の解釈』を読む。

第5章賢いグレーテル
今日でおしまい(笑)

「かしこいグレーテル」は、度を越した食欲にもごまかし方にも笑えます。
「しあわせハンス」も笑えるし、アンデルセンなら最後は幸せな気分になれます。
それに対して、「賢いエルゼ」の、特に後半はどうでしょう?

畑に着くと、エルゼはまずお弁当を食べて、昼寝をします。
おいしい食べ物、快い眠り。これは聞き手の共感を呼び、微笑みを引き出します。
けれども、それが度を越すと裏返しになります。

たとえば、トランシルヴァニアの類話では、鉛のかたまりのように怠け者の主人公カトリンは、夫に髪を切られます。するとカトリンは髪の短い自分を見て「あたしかな?あたしじゃないのかな?」と自問します。そして、「あたしを探しに行こう」といって、自分を探しに広い世界へ出かけて行きます。それから今までずっと歩いているけれど、まだ自分を見つけることができないんだとさ。

エルゼも、同じです。
自己への確信を失い、人格が崩壊する。
本人であるという感じの喪失です。

なんだかこわいですねw(゚Д゚)w

リュティさんは言います。
笑い話は、その主人公が気ままにやり、うまいものを飲んだり食ったりし、大いに怠けるとき、しばらくの間はいっしょになって楽しむが、そういう動物的な領域にはまり込むことは人間にふさわしいことではない、ということも知っている。

人間だれしもそういうことってあるよなあ。
けど、行き過ぎたら身の破滅やなあ。
ハハハハハ(≧∇≦)ノ
ってことでしょうかね。

「賢いエルゼ」の後半を読むと、笑い話というのは、どんなに陽気にはしゃいでも、それなりに人間の本質を問うているのが分かります。リュティさんは、笑い話は聞き手を物思う気分にさせることがまれではないと言います。

笑い話は、語るのが難しいです。
リュティさんの言葉を、語る時の参考にしたいと思います。
総合的に、今の私は「かしこいグレーテル」は語れても、「かしこいエルゼ」は語れないなあと思います。

昨日中級クラスの勉強会でイスラエルの昔話「ハエうちの勇者」を初めて語ってみました。
極端に憶病であることと、食欲につられる主人公が出てきます。笑い話の条件は整っています。
時間の一致、場所の一致、状況の一致が重なることで、何もかもうまくいって、幸せになります。
わたしにはまだまだハッピーエンドから抜け出す勇気はありません。

次回から第6章偽の花嫁と本当の花嫁・けもの息子とけもの婿に突入~
グリム童話「がちょう番の娘」を読んでおいてくださいね~

 

 

 

断捨離はじめました🚮

ほんまかいな(笑)

コロナ休暇もいたについてきた今日この頃。
そろそろ人生の片づけをと思い立って、今日から、断捨離を始めた。

毎日小一時間なら続くだろう。

小一時間やった。
まずはカバン類から。
なんでカバン?
しらんがな。カバンや。

上の子が幼稚園に入る時に作った手提げ袋!
阪神淡路大震災の後に買ったお出かけリュックの初代。
あの経験から、お出かけは必ず、両手が空くリュックだ。
けど、四つもいらんやろ。背中はひとつや。
まだパンプスをはいていたころのショルダーバッグ。
まだヒールをはいていたころのハンドバッグ。
ブックトーク用の本をはこぶ袋。
どんだけ本を運ぶねん。もう仕事は終わった。

小一時間でカバンは片付いた。
カバンは三分の一に減った。
もう絶対に増やさへんぞと決心する。

明日は何を片付けよっかな~
けっこう気分がさっぱりしたo(*^@^*)o

************

今日は更新の日だよん。
《昔話雑学》はアイヌの語りについて。
《日本の昔話》は「天道さま金のくさり」。けっこう気に入ってるの。語ってくださいね~φ(゜▽゜*)♪

 

 

 

4月 初級講座報告

日差しは暖かく、風は強く冷たいこの頃ですね。色んな花々も嬉しそうに咲いています。この風でぶんぶん揺れてます!そうやって、風が夏をつれてくるのかな。「まだまだ~」と寝ぼける夏を風が引っ張る様子がイメージされます。こちらはこちらで、季節問わず年中シュッシュッと、みなさん慣れた手つきで会場準備です。

ヤンさん 手遊びとおはなし 

ぎおんの夜桜♪ ひとり、ふたり、さんにんのこども (おはなしのろうそく26)

1.ついでにペロリ『おはなしのろうそく6』東京子ども図書館

入門クラスで初めて覚えたおはなし。今回、テキストの細かい部分を見直すことができ、新たな発見があった。いけると思って臨んだが、緊張した。リラックスして語るにはどうしたらよいかが、課題だと感じた。第一歩目のおはなしとして、自分にとって大事なもの、我が子が飽き飽きしながらも(笑)練習に付き合ってくれた、とのことでした。

ヤンさん…入門クラスの時からまたよくなっていた。ある程度の緊張はあっていい。大人対象だと緊張するね。子供の前だとそこまで緊張しない。(みなさんの声)場数を踏んでいくことでほぐれてくる

2.ラ・レアールの修道院長『語りの森HP』語りの森

こちら私です。頭痛持ちの王様がのんきな太った修道院長に3つ問題をだしますが、その間を取り持つ修道院の料理人の姿があります。私のイメージ…料理人はヤジロベーの真ん中の存在です。死と再生もテーマの一つで(私の予想)、問題に答えていく料理人が、だぶだぶの修道院長の服をするりと脱ぐ時、このシーンは痛快です。練習期間中に語りのヒントはないかと、ふと落語のことを思い出し、YouTubeで聞いてみました。米朝さんの「持参金」、おもしろかったです。落語の雰囲気!を取り入れたような形で、楽しく語れました。

ヤンさん…テキスト冒頭、修道院長の性格を表している会話文「王様、それはあなたがいつも…」を気軽に答える。そうすることで、話の課題がはっきりする(王様が院長をこらしめたい)。会話文の後の地の文、区別が分かりにくいところがあり、分かるようにする(間、言い方)。最初に出てくる「銀貨」「金貨」、ん ん わかるように言葉を立てる。落語は’間‘がなにより大事なもの。

3.首の短い男の話『語りの森HP』語りの森

好きなおはなしで、エントリー前から時々テキストを読んでいた。アイヌの村長の語りで難しかった。練習を録音して聞くとのっぺりしている。初級クラスでこの難しいおはなしを選んでしまったが、とても好きな話。首の短い男となって人間界に現れた「首のもげたとっくり」は自分の素性がわからなかったがために悪さをしていた。素性・育ちのベースのような部分。語り手自身の子供の頃、身近におはなしを語る人はいなかったが、父がお酒を飲んだ時には「あの話して!」と、実体験話なんかをよく聞いていた。子どもは大人のおはなしを聞いて、安心して大きくなっていく、自分の能力に気付くような所があるように思う、とのことでした。

ヤンさん…アイヌの語りは「わたし」一人称で語るので、慣れていないから難しい。それと同時に、難しものに挑戦することによって、手に入るものは大きい。覚える、語る、人前で語る、その段階ごとに自分のものになる。テキストの語りについて、「小便飛ばしをしよう」と男がいうところが、子どもが言っているように聞こえたので、神的な存在であることを性格付けする。また、「御幣(ごへい)」アイヌではイナウといって、日本のものとは違って、木から削り出したもの。神への供物。岩波書店で、日本語もアイヌ語も堪能だった知里幸恵さんの本がある(アイヌ神揺集)。本を読むことで、アイヌについて自分の中に持っている世界が変わる

なぜ、アイヌの語り手は一人称で語るのか?…質問されたご本人Uさんの宿題となりました♪

4.ひなどりとねこ『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社

小学校で朝学習に語る予定、ねこの気ままさ、平和なおはなしが気に入った。語っている時に、テキストと違うなと自覚しながら語っている部分もあった、とのことでした。

ヤンさん…ちょっと猫が恐かった。知らないおばちゃんの語りとなると、こちらが思ってる以上に怖さなどを聞き手は感じるもの。全体的に薄めて。ひなどりのくしゃみとお母さん鳥のやりとり面白かった。「だめよ」猫に見つからないように隠れているお母さん鳥の言葉、禁止のだめ?焦りのだめ?語り手によって解釈違うが、めんどうくさくなった最後の「いいわ」の言い方も考えてみて。ここで、子どもが「わー!あかん!」となるし、はっくしょん!で喜ぶ。世界に入り込んでいると子供が一緒にくしゃみをしてくれる。聞き手と楽しむおはなしであり、終盤が大事。

Tさん…皆さん初々しく、最初が硬いですが、いつかふわっと緩む時が来る。うまくなったやん私、と思う時が危ない、これは体験談。ヤンさん…過去を思い出し、自分を励ます!(笑)

5.クルミわりのケイト『おはなしのろうそく10』東京子ども図書館

ずっと練習していたがあいだが空いた。前に語ったものなので、大丈夫と思っていた。3回の繰り返しで言葉が変わるところが分からなくなった、練習不足。中学生に語る予定、とのことでした。

ヤンさん…年齢が上がるほど反応がおとなしくなるので、語りにくくはなる。また、本番と同じように練習する。座って語るのと、立って語るのと、お中に入る力が違う。立った方が声出る。また、3回の繰り返しの違い、言葉を完璧に覚える。ストーリーの展開があるので、場面転換で間をとると分かりやすくなる。

6.ほれ薬『語りつぎたい日本の昔話 吉四六さん』小澤昔ばなし大学再話研究会 小峰書店

おもしろい、楽しいおはなしを選んだ。テキストの言葉を自分のものにする難しさ、とんでもないことだと思いながら取り組んだ。覚えている期間の約一カ月に波がある。言葉がすっと覚えられて楽しい時もあれば、すじの運びが分からなくなる時もある。そして、それを超えるとまた楽しくなっていくような、色んな段階がある。語りつつおはなしの世界に入る難しさがあると実感がある。心の耕し方のような部分。いざ人前で語るとなると、あがってまっしろになる。決まった言葉をきっちり覚えて語りたい、とのことでした。

ヤンさん…私も真っ白になったことがある。語り10年目くらいの勉強会での創作話。練習した分すべてを、先生の前で聞いてもらいたいという自意識がでたから。子供の前では真っ白になったことはないなあ。聞き手と楽しむ、気持ちを持っていく。それと、真っ白にならないようにたくさん練習する。つまった時、子どもの情け深い目(笑)があるので、言葉を変えるなり、思い出すなりする。そんな状況も含め、楽しめたら良い。

Tさん…おばちゃんは媒体、イタコ。子ども達は‘おはなし‘を聞いているのだから、私が見えたらよくないと思うようになったら、落ち着くようになった。

ヤンさん…テキスト、ちりりん、ころろん…何の音かなと思ったら下駄の音だった。下駄の音と後で分かればよいが、聞き手を選ぶ。大人や中学生が楽しむおはなし。

みなさんの語りとそれを通しての対話、本当に楽しく充実した、おいしい食べ物を食べるような、栄養ドリンクを飲むような、あったかい言葉のシャワーを浴びるような、奥深い時でした!それぞれの表現でそれぞれ素敵なみなさんの語りが、子供たちに届けられるようにと心から思います。物語は人によって語られ、解放される必要があると、ある人が言っていました。私もおはなし会が終わった後の帰り道、おはなしが喜んでいるなと感じる時があります。聞き手も私も喜んでいるおはなし会ができた時です。自己満足の思い込みかもしれません。一瞬より少し長い時間で、語り手も聞き手もおはなしも、一つに重なる時を感じられると、なんかそんなことを感じます。充足感が体に刻まれるように残ります。そして、その喜びが次に繋がるので、何を覚えようかな、何のおはなしにしようかな、どんな顔するかな!とわくわくします。そうやって、5年、10年とみなさんおはなしの魅力にはまり込んでしまうんですね。ヤンさんが先日ブログで書いていたことを思います。そうやって、おはなしが人間の体を使って生きながらえている、言葉が私たちを使っている!やはり私たちは媒体ですね(笑)

来月はお休み、次回は6月8日(火)です。