こんな日もあるんですね

ヤンさん、前回報告に早速のコメントありがとうございます。
昨日「今日も楽しみ!」っといった、その図書館おはなし会(7月20日土曜日)
の報告でございます。
ムシムシと暑い毎日に体力も奪われてしまいますが、みなさん、お元気ですか?
子どもたちは、いつの間にか、夏休みですね!
そのせいか、おはなしのお部屋はぎゅうぎゅうでした。子ども27人!大人8人!
しかし、しかし、はじまるというのに、常連さん、ウロウロ、
初めて来てくれた子どもたち、たくさん。なかでも
男の子が二人、ヤンさんが話してる横で、なぜか直立不動...。

 ――と、いう感じで、おはなし会始まりました~💛

 手遊び  「メロンパン」
 おはなし 「ギーギードア」
 絵本   「コートニー」 ジョン・バーニンガムさく ほるぷ出版
 絵本   「からだがかゆい」  岩合光昭しゃしん 福音館書店
 絵本   「まんまるおつきさん」 ねじめ正一さく 偕成社
 手遊び  「さよならあんころもち」

自分に気持ちを向けてほしい思いがあるのか、ヤンさん横で男の子二人は
聞き手とじぃーっと対峙して、何を思ったことでしょう。
おはなしは聞き手自身が主人公。
その二人に、たくさんの主人公を経験してほしいな、の思いを込めて、
帰るとき「また、来てね!」と声をかけると、
「仮面ライダー〇〇ってしってる?」と、たくさんの仮面ライダーの名前を
いって(教えてくれて)帰っていきました。
あれやこれやいうみんなの声に、ドアのギーギーが聞こえない「ギーギードア」、
常連さんのお母さまが「こんな日もあるんですねぇ」と帰っていきました。
また別の常連さんのお母さまも「ホントに、こんな日もあるんですねぇ」
と帰っていきました。(お母さまがた、おやさしい)
でも、ヤンさんはどんな時でも最善を尽くしていたのです!
「コートニー」もみんなよく聞いてよかったし、
「からだがかゆい」では、こっちもかゆくなってきたし、
「まんまるおつきさん」も、みんな集中力切れかかったてけど、
なんとかつっこみ入れようと頑張っていた姿も面白かった!
「さよならあんころもち」では、みんななんだか ‘ホッ’ っと
したように見えましたよ😊
図書館おはなし会、ほんと、何が起こるかわかりませんね~

研究クラス 👻🐟

今年度初めての研究クラスがありましたので報告します(*^_^*)
いつもならば、当番にあたっている人が語りとレポートを出しますが、今回は語りは無しでレポートだけなので、ヤンさんが最初に「今日は時間があるからみんなでお話会しようか?」とのたまいました。
(え~、聞いてない~)(いきなり~?!)(どんだけ~~)Σ(・□・;)
みなそれぞれが口に出したり出さなかったり、でもこのようなテレビで見るギャグみたいなことをいって反撃の様子を見せながらも、ヤンさんが続けて、「いきなりやから、練習のつもりでいい~」と言われると同時に、次々とホワイトボードにタイトルを書いていったのでした(笑)
つまり、文句言うというより、単におはなしを決めるための時間かせぎだったわけですね。
メニューは以下の通り
「豆の大木」『子どもに贈る昔ばなし14おにとあんころもち』小澤昔ばなし研究所
「アリョーヌシカとイワーヌシカ」『まほうの馬』岩波書店
「かしこいモリー」『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館
「ついでにペロリ」『おはなしのろうそく6』東京子ども図書館
「金を生むねこ」『子どもと家庭のための奈良の民話一』奈良の民話を語りつぐ会
「ヤギとライオン」『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社
「鳥のみじさ」『日本の昔話3』福音館書店
「ブレーメンの音楽隊」(ヤンさん)

覚えたてなのか、もどしながらなのか、得意な話か、背景はそれぞれでしょうし、途中で止まって「あれ、なんでこんなに出てこないの?」とか言いながらも、批評なしの安心感か、開き直りか、みんな言い訳なしに次々と語っていきました(笑)
約一時間、楽しいお話会でした。

次は、レポートの説明の時間。
今回の当番は、わたしでした。
グリム童話の「怖がることを習いに出かけた男の話」(KHM4)です。
この話はとにかく長いので覚えられません。
もし覚えたとしても、お話会の時間枠には入りません。
でも、前から気になっていたんです。
そこで研究クラスの課題にし、この話に関して調べ、類話の中でこれと思う話を見つけてそれを再話クラスで出そうと思ったんです。
レポートは次のように進めました。
この話はKHM4で、初版ではその箇所は「ボーリングとトランプ遊び」という話が載っています。
そして2版からこの「怖がることを習いに出かけた男の話」に差し替えられています。
「ボーリングとトランプ遊び」にほかのいくつかの話を合成したこと、類話がヨーロッパ中に残っていること、その最古のものが「死をさがしに旅に出た男」(『愉しき夜』ストラパローラ)だということが分かったのでこの三つの話を読み比べました。
次に、研究書をあたりました。
心理学的な解釈の本、昔話の研究者の本、わたしが手に入るものを集めました。
この話が、おもしろい話なのか、ゆうかんな男の冒険の話なのか、愚か者が課題をクリアする話なのか、それらのミックスならば重点はどこにあるのか、そんなことを考えながらレポートを進めていきました。
調べている途中で、〝「怖いものなしの王子」(KHM121)とモチーフの比較をせよ〟という本があったので、やってみました。
「怖がることを習いに出かけた男の話」はATU326で、「怖いものなしの王子」はATU590です。
『国際昔話話型カタログ』(小澤昔ばなし研究所)でモチーフ番号を調べ、モチーフを比較しました。
最後は、類話です。
たくさん出てきました。
でも、再話するならどうしても入っていてほしい最後のモチーフ、怖さが分かった理由が入っているのは3話しかありませんでした。
わたしの目的だった、再話する類話を見つけるについては、この3話の中から決めるか、あるいは「怖いものなしの王子」かその類話から決めるかでとどまりました。
いま思案中です(笑)
長いレポートなわりに、結果がだせなかったというのにみなさんお付き合いくださり、ありがとうございました。
そして、説明に時間がかかって呪的逃走話の読み込みができなかったというのも申し訳ございませんでした<(_ _)>
わたしとしては、未完成でも〝悔いなし!〟なんですが、まったく自己満足ですね(笑)
でも、これからモチーフインデックスを使えるということが分かったのでよかったです。
(ただし、わたしは英語が分からないのでグーグル翻訳のお世話にならないといけないんで、なぞな訳と戦わないといけないんですが…)

そして、今回、見学者さんが来られました~✌(‘ω’)✌
抜き打ちお話会も参加され、当初の予定の時間が過ぎてもいてくださり、熱心さに感激しました。
まだ、入会は考え中とのことですが、逃がしはしません、いえいえ、是非ご一緒にお勉強しましょうね(*^_^*)
次回は12月です。(年間で3回なので)
次回もまた楽しみです!(^^)!

ハイ、おしまい

まだまだ開けそうにない梅雨に蝉の声………。
ごめんなさい!先週の土曜日(7月13日です)の図書館おはなし会の報告です!

7月13日といえば私の住んでいたところではお盆でした。
もともとのお盆は旧暦の7月15日でしたが、今も新暦の同じ日付で
お盆をするそうです。京都はやっぱり旧暦なんですね☆
先祖の霊が訪れる7月13日には迎え火をともして、そして、
きゅうりやなすに割り箸をさして精霊馬をつくるのは、子どもの私たちでした。
今の子どもたちもこんなんしてんのかな~

さぁ、子ども16人、大人5人、どんなおはなし会❓
 手遊び   「メロンパン」
 おはなし  「うりひめのはなし」 おはなしのろうそく12より
 おはなし  「アナンシと五」
 絵本    「そらから ぼふ~ん」 高畠那生 くもん出版
 絵本    「おべんとうめしあがれ」 高原美和 絵 視覚デザイン研究所
 絵本    「おやおやおやさい」 石津ちひろ 福音館書店
 手遊び   「さよならあんころもち」

先週と打って変わって常連さんがゾロゾロ、ウロウロ。
しかし、さすがに耳がいい、
「瓜ひめが機を織っていると、山からあまんじゃくきて~」で、ピタッ‼
と動きが止まるんですね。「うりひめのおはなし」はヤンさんの日常語です。
だからウロウロしていても耳に入ってくるのでしょうか。
話が入ってくれば、もうノリノリです。
どこでヤンさんをいじってやろうかと待ち構えています。
「おべんとうめしあがれ」、一ページごとのごちそうに、なぜか、
「ハイ、おしまい」の合唱。続いて、
「おやおやおやさい」の韻をふんだような言葉遊びにまた合唱して、
楽しんでいましたね~。私もこの本こうすると生きるな!っと勉強しました。
こんなふうに、おはなし聞いて、ちょっと参加して、子どもは大満足。
おはなしの部屋に入ってきたときのイライラ顔もどこへやら、でした。
今日もどんなんかな~。楽しみ!

まほう使いの弟子 過去から未来へ 空間を越えて 🚀

『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』所収の「まほう使いの弟子」

フランスの昔話研究の大家ポール・ドラリュは、1889年生まれ。昔話の生き残る土地で昔話に浸って育ったそうです。(新倉朗子訳『フランスの昔話』大修館書店刊 解説より)
ドラリュは、そのころフランスで語られていた昔話を集め、大部の叢書としてまとめました。
その叢書の中の一冊が新倉朗子先生の手によって『フランスの昔話』として日本に紹介されました。

どの話もおもしろく、夢中で読んだのですが、なかでも、「12、魔法使いの弟子」を語りたいと思いました。
父親を越えて成長していく少年を描いています。明るくカラッと、しかもハラハラドキドキさせてくれます。
思春期の子どもたちにぴったりだと思いました。
わたしの聞き手たちに、ぜひとも!

きのう、中学3年生に語りました。珍しく、担任の先生が、ひとりの男子に感想を求めました。
「手綱を売るなと言われたのに、お父さんは売ってしまった。そのせいで息子はひどい目にあったけど、息子は自分の力で、魔法使いをやっつけた。ぼくも、お父さんがぼくの言うことを聞かなくて失敗しても、ぼくは自分の力で何とかしようと思いました」
教室は、共感と、楽しい笑い声でどっとわきました。

ドラリュが生まれて130年目です。
この話が語られてから、もっと年月がたっているはずです。

フランスの片田舎での語り手と聞き手を想像してみます。
少年(聞き手)を思う肉親(語り手)の愛情はとても個人的ですよね。
ドラリュの昔話への思いも個人的なものから出発しています。
日本語になって出版されるにも、個人的な思いと出会いがあったと思います。
もちろん、わたしは、個人的な思いでこの話を選び、再話し、語りました。

人は、親を越えて、大人を越えて成長しなければならない。
この普遍的なテーマが、時代を越えて、空間を越えて、あの子たちに届いたことに感動しました。
個人の思いが鎖のようにつながることに、未来を信じようかなと思った次第。

個人の思いって大事だよ。

7月のおはなし会2🎋🎋

7月8日(月)
5歳児 一クラスずつ2回
ろうそくぱっ
おはなし「舌切りすずめ」村上再話(日常語)
ろうそくぱっ
日常語の語りに少し慣れてきました。
わたし「つづらの中からお化けが出てきて、おばあさんをかみ殺してしまいました」
子どもA「なんで?」
子どもB「すずめの舌を切ったからやん」
わたし「(心の中で)Bちゃんありがと~」
おとなになると、子どもの「なんで」の意味が理解できないことが往々にしてあります

7月9日(火)
中学2年生 朝15分
おはなし「まほうつかいの弟子」『しんぺいとうざ』村上再話/語りの森
ブックトーク『クラバート』
きょうの聞き手たちは、完全の中の不完全を現出していました。
全員がピタリと語り手を見つめてファンタジーの世界に遊んでいます。
が、まんなかの一番前にすわっていた彼女だけは、休むことなく持ち物検査をしていたのです(笑)
ときどき、目がピタッと合います。きれいなまん丸い目でわたしを見つめます。
で、また体操着をたたみはじめます。
なんだか彼女とゲームをしているような錯覚に落ちいりました。
話が終わってブックトークの時、「プロイスラーっていったら『おおどろぼうホッツェンプロッツ』を書いた人ね。読んだことある?」ってみんなにきいたら、彼女だけが、こっくりとうなづいてくれました。にっこりほほえんで。
ずっこけましたあ~

7月11日(木)
4歳児 一クラスずつ2回
ろうそくぱっ
おはなし「あなのはなし」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本『はぐ』佐々木マキ作/福音館書店
ろうそくぱっ
幼い子は聞く態勢がしっかり整ってからでないと語り始めてはいけない。
一クラスは失敗。まだごちゃごちゃと用事があったようですが、OKなんだと思って始めてしまいました。
用事をしながら聞くということはまだできないのね。
ストーリーのあるおはなしは冒頭が分からなければ楽しめない。

7月12日(金)
支援学級 朝15分
絵本『ぼくはおこった』ハーウィン・オラム作/きたむらさとし訳/評論社
絵本『こねてのばして』ヨシタケシンスケ作/ブロンズ新社
絵本『はぐ』佐々木マキ作/福音館書店
絵本『うし』高畠純絵/内田麟太郎詩/アリス館
絵本『ほね』堀内誠一/福音館書店
わたし「おはようございます」
子ども「おはよーございます。ひさしぶりや」
ほんと、去年までは毎月あったおはなし会が、今年は学期に一度です。だから、3月以来。
喜んでくれましたよ。
わたしもうれしかった。まるで、嫁に孫をひき離されたようなって、いいすぎか(笑)
あるところに孫がおばあちゃんと住んでいました。ある日、塾の先生がやって来て、きょうからはお勉強をしなくてはいけません。つまらないむかし話はもうやめましょうといいました・・・
いや、ちがうな。『クマのプーさん』の最後やね。クリストファーロビンが学校に行くことになって、森を離れる場面。
とはいえ、めったに会わないから、会えた時は珠玉の時間を過ごせるね。楽しかったよ~