月別アーカイブ: 2014年12月

ありがとうございました(^Q^)/

どうも、貧乏暇なし、ジミーです。

HP開設の時に、ご挨拶したきりで消えておりましたが、もう今日は今年ラストの日という事に気づき、出てまいりました。

実は、ペットのがらがらどんに餌をやろうとして、語りの森で迷子になっていました。
ああ、情けない(>3<)

広い森の中で放し飼いですので、ペットとはいっても、半野良かむしろ野生に近い状態です。
全く自由気ままで、うらやましい。

ご挨拶のつもりが、愚痴になってしまい、もうしわけございません。

普段、ヤンさんとポンさんにまかせっきりなのに、誰もが忙しいこの日に何故ジミーなのかといいますと、家のことはほったらかして、実家でグウタラしているのでございます。

働く主婦、年末年始も仕事の方、そして我が老親に、深く深くお詫び申し上げます。

残り、何時間かでもう新しい年です。
できたばかりの「ババヤガー語りの森」に、たくさんの方が来てくださいまして、誠にありがとうございました。

この森に集うすべての方々に、よき年が訪れますよう、ババヤガー一同、心よりお祈り致します。

ババヤガーは、来年も、前のめりで走り抜ける所存でございます。
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます(^◇^)

by  ジミー

妖怪のリアリティ   byヤン

昨夜、布団の中でやっと思い出しました。
民俗学者の小松和彦さんが書いた子ども向けの妖怪の絵本。
『妖怪―身近にいるあやしいもの―ほんとにいるんですか?絵図鑑』野村たかあき
絵/グラフィック社刊
これで子どもと遊びだしたら、お話会の時間の半分はつぶれてしまいますので、
ご用心。
妖怪ウォッチに限らず、子どもたちは、アニメやゲームのおかげで思いがけない
言葉を知ってますね。
おはなしのおばちゃんとしては、これを利用しない手はない。
導入にも使えるし、子どもと仲良くなれるし。
子どものメンツを守るために、私は、それらの知識に深入りはしませんが(笑)
ただ、それらは、一過性のものです。いっときの流行にすぎません。
いま流行っているものについて、「それなに?」ってきくと、子どもたちは嬉し
そうに得意げに教えてくれます。
でもいっぽうで、大人が話すことは、河童や山姥にしても、「遊び」ではないリ
アリティを感じているようです。この人が言っているんだから、きっと 本当だ
ろう、というような。
画面の中で動いているキャラクターと、スーパーで買い物してるおばちゃんと、
どちらがリアリティがあるか。言わずもがなです。
あとは、物語の中に子どもたちをいかに引きずり込むかです。おはなしのおば
ちゃんも、ある意味、妖怪ですから。
「三びきのこぶた」にしても「ラプンツェル」にしても、これが本当の話よって
いえば、目を見開いて納得してくれるでしょう?
「三びきのこぶた」は幼稚園児には抵抗があったのですが、最近やっと納得して
くれるようになりましたよ。
最近では「ジャックと豆の木」がありました。初めは映画と違うのであれ?っと
いう顔で聞いていましたが、すぐにストーリーにのめりこんできまし た。……本
物をご存じないかたは、ホームの≪外国のおはなし≫のページに載せていますので
読んでくださいね。  
   http://babayaga2013.sakura.ne.jp/storyuny.html
語りの力ってすごいなあと思います。
話がちょっとずれましたね〜
そろそろ、黒豆を煮ます。
あ、そうそう、上記と同じシリーズで、『幽霊―思いをのこして死んだもの―ほん
とにいるんですか?絵辞典』中田由見子絵、もあります。
縁起が悪い?
では、小松和彦さんが序文を書いている『みたい! しりたい! しらべたい!
日本の神さま絵図鑑  1、願いをかなえる神さま』ミネルヴァ書房刊 をどう
ぞ!初もうでのお供に!
では、みなさま、今年もお世話になり、ありがとうございました。
どうぞ、よいお年をお迎えくださいますようお祈りいたします。 
出会いのありがたさをしみじみと感じながら     ヤン

妖怪ウォッチ  byぽん

ぽんです。
なんとか今日中に間に合いそうです。
今日は「妖怪ウォッチ」のおはなし。
皆さん「妖怪ウォッチ」ご存じですよね?
今、子どもたちの中で大流行。
ちょっとした、社会現象にもなっていますよね。
これ、私も名前は知ってるんですが、正直言って中身はよくわからない。
とりあえず、アニメでやっています。
アニメ映画にもなっています。
ゲームにもなっています。(ニンテンドー3D)
妖怪ウォッチなるおもちゃも出ています。
キャラクター商品は山ほど出ています。
どうやら、ひょんなことから妖怪ウィスパーと出会った主人公が
妖怪を見ることの出来る妖怪ウォッチなる腕時計のようなものを手に入れ、
その後いろんな妖怪と友達になり、彼らと協力していろんな問題を解決していく、
という、話しらしい。
なんか、ちょっと昆虫採取ならぬ、妖怪採集の感じもしますね。
で、この妖怪ウォッチ。
私たちには助かることもあり、困ったこともあったり、なんです。
去年、「おっきょちゃんとかっぱ」を幼稚園児に読んだところ、かっぱがわから
なかった。
キョトーンしてました。
「かっぱって知ってる」
「知らん」・・・。
かっぱの説明をしました。
かっぱわからんって、もうこの絵本もそろそろ今の子どもたちには合わないかと
思いました。
今年。ばっちり楽しめました。
だって「ノガッパ」知ってるんですもん。
何日か前にごぶジローさんのコメントにあった「ひもじい」
幼稚園児に形容詞としての「ひもじい」は普通わかりませんよね。
でも、今は・・・。
ごぶジローさんの書かれた通りのことがおこると思います。
妖怪ウォッチの「ひも爺」を知ってるんですもんね。
形容詞の「ひもじい」を言われて、音だけで「ひも爺」を思い浮かべ
「ひも爺」が相手のお腹をすかせる妖怪だから「ひもじい」は「お腹がすいて
る」に繋がる。
いや、それはあかんことやないんですが、ちょっとワンクッション必要になります。
「あっ、ああ〜」ってね。
そして、「一旦ごめん」
これも妖怪です。
どんな問題をおこしてもその場しのぎの謝罪で批判をかわそうとする
何があっても反省しない妖怪だとか。
「ごめん、ごめん一旦ごめーん」が口癖。
これ、「一反木綿」のパロディー。
幼稚園児に「謝りなさい」というと「ごめん、ごめん、一旦ごめーん」だって。
私たちの知ってる妖怪のパロディーで、全く違うものになってるのもあって。
いやいや。困ったもんです。
一度、皆さんテレビアニメ見てみてください。
金曜18時半〜 テレビ大阪です。
で、見られた時には、是非、dボタンを押してみてください。
今まで出てきた妖怪の名前やら何やらズラーっと出てきます。
びっくりするほどの数です。
ああ、何とか日付がかわらんうちに書けた。
子どもの興味のあるものについて、また、折を見て書きたいと思います。
っと最後に。
スマホ専用画面で見られてる方、リンクが貼ってないですよね。
ホームページはこちら
http://www.babayaga2013.sakura.ne,jp

今年最後のお話会  byぽん

ぽんです。
昨日、今年最後のお話会に行ってきました。
某保育所、4才児クラスと5才児クラス
4才
(プログラム)
始まりの歌(「ろうそくの歌」と言っています)
お話  「おだんごぱん」 (同名絵本/福音館)
絵本  「サンタのおまじない」
絵本  「ぐりとぐらのおきゃくさま」
おしまいの歌(「ろうそくの歌」と言ってます)
今日は人数が少なめでした。10人ぐらいかな?
いつもは15・6名います。
おだんごぱん、ころころ転がっていくところから、くすくす笑いどおし。
一緒に歌ってくれました。
最後、きつねに食べられると・・・。
子ども 「えっ、食べたん?」
わたし 「うん。食べてん」
子ども 「おいしかった?」
わたし 「どうかな?おいしかったかな?」
子ども(口々に) 「うん。おいしかった」
ホンマに???美味しかったんだって。
そりゃ、良かった。
ぐりとぐらのサンタさんが作ったカステラも美味しかったんだって。
そりゃ、良かった。
5才
プログラム
ろうそくの歌
お話 「赤ずきん」(「子どもに語るグリムの昔話⑤/こぐま社)
絵本 「サンタのおまじない」
絵本 「マドレーヌのクリスマス」
ろうそくの歌
こちらも、人数少なめでした。やっぱり8人ぐらい。
いつもは12・3人かな。
こちらは、ちょっと「赤ずきん」がしんどかった。
4才から聞いてるので、たいていは、もう「赤ずきん」は聞けるんだけど・・・。
ここは、聞けない子もいました。
赤ずきんの話(絵本)を知らんって子もいたし。
「ずきんって?」「帽子みたいなもの」と、途中で説明も必要でした。
保育所や図書館で何回も語ってますが、『ずきん』を質問されたのは初めてでした。
今回は「マドレーヌのクリスマス」も一部言葉を言い換えたり、足したりして読
みました。
でも、「赤ずきん」は5才にはちょっとしんどいよね。
考えを改めねばいけません。
これにて今年のお話会は終了です。
失敗したり、成功したり。
うまいこといったり、うまいこといかんかったり。
いろいろですな。
ちなみに、この日は25日。
その日の朝、サンタさんから届いたおもちゃで遊びたいからお休みが多くなるん
だそうです。
新年は13日から。また、保育所からやぁ。

おはなしが育つ  byヤン

今話題の塩レモン。ではなくて「馬方やまんば」。
出典を書いておきますので、みなさん是非読んで、語ってくださいね。
  『日本の昔話5 ねずみのもちつき』小澤俊夫再話/福音館書店刊
さてさて。
ぽんちゃんが書いてた「語り手が語った以上に聞き手が聞いてしまう」とは
ちょっと違うかもしれないけど。
語り手の思っていたのと全く違った聞き方を、子どもたちがすることはしょっ
ちゅうあります。
例えば、≪外国のおはなし≫のページに載せている「かきねの戸」。兄妹がかきね
の戸を外して出かけるところで、聞き手の子どもたちはこの話が笑い 話だとわ
かるのですが、それでも森で迷子になるあたりから子どもたちは恐くて緊張しま
す。それが私には意外でした。わたしは、あくまでもちょっと した笑い話とし
て語っているからです。
木の上にいると泥棒がやってきて、子どもたちの緊張はさらに高まって、息をつ
めて聞きます。だからこそ、「おしっこ」「うんこ」で緊張が緩和し て、ド
カッと笑うんですね。桂枝雀さんの落語の理論とおんなじや〜って気がつきました。
それから、兄妹がどろぼうたちの置いていったお金をみんな持って帰るところ、
「悪〜っ」って言った子どもたちがいたのです。これも意外でした。な んて正
義感が強いんだろうと思いました。そう、たとえどろぼうがおいていったもので
も持って帰ったらどろぼうになるのです。ところが、それを知っ たお母さんが
大喜びしたっていうところで、子どもたち、笑ったんです。このユーモア感覚、
すごいと思いません?
最後、そのお金で一生楽に暮らしましたっていうと、「ああよかった〜」と大満
足でした。昔話の主人公の幸せ、富の獲得と身の安全で、めでたしめで たし。
わたしにとってはほんのおまけの話だったのに、子どもたちのおかげで実のある
しっかりした、上質な笑いを引き出す話になりました。
わたしのレパートリーはみんな、このような経験の上に出来上がったものばかり
です。
子どもたちに語ることでおはなしは育つと思っています。
だから、いつも、こどもたちに語るとき、「これどお?」って気持ちでお話を差
し出します。そうすると、子どもたちは、「こうやで」って返してくれ る。毎
回、それが楽しみなんです。
あ、≪外国のおはなし≫のページの「かきねの戸」に、音声つけますね。子どもの
声をようく聞いてください。わたしの声は聞かんでもいいですから ね〜(笑)
さてクリスマス、わたしはさっきサンタさんからプレゼントもらいましたよ。
なにをって?
教えてあげへ〜ん。                ヤン