いま、朝のおはなし会から帰ってきました。
小学校の支援学級。始業までの15分間の読み聞かせです。4月から毎月一回、
ひとりで行っています。
子どもたちは3人ですが、それぞれに興味が異なっているので、読んでいても楽
しいです。でも、それだけに選書には工夫が要ります。
市の図書館から団体貸出で10冊借りてきて、「どれ読む〜?」とききながら、
終了時間まで読み、残りの本は置いて帰ります。担任の先生が貸出期限 日まで
に図書館に返してくださいます。
早めに教室にいったら、子どもたちが「先生が来ない」「ねえ見てきて」「イン
フルエンザと違うかな」と、訴えてきました。
「まだ始まってないやん、じきに来はるわ」と言いながら、職員室へ探しに行っ
てみると、先生はお休み。入れ替わりに教頭先生が教室にいらっしゃい ました。
いつものごとく、わいわいいいながら、『おまえうまそうだな』宮西達也作をは
じめ3冊読んでチャイム。残りはあとで先生といっしょに読みあうこと になっ
ています。
「これで終わりま〜す」
「ありがとうございました〜」
「またくるね〜」
と、いつものあいさつをして教室を出ようとすると、ひとりの子が
「寒いのに、ありがとう」
いつものおはなし会のあいさつでもない、先生に促されたのでもない、自然に出
てきた優しい言葉。
昨日コメントで、お話は子どもが教えてくれると書きましたが、子どもは人の生
き方についても教えてくれます。
この道をまっすぐ行こうと思いました。
たとえロマンチストと言われようともね。
ヤン