12月のがらがらどん

昨日は、今年最後のがらがらどんでした。
一年ってあっというま、まるで突風のように過ぎていったかのように思います。

⓵「節が百個ある竹」『世界の民話アジアⅡ』ぎょうせい
⓶「クリスマスのごちそう」 (出典不明)
⓷「キジムナー」『日本の昔話3』福音館書店
⓸「くまのしっぽはなぜ短い」『語りの森昔話集1』 (ホームページの)→ こちら
⓹「おはなしかめさん」『朝鮮の民話』偕成社
⓺「かきねの戸」『語りの森昔話集1』 (ホームページの)→ こちら
⓻「みじめおばさん」語りの森ホームページ → こちら
新刊絵本の紹介

⓵は、再話勉強会のK教室で、再話ほやほやのお話でした。
耳で聞いてみて、再話の文章をまた検討する目的で語られました。
文章を整え、語ってみて、また文章を整える。
初めて聞いた人が、イメージしやすいかどうかを厳しくチェックしてほしいと思ってこられたようです。
勉強熱心に頭が下がります~
⓶は、この季節にぴったりなお話です。
語り手さんは、普段老人ホームのボランティアに行っているかたで、幼稚園・小学校に語りに行くのとは、おはなしの選び方が違います。
それがいつも、わたしには目新しく、楽しく、勉強にもなります。
このお話も、オチで笑わせるよくできた短いお話でした(^^)
⓷キジムナーは沖縄の神さま? 妖怪? 精霊? とにかく不思議な存在です。
人を助けてくれるのに、おはなしの最後は衝撃的で、優しくもあり怖くもあるところが不思議なお話でした。
⓸日常語講座でテキストを自分の話しことばにして、語られました。
テキストを日常語にして語られるのを聞くと、いつも思うのですが、滑らかになりますね。
そして聞きながら、「ふう~ん」とか「うんうん」「へぇ~」とか相槌が自然に出てくるんですよね。
話全体にリズムが生まれるんでしょうね(^^)
⓹これはジミーです。
ヤンさんがホームページの右上三行でこのはなしの幼稚園バージョンと三年生バージョンをアップして、ステップアップの「ライブ録音から2」で解説してくれてますよね。 → こちら
これを聞いて・読んで、「いただき~~」と、おぼえて幼稚園で語ったのでした。
ヤンさん、先輩語り手Aさん、お二人はこの話をもうさんざん子どもたちに語っておられるので、幼稚園児そのものの合いの手の嵐をありがとうございました。
ジミーとしては、ご批評を真摯に受け止めるといういつもの謙虚な気持ちで最後まで真面目に語りたかったのですが、笑ってしまってできませんでした。
負荷をかけていただきありがとうございました。
次回は、何があっても笑わずに最後まで語り終えることを目指します!
⓺そして、どういうわけか、またしてもウ〇コが出てくるおはなしです。
ウ〇コの数珠つなぎになりました。
合いの手の嵐はここでも吹き荒れました。
⓻これも楽しいお話です。
5番目の話から、場の流れが変わってしまい、聞く側がみんな子どもになって反応しながら聞くというスタイルになってしまいました。

絵本もたくさん紹介してくださいました。
『こねてのばして』…『もうぬげない』の作者の絵本です。
いやがうえにも期待がつのりますね。
期待を裏切りませんでした!(^^) とにかく手に取って本を開いてみてください!
一年の締めくくりの楽しいがらがらどんでした。

その後のお茶の時間で感想や突っ込みや、世間話をしている中でお知らせしておくことができました!
2月のがらがらどん(2018.2.18)では、いつものがらがらどんに加えて写真家の長倉洋海さんの特集をします。
3月のがらがらどんは、2018年が戌年なのにちなみまして、犬が出てくるおはなし大会をすることになりました。
略して「犬大会」!!
犬が主人公でなくても、ちょこっと犬が出てくればいいです。
みなさま、犬の話のご用意をお願いいたします。
次回は来年1月21日です。
また、元気にお会いいたしましょう(^^)/

12月 日常語の語り勉強会

大変遅くなりました。先日の日常語での語り勉強会の報告です。

<語り>

広岡の腰痛地蔵」 『ナーミンのためのテキスト』

おばあさんが始めに六体地蔵さんに頼む場面と、「明日の今度のその今度、もひとつ今度のその今度・・・」と言って慌てて帰って行く場面は、同じようには語らない、と、語り方のアドバイスがありましたが、テキストは完成です。皆で「他人事ではないねぇ」と言いながら楽しく聞かせていただきました。

だんごころころ」 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』 村上郁 再話/語りの森

蓑 について子どもに聞かれたときにひとことで説明できるように用意しておく。
個人的に、欲ばりじいさんの「ヘングリヘングリケケッコウ」にはまってしまいました。恐るべし「ヘングリヘングリ」

天福地福」 『日本の昔話』 小澤俊夫再話/福音館書店

前回テキストチャレンジの時に、本文中に「天福地福」の説明的なことを入れる、と言われていましたが、やっぱりやめにしたそうです。するとヤンさんからアドバイスが!「おはなしが終わってから、天福地福の説明をする。もしくはタイトルを言わずにおはなしして、終わってから 天福地福 と言って少し説明してやる、という方法もあるよ」な~るほど!聞き手の年齢に合わせてそんな手もあるのか!!
私も前にこのテキストを日常語にしているので、新たな引き出しが増えたようで、ガッツポーズでした。

<テキスト>

聞き耳 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』 村上郁 再話/語りの森

3回目のテキストチャレンジ。どんどん修正されて完成間近です。今回は目線があちこちに行かないように、という修正が入りました。
するとうしろから、女の人が「ちょっとお待ちください」とよびとめました。→→ 目線は 語り手
するとうしろから、女の人の声で「ちょっとお待ちください」と聞こえました。→→ 目線は 男
少し変えただけで目線が変わってしまったり、つじつまが合わなくなったりします。なるほど~!

金剛山のとら」 語りの森ホームページ 「外国の昔話」村上再話

やさしいお声と言葉で心に届きました。「とてもいいおはなしなので大切に大切にしっかり覚えて語りたかったの。」と言われていましたが、それもしっかり心に届きました。いいなぁ~(*^_^*)

 

さてさて私、風邪をひいてしまい、咳が止まらず、咳をしすぎて胸が痛いのです。(母に話すと「多分肋骨にヒビ入ってるで。私もやったことある。咳した拍子に ピキーン! っていうたやろ?」と言われましたが、音が鳴ったかどうかわかりません・・・でも痛い((+_+))・・・)
脇を締めて腕を前でクロスしていると、コルセットのようで少し楽。。。

そしてそして私、このところいろいろやらかしていて、先日は小学校におはなし会に行き、教室でコートを脱いだらなんと上半身がパジャマでした((+_+))
トレーナーっぽいやつだとはいえ、胸のワンポイントはどうみても完全にパジャマの柄!!
もうどうしようもないので、ずっと脇を締めて腕を前でクロスしていました・・・

あ~あ・・・胸を張って生活したい・・・

みなさまよいお年を♪
かぶぶ

12月 おはなし初級講座

師走です。一年があっという間ですね。

先日12月のおはなし初級講座がありました。2017年度の初級講座最終回です。

語り
「うさぎのなみだ」『ロシアの昔話』福音館書店
「雪おなご」『日本の昔話5』福音館書店
「メケー・ドマ」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
「七羽のからす」『おはなしのろうそく10』東京子ども図書館
「かえるの聞きじまい」『日本の昔話2』福音館書店

おまけの語り
「一足のくつ」『木曜日はあそびの日』グリパリ作/金川光夫翻訳 岩波少年文庫

毎度のことですが、みなさんの勉強熱心な姿勢が語りに現れ、聞いていてとても楽しい発表でした。

このおはなしは何を伝えたいおはなしなのか、他にどんな類話があるのか、この場面の語法はなど、そういったことを突き詰めて考えれば、ストーリーテリングの勉強はとても奥が深くて終わりがないように思います。
2017年度の初級講座は今回で最終回ですが、2月から名称を初級クラスと変え、新しい受講生も加わって(?)まだまだお勉強は続きます。

もっちは今回で初級講座を卒業ということになりましたが、まだまだおはなしおばさんとしては、初心者マークを外れたばっかりみたいなひよっこで、お勉強はまだまだ続きます。というか、ヤンさんでも、高名な全国を講演して回っている先生方でも勉強は続けられているのでしょう。人生是勉強也。

拙い文章でしたが、初級講座レポートに一年間お付き合いいただきましてありがとうございました。

来年度もバトンを渡して続きます。(たぶん)

どうぞよろしくお願いいたします。

少し早いですが、みなさま良いお年をお迎えくださいませ。

ゆうがたの買い物 🌇

おはなし会の季節がおわると、ヤンはいきなり引きこもりたくなる時がある。
晩ご飯のおかずを買いに行くのもおっくうになる。

わたし「幼稚園のお帰りの時間がすぎてから行こ。見つかったらかなん」
夫「あな三つの黒マスクしていったらええねん」
わたし「・・・・」
夫「作ったろか?」

気がつくと、もう4時だ。
わたし「中学校の下校時間前に行こう」
夫「私はおはなしおばさんではありませんて札下げていったらええねん」
わたし「・・・・」
夫「作ったろか?」

わたし「重たいしなあ」
夫「いっしょに行こか?」
わたし「けど、すぐお店で迷子になるやろ。カート押してさがしまわるのかなんねん」
夫「やめとこか」
わたし「重たいしなあ」

年寄りふたりが袋ぶら下げてくらい夜道を帰る。
夫「年とったなあ」
わたし「戦争にも遭わんと」

おはなし会 おしまい!

授業のおはなし会は終了しましたが、まだまだお話会はありますよ~
といいつつ、少しずつフェイドアウトして、今日で、おしまい!
プログラムだけ報告します。

ー月曜日ー
支援学級 朝学習
絵本 『ちっちゃなサンタさん』
絵本 『ゆうたのゆめをみる』
絵本 『クリスマスのまえのばん』
絵本 『10パンダ』

ー火曜日ー
中学1年生 朝学習
詩 「すてきなひとりぼっち」 同名詩集/谷川俊太郎/童話屋
おはなし 「羊飼いと噴水」 『兵士のハーモニカ』ロダーリ作/岩波少年文庫

ー木曜日ー
幼稚園5歳児 1クラスずつ2回
てあそび 「ろうそくぱっ」
おはなし 「さんびきのこぶた」 『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子訳/福音館書店
てあそび 「ろうそくぱっ」

ー月曜日ー
小学1年生 朝学習
おはなし 「こぶとりじい」 『日本の昔話』小澤俊夫再話/福音館書店
おはなし 「ギーギードア」 『おはなしは楽しい』たなかやすこ

幼稚園4歳児
てあそび 「ろうそくぱっ」
おはなし 「おおかみと七匹の子やぎ」
てあそび 「ろうそくぱっ」

ー火曜日ー
中学2年生
詩 「すてきなひとりぼっち」 同名詩集/谷川俊太郎/童話屋
おはなし 「一足のくつ」 『木曜日はあそびの日』グリパリ作/岩波少年文庫
一番前の男子「あ~、ぼく、このおばあちゃんすきやってん」
わたし「おばあちゃん??」
別の男子「おねえちゃん!」